ドナ・ウィークス
オーストラリア学会第28回全国研究大会(成城大学 (東京)) 2017年6月
要旨<br />
1970年代以来、日本とオーストラリアの政治研究は盛んになった一方、<br />
その中の比較研究は北大路弘信, P. ドライスディル編『オーストラリアと<br />
日本 : 類似と相違』東京: 東京大学出版会, 1982<br />
(Japan & Australia : two societies and their interaction / Peter <br />
Drysdale, Hironobu Kitaoji, editors) がよく知られている一冊である。<br />
この研究報告は現代の日豪政治関係をどのように比較できるかと検討する。例えば、<br />
両国の二院制度から、政治体制、選挙制度、女性政治家、地域安全保障の仕組みまで、<br />
さらに、政治文化の立場からの非政府組織の日本会議や(豪の) IPAの例が40年前と<br />
違ってどんな影響を与えるかと問う。<br />
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この研究の目的の一つは新しい21世紀の日豪両国の理解と信頼性を改めて築く<br />
と構想する。