田島純一, 小川潤子, 小川ゆかり, 小清水治太, 西牟田章戸, 益戸智香子, 吉井智子, 高尾良洋, 加藤眞由美, 高橋あゆみ, 宮川昌和, 山下直美, 三原潔
日本地域薬局薬学会誌 6(2) 70-79 2018年12月 査読有り
学生にとって充実した質の高い実習を行うためには、学生が実習を通じて如何に成長できたと感じたか、すなわち実習をどの程度有意義と感じたかが重要と考えられる。今回、有意義度に影響する因子を明らかにするため、2012〜2017年度に実務実習を受けた学生830名に対して実習終了直後に行ったアンケートの回答を分析した。結果、有意義度に大きな影響を与える因子は、実習中の患者とのコミュニケーションの頻度と、指導薬剤師の実習生への対応(準備・熱心さ・質問のしやすさ)であると考えられた。