研究者業績

菊地 悦子

キクチ エツコ  (Etsuko Kikuchi)

基本情報

所属
武蔵野大学 看護学部 看護学科 教授
学位
修士(医科学)(東海大学大学院)
修士(看護学)(千葉大学大学院)
博士(看護学)(千葉大学大学院)

研究者番号
90307653
J-GLOBAL ID
201301071419034997
researchmap会員ID
B000230844

学歴

 5

受賞

 3

論文

 5
  • 常盤文枝, 大場良子, 菊地悦子, 川畑貴美子, 金子潔子, 鈴木玲子, 筑後幸恵, 星野純子
    保健医療福祉科学 4 1-5 2015年3月  査読有り
    がんサバイバーを対象としたキャンパス型緩和ケアサロンの形成過程について明らかにし、今後の課題を検討した。同意の得られた緩和サロンに参加するがんサバイバーの協力を得て、参加観察、半構成的面接を実施した。分析は、緩和サロンの形成過程について、質的帰納的に行った。結果、広報、場づくり、運営と進行、参加者の心情の4側面から検討した。参加者は、緩和ケアサロンを語りの場と認識しており、キャンパス型であることのメリットを感じていた。一方で、物理的環境や費用の面などの運営上の課題が挙げられた。
  • 川畑貴美子, 鈴木玲子, 筑後幸恵, 星野純子, 常盤文枝, 菊地悦子, 大場良子
    保健医療福祉科学学術誌 2 45-49 2013年3月  査読有り
    S県の医療施設で実施しているがん患者と家族に対する支援内容を分析し、在宅で療養しているがん患者と家族の支援に関する課題を明らかにすることを目的に行った調査研究。がん患者と家族に対する地域連携の体制は、地域格差と各医療施設が独自に展開している現状が明らかになった。
  • 筑後幸恵, 川畑貴美子, 星野純子, 鈴木玲子, 常盤文枝, 菊地悦子, 金子潔子, 大場良子
    保健 2 33-38 2013年2月  査読有り
    X県においてキャンパス型在宅医療支援体制の実現を目指し、専門性の高い緩和認定看護師と協働した支援体制の可能性や支援の方向性を検討を目的として、緩和ケア認定看護師の活動の実態を調査し報告した。緩和ケア認定看護師の9割は、一般病棟に所属し、活動内容は身体的症状緩和、精神的症状緩和に関わることが多かった。大学との協働に関しては、9割が肯定的で、共同の可能性が示唆された。
  • 菊地悦子, 川畑貴美子
    埼玉県立大学紀要 12 67-71 2010年10月  査読有り
    埼玉県内の中小規模病院の看護管理者の学習ニーズと施設外の看護管理者との情報交換の場のニーズの調査研究。調査、結果の集計分析、報告書作成を担当した。埼玉県内の産婦人科、精神科、小児科の単科病院を除く200床未満の病院の病棟、外来を管理する看護師を対象とした質問紙調査。結果は、看護管理者は看護管理に関する学習ニーズが高く、中小規模病院を対象とした研修と看護師長間の情報共有の場の必要性を感じていた。
  • 菊地悦子, 谷亀光則, 堺秀人
    糖尿病 44(5) 415-421 2001年5月  査読有り
    成人期にある2型糖尿病患者が病気によって感じる負担感に関しての調査研究。勤労可能な糖尿病患者234名を対象として、治療法、ヘモグロビンA1c、合併症の有無、日常の付き合い、食事療法、運動療法、社会的因子、性格傾向など85因子と負担感に関係している因子に重みづけを行った。職業上の役職がない人、女性、年齢が低い人が、糖尿病のために他人から嫌な思いを受けたと感じやすく、社会の中で療養を行っていく上での負担感が強いことが明らかになった。<br /> 東海大学大学院医学研究科修士論文として提出したもの一部を発表した。

MISC

 8

書籍等出版物

 9
  • 三重野, 英子, 會田, 信子, 深堀, 浩樹, 水谷, 信子, 水野, 敏子, 高山, 成子,菊地悦子,他 (担当:共著, 範囲:第4章(健康アセスメントに基づく加齢変化と生活支援)B5.呼吸器 B7.消化器)
    日本看護協会出版会 2022年1月 (ISBN: 9784818023666)
  • 菊地 悦子 (担当:共著)
    日本看護協会出版会 2019年11月 (ISBN: 9784818022188)
  • 菊地 悦子 (担当:共著, 範囲:53-58、157-161、210-221)
    医歯薬出版株式会社 2019年10月
  • 酒井郁子, 池永康規, 市川真, 岩佐はるみ, 大館千歳, 菊地悦子, 黒河内仙奈, 近藤浩子, 塩田美佐代, 住谷ゆかり, 友滝愛, 樋浦裕里, 深堀浩樹, 藤沼康樹, 松岡千代, 山崎千寿子 (担当:共著, 範囲:Ⅱ-4(p53-58)回復期リハビリテーション看護の倫理的課題.Ⅴ-1-C(p154-161.生活機能を再建する:排泄機能の向上)3.患者の学習を支援する(p210-221.退院後の生活に焦点をあてた健康管理教育))
    医歯薬出版 2019年10月
  • 酒井郁子, 松岡千代, 荒木暁子, 黒河内仙奈, 友滝愛, 菊地悦子, 小宮浩美, 深堀浩樹, 藤沼康樹, 山本武志, 菊地 悦子
    ミネルヴァ書房 2018年3月
    菊地悦子担当:第6章(全11章243ページ) エビデンスは十分かp65-76 1.エビデンスの例と推奨する実践例 2.推奨する実践例:成人の末梢ラインを維持するためのヘパリンの使用 3.十分なエビデンスを判定するためのテェックリスト

講演・口頭発表等

 36
  • 國澤尚子, 丸山優, 畔上光代, 水間夏子, 辻玲子, 田中敦子, 菊地悦子, 木戸宜子, 鶴岡浩樹, 大塚眞理子
    第10回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会抄録集,2018 2018年9月3日
    開発した「認知症高齢者の長期療養をIPWで支えるリーダー研修会」の効果を研修直後と研修終了1年後の自己評価を比較した。全体的にIPWに対する自己評価は高く、研修により職種、経験年数、年代の差は少なくなった。研修後、他職種とのコミュニケーションや他機関への関心の高まりなど自身については変化を実感しているが、患者・家族・サービス利用者、施設職員や地域の専門職の満足感や評価などについては明確な手ごたえがない様子であり、他者評価を実感できる指標づくりが課題であることが示唆された。 JSPS研究費(基盤研究B)26293479の助成による研究(研究代表者:大塚眞理子)
  • 丸山優, 國澤尚子, 畔上光代, 水間夏子, 辻玲子, 田中敦子, 菊地悦子, 木戸宜子, 鶴岡浩樹, 大塚眞理子
    第10回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会抄録集,2018 2018年9月3日
    開発した「認知症高齢者の長期療養をIPWで支えるリーダー研修会」の効果を研修直後の参加者の感想から評価をした。本研修は、IPWを体験し、協働した実践の意義が実感できるプログラムであること、楽しみがあり真剣に取り組めるチームづくりは、相互理解を促進し、その後の演習の議論を効果的に影響していた。認知症高齢者の長期ケアを視覚で捉え、新たなしくみや方法を考える教材は、対象者の創造する意識にはたらきかけられることが示唆された。 JSPS研究費(基盤研究B)26293479の助成による研究(研究代表者:大塚眞理子)
  • 畔上光代, 鶴岡浩樹, 木戸宜子, 水間夏子, 辻玲子, 丸山優, 田中敦子, 菊地悦子, 國澤尚子, 大塚眞理子
    第11回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会 2018年8月
    認知症高齢者の長期療養をIPWで支える研修プログラムの開発を目指し、介護支援専門員がIPWの必要性を理解し、サービス担当者会議におけるIPWの意味を考えることをねらいとして、「サービス担当者会議をとおして多職種連携(IPW)力を身につける~認知症高齢者の長期療養をIPWで支えるために~」をテーマとした研修会を開催した。研修に参加した介護支援専門員は研修前は有意に評価が低かった1項目が研修後調査では有意差が認められなかった。研修によって「議論の内容の整理方法の提案」が不足していたことを認識し、行動の変容が起きたと推測された。 JSPS研究費(基盤研究B)26293479の助成による研究(研究代表者:大塚眞理子)
  • 菊地 悦子
    日本老年看護学会第23回学術集会(久留米) 2018年6月24日
    先行研究で開発した「高齢者長期ケア施設において日常倫理に基づくケアを確立する看護管理実践モデル」を基盤とした研修を実施し評価を行った。合計6回の研修を実施し、延べ参加者は145名であった。研修は、参加者が日常倫理の問題に気がつき管理的視点でのアセスメントすること、多職種や他機関、他部署のリーダーのグループワークは、リーダーとしてのモチベーション維持に効果があったとことが示唆された。JSPS研究費(基盤研究C)26463283の助成による研究(研究代表者:菊地悦子)
  • 丸山 優, 田中 敦子, 須賀 夏子, 國澤 尚子, 畔上 光代, 辻 玲子, 菊地 悦子, 木戸 宜子, 鶴岡 浩樹, 大塚 眞理子
    日本認知症ケア学会誌 2018年4月
    一般急性期病院における多職種一体型のケアを普遍化・発展させる価値観を醸成する教育プログラムの成果をIPWコンピテンシー自己評価尺度を用いて評価した。研修前後を比較した結果、「認知症の高齢者および家族が必要なケアを受けられるよう調整する」「多職種で行う援助活動を計画する」「必要に応じて専門職同士が話し合いをもつように働きかける」「専門職同士のやりとりで議論の内容が整理できるような方法を提案する」の項目が有意に上昇していた。JSPS研究費(基盤研究B)26293479の助成による研究(研究代表者:大塚眞理子)

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

学術貢献活動

 1

社会貢献活動

 2

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 5
  • 件名
    国家公務員共済連合会三宿病院リーダーシップ研修 講師
    年月日(From)
    2012
    年月日(To)
    2017/12/23
    概要
    国家公務員共済連合会三宿病院 
    リーダーシップ研修 講師 (現在に至る)
    看護チームのリーダーが、各チームの課題を明確にしリーダーとして、師長や主任と協働して課題を達成する課程を支援した。
  • 件名
    川口市立医療センター臨床倫理研修講師
    年月日(From)
    2014/10/01
    概要
    看護部研修、対象者はラダーⅢの看護師
    看護倫理、臨床倫理、意思決定支援の2時間の講義を実施
  • 件名
    埼玉県立大学大学院看護管理システム論非常勤講師
    年月日(From)
    2015/07/03
    概要
    主に高齢者長期ケア施設の看護管理に関して、2コマの授業を担当
  • 件名
    国立障害者リハビリテーションセンター学院 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程 非常勤講師
    年月日(From)
    2015/09/22
    概要
    看護倫理に関する3コマを担当
    障害者の権利から看護実践場面での日常倫理に関する内容の講義を実施している。
  • 件名
    国家公務員共済連合会 三宿病院看護部 倫理研修講師
    年月日(From)
    2017/10/14
    概要
    看護部研修 対象者の経験年によって下記の3つのコースに分けて研修を実施した。 
    1.卒業後3年目研修
    2.卒業後5年目研修
    3.ラダーⅡ研修

その他(職務上の実績)

 1
  • 件名
    IPW研修用DVDの作成
    年月日(From)
    2017/03/01
    概要
    多職種連携教育のための教材として模擬退院前カンファレンスの動画を作成した。平成30年10月末現在までに、多職種連携教育の教材として、また、ファシリテーション研修、看護倫理研修、武蔵野大学看護学科看護過程の教材として活用されている。