森 治, 白澤 洋次, 今泉 継男, 三桝 裕也, 元岡 範純, 佐藤 祥悟, 田中 啓太, 浦町 光, 善場 祐介, 北嶋 麻里絵, 羽染 円絵, 志田 真樹, 田中 孝治, 澤田 弘崇, 船瀬 龍, 遠藤 達也, 奥泉 信克, 矢野 創, 岡本 千里, 横田 力男, 津田 雄一, 佐伯 孝尚, 川口 淳一郎, ソーラーセイルWG
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 9(09-007) 73-84 2010年3月
ソーラーセイルWG では,太陽の光子の圧力を受けて進む光子セイルに,薄膜太陽電池を貼り付けて大電力を発生し高比推力のイオンエンジンを駆動する推進システム,ソーラー電力セイルの検討を進めている.このシステムの確立において重要な技術課題である大型膜面の展開機能を検証するため,大気球を用いた大型膜面の展開総合実験を計画し,展開システムの開発を行った.あいにく実験場の天候不良により平成20 年度に続き,放球を実施できなかったが,本論文では,この実験の内容および位置付けについて紹介する.