庭野 裕
日本理科教育学会第52回関東支部大会 2013年11月9日 日本理科教育学会
クモの網は自然観察会の場でも観察の対象になりにくい。また、クモのイメージとして「怖い」「気持ち悪い」「毒がある」という思い込みが強いため、子供向けの環境学習プログラムにもほとんど行われていない。しかし、クモ類は都市部において多くみられる身近な生物であり、紀要材としての価値は高いのではないかと考えた。
そこで、本研究では、クモの網を標本化する方法を開発するとともに、その作成過程を組み込んだ観察会プログラムの開発を行い、造網性クモ類に対する正しい理解ができることを目的とした。