研究者業績

牧野 宏章

マキノ コウショウ  (Kosho Makino)

基本情報

所属
武蔵野大学 薬学部 薬学科 助教
学位
博士(薬学)(徳島文理大学)

連絡先
k-makinomusashino-u.ac.jp
J-GLOBAL ID
201801019889419190
researchmap会員ID
B000322003

経歴

 3

学歴

 2

委員歴

 1

論文

 41

MISC

 4
  • 荒木拡嗣, 瀬崎浩平, 氏家瞭平, 牧野宏章, 松本謙吾, 草野麻衣子, 財津桂, 夏苅英昭, 高橋秀依
    日本薬学会年会要旨集(CD-ROM) 138th(3) 238-238 2018年  
  • 牧野 宏章, 原田 研一, 島 尚喜, 奥山 春香, 江角 朋之, 久保 美和, 日置 英彰, 福山 愛保
    天然有機化合物討論会講演要旨集 55 PosterP-35 2013年  
    <p>1.序論</p><p> 大環状ビスビベンジル類は2種類のビベンジルがエーテル結合もしくはビアリール結合で連結し大員環を形成した天然物で,その結合様式の違いによりAからCの3種類のサブタイプに分類される (Fig. 1).この特異な構造に加え,ビスビベンジル類は様々な生物活性を有することから合成ターゲットとして取り上げられ,合成研究が盛んに行われてきた.その合成法の多くはベンジル位間での環化反応が主流となっているのに対し, 我々はPd触媒を活用したビアリール結合形成反応を大員環の構築に適用する独自の戦略でビスビベンジル類の合成を行ってきた.<sup>1</sup>今回,これまでの合成戦略を応用してタイプBに分類される一連の化合物riccardin C (1),asterelin A (2) 及びcavicularin (3) の合成研究を検討することにした.Riccardin C<sup>2</sup>はBタイプのビスビベンジル類を代表する化合物で, 選択的LXRaアゴニストとして働くことから動脈硬化の予防薬として期待されている.また,asterelin A<sup>3</sup>およびcavicularin<sup>4</sup>は,1の分子内酸化カップリングにより生合成されていると考えられ,2は10位と13'位の水酸基間で分子内エーテル結合したジベンゾフラン構造を,一方,3は3'位と10'位間でビアリール結合したジヒドロフェナンスレン構造を有する新奇な構造からなる (Fig. 2).3は高度に歪みのかかった環状構造を有することから軸不斉を生じ [a]<sup>21</sup><sub>D</sub> +168 (c = 0.25, MeOH) の旋光性を示す光学活性体である. 本研究では, これら一連の化合物の系統的合成法を確立する目的で1から3の合成研究をおこなった.</p><p>2. 逆合成解析</p><p> 1, 2 および3 の逆合成解析をScheme 1に示す.1-3の大員環構築には環化前駆体6にPd触媒分子内鈴木宮浦反応を適用することにした.1の誘導体4を共通中間体とし,2 は4の分子内酸化カップリング反応により構築できると考えた. また, 3のジヒドロフェナンスレン構造は, 共通中間体4をヨウ素化した5 に対してPd触媒Ar-Arカップリング反応を行い合成することにした. また, 大環状環化前駆体6は各ユニットをHorner-Wadsworth-Emmons (HWE) 反応で連結し調製する計画である. </p><p>3. Riccardin C (1) の合成<sup>5</sup></p><p> 最初にriccardin C (1) の合成に着手した (Scheme 2).化合物11と12のUlmannカップリングにより得られた8をHWE反応で9と連結し,エステル13を得た.続いてエステルのLiAlH<sub>4</sub>還元後, ブロモ化とArbuzov反応をおこないホスフォネート体14へ誘導した.次に14をアルデヒド15とHWE反応により連結後,Et<sub>3</sub>SiH/TFAで処理するとスチルベンの還元<sup>6</sup>と脱MOM化が同時に進行し16が得られた. 生じた水酸基をトリフラート化後,位置選択的ホウ素化<sup>7</sup>を行い環化前駆体18へ変換した.</p><p> 続いて18の分子内鈴木宮浦カップリングによる大員環構築を試みた (Table 1). まず, 最初にPd(PPh<sub>3</sub>)<sub>4</sub>/K<sub>3</sub>CO<sub>3</sub>/DMFの条件下<sup>8</sup>反応を行ったところ, 目的物である19は9%しか得られなかった (Entry 1). そこで触媒としてPd<sub>2</sub>(dba)<sub>3</sub>, 配位子としてSPhosを使用したところ, </p><p>(View PDFfor the rest of the abstract.)</p>
  • 今川洋, 山口仁美, 前川健, 杉本実希子, 西條速人, 栗崎貴啓, 山本博文, 西澤麦夫, 小田真隆, 永浜政博, 櫻井純, 久保美和, 牧野宏章, 福山愛保
    日本薬学会年会要旨集 132nd(2) 269 2012年3月5日  
  • 今川洋, 山口仁美, 前川健, 杉本実希子, 西條速人, 栗崎貴啓, 山本博文, 西沢麦夫, 蕪道子, 小田真隆, 永浜政博, 櫻井純, 牧野宏章, 久保美和, 福山愛保
    日本薬学会年会要旨集 131st(2) 194 2011年3月5日  

書籍等出版物

 3
  • 注射薬調剤監査マニュアル編集委員会, 石井, 伊都子 (担当:共著)
    エルゼビア・ジャパン 2023年1月 (ISBN: 9784860347956)
  • 注射薬調剤監査マニュアル編集委員会, 石井伊都子、鈴木貴明、高橋秀依、牧野宏章、千葉大病院薬剤部
    エルゼビア・ジャパン 2020年11月 (ISBN: 9784860343521)
  • 石井伊都子, 鈴木貴明, 高橋秀依, 牧野宏章, 千葉大病院薬剤部 (担当:共著)
    エルゼビア・ジャパン 2018年12月10日 (ISBN: 9784860342296)

講演・口頭発表等

 27

共同研究・競争的資金等の研究課題

 6

産業財産権

 2