研究者業績

羽入 千悦子

ハニュウ チエコ  (Chieko Hanyu)

基本情報

所属
武蔵野大学 看護学部 看護学科 准教授

J-GLOBAL ID
200901040092738906
researchmap会員ID
1000306097

論文

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  • 羽入 千悦子
    武蔵野大学看護学研究所紀要 (13) 41-48 2019年3月  
    目的:看護における臨床判断力の教育方法に関する国内外の文献をレビューし、臨床判断力の教育方法と臨床判断力の定義を含めた評価指標、およびその効果について検討する。方法:CHINAL、PubMed、医学中央雑誌Web版に2018年1月までに公開された臨床判断力の教育に関する16文献を対象とした。結果:臨床判断力の教育は国内外ともに学部生に行われ、教育方法はシミュレーションが最も使用されていた。臨床判断力の評価指標においては、国外はLCJR(Lasater Clinical Judgment Rubric)が最も多く用いられていた。わが国の評価指標は、臨床判断力に対するオリジナルの評価項目やデブリーフィング時の発言内容、カンファレンスシートの内容を用いていた。臨床判断力の教育の効果は1件を除き肯定的な成果がみられた。考察:国外ではシミュレーションを用いた教育方法やLCJRといった評価指標が定着しているが、国内では臨床判断力の定義を含めた評価指標が課題であることが示唆された。(著者抄録)
  • 菊池 麻由美, 羽入 千悦子, 佐竹 澄子, 青木 紀子
    日本看護学教育学会誌 26(1) 1-13 2016年7月  
    [目的]本研究は、初めての看護学実習における学生の臨床の見え方の変化を記述し、実習期間中に生じる見え方の変化の意味を探求することを目的とした。[方法]初めての看護学実習を行う2名の学生へ実習期間中にインタビューを行った。フッサール現象学を手がかりとした質的記述的研究デザインを用いた。[結果]研究協力者は実習開始後3日目と4日目のインタビューで、自分が実習開始当初とは変化していることを感じ取って「慣れてきた」と語った。その時研究協力者には、臨床が看護学実習開始当初とは異なって見え、聞こえ、感じられていた。すなわち、病棟の場所や物品が自分や看護師の行動に結びついた姿に見え、ナースコールは驚きを伴わずに聞こえるようになり、この先の看護師の行動が読めるようになった。また、患者に挨拶するタイミングがつかめるようになっていた。[考察]初めての看護学実習では、臨床は学生にとって見知らぬものではなくなり、学生には臨床が自分や看護師の行動と結びついた、意味や価値を帯びて見えるようになる。これは学生に臨床の場に存在することを容易にさせ、臨床の場で学生として行動することを可能にする。認知や行動以前の原初的な領野におけるこの変化も、学生の看護職者への育ちであると考えられた。(著者抄録)
  • 荒谷 美香, 加邉 隆子, 務台 理惠子, 神谷 瑞恵, 加藤 紀代美, 菊池 麻由美, 羽入 千悦子, 青木 紀子, 渡邉 奈穂
    日本看護学教育学会誌 24(学術集会講演集) 133-133 2014年7月  
  • 江川 安紀子, 羽入 千悦子, 穴澤 貞夫, 中島 紳太郎, 諏訪 勝仁, 岡本 友好, 大村 裕子
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 29(3) 53-59 2013年12月  
    本研究はストーマケアの評価ツール作成を目的として行われた。ストーマケアにおいて本来ストーマ装具装着条件を評価することがケア方法を決める第一歩である。しかしストーマ装具装着条件は多様な因子が関与するため、総合的に評価することは困難である。そこで我々は、ストーマの装具装着条件の如何にかかわらず「一定の管理で一定の成績が得られたものに一定の評価を与える」という概念の評価法を提唱し、これを「ストーマ管理度」とした。120例のストーマ保有者を対象にこの管理度とストーマ局所諸因子との関係を検討した結果、両者間に相関を示した。これによりストーマ管理度はストーマケアの評価ツールとして有用性があることが示唆された。(著者抄録)
  • 羽入 千悦子, 江川 安紀子, 吉本 大樹, 諏訪 勝仁, 中島 伸太郎, 三浦 英一郎, 岡本 友好, 穴澤 貞夫, 大村 裕子
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 27(1) 164-164 2011年1月  
  • 羽入 千悦子
    日本看護技術学会誌 9(1) 101-108 2010年4月  
    フィジカルアセスメント技術を用いて有料老人ホーム入居者の全身を意図的に観察した。得られた身体情報は(1)円背・関節可動域の制限など加齢的な変化に由来するもの、(2)耳垢塞栓・舌苔など生活習慣に由来するもの、(3)何らかの疾患を疑う所見で受診・治療の必要なものが抽出された。さらに何らかの疾患を疑う所見の中には高齢者の自覚を伴わないものもあり、施設の看護師と情報を共有し、その後の経過観察と、対象者には生活習慣の改善・治療・受診に対する指導を行い、健康管理・予防教育の機会となった。さらにフィジカルアセスメントでの心理的反応では、抽出された情報を共有しながら対象者と現在の生活において継続するとよいこと、改善すべき点をともに振り返ることで、「健康に自信がある」「前向きに取り組む気持ち」が有意に高くなり、高齢者に対するフィジカルアセスメントの有用性が示唆された。(著者抄録)
  • 羽入 千悦子, 江川 安紀子, 穴澤 貞夫, 吉本 大樹, 諏訪 勝仁, 中島 紳太郎, 大村 裕子
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 26(1) 91-91 2010年1月  
  • 江川 安紀子, 諏訪 勝仁, 羽入 千悦子, 大村 祐子, 穴澤 貞夫
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 26(1) 95-95 2010年1月  
  • 江川 安紀子, 諏訪 勝仁, 羽入 千悦子, 大村 祐子, 穴澤 貞夫
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 26(1) 123-123 2010年1月  
  • 江川 安紀子, 羽入 千悦子, 中島 紳太郎, 諏訪 勝仁, 穴澤 貞夫
    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 25(1) 129-129 2009年1月  

MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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