鈴来響太郎, 花田彰, 天野英晴, 武藤佳恭
情報処理学会研究報告 93(111(ARC-103 DA-69)) 9-16 1993年
現在までに提案されている並列自動配線アルゴリズムのほとんどは,従来からある迷路法,線分探索法を並列化したものである.このため,細粒度の並列化と高いプロセッサ利用率を同時に実現できず,並列計算機に実装した場合に高い台数効果を得ることが難しい.本研究では,この条件を満たせるようにニューラルネットワークに基づく並列自動配線アルゴリズムを提案し,シーケンシャルマシン上に実装してアルゴリズムの質の評価を行なう.また,並列計算機への実装の方法についても検討する.