白鳥和彦, 深田和宏
人間-生活環境系国際会議 1998年12月3日
日本特有である夏の高温で高湿度な外気環境下において空調負荷の潜熱と顕熱をそれぞれ制御することにより、温度を低下させずに、湿度を大幅に低減することで、体感的に同様な快適さを得るシステムの事例を提案した。このシステムによる健康で快適な室内空気環境の実現と住宅で消費される空調消費エネルギーの増大を抑える研究を行っている。
実験室モデルにて非定常的な潜熱負荷変動を想定した条件下でのシステム制御性を検討し、制御目標値を満足するシステム条件を求めた。さらに自然エネルギーを用いた際の省エネルギー性能を評価しつつある。
また、実証住宅にモデルシステムを設置して、実現化の課題を抽出した。