研究者業績

相松 慎也

アイマツ シンヤ  (Shinya Aimatsu)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 准教授
学位
博士(文学)(2021年2月 東京大学)
修士(文学)(2010年3月 東京大学)
学士(文学)(2008年3月 東京大学)

J-GLOBAL ID
201001034281134745
researchmap会員ID
6000026317

委員歴

 3

論文

 13
  • 相松慎也
    フィルカル 9(1) 50-81 2024年4月  招待有り
    現代メタ倫理学における道徳的錯誤説を参照軸としつつ、ヒュームの道徳哲学から経験主義的な道徳的錯誤説を構成した。
  • Shinya Aimatsu
    Review of Analytic Philosophy 3(1) 63-97 2023年  査読有り
    2024年2月15日オンライン公開。 邦語タイトル:「道徳感情」という虚構:ヒュームの道徳哲学における言語の優位性 ヒュームの道徳哲学において、道徳判断を構成するとされる「道徳感情」は、実際のところ道徳言語の使用から遡及的に仮設される虚構的な感情だと論じた。
  • 相松慎也
    博士学位論文(東京大学) 2021年2月  査読有り
    道徳の概念と実質の区別、および、道徳言語論への注目を軸に、ヒュームの道徳哲学における道徳の規範性ないし合理性について論じ、錯誤論的な解釈の可能性を提示した。
  • 相松慎也
    論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 37 38-51 2019年3月  査読有り
    ニクラス・メラーの論文「リスクと安全の概念」(Möller, N. 2012. “The Concepts of Risk and Safety”)の紹介・検討を通じて、リスク概念に浸潤する規範性・価値負荷性について論じた。
  • 相松慎也
    文化(駒澤大学総合教育研究部文化学部門) 35 51-71 2017年3月  招待有り
    ジョナス・オルソンの論文「ヒューム倫理学における投影主義と錯誤」(Olson, J. 2011. “Projectivism and Error in Hume’s Ethics”)の紹介と検討を通じて、ヒューム道徳哲学の錯誤説解釈の可能性を示した。
  • 相松慎也
    The Proceedings of the 9th BESETO Conference of Philosophy 200-207 2014年10月  
    邦語タイトル:ヒュームの道徳論における「規範性」 拙論「ヒュームの道徳哲学と規範」の英語版であり、論点を正義論・価値論・道徳評価論に絞って再構成し、テキスト上の根拠を付け加えている。
  • 相松慎也
    論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 32 51-64 2014年3月  査読有り
    ヒュームの道徳哲学に「規範的主張」が含まれているのかどうかを複数の文脈で検討し、否定的な結論を下した。
  • 相松慎也
    物質・生命・人格をめぐる哲学と自然科学の交差に関する理論的および実践的研究(研究課題番号:2232003):平成22年度~平成25年度 科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書 105-111 2014年3月  招待有り
    邦語タイトル:ヒュームの一般的観点の二側面 ヒュームの道徳哲学における「一般的観点」は、普遍的な形式と多様な内容の二側面からなると論じた。
  • 相松慎也
    哲学研究論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 7 152-162 2013年12月  
    実験哲学の手法を用いたジョシュア・ノーブの論文「意図的行為という概念」(Joshua Knobe. 2008. “The Concept of Intentional Action: A Case Study in the Uses of Folk Psychology”)の紹介と検討を通じて、道徳的考慮が「意図的行為」の直観に影響する仕方について論じた。
  • 相松慎也
    論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 31 101-112 2013年3月  査読有り
    邦語タイトル:ヒューム倫理学における一般的観点の人為性 正義論とのアナロジーに基づき、ヒュームの道徳判断論における「一般的観点」は、コンベンションによって確立される人為的な観点であると論じた。
  • 相松慎也
    論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 29 174-187 2011年3月  査読有り
    ヒュームの道徳哲学における「一般的観点」は、一般に期待される自他への配慮の種類と程度に応じて定まる可変的かつ濃淡のある観点であると論じた。
  • 相松慎也
    哲学研究論集(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室) 6 107-115 2010年10月  
    D・S・ウィルソンの論文「利他主義と利己主義に関する進化論的定義と心理学的定義の関係について」(Wilson, D. S. 1998, "On the Relationship between Evolutionary and Psychological Definitions of Altruism and Selfishness")を紹介し、コメントを付した。
  • 相松慎也
    修士学位論文(東京大学) 2010年3月  査読有り
    ヒュームの道徳哲学において、「自然的徳」の評価は、「人為的徳」のそれと比べ、はるかに状況依存的であり、より繊細な吟味を必要とするということを、「一般的観点」の分析を通して示し、さらにこれに基づき、私たちの道徳性を涵養するものは自然的徳を評価する実践であると論じた。

MISC

 7

書籍等出版物

 4

講演・口頭発表等

 19

担当経験のある科目(授業)

 16

所属学協会

 6

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

学術貢献活動

 1