研究者業績

漆原 徹

ウルシハラ トオル  (Urushihara Toru)

基本情報

所属
武蔵野大学 文学部 文学研究科 教授
学位
学士(慶應義塾大学)
修士(慶応義塾大学大学院)
文学博士(史学)(慶應義塾大学)

J-GLOBAL ID
200901054405004900
researchmap会員ID
1000128840

受賞

 1

論文

 3

MISC

 43

書籍等出版物

 19
  • 漆原徹, 小口雅史, 永村眞 (担当:監修, 範囲:古代・中世監修 執筆 古代序章 中世序章・1章・2章)
    東京都港区 2021年3月
  • 日本古文書学会編集 (担当:共著, 範囲:武雄社大宮司都々亀丸代藤原通厚軍忠状 今川了俊書下)
    勉誠出版 2021年2月5日
  • 漆原徹, 生駒哲郎, 緒方啓介, 佐野享介, 佐藤秀成, 清水聡, 神野潔, 中島善久, 西光三, 星野重治, 水野聖也, 松本一夫 (担当:共著)
    2005年3月
    科学研究費による研究代表者として、実施した地域総合歴史調査の報告書。千曲川北岸の上田市岩清水地区での、仏像・文書・石造遺物などの調査報告書。中世に遡る仏像や新たな文書群を発見。
  • 中野栄夫編, 鈴木敏弘, 塩原浩, 溝川晃司, 遠山久也, 太田順三, 山内譲, 三宅克広, 和氣俊行, 阿部猛, 浜田久美子, 小口雅史, 孫薇, 千葉哲司, 仁平義孝, 漆原徹 (担当:共著)
    吉川弘文館 2003年10月
    「袖判の軍勢催促状」 「相良家文書」にある、足利尊氏袖判の軍勢催促状写しについて、牛尿家に文言を同じくする正文が発給された事実を明らかにして、発給者は地方発遣の足利一門大将と論証する。
  • 霞信彦, 漆原徹, 浜野潔編集 (担当:共著)
    慶應義塾大学出版会 2003年4月
    古代から近代に至る日本法制史の史料集。鎌倉期の貞永式目から戦国期の分国法までを編集担当
  • 加藤友康他編 (担当:共著)
    弘文堂 2003年4月
    自著『中世軍忠状とその世界』が収録対象となり、項目として内容を解説
  • 峰岸純夫, 井原今朝雄, 仁木宏, 坂田聡, 近藤成一, 漆原徹, 酒井紀美他 (担当:共著)
    雄山閣 2000年1月
    日本古文書学会編集『今日の古文書学』第3巻の4-1漆原徹「合戦と軍忠」の項を担当。鎌倉・南北朝期の軍事関係文書の分類と機能を解説。
  • 吉川弘文館 1998年7月
    南北朝初期における幕府軍事体制の特質について、当該期の軍事関係文書の機能的再検討と発給状況の分析から、足利一門守護に一般守護より多大な軍事権限を与えて大量に登用した体制であった事実を解明した。学位論文
  • 林睦朗, 高橋正彦, 村上直, 鳥海靖 (担当:共著)
    東京書籍 1991年11月
    南北朝期に関する「北朝の人々」「南朝の人々」などの項目を担当
  • 小川信編, 岡田精一, 漆原徹, 岡野友彦, 近藤好和, 長又高夫, 林譲, 森幸夫 (担当:共著)
    立風書房 1991年10月
    南北朝時代の人物や事件、合戦などを取上げたもので、「足利尊氏」ほか南北朝期の人物や事項を担当。
  • 林陸朗, 五味文彦, 峰岸純夫, 漆原徹, 永原慶二, 今谷明, 二木謙一, 阿部猛他 (担当:共著)
    続群書類従刊行会 1991年3月
    南北朝期軍勢催促状・感状などの軍事関係文書の発給状況の分析により、足利一門の守護や大将の発給数が多数を占める事実を確認。足利一門が外様守護に優越する軍事指揮権を与えられていた事実を明かにした。
  • 川崎市教育委員会編 (担当:共著)
    川崎市教育委員会 1988年3月
    中世の川崎市市域の地名と関連資料の収集、史料解説などを担当
  • 小松茂美編 (担当:共著)
    二玄社 1987年12月
    書道・古筆・古文書学を総合する辞典で、中世軍事関係文書の項目を担当
  • 上島有編, 中村直勝, 荻野三七彦, 森茂暁, 小要博, 羽下徳彦, 松尾剛次, 岩元修一, 富田正弘, 伊藤喜良, 小川信, 荻野三七彦, 漆原徹 (担当:共著)
    吉川弘文館 1986年11月
    『古文書研究』21号掲載の「軍忠状に関する若干の考察」を日本古文書学会編集の論集に採録
  • 校閲高橋正彦
    東京都港区教育委員会 1984年3月
    アメリカ初代公使ハリスが善福寺滞在中の、善福寺側記録の全翻刻。
  • 高橋正彦編 (担当:共著)
    慶應通信 1983年10月
    慶應義塾大学所蔵の中世文書を選出して写真版を掲載し、釈文と解説を加えた史料集。幕府関係文書を担当。
  • 高橋正彦編 (担当:共著)
    柏書房 1983年6月
    日本古文書学で使用されている学術用語を収録して解説した辞典。中世軍事関係文書の項目を担当。

講演・口頭発表等

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  • 藝林学術大会 2019年10月26日  招待有り
  • 日本古文書学会第26回法政大学大会 1993年10月1日
    南北朝期の感状は、足利尊氏・直義兄弟だけでなく、足利一門守護にも発給権限が与えられ、その文言と機能から守護発給感状を四形式に分類した。さらに足利尊氏と変わらない恩賞給付の確約文言を含む形式の感状を発給する足利一門も存在したことなどを明らかにした。
  • 日本古文書学会第23回愛知学院大学大会 1990年10月1日
    南北朝初期において、軍勢催促状・感状などの発給が足利一門守護。国大将に集中する事実をあきらかにして、初期足利政権の軍事的制度とその特質を明らかにした。
  • 日本古文書学会第19回立命館大学大会 1986年6月1日
    軍勢催促状や戦功認定の状況から、南北朝初期の中国地方では、軍事指揮権が制限される一般外様守護と、数カ国を併せて指揮する足利一門の上級大将の存在を指摘した。
  • 昭和61年度慶應義塾大学三田史学会総会日本史専攻 1985年10月1日
    代表発表。観応擾乱以前の南北朝初期においては、守護と大将の併置が見られ、守護も一般的な概念とされている将軍のもとに平等な権限が与えられていたわけではないことを明らかにした。

Works(作品等)

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  • 2002年3月 その他
    弘安書札礼と周辺の研究論集について、幕府制度の位置づけなどについて評価。
  • 2001年4月 その他
    鎌倉期の得宗専制政治の特質について、論ずる研究書について、得宗被官の家柄制度の指摘などを評価。
  • 1999年7月 その他
    鎌倉期の刀剣と弓矢の実際使用の状況を、軍記物語その他を用いて明らかにしようとした点を評価する。
  • 1998年12月 その他
    「相良家文書」の中には、江戸時代の写しが存在し、当時の正文の花押より筆勢があってなめらかである例を紹介。文書史料批判の筆勢という観点に問題を提起。
  • 1998年10月 その他
    「相良家文書」の足利尊氏袖加判一色道猷恩賞宛行状についての考察。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

社会貢献活動

 4

メディア報道

 1
  • NHK 「戦国のへ~ほ~」 NHK BSプレミアム 2017年1月2日 テレビ・ラジオ番組

教育内容・方法の工夫

 1
  • 件名
    視聴覚教材の活用と参加型授業の導入
    概要
    演習授業以外の本来講義科目でも講義に偏る事無く、視聴覚教材を利用して申請なイメージから解説を行い、また事前に十分な解説や参考図書を紹介した上で、学生自身に選択肢としての仮説を立てさせて討論させるなどの体験型、参加型授業を導入して理解を高める事に効果をあげている。短期大学の学生の基礎学力の低下を補正する為、利用教材の音読や頻繁にレポートを実施して書き方の指導を行うなど、読み書きの基本を専門知識の習得の前提として行っている。慶應や法政の大学院の指導では、講読史料と関連する荘園や城館跡などの現地を訪れて現地調査

教育上の能力に関する大学等の評価

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  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1987
    概要
    山脇学園短期大学非常勤講師 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1987
    概要
    慶應義塾大学文学部非常勤講師 慶應義塾大学文学部教授会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1990
    概要
    山脇学園短期大学専任講師 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1992
    概要
    立正大学文学部非常勤講師 立正大学文学部教授会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    山脇学園短期大学助教授 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    慶應義塾大学法学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    慶應義塾大学文学部教授会及び法学研究科委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1997
    概要
    上智大学文学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1997
    概要
    上智大学文学部教授会及び文学研究科委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1998
    概要
    山脇学園短期大学教授 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2000
    概要
    法政大学文学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2000
    概要
    法政大学文学部及び文学研究科委員会
  • 件名
    学生による授業評価など
    年月日(From)
    2002/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    学生評価が実施された、立正大学文学部学生評価(実施年度14年度)及び東海大学文学部(16年度・17年度)で、担当科目(立正大学 日本史特講・日本史概説、東海大学 日本中世史講読・日本中世史演習)はすべて最高評価点を獲得した。山脇短大での学生評価実施開始の17年後期からの二度の評価でも、すべての担当科目(日本史概説・日本政治史・日本法制史・歴史と人物・古文書学・食物史)で高い評価を得た
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2004
    概要
    東海大学文学部非常勤講師 東海大学文学部教授会

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 5
  • 件名
    山脇学園短期大学紀要編集委員
    年月日(From)
    1998/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    山脇学園短期大学専任、及び非常勤教職員の研究論文の審査編集のための編集委員会で、紀要刊行のための編集に努める。
  • 件名
    山脇学園短期大学図書館長
    年月日(From)
    2000/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    山脇学園短期大学図書館長。学生の学習と教職員の研究、ならびに教育のための中心的設備と組織の責任者として、書籍中心としての旧来的な図書館から、PC設備の導入をはじめ、視聴覚学習教材と運用のための設備の親切と充実発展に尽力した。また学園内の中学・高校図書館の蔵書との共有化をはじめとする資料保存スペースや閲覧と学習スペースの見直しや、,図書館司書の研修などの改革を実施した。とりわけ学生利用の活性化のために、教員の協力を得て各分野の授業課題としての利用を試み、入学時だけでなく、文化祭や催事のたびに全学生への図書館
  • 件名
    東京都港区文化財保護審議委員
    年月日(From)
    2002/12
    年月日(To)
    2002/12
    概要
    東京都港区教育委員会から、古文書・典籍・金石文などの分野の専門委員として委嘱を受け、文化財行政と区民を中心とした歴史的文化財の教育と理解の普及に努めている。港区三田図書館4階に郷土資料館が設置されている関係から、図書館と郷土資料館の共用を活用する形での展示や区民講座を定期的に開催して区民に文化財保護活動の成果を提供している。成果の公開は、史料集のみならず写真版や図録など多様な形で公開し、また図書館施設を利用して実物展示、映像、ジオラマなどを用いて積極的に各種講座や講演によって港区内在住者だけでなく書学校生
  • 件名
    教職委員会活動
    年月日(From)
    2004
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    経員免許状取得希望者の教職課程で、総合演習科目の授業担当やカリキュラムの検討、また教育実習校との連絡調整などを行った。
  • 件名
    FD委員・自己評価報告書編集委員
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    山脇学園短期大学の研究・教育の充実を目標として諸問題の指摘、検討と改善の提案を行うFD委員として、毎週会議を実施している。学長が委員長の自己評価報告書の編集を行う委員会の委員として、各担当部署から提出されてくる自己評価報告書の点検と、問題点改善の提案などを行った。