橋本 和子, 入野 了士, 豊田 澄子, 橋本 結花, 川井 八重, 藤井 誠, Lee Jeong Seop, Moon Hee Jung, 大西 昭子
看護・保健科学研究誌 6(2) 1-8 2006年2月
看護系大学生が持つ家族意識について、韓国とわが国との比較を行った。留置法による質問紙調査として実施した。日本と韓国の看護系大学生の家族の考え方の違いにおける、文化や習慣、伝統の影響が把握された。家族は看護の対象の一つであり、その成り立ちや役割を、常に新しい目で見ていく必要性が示唆された。同時に、日本においては若い世代や子に高齢者の介護を期待する時代は過ぎたように思われた。それぞれが自立した新しい形の家族形態を模索すると共に、新しい介護形態等も視野において家族看護学の教育をする必要があることが示唆された。