研究者業績

濵田 信吾

ハマダ シンゴ  (Shingo Hamada)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 ライフプランニング学科 フードスタディコース 教授
インディアナ大学 人類学科 外来研究員
日本財団オーシャンネクサスセンター 外来研究員
学位
Ph.D. (Anthropology)(2014年 インディアナ大学)
M.A. (Anthropology)(2006年 ポートランド州立大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-8674-5625
J-GLOBAL ID
201801001247461994
researchmap会員ID
B000319217

論文

 15
  • 濵田信吾
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 (14) 47-58 2024年1月  
    シュールストレミングは、生産の歴史と消費量においてローカルな食だが、その強烈な発酵臭からグローバルに知られる嗜好食品である。本論は、シュールストレミングという発酵魚食の文化史を、文献調査と実地調査をもとに人間社会と環境の関係を食から考察するフードスタディーズの観点から論じる。シュールストレミングの起源には、ニシン資源は豊富だが塩資源が不足したという、スウェーデンにおける政治経済史と閉鎖的海域のバルト海を含めた北欧の環境が大きく影響している。19 世紀の製缶技術の発展とともにシュールストレミングの生産と流通は広がり、近年は文化的価値が変化し嗜好食となっている。現在は、シュールストレミングの生産加工会社は減少しているがその生産は継続し、郷土食、そして国民食とひとつとしてスウェーデン国内で食されている。しかし、バルト海におけるニシン資源の減少と海洋環境汚染による食用ニシンの安全性が課題となっている。
  • Shingo Hamada
    Making Food in Local and Global Contexts 33-53 2022年  
  • Shingo Hamada
    Cultural Politics of Food, Taste, and Identity: A Global Perspective 43-55 2021年  
  • Shingo Hamada
    Environment and Society 11(1) 27-43 2020年9月1日  査読有り
    The roles played in fishery resource management by the nonhuman species that coevolve with humans are often marginalized in both discourse and practice. Built on existing reviews of the multispecies ethnography of maritime conservation, domestication, and marine biology, this article aims to reconceptualize the politics of difference in stock enhancement. By examining the herring stock enhancement program in Japan as an assemblage of multispecies inter- and intra-action in the context of marine science and seascaping, this article recontextualizes fisheries management and crosses the methodological and ontological borders in maritime studies. The article shows that multispecies ethnography serves as a heuristic means to describe the co-constitution of seascapes, which are beings, things, and bodies of information and processes that shape marine surroundings, or what fisheries biologists and fisheries resource managers tend to overlook as mere background.
  • 濵田 信吾
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 10 63-74 2020年3月  
    原産地や加工地などの食がつくられる場所への関心は、食嗜好や食文化の論考にとどまらず、生産加工地名の偽装、地産地消やスローフード運動など現代の食政治や市民運動に関連するものとなっている。人物名や地名は、食の生産地と消費地の間に空間的距離が発生するとともに食品のブランドとして用いられるようになった。味と場所の関係性に関する研究は、産地認証保護制度や産地統制制度に関する論考のほか、社会学、人類学、政治学、地理学、歴史学などさまざまな視野を含む学際的食研究の領域で展開している。本論では、フランスのワイン産業を起源とするテロワール(terroir)概念とそれを海産物に適用したメロワール(merroir)概念の実践を、北海道の海産物を事例に考察する。グローバル経済の中、テロワール概念は日本の農産物にも導入されつつあるが、メロワールは用語としては定着していない。しかし、食文化と食システムに影響する環境要因と文化要因の相互作用の検討において、メロワール概念は有用である。
  • 濵田 信吾
    国立民族学博物館研究報告 44(2) 291-322 2019年10月  査読有り
    本論は,福井県内外海湾地域のサバのヘシコナレズシを事例として,伝承される郷土食がローカルな歴史的背景と社会的文脈で変容を遂げながら体系的に維持される様相を民族学的に記録し考察することを目的とする。特に,塩と糀がもたらす味の変化に注目しながら,郷土食の文化的・社会的価値が味の真正性の交渉とともにいかに再生産されるかを考察する。ヘシコナレズシは,サバ,塩,米糠,コメ,そして米糀を用いて二度の発酵過程を要するスローフードである。まず,郷土食と真正性,醗酵魚食に関する先行研究を取り上げ,ヘシコナレズシ発展の背景となる巾着網漁業とサトウリを鳥瞰する。そして,ヘ <br /> シコナレズシの材料を整理し,ナレズシという郷土食の再評価の中で味質の変化がいかに受容または拒絶されるかを明らかにする。サバのヘシコナレズシは,新しい調味素材を時代とともに取り入れながら世帯と地域社会で伝承されてきた。塩分の摂取を控えるべきとの栄養学的認識や,甘味を加えることによる消費層と世代の拡大など,現代の食志向や嗜好への対応がヘシコナレズシの生産過程と真正性に影響を与えていることが明らかとなった。
  • 小宮 孟, Katayama Owens Mio, 濵田 信吾, 羽生 淳子
    Anthropological Science (Japanese Series) 127(1) 1-13 2019年  査読有り
    遺跡の魚類構成は先史漁撈研究の基礎データの一つであり,その信頼性はサンプリングと同定の精度に関わっている。魚類遺存体の同定には頭骨を構成する顎骨などが多用されるが,調理され食べられた魚の骨は原形を失っており,日本近海だけでも約4,000種に及ぶ魚種を考古学者が正しく同定するのは困難と思われる。一方,脊椎骨の椎体は遺跡堆積物中でも保存状態が良好であるにもかかわらず,これまで種同定に不向きだと考えられ,ほとんど研究利用されてこなかった。しかし,近年の魚類解剖の成果を応用すれば考古学者でも椎体を使った同定が可能と思われる。そこで今回は,青森県三内丸山遺跡の堆積物サンプル(縄文時代前期中葉)合計約71,400 gから水洗分離した魚類椎体約1,400点を同定した。その結果,全体の約83%は4 mmメッシュを通過する小形椎体が占め,若齢のニシンやサバなどが多く含まれることが判明した。このことから,この遺跡の漁撈の特徴の一つは特定の種類の小形魚の大量漁獲にあると考えられる。
  • 濵田 信吾
    地域漁業研究 57(1) 1-25 2016年10月  査読有り
    地域の持続可能性を向上するために必要な地域社会と環境の関連性をモデル化するエリアケイパビリティ論の有用性を、北海道厚岸のホッカイシマエビを事例にして考
  • 濵田 信吾, Shingo HAMADA
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 6 33-44 2016年1月  
    欧米諸国では、最近30 年ほどで食の学際的な領域としたフード・スタディーズ(Food Studies)の発展が著 しい。しかし、その新たな研究領域とそれに連携した教学プログラムの開発と確立には、学術界における細分主義、 大学の構造的問題、実務的問題への取り組みと、初期の成功を礎としたさらなる分野横断型のプログラムの模索が必 要となる。本稿では、欧米高等教育機関で発展するフード・スタディーズの特徴と現状について検証し、大阪におけ るフード・スタディーズの可能性について考える。欧米のフード・スタディーズは、食と身体・食と文化・食と環境 などの視点から学際的・超学際的な研究領域として成立しつつある。フード・スタディーズの教育では、座学以上に 実習などを通じた経験教育を重視するプログラムが多い。大阪におけるフード・スタディーズの展開には、学内にお ける学際性の高い学科横断型カリキュラムや地域連携を通じた超学際的なネットワーク型の教学体制の構築が重要で ある。
  • Shingo Hamada, Richard Wilk, Amanda Logan, Sara Minard, Amy Trubek
    FOOD CULTURE & SOCIETY 18(1) 167-186 2015年3月  査読有り筆頭著者責任著者
    The use of food as a core mode of exploring and explaining the world has expanded remarkably quickly in the past ten years, with food studies programming in particular gaining ground in institutional learning arrangements during the last three. Establishing a new field and creating relevant educational programming carries its associated struggles, practicalities and initial successes. To this end, this report highlights five of the most pressing themes to emerge from the 2013 "Future of Food Studies" interdisciplinary workshop, namely: (1) locating food studies in the institutional culture; (2) training undergraduate and graduate students within and beyond disciplinarily; (3) establishing food studies labs and pedagogy; (4) engaging the public beyond the campus; and (5) funding strategies for research and training. Participants agreed on the relevancy of food studies to future learning, teaching and research agendas and argued that food studies could not prosper without a commitment to transgressing conventional institutional and philosophical boundaries. At a time when the value of higher education is under intense scrutiny we acknowledge the need to make food studies a paradigm capable of providing students with the necessary skills for post-graduate employment.
  • 濵田信吾
    北海道民族学 (11) 15-28 2015年  査読有り
  • Canadian Journal of Native Studies 35(2) 43-58 2015年  査読有り
  • Journal of Northwest Anthropology 39巻(2号) 165-188 2005年8月  査読有り
    文化批評としての人類学は、我々の社会の様々なものに影響を与える一方、人類学が存在するその社会自体もまた人類学に影響を与える。本論文は、政治的な偏りがない研究は存在しないというポスト構造主義的見解に基づき、社会的、政治的そして歴史的背景の考察が、いかに文化や社会そして研究対象となった人々の人類学的解釈のプロセス、そして社会の中で人類学がどのように表象されるかという理解に不可欠であるかを、アイヌ研究史を事例として論証した。
  • 分担執筆, Cameron M. Smith, Peter Panek, Shingo Hamada
    Bulletin of Primitive Technology 23巻(Spring号) 68-75 2002年6月  
    カナダ国ヴァンクーバー市で行われた伝統的にカヌーを利用する先住民族の集いに関する研究ノートにて、中世日本のコンブ交易について小論 (pp.73-75) の執筆を担当した。

MISC

 24

主要な書籍等出版物

 7
  • 小川聖子, 野林厚志, 伊藤有紀, 宇田川妙子, 川野美智代, 杉本雅子, 濵田信吾, 水本芳, 南直人, 八木久美子, 矢島由佳 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 食文化の現代と未来)
    建帛社 2024年6月 (ISBN: 9784767907406)
  • 野林厚志、宇田川妙子、河合洋尚、濵田信吾 (担当:共編者(共編著者))
    丸善出版 2021年1月 (ISBN: 9784621305935)
  • Shingo Hamada, Richard Wilk (担当:共著)
    Rutledge 2018年9月 (ISBN: 9781138191860)
    Seafood draws on controversial themes in the interdisciplinary field of food studies, with case studies from different eras and geographic regions. Using familiar commodities, this accessible book will help students understand cutting-edge issues in sustainability and ask readers to think about the future of an industry that has lain waste to its own resources. Examining the practical aspects of fisheries and seafood leads the reader through discussions of the core elements of anthropological method and theory, and the book concludes with discussions of sustainable seafood and current efforts to save what is left of marine ecosystems. Students will be encouraged to think about their own seafood consumption through project assignments that challenge them to trace the commodity chains of the seafood on their own plates.

主要な講演・口頭発表等

 43

担当経験のある科目(授業)

 12

Works(作品等)

 4

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

学術貢献活動

 15

社会貢献活動

 2

メディア報道

 9

教育方法の実践例

 10
  • 件名
    オフィスアワーの活用
    年月日(From)
    2009/08
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学講義科目「初級日本語」(教養課程、全学年対象、5単位、1クラス学生数15名)、同学講義科目「シーフードの人類学」(教養課程、全学年対象、3単位、履修者数19名)において実践した。「初級日本語」では、学生に日本語を使わせることを最大の目標とした。日本語学習における上達速度は学生により異なるため、週三回(合計165分)のドリルに加えて、オフィスアワーを積極的に活用した。学生がオフィスアワーを利用しやすいように、普段のドリルから失敗を恐れない自由な授業の雰囲気をつくることに最大の注意を払った。そ
  • 件名
    異文化紹介を利用したクラス導入
    年月日(From)
    2009/08
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学講義科目「初級日本語」、「シーフードの人類学」において実践した。特に、単調になりがちなドリル形式の 日本語学習において、YouTubeなどのメディアを利用した日本社会や文化に関する話題提供からの授業導入は、教室内の雰囲気をよくし学生の授業参加を促進するだけではなく、異文化への興味を持ちつつ外国語を学ぶことを可能とした。
  • 件名
    ディベート・ディスカッション
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。捕鯨問題など国際政治的で複雑な問題を取り扱うにあたり、ディベートは有効な授業進行法である。ディベートの前に 講義を行い、学生自身の意見と根拠となる事例を準備させる。ディベートの後は、講師の意見を押し付けるのではなく、利害関係者や歴史・文化背景によって環境や「食資源」に関する認識が異なるということの異文化・多文化理解を第一に考えた。
  • 件名
    ロール・プレイを活用した授業設計
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。学生間のpeer-to-peerな学習を中心とした授業計画は、講義を活性化することができる。ディベートやディスカッションは学生の自由で様々な意見を引き出せる一方で、人前で話すのが苦手な学生が参加しづらい授業空間を生み出す。各自が役を持って、ゲーム感覚で現代社会問題を考えられるロール・プレイは、いわゆる「口下手な学生」の積極的な授業参加を促進することができる。
  • 件名
    継続性を持ったリサーチペーパー課題と授業設定
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。学生の文章力の向上を目的として、期末試験課題として、学生自らがトピック(特定の水産物や水産業に関する問題)を選び、調べて提出するリサーチペーパーを課した。中間試験後すぐにトピックとリサーチ・クエスチョンを提出させた後、期末試験期間5週間前にペーパーのアウトラインの提出、そして3週間前に草稿提出をさせる。それぞれ1週間後には各学生にコメントを添えて課題返却をおこない、必要であればオフィスアワーを利用して論文構成などのアドバイスを行う。トピックを
  • 件名
    オフィスアワーの活用
    年月日(From)
    2009/08
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学講義科目「初級日本語」(教養課程、全学年対象、5単位、1クラス学生数15名)、同学講義科目「シーフードの人類学」(教養課程、全学年対象、3単位、履修者数19名)において実践した。「初級日本語」では、学生に日本語を使わせることを最大の目標とした。日本語学習における上達速度は学生により異なるため、週三回(合計165分)のドリルに加えて、オフィスアワーを積極的に活用した。学生がオフィスアワーを利用しやすいように、普段のドリルから失敗を恐れない自由な授業の雰囲気をつくることに最大の注意を払った。そ
  • 件名
    異文化紹介を利用したクラス導入
    年月日(From)
    2009/08
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学講義科目「初級日本語」、「シーフードの人類学」において実践した。特に、単調になりがちなドリル形式の 日本語学習において、YouTubeなどのメディアを利用した日本社会や文化に関する話題提供からの授業導入は、教室内の雰囲気をよくし学生の授業参加を促進するだけではなく、異文化への興味を持ちつつ外国語を学ぶことを可能とした。
  • 件名
    ディベート・ディスカッション
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。捕鯨問題など国際政治的で複雑な問題を取り扱うにあたり、ディベートは有効な授業進行法である。ディベートの前に 講義を行い、学生自身の意見と根拠となる事例を準備させる。ディベートの後は、講師の意見を押し付けるのではなく、利害関係者や歴史・文化背景によって環境や「食資源」に関する認識が異なるということの異文化・多文化理解を第一に考えた。
  • 件名
    ロール・プレイを活用した授業設計
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。学生間のpeer-to-peerな学習を中心とした授業計画は、講義を活性化することができる。ディベートやディスカッションは学生の自由で様々な意見を引き出せる一方で、人前で話すのが苦手な学生が参加しづらい授業空間を生み出す。各自が役を持って、ゲーム感覚で現代社会問題を考えられるロール・プレイは、いわゆる「口下手な学生」の積極的な授業参加を促進することができる。
  • 件名
    継続性を持ったリサーチペーパー課題と授業設定
    年月日(From)
    2013/08
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。学生の文章力の向上を目的として、期末試験課題として、学生自らがトピック(特定の水産物や水産業に関する問題)を選び、調べて提出するリサーチペーパーを課した。中間試験後すぐにトピックとリサーチ・クエスチョンを提出させた後、期末試験期間5週間前にペーパーのアウトラインの提出、そして3週間前に草稿提出をさせる。それぞれ1週間後には各学生にコメントを添えて課題返却をおこない、必要であればオフィスアワーを利用して論文構成などのアドバイスを行う。トピックを

作成した教科書

 1
  • 件名
    講義用教材・スライドの作成
    概要
    インディアナ大学講義科目「シーフードの人類学」において実践した。週2回(75分)の講義では、文字と写真、そしてビデオで構成されたパワーポイントを利用した。スライドの内容は、毎週学生に課すリーディング(毎回約10?30頁)を補完するものである。リーディング課題、パワーポイントで示す魚食文化や環境史などの事例は、講義中のディスカッションの教材として活用した。読む、見る、話す、の三つの学習法を織り交ぜることによって、得意な学習法が異なる学生らに可能な限りの公平な学習機会をつくった。

教育上の能力に関する大学等の評価

 2
  • 件名
    学生による授業評価
    年月日(From)
    2009/12
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学では全学部において、全ての科目について学生による授業評価を、中間と学期末に実施している。担当科目「初級日本語」(計3学期担当)「シーフードの人類学」(1学期担当)について授業評価を受けたが、授業に対する全般的な評価は5段階評価で平均約4.77(評価アンケート参加学生数106)という評価であった。  「シーフードの人類学」受講学生から特に評価が高かったのは、「学生と公平に、偏見なく待遇する」(4.88)や「教室内で自由に質問ができる雰囲気を作る」(4.88)、そして「学生の思考に刺激を与え
  • 件名
    講義観察した教員による授業評価
    年月日(From)
    2009/12
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    インディアナ大学では、院生助手が担当する講義を教授が講義見学し、よりよい授業の実践のための助言を行う。

その他(教育上の能力)

 5
  • 件名
    アメリカ・ドイツ留学
    年月日(From)
    1999/03
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    米国オレゴン州に7年間、インディアナ州に5年、合計約12年のアメリカ留学で人類学学士(BA)と人類学修士(MA)をポートランド州立大学から、人類学博士(Ph.D.)をインディアナ大学から授与された。また、ドイツ国ミュンヘンにも約1ヶ月留学した。
  • 件名
    夏期短期留学生向け講師
    年月日(From)
    2002/07
    年月日(To)
    2007/07
    概要
    オレゴン州在住中に、日本からの短期留学生を対象としたアメリカ文化に関する講演や野外学習を行った。平成19年7月の昭和大学夏期留学プログラムでは、「ヴァンクーバー砦の人々とコロンビア川下流におけるマラリア伝染」、帝塚山大学プログラムでは「オレゴン州の先住民に関する誤解とステレオタイプ」について講義を行い、文化・民族多様性について学生の理解を促進させた。
  • 件名
    調査研究経験
    年月日(From)
    2005/08
    年月日(To)
    2014/03
    概要
    北海道における水産業に関するフィールド調査は合計2年を越える。その他、アイヌ研究では約3ヶ月札幌と阿寒を中心にフィールド調査を実施した。また平成26年度からフィリピン国の沿岸漁業社会に関するフィールド視察調査を始めている。
  • 件名
    学外講師
    年月日(From)
    2008/11
    概要
    インディアナ大学国際関係学科講義科目「国際関係論概論」では、「“公民”の構築?日本の先住民族アイヌの事例」と題した招待講義を行った。また、オークランド市立大学ベッドフォード校講義科目「現代世界史」「東洋史研究」にて、近代日本史のおけるアイヌを中心としたアイデンティティと権力構造との歴史的関係について講義した。本年度10月には上智大学国際教養学部講義科目「Introduction to Trans-Disciplinary Human Development」にて、「Seafood, Seascapes,
  • 件名
    <共同研究>総合地球環境学研究所「ヤマ・カワ・ウミに生きる知恵と工夫 ?岩手県閉伊川流域における在来知を活用した環境教育の実践?」
    年月日(From)
    2014/10
    概要
    本研究は、地域社会に存在し、世代を越えて経験し蓄積されてきた周辺環境と生物に関する知恵(知識)と工夫(技術)の実践複合体「在来環境知」に焦点をあて、持続可能な循環型社会の構築へのその有用性について考察するものである。超学際的(Transdisciplinary)な本プロジェクトには、縄文人の食生態に関する同位体分析から、現代でも継続する山菜採りやイノシシ猟に関する研究など多岐にわたる。濱田は、沿岸生物とその食利用に関する研究を担当する。また、公正な予算執行のための経理監査の役に就いている。共同研究者:羽生

その他(職務上の実績)

 8
  • 件名
    <個人学内競争研究費> インディアナ大学人類学科 博士論文基盤研究助成金
    年月日(From)
    2009/06
    年月日(To)
    2009/08
    概要
    長期フィールドワークの調査地選定にあたり、インディアナ大学人類学科より基盤研究助成を受けた。
  • 件名
    <個人学内競争研究費> インディアナ大学東アジア研究所 学術発表奨励金
    年月日(From)
    2009/12
    年月日(To)
    2013/12
    概要
    アメリカ国内の学会での論文口頭発表のために、インディアナ大学東アジア研究所や人類学科から4度にわたり奨励金を受けた。
  • 件名
    <個人外部競争研究費> 北海道厚岸町環境政策課 厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金
    年月日(From)
    2011/04
    年月日(To)
    2012/03
    概要
    北海道厚岸郡厚岸町は環境保全に関する自然・社会科学者に研究奨励助成を行っている。本制度を利用し、平成23年度はニシンを中心とした聞き取り調査と文献調査に基づく沿岸生態環境の変遷について資料をまとめた。
  • 件名
    <個人外部競争研究費> ヴェナー・グレン人類学研究財団 博士論文研究助成費
    年月日(From)
    2011/05
    年月日(To)
    2012/06
    概要
    北海道における合計18ヶ月のフィールド調査は、左の博士論文研究助成をうけて行われた。 http://www.wennergren.org/grantees/hamada-shingo
  • 件名
    <個人外部競争研究費>アメリカ国立科学財団 博士論文研究費
    年月日(From)
    2011/06/01
    年月日(To)
    2013/12/31
    概要
    アメリカ国立科学財団(National Science Foundation)は、日本の学術振興会に相当する研究助成機関である。本助成を受けて、博士論文のためのフィールド調査、そしてその後の3度のフィールド調査地への訪問を行った。US National Science Foundation SBE Doctoral Dissertation Research Grant:http://grantome.com/grant/NSF/BCS-1124012
  • 件名
    ルートヴィヒ・マクシミラン大学レイチェル・カーソン環境社会センター 夏期研修奨学金
    年月日(From)
    2011/07
    年月日(To)
    2011/08
    概要
    Global Diversity Foundation(NPO法人世界多様性財団)とRachel Carson Center at Ludwig-Maximilians-Universit?t M?nchen共催の応用総合環境学に関する3週間の夏期研修に参加した。
  • 件名
    <個人外部競争研究費> 北海道厚岸町環境政策課 厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金
    年月日(From)
    2013/04
    年月日(To)
    2014/03
    概要
    平成25年の厚岸町における研究では、漁業資源管理の重要な要素である漁網の網目の意思決定に関する仮説生成と考察を行った。
  • 件名
    <共同外部競争研究費>日本生命財団平成26年度学際的総合研究助成
    年月日(From)
    2014/10
    年月日(To)
    2016/10
    概要
    上述した「ヤマ・カワ・ウミに生きる知恵と工夫 ?岩手県閉伊川流域における在来知を活用した環境教育の実践?」の研究実施を目的とした研究助成である。 助成申請書責任者:大石高典、?田信吾、羽生淳子