野島 正剛
上田女子短期大学「紀要」 27(27) 11-20 2004年3月
今後の実習指導の体制やサポート,学生が実習で受けるストレス,実習のドロップアウトなどの対応には,地域性などの諸条件の違いから本学学生のソーシャル・サポートや対児ストレスの状況を知る必要がある.そこで,他校との比較検討を行いながら,本学の状況を調べた.その結果,本学と他大学との学生間で,ソーシャル・サポートや対児ストレスに大きな差はなかった.実習の自己評価とサポート源の関連から,母または教師からのサポートが得られていると感じている場合には,自己評価は良いものになっていた.また,「実習に行きたくないと思ったことがありますか」との問いと実習の自己評価とのあいだは負の相関であった.