研究者業績

久富 健

ヒサトミ ケン  (Hisatomi Ken)

基本情報

所属
武蔵野大学 工学部 (教養教育) 教授
学位
学士(早稲田大学)
修士(早稲田大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901001133256126
researchmap会員ID
1000129256

学歴

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MISC

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  • 平成, 年から導入された本学の全学基礎教育課程, 武蔵野BASIS≫について, それに至るカリキュラム改革の内容と生成をまとめたものである, さらに教養教育の新たなる構築に向かって, その基本理念を考察した論文である。
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis 第1号 1巻(1号) 31~50頁 2011年3月  
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第5号) 29-35 2008年3月  
    自分自身の研究領域である18世紀フランス思想において、今までずっと取り組んできた哲学者Jean-Jacques Rousseauを再検討する論文である。Rousseauによって書かれた言説を、「テクスト」という構造分析の概念によって、新たに読み解く作業をしていくことで、この哲学者が生きた時代と「空間」に迫っていくことをテーマとしている。今回は、その序説として「テクスト空間」の様相を探り、Rousseauの足跡へのフィールド調査の体験を交えて、その論考の始まりとした。(連載予定)
  • 21世紀における日本人のライフスタイルに関する研究 2001年3月  
    「文化」という概念を根本的に問いなおすことによって、それぞれの「文化」に中においての個々人の文化空間について論じたものである。特に、人間にとって重要なファクターとなる《感性》というものに注目した。比較文化を考える上での、ひとつの試論として「多文化」とテーマに選んで論考した。
  • 久富健, 市川慎一, 富田今日子
    歴史読本 (特別増刊'89-7world) 1989年7月  
    平成1年7月5日。フランス革命とナポレオン」と題された雑誌である「歴史読本特別増刊号'89-7月号world」の中の一項目。フランス革命にかかわった歴史上の人物を60人選び、アイウエオ順に配して、それぞれの略歴とエピソードを紹介したものである。フランス革命200年記念の特別企画である。(総頁数284頁中、P200~P219を担当)
  • 久富 健
    武蔵野女子大学紀要 (第22号) p53-63 1987年1月  
    昭和62年1月31日。前回発表した論文のつづき。「対話(Dialogues)」とよばれる作品の「第2対話」の部分を、テクスト分析したものである。「ルソー」と「フランス人」が、「ジャン=ジャック」について語るという奇妙な構造について、現実の作者とテクストとの内的な関連を考察した。結論として、「第3対話」の部分を読解し、構造図式を示した。及び、彼の思想体系での位置づけをした。

書籍等出版物

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  • 村上春樹研究会 (担当:共著)
    2007年10月
    本書は、村上春樹の著作についてのデータベースともいうべき作品事典である。2000年(平成12年)までに発表された全作品について、項目別に掲げられており、著者は「意味がなければスイングはない」という音楽に関するエッセイを担当した。収録・分量・梗概・評価・読みのポイントなどについて、解説した。村上春樹の読解や研究へのガイドとなっている。
  • 2004年11月
    2001年に出版した、文法入門テキストであるが、今回練習問題の内容を刷新し、誤りを訂正し、全面的に学びやすいテキストに改訂した。(総頁数)
  • 久富健, 鈴木豊 (担当:共著)
    2002年11月
    1995年に出版したフランス語の参考書である『かんたんフランス文法小辞典』の改訂版である。第4刷にあたり、内容のチェックをおこない、特に、語句の訂正・ミスプリントの訂正を中心に、全面改訂版を出版した。
  • 2000年12月
    フランス語学習のための、初級文法入門テキストである。初めて勉強する人のために、理解しやすい解説と、展開できる練習問題を作成した。フランス語の教科書として、大学生及び一般の人に広く活用してもらうための学習テキストといえるであろう。(総頁数55頁)
  • 久富健, 鈴木豊 (担当:共著)
    1996年5月
    平成 8年 5月20日。昨年(1995.6.10)に出版された本書であるが、その後、内容の充実とより正確な記述めざして、一部を増補改訂した。初版の第二刷ではあるが、一応二訂版ということになる。
  • 久富健, 鈴木豊 (担当:共著)
    1995年6月
    平成 7年 6月10日。初級のフランス語学習者向けの文法インデックス小辞典。 2ページで早わかりをテーマにして、見開きで各文法項目を説明している。フランス語における文法理解のむづかしさを少しでも解決できるように、学生だけでなく一般の人でも使える辞典にした。(約250ページの新書版のコンパクトサイズである。)
  • 久富健, 鈴木豊, 松浪未知世 (担当:共著)
    駿河台出版社 1993年4月
    平成 5年 4月 1日。フランス語の初級文法の教科書。主に大学の授業で使用されることを前提にして、様々な状況の中で十分に活用できるように、わかりやすい文法内容の展開、文章表現、そして練習問題の徹底演習などに特色がある。担当:各課の文法頁。 (総頁数73頁中偶数頁を担当)
  • 久富健, 市川慎一 (担当:共著)
    1993年4月
    18世紀を代表する思想家.J-J・Rousseauをめぐる論文集である。幅広い思想体系を、それぞれの著者が自分なりのテーマで解明したものである。私は、ひとつの作品に注目して、テクスト分析を試みた。「ルソー,ジャン=ジャックを裁く」という特異な自伝作品を、テクストの内部構造という視点で考察してみた。(総頁数300頁中、P227~P254を担当)
  • 久富健, 市川慎一 (担当:共著)
    1992年4月
    平成 4年 4月 1日。前年度に出版した教科書の改訂版。同じくフランス語初級文法読本で、基本的には初版と同じであるが、今回の改訂で練習問題と、Version(仏文和訳)の部分を全面的に書きなおした。特に練習問題はAとBに分けて、様々な授業に対応できるように配慮した。 担当:文法部分と練習問題(総頁数69頁の半分の文法部分を担当)
  • 久富健, 市川慎一 (担当:共著)
    1991年4月
    平成 3年 4月 1日。大学生のためのフランス語初級文法読本の教科書である。特長は、文法解説2頁、ミニレクチュール、練習問題という展開である。あくまで初級学習者に理解しやすい内容で、一年間の授業で終るように工夫されている。ミニレクチュールには生きたフランス語会話をとり入れて、学習者が興味をもてるようにしてある。担当:文法解説部分と練習問題。 (総頁数69頁の半分の文法部分を担当)
  • 久富健, A.ガルデラ、F, ジャコブ, 並木治 (担当:共著)
    1989年5月
    平成 1年 5月 1日。画期的で使いやすいフランス語会話辞典。旅行やフランス滞在の時に役に立つように、場面別表現が、日・仏対訳形式で示されていて言いたい表現と基礎単語が、すぐに見つかる辞典である。担当:特定な頁ではなく、全体的な日本語訳の部分のチェックなど。(総頁数1542頁中日本語訳部分を担当)
  • 久富健, 須長桂介 (担当:共著)
    1989年2月
    平成 1年 2月20日。フランス語学習のための初級文法読本である。大学の教養課程で、一年間の授業を通じて学習される内容を展開している。全部で14課あり、decture、文法、Exer- cices、自習教室という講造である。武蔵野女子大学フランス語研究室編ということで、共著者は全員本学でフランス語を教えている先生である。担当(ただしP1~P21は全員で担当)。(総頁数68頁中12頁を担当)
  • 久富健, 富田仁 (担当:共著)
    1988年7月
    昭和63年 7月 1日。外来語としてのフランス語、つまり日本語になったフランス語を集めて、エッセイ風にその語源とか用法を解説した本である。街角のポスターとか雑誌にあるコトバを理解することで、フランス語学習に興味を持つことをめざしたものである。(総頁数172頁中、P88、P96、P98、P99、P104、P105、 P156、P165を担当)

Works(作品等)

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  • 1998年3月 その他
    本学の講義科目「欧米の文学思潮」における講義ノートを基にした、文学を読むことは何かをテーマにした論文である。作者と読者の間にある“テクスト”を構造主義的な方法論で分析した内容である。
  • 1996年7月 その他
    1993年に発行された原著-『Cigarettes are sub- lime』-は、たばこと人間についての興味深い内容の本であり、何かと話題になった。TaSCの資料として、この本の解題を執筆した。翻訳についても全体的に監修をした。
  • 編集, たばこ総合研究センター
    1994年12月 その他
    南フランスを再訪したときの滞在報告。ボッティチェリの一枚の絵を心象風景に思い浮かべながら、異文化経験を《内なる西洋像》ととらえた文化比較論的視点からの論文である。
  • 1993年6月 その他
    大学の授業のあり方とその問題点を、体験的な角度から考擦した論述である。教師と学生の出会い、ことばのやりとり、コミュニケーションのあり方、などを断片的であるが、エッセイ風に論じたものである。特にフランス語という外国語の教育のあり方を重点的に考えてみた。
  • 1989年10月 その他
    平成 1年10月~平成 2年 3月。NHKのラジオ講座のテキストにおいて、半年にわたって連載されたエッセイである。フランス革命という歴史的事件をわかりやすく、エピソードをまじえて解説して、ひとつの歴史散歩(プロムナード)を試みたものである。平成元年10月号から2年3月まで6回の連載で、写真を入れて毎回約3頁分の読みものである。(各約3頁)

教育内容・方法の工夫

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  • 件名
    フランス語教育における視聴覚教授法の導入 (フランス語?〜?)
    年月日(From)
    1983/04
    年月日(To)
    1983/04
    概要
    外国語教育に携わった当初より、理解しやすい授業展開を目指して、積極的にLL教室を活用しつつ、オーディオ・ビデオ教材を使って語学演習をしてきた。CALL教室を十分に活用し、PC対応を視野に入れて、双方向による多角的な授業をしながら、さらなる教授法の工夫に努めている
  • 件名
    講義科目におけるVISUAL教材の展開 (ヨーロッパ文化・思想論)
    年月日(From)
    1990/04
    年月日(To)
    1990/04
    概要
    従来の一方的な講義だけの授業ではなく、教材プリントの徹底的な工夫、提示装置のの活用、双方向の授業など、VISUALな道具立てを活用しつつ、講義展開をしてきた。

教育上の能力に関する大学等の評価

 2
  • 件名
    津田塾大学:他大学の授業評価
    年月日(From)
    2003
    年月日(To)
    2003
    概要
    担当科目「フランス語?・?」において、毎年度末に行われる学生による授業評価では、常に評価は平均の数値より高く、学生の自由筆記でも良い反応を得ている。
  • 件名
    本学における授業評価
    年月日(From)
    2009/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    21年度に2回行われた授業評価[前期・後期]において、担当科目【フランス語1・2・3/ヨーロッパ文化思想論】の評価は平均的基準であった。今後、授業内容及び教育法について、さらなる改善が求められる。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 3
  • 件名
    三鷹サテライト教室 生涯学習講座
    年月日(From)
    2007
    年月日(To)
    2008
    概要
    一般の方々向けの公開講座として、「フランス」をキーワードにして、その国の文化事情・言語・哲学・芸術について、4回にわたって連続講座を展開した。
  • 件名
    三鷹サテライト教室 生涯学習講座
    年月日(From)
    2007
    年月日(To)
    2008
    概要
    ?19年度前期:5〜7月・4回      「ここはパリ!フランスーヨーロッパ文化散歩ー」
    ?19年度後期:11〜3月・4回      「ここはパリ!フランス語の世界へ 第2章」
  • 件名
    三鷹サテライト教室 生涯学習講座
    年月日(From)
    2007
    年月日(To)
    2008
    概要
    ?20年度前期:5〜7月・4回         「《フランス》とランデヴー!−文化&哲学カフェー」      
    ?20年度後期:11〜2月・4回        「《フランス》とランデヴー!2−文化&哲学カフェー」

その他(教育上の能力)

 3
  • 件名
    武蔵野大学 教務部長
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2008/04
    概要
    教務運営会議の委員長として、教務事項の業務に行う。
  • 件名
    推進プロジェクト実務委員会(教員部門リーダー)
    年月日(From)
    2008/05
    年月日(To)
    2008/10
    概要
    有明キャンパス開設に向かって、教員側からの意見・要望を取りまとめて、報告した。
  • 件名
    カリキュラム改革委員会委員長
    年月日(From)
    2008/10
    年月日(To)
    2008/10
    概要
    本学における全面的な教育改革として、24年度からの有明キャンパス開設を視野に入れて、武蔵野キャンパスでの初年次の学びをどのように展開すべきかを、学長直属のこの委員会でまとめられた。4部長を中心に事務局と協力し、50回以上のワーキンググループの作業を経て、画期的な「武蔵野BASIS」という全学基礎教養課程が創案され、22年度から導入されることとなった。【「武蔵野BASIS」内容の詳細については、他の資料を参照】

資格・免許

 2
  • 件名
    高等学校社会科二級教員免許取得
    年月日
    1972/03
  • 件名
    中学校社会科一級教員免許取得
    年月日
    1972/03

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 3
  • 件名
    FD研修の実施
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    平成20年度・21年度。平成20年度に「大学における教育及び研究の特性について」というテーマで、4回にわたって学内FD研修を行った。さらに平成21年度に「武蔵野BASISの構築に向けて」というテーマで、3回のシリーズで学内研修を行った。〔年度別に〈FD研修報告書〉としてまとめられたので、詳細はそちらを参照。〕
  • 件名
    OECD本部訪問<現代GPの調査活動>
    年月日(From)
    2009/03/09
    概要
    高等教育におけるAHELO(ラーニングアウトカム評価)に関する調査のために、パリにあるOECD本部を訪問して、インタビュー・情報交換などをおこなった。キャリア開発部長を団長にして、一行4名で訪問した。世界的視野での高等教育の見直しという観点からして、非常に有意義な調査であった。
  • 件名
    立命館大学視察
    年月日(From)
    2009/12/07
    概要
    本学のカリキュラム改革推進の上で、他校の例を参考とするために、基礎教育を先駆的に進めている「立命館大学」を訪問した。先方の責任者とミーティングを行い、情報交換をした。教養教育のあり方から学生支援の体制までおよび、闊達な語らいであった。