三代 晋也, 世良 庄司, 天野 智計, 大橋 久美子, 村上 貴洋, 石田 志朗, 岡野 善郎
医療情報学連合大会論文集 2006年10月 (一社)日本医療情報学会
より高度な医療情報システムの構築にはデータベース(DB)とシステムの連携が不可欠で、各種のDBを医療従事者や教育・研究者が利用できれば、各自の目的に合う医療情報システムの研究・開発に有用である。Webブラウザから利用できるWebアプリケーションおよびMS-Excelのワークシート上から各種のメソッドを利用するサンプルアプリケーションを作成した。Webアプリケーションは比較的容易に実行でき、各種のシステムの薬剤選択時においてインターフェイス的に利用できるように、最終薬剤名をクリップボードにコピーできる機能を実装したが、利用者の利便性の面から本来はオーダリングシステム等への組込みが望ましいと思われた。医師の処方設計や相互作用/副作用の回避、薬剤師の疑義照会対象薬剤の代替医薬品の提示等、様々な場面での利用が考えられ有用であった。