研究者業績

Sugisaki Natsuo

  (杉﨑 夏夫)

Profile Information

Affiliation
Faculty of Literature Department of Japanese Literature and Culture, Musashino University
Degree
学士(日本大学(数学科))
修士(大正大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901047779550405
researchmap Member ID
1000129246

Research Interests

 1

Research History

 9

Committee Memberships

 1

Papers

 1

Misc.

 11
  • 武蔵野大学文学部紀要, (第8号) 17, Mar, 2007  
    春錦亭柳桜、桂文治、桂文楽、五明桜玉輔、春風亭柳枝、三遊亭圓橘、麗々亭柳橋、翁家さん馬らが、明治二十三年から九年頃にかけて、それぞれ演じたものを収録した『名人名演落語全集』(第二巻)を資料に、これらの落語に描かれている江戸庶民の言葉について考察を行なった。特に今回は男性語の対称代名詞を中心に扱った。
  • 杉崎 夏夫
    武蔵野女子大学文学部紀要, (第2号) 89-107-107, Feb, 2001  
    平成13年 2月20日。対称代名詞「おめへ」を中心に、その派生語である「おめへたち」・「おめへがた」等について、その相互関係やその語の特徴等を考察した。特に『四十八癖』および『酩酊気質』等に表われる用法を主として、その表現意識について論究を行なった。
  • 杉崎 夏夫
    武蔵野女子大学短期大学部紀要, (第1号) 39-52-52, Mar, 2000  
    平成12年 3月 1日。近世の戯作者として有名な山東京伝の言語表現について考察を加えた。特に使用頻度の高い6語について、その特徴を究明するために表現主体がどのような言語表現意識のもとに使用しているかを、資料に現われるすべての使用例をデーター処理し、統計学的な観点から論及した。
  • 杉崎 夏夫
    武蔵野女子大学紀要, VOL.34(1) 9-73, Mar, 1999  
    平成11年 3月15日。山東京伝の作品において表現されている、さまざまな会話の様子を具体的に把握し、その表現の特徴を探ることに本論文の目標を置いた。山東京伝は洒落本の第一人者として有名であるが、今回扱った作品はすべて黄表紙本に属すもので、当時の発達過程にある江戸の言葉の特徴を知ることのできる資料である。本論文では8作品を研究資料として扱い、これらに表われる会話文の言語表現意識について考察を加えた。
  • 杉崎 夏夫
    武蔵野女子大学紀要, VOL.33(1) 59-70, Mar, 1998  
    比較的使用例数の少ない語やののしり語などに注目し、それらの使用方法を、表現主体と客体との関係や、それらの間に存在する様々な言語条件などの影響などを詳細に調査し、その言語表現価値を明確にした。

Books and Other Publications

 1
  • おうふう, Sep, 2003
    これまでの江戸語の研究をまとめ、特に江戸期の対称代名詞を中心に扱った11編の論文を基に、改めてデーターを入力し、資料の整理や図表等の充実を図り、加筆修正を行ない、更には、江戸後期の待遇表現の体系を考察し、その全体像を体系表をまとめる事によって明確にした。

Presentations

 5
  • 第37回智山教学大会, Jun 4, 1993
    平成 5年 6月 4日。仮名垣魯文の代表作である「安愚楽鍋」を資料に、待遇意識と言語表現について扱った。特に、対称・自称代名詞を中心に、その調査・研究方法等について実例を挙げて説明し、当時の言語の特徴について述べた。また、江戸時代から明治時代への言語の変化について考察を試みたものである。
  • 智豊合同教学大会, Jun 18, 1992
    平成 4年 6月18日。言語表現は、さまざまな言語条件によって影響を受けながら使用されているが、特に会話においては対者との関係が重要な問題点となる。そこでそこに存在するさまざまな待遇意識と、その表現について考察を加え、論述したものである。また、さらに、待遇表現を、その基本となる把握の仕方から幾つかに分け、待遇表現全体の分類を試みたものである。
  • 第29回智山教学大会, May, 1985
    「春色梅児誉美」を言語資料にし、そこに表れた遊里関係者(特に女性)や、そこに出入りする者(男性)のことばについて考察を加えた。特に代名詞の使用法について扱い、これまでの待遇表現意識の研究で明らかになった、「浮世風呂」に於ける一般町民のことばとの比較を行い、その違いなどについて論述したものである。
  • 第27回智山教学大会, May, 1983
    三馬の代表作である「浮世風呂」を資料に、自称代名詞を中心に考察を加えた。自称代名詞の場合、対称代名詞のように、身分関係や年齢差などのさまざまな言語条件を、直接的に表す事がないので、基礎となる言語条件を調査すると共に、対称代名詞との対応関係をみながら、その待遇意識を究明した。さらに、対称代名詞との比較において、それぞれの待遇段階の設定をし、当時の言語体系について論述した。
  • 第25回智山教学大会, May 1, 1981
    昭和56年 5月 1日。三馬の代表作である「浮世風呂」を資料に、そこに表れた対称代名詞を中心に、話し手と対者との身分関係や年齢差、職業や位相・性別の違い、さらにその場面の雰囲気など、さまざまな言語条件について考察を加え、その表現の基礎となる待遇意識の把握を試みた。さらに、これらは等質の待遇意識でまとまり、語群をなす。この語群は相互に、待遇価値に違いが見られる。これにより当時の言語の待遇段階を究明できる事について論述した。

Works

 1
  • 嶋田燁子, 岩佐壮四郎, 宮内裕行, 杉夏夫
    Mar, 1999 Others
    平成10年10月22・23日 名古屋ガーデンパレスにおいて開催された私立短期大学国語国文担当者研修会の企画・運営に運営委員(指導員)として参加し、その報告書(54頁)を編集・刊行し、一部執筆もした。

教育内容・方法の工夫

 1
  • Subject
    5分で300字の講義内容の要約
    Summary
    講義の最後5分間を使い、その時間の内容を300字でまとめ、書くことを義務づけている。短時間で要旨をまとめ、記述する訓練として考えている。

資格・免許

 5
  • Subject
    高等学校教諭1級普通免許状(国語)取得
    Date
    1984/04
  • Subject
    高等学校教諭2級免許状(数学)取得
    Date
    1977/03
  • Subject
    高等学校教諭2級普通免許状(国語)取得
    Date
    1978/04
  • Subject
    中学校教諭1級普通免許状(国語)取得
    Date
    1978/04
  • Subject
    中学校教諭1級免許状(数学)取得
    Date
    1977/03