研究者業績

福田 友秀

Tomohide Fukuda

基本情報

所属
武蔵野大学 看護学部 看護学科 准教授

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-8066-4998
J-GLOBAL ID
202101015802727888
researchmap会員ID
R000018879

経歴

 3

受賞

 1

論文

 15
  • 山本摂子, 長谷美智子, 福田友秀, 青木恭子, 那須野順子, 石橋タミ, 小野寺悠斗, 小林幹紘, 清水なつ美, 長沼幸司, 栃原絢, 高橋朋子, 髙田幸江
    武蔵野大学看護学研究所紀要 17 21-27 2023年3月  査読有り
  • 柏崎純子, 中野実代子, 嶋田未来, 福田友秀
    共立女子大学看護学雑誌 9 1-12 2022年3月  査読有り
  • Tomohide Fukuda, Naoki Watanabe, Kosuke Sakaki, Yuriko Monna, Saori Terachi, Satoko Miyazaki, Yoshiko Kinoshita
    Nursing Open 9(1) 666-675 2021年10月30日  査読有り筆頭著者
    AIM: To determine cues to identify intensive care unit patients with distorted memories and related practices. DESIGN: Qualitative descriptive study. METHODS: Twenty nurses were included in semi-structured focus groups. Qualitative content analysis was conducted. RESULTS: Cues and nursing practices related to distorted memories emerged under the following categories: "Get to know daily life before admission," "Facial expressions and behaviour are different from usual," "Pay close attention to the treatment outcome," "Notice it after the fact," "Sharing patients' intensive care unit experiences" and "Creates a new life." Nurses tried to detect distorted memories by observing the patients' facial expressions, medication effects and delirium presence during their normal lives and treatments, while trying to understand the patients' intensive care unit experiences and provide care that promotes autonomous living. This study emphasizes the importance of support for reconstructing ordinary life through communication and rehabilitation, in addition to support for medical care for distorted memories.
  • Tomohide Fukuda, Yoshiko Kinoshita, Tomoko Shirahama, Satoko Miyazaki, Naoki Watanabe, Takuko Misawa
    Clinical Nursing Research 105477382098016-105477382098016 2020年12月8日  査読有り筆頭著者
    This study aimed to examine the relationship between memory status of and factors related to patients in the intensive care unit (ICU) using a cross-sectional study design. Participants were adult patients who were admitted to the general ICUs for more than 48 hours. One week after ICU discharge, a survey on memory distortion was conducted. Overall, 133 patients were included, of whom 51.1% reported distorted memories. Among them, 15.0% had memory loss; 48.1% had unrealistic experiences; 27.8% recalled confusion, panic, anxiety, and discomfort during their ICU stay; and 9% had traumatic experiences. Multiple logistic regression analyses revealed that memory loss was associated with an operation, and a significant association was observed between traumatic memory and pain. Opioid use may have a protective effect against memory loss. These results suggest the importance of relieving pain and preserving true memories during ICU treatment.
  • Tomohide Fukuda, Hironori Sakurai, Masanori Kashiwagi
    PLOS ONE 15(2) 2020年2月5日  査読有り筆頭著者
  • 須永 美由紀, 福田 友秀, 荻野 真以
    ICUとCCU 41(別冊) S145-S148 2017年12月  
    目的:CCUホットライン受け入れの際に患者がICUに直接入院し、治療を行う方式が看護師の新人教育に与える意義を検討した。方法:A病院ICU所属の経験年数2〜4年目の看護師6名に新人時代のCCUホットライン患者を受け入れた際の経験を語ってもらい、結果を質的記述的に分析した。結果および考察:インタビューの結果から5つのカテゴリーが導かれた。ICU看護師は経験が増えるにつれて少ない情報からアセスメントする能力が向上していた。急激な発症を来した患者・家族への初期対応や看護を実践するためには、経験や学習の反復や少ない時間での効率的なコミュニケーションが必要である。結論:ICU看護師は、原因検索のなかにある看護や家族ケアに困難を感じておりICU教育計画に組み込んだ体系的な学習が必要である。(著者抄録)
  • 長沼 幸司, 福田 友秀, 武島 玲子
    Japanese Journal of Disaster Medicine 22(1) 1-8 2017年7月  査読有り責任著者
    大規模災害急性期における看護師の役割を明らかにすることで、ジェネラリストとして働く災害看護を専門としない看護師の災害看護教育に必要な要素を検討した。1995年以降10年間の文献を医学中央雑誌、国立情報学研究所の検索エンジンでキーワード検索し、抽出した原著論文7本を質的記述的に分析した。その結果、【医療提供のための環境整備】【リーダーを中心とした多職種チームの運営】【多数傷病者への治療】【特定分野における看護学習】など6つのカテゴリが抽出された。看護師は急性期において看護師の独自の専門性を含めた多様なケアを展開しつつ多職種連携・協働の調整的役割を担っていた。この役割は、コミュニケーション能力を基礎とした専門的技能の洗練により発展し、各職種の専門性の相互理解により促進される。よって、災害看護の教育は、従来の知識・技術の反復練習による習熟に加えて、判断・態度・姿勢を育む経験学習および多職種間の専門性を相互理解するための仕組みを組み入れて構築するという方向性が示された。(著者抄録)
  • 福田 友秀, 木下 佳子, 沖野 優子, 久間 朝子, 高橋 紀美子, 田山 聡子, 寺地 沙緒里, 本家 淳子, 丸谷 幸子, 宮崎 聡子
    日本クリティカルケア看護学会誌 12(3) 55-63 2016年10月  査読有り筆頭著者
    本研究の目的は,看護師がICU退室後の患者の精神的問題についてどのように考え,そして臨床実践を行っているかを明らかにすることである.対象は第10回日本クリティカルケア看護学会交流集会3に参加した看護師36名とし,ICU退室後患者の記憶のゆがみに関する看護師の認識と看護実践についての4グループからなるフォーカスグループインタビューを実施した.得られたデータを質的記述的に分析した結果,【記憶のゆがみの要因】として,不安が強い患者は記憶がゆがみやすいなどの3つのカテゴリー,【記憶のゆがみとICUでの出来事との関連】として,せん妄でも意識清明でも記憶のゆがみが起こっている・ICU患者は記憶が欠落しやすいがそれが防衛機制として働いているかもしれない,などの4つのカテゴリー,【記憶のゆがみへの看護師の対応】として,記憶のゆがみをタイムリーにケアすることに困難を感じるなどの4つのカテゴリーが導き出された.今後は,ケアに関する具体的な方策を検討し,患者に還元していくことが求められる.(著者抄録)
  • Tomohide Fukuda, Tomoko Inoue, Yoshiko Kinoshita, Tamiko Yukawa
    Open Journal of Nursing 2015年3月31日  査読有り筆頭著者
  • 増成 暁彦, 武島 玲子, 黒田 暢子, 岩本 浩二, 伊藤 文香, 大久保 知幸, 高村 祐子, 福田 友秀, 瀧本 幸司, 正田 傑, 大澤 侑一
    茨城県立医療大学紀要 19 151-160 2014年3月  査読有り
    茨城県立医療大学ではシミュレーション医療教育・研究を充実させることを目的に、IPUあいらぼを2012年度に開室した。その活用方法の1つにオープンキャンパスでの医療学習体験企画の出展が挙げられ、2013年度オープンキャンパスにおいて実施した。出展企画は心肺蘇生法体験、静脈採血体験、胃管挿入体験、衛生的手洗い体験、高齢者体験、PCによる解剖実習体験の6つであった。これらの企画の満足度を調査するため、2013年度オープンキャンパスIPUあいらぼ参加者を対象にIPUあいらぼに参加した感想のアンケート調査を行った。その結果、多くの参加者から肯定的な意見が得られた。特に静脈採血体験は参加者が多く、肯定的な意見も多かった。このことから2013年度オープンキャンパスにおけるIPUあいらぼの企画は参加者の満足度が高かったと考えられる。(著者抄録)
  • 武島 玲子, 福田 友秀, 大澤 侑一, 正田 傑, 瀧本 幸司
    茨城県立病院医学雑誌 30(1) 11-20 2014年2月  査読有り
    医療シミュレーション教育は、良質で安全な医療を提供するために、生涯教育に重要な教育手法となる。そこで、卒業後の本教育のあり方を検討するために、本学卒業生486名に郵送でアンケート調査をしたが、79名は宛所不明で返送された。回答は131名(回答率32%)、現在の職業は看護師28%、作業療法士27%、理学療法士21%、診療放射線技師14%、保健師5%、助産師4%、その他2%であった。回答者の2/3は、現在の自分の専門知識や技術を不足と思っていた。ラボの利用を希望したのは83%で、その内容は心肺蘇生法、患者急変時対応、挿管介助などの実践方法、痰の吸引方法が多かった。卒業生への生涯学習に利用することの重要性が判明した。(著者抄録)
  • 福田 友秀, 井上 智子, 佐々木 吉子, 茂呂 悦子
    日本クリティカルケア看護学会誌 9(1) 29-38 2013年2月  査読有り筆頭著者
    本研究の目的は、ICU入室経験を有する患者の記憶と体験の実態およびICU退室後の思いを明らかにし、ICUにおける看護支援を検討することである。ICUに3日以上滞在した患者を対象にICUメモリーツールおよびHADSを用いた質問紙調査を行い、ICU入室中の記憶に欠落や非現実的な体験があった者に半構成的面接を行った。患者の記憶を質的・量的に捉えるため、方法論的トライアンギュレーションを用いて統合した。対象者は男性32名、女性8名の計40名であり、18名が非現実的な体験、14名に記憶の欠落があった。うち7名は記憶の欠落と非現実的な体験の両方を体験していた。ICU入室中の記憶が欠落していた対象者からは、【ICU入室中の記憶の欠落】【処置やケア・ICU環境への印象】【事実や記憶を補いたい】の3つのパターンが導かれ、非現実的な体験をした対象者からは、【ICU入室中の記憶の欠落】、【ICUでの非現実的な体験】、【記憶や体験の整理の欲求】などの5つのパターンが導き出された。患者の多くはICU退室後早期からICU在室中の整理を試みており、今後はICU入室中から開始できる記憶や体験の整理を促すサポートプログラムを開発する必要がある。(著者抄録)
  • 福田 友秀, 平山 明生, 増子 香織
    日本看護学会論文集: 成人看護I (39) 24-26 2009年3月  査読有り筆頭著者
    ICU・CCU・救急救命センター看護師83名にアンケートを行い、「エンゼルケアに家族が参加できることを家族に伝えているか」「エンゼルケアへの参加希望の有無を家族に質問したことがあるか」「家族と一緒にエンゼルケアを行ったことがあるか」などについて調査した。その結果、エンゼルケアに家族が参加できることを「毎回伝えている」と答えた人が13名(16%)、「しばしば伝えている」が40名(48%)、「ほとんど伝えていない」が26名(31%)、「伝えない」が3名(4%)であった。エンゼルケアへの参加希望の有無を質問したことが「ある」と答えたのは52名(63%)、「ない」が31名(37%)であった。家族と一緒にエンゼルケアを行ったことが「ある」と答えたのは54名(65%)で、一緒に行ったケアの内容は「全身清拭」が最も多く、次いで「死化粧」であった。家族と一緒にエンゼルケアを行わなかった理由は「家族の精神状態が不安定」「患者の身体損傷がひどかった」「多忙な時間帯であった」が多かった。家族と一緒にエンゼルケアを行った看護師の満足度は「大いに満足」が9名(17%)、「まあまあ満足」が43名(80%)、「あまり満足でない」が2名(4%)であり、「満足感はなかった」と答えた人はいなかった。

MISC

 47

書籍等出版物

 4

講演・口頭発表等

 25

共同研究・競争的資金等の研究課題

 6

主要な学術貢献活動

 19