研究者業績

Takashima Kiyoko

  (髙嶋 希世子)

Profile Information

Affiliation
Assistant Professorr, Department of Nursing, Faculty of NursingFaculty of Nursing, Musashino University
Degree
修士(看護学)(Mar, 2009, 首都大学東京大学院)
Doctor of Nursing(Mar, 2023, Tokyo Metropolitan University)

J-GLOBAL ID
201501016750689868
researchmap Member ID
B000249670

Papers

 5
  • 高嶋 希世子
    小児保健研究, 82(6) 517-525, Nov, 2023  Peer-reviewedLead author
    わが国では小児がん患者に妊孕(よう)性温存療法の情報が十分に伝わっておらず,「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」が尊重されているとは言い難い現状がある。そこで,温存療法を受けるかどうかを選択する患者に関わる看護師の感じる困難と各困難に応じた看護実践を明らかにすることを目的に研究を行った。生殖医療に携わる看護師1人と小児がん治療に携わる看護師4人に半構造化面接を実施し,グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った。看護師は,患者からの発信が少なく,真意の捉えにくさを困難と感じ,窓口を固定化し患者が話しやすいように工夫していた。また,患者自身が子どもをもつことを想像しにくい,採取した生殖組織を活用するかは誰も分からないという患者の将来の未確定さを困難と感じて,将来のことを少しでも想像しやすくするための患者個人を尊重した対話を行っていた。さらに,治療優先による時間的制約を困難と感じ,注意を払うことで早めに動き出し,妊孕性低下の可能性を患者に伝えるよう医師に働きかけていた。患者に温存療法について話すのか,温存療法を受けるよう勧めるのかといった保護者の迷いも困難の1つと感じ,選択の猶予に合わせた姿勢で保護者と関わっていた。以上の看護実践によって,患者が温存療法を受けるかどうかを主体的に選択できることが示唆された。(著者抄録)
  • 高嶋 希世子
    AYAがんの医療と支援, 3(2) 51-55, Sep, 2023  Peer-reviewedLead author
    小児がん経験者の妊孕性に対する看護師の継続的な関わりを記述することを目的に本研究を行った。生殖医療科のクリニックに勤務する不妊症看護認定看護師1人、生殖医療科を持たない病院で小児科病棟と長期フォローアップ外来に携わる小児看護専門看護師1人に半構造化面接を実施し、グラウンデッド・セオリー・アプローチのオープン・コーディングを用いて分析を行った。分析の結果、<生殖医療科の受診に繋げるための種まき>と<人生に寄り添う支援>という共通の関わりを実践していることが明らかとなった。生殖医療に携わる看護師、長期フォローアップに携わる看護師の役割は異なることも明らかとなったが、お互いの相違を知ることで看護師間の連携が円滑に行われる可能性が示唆された。(著者抄録)
  • Kiyoko Takashima
    Doctoral Thesis, Mar, 2023  Lead author
  • 髙嶋希世子
    日本小児がん看護, 15(1) 38-46, Sep, 2020  Peer-reviewedLead author
  • 髙嶋 希世子
    首都大学東京大学院修士論文, Mar, 2009  Lead author

Misc.

 9

Books and Other Publications

 12

Presentations

 14

Teaching Experience

 8

Research Projects

 3

Social Activities

 4