研究者業績

小出 治都子

コイデ チトコ  (Chitoko KOIDE)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部化粧ファッション学科 講師
学位
博士(学術)(立命館大学)

J-GLOBAL ID
201701015805295463
researchmap会員ID
B000274179

論文

 25
  • 尾鼻崇, 小出治都子
    立命館映像学 (17) 25-39 2024年3月  
  • 小出治都子
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 (14) 71-78 2024年1月  
  • 小出 治都子
    研究紀要 = Research Bulletin of Osaka Shoin Women's University (11) 188-188 2021年1月29日  
  • 小出 治都子
    戦間期東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論 : 新聞広告を中心に (『大正イマジュリィ』別冊) 217-224 2020年3月  査読有り
  • 小出 治都子, 熊谷 伸子, 佐藤 真理子
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 = Research Bulletin of Osaka Shoin Women's University (10) 93-97 2020年1月31日  
  • 尾鼻 崇, 小出 治都子, 岡田 翔
    人文学部研究論集 = Journal of the College of Humanities (42) 85-95 2019年7月  査読有り
  • 小出 治都子
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 = Research Bulletin of Osaka Shoin Women's University (9) 123-126 2019年1月31日  
  • 小出 治都子, 熊谷 伸子
    ファッションビジネス学会論文誌 = Annual journal of studies the Society for Fashion Business 23 13-21 2018年3月  査読有り
  • 小出 治都子
    大阪樟蔭女子大学研究紀要第8巻 2018年1月  
  • 小出 治都子
    『大正期東アジアにおける新聞廣告の視覺文化論 日本製品が約束する幸福のかたち』 2017年3月  
  • 佐藤 真理子, 熊谷 伸子, 小出 治都子
    ファッションビジネス学会論文誌 = Annual journal of studies the Society for Fashion Business 21 11-20 2016年3月  
    袴は、腹部と胸l部を覆い紐で腰に結びつける形の和服の一種で、日本書紀にも記載のある本邦の伝統的民族衣装である。本研究では、袴の再評価と新たな展開を目指し、市場の現状調査、マンガ分析、機能性検討を行った。市場調査の結果、現代の袴に包含される衣服は多岐にわたり、その着用目的も異なるため、分類・定義確認と、各々の流通構造の明確化を要する現状が示された。マンガ分析においては、袴着装キャラクターの登場するマンガは一定数刊行されており、主なキャラクターは「武士・侍」と「学生」であった。現代の若者の袴着装シーンでは、日本の伝統文化の再認識につながる表現がなされていた。機能性検討の結果、温熱的快適性・姿勢保持性・下肢の自由度において、袴は高い機能性を持つことが明らかとなった。和装の主流たる着物(長着)が、その着装法から、ハレの場のみの限定的な衣服、日常生活から乖離した存在となっている現在、袴は、日常着にもなり得る機能性と快適性を備え、伝統文化の継承者、クールジャパンのアイコン、新しい和のモードとしての可能性を有することが示された。
  • 横田陽子, 中倉智徳, 小出治都子, 枝木妙子
    生存学 Vol.9 316-319 2016年3月  査読有り
    立命館大学国際平和ミュージアムで行われた、第95回ミニ企画展示 立命館大学生存学研究センター特別企画展示 「放射能が降ってくる : ビキニ事件と科学者西脇安」の開催報告書。
  • 小出 治都子
    嗜好品文化研究 (第1号) 121-126 2016年3月  査読有り
    女子大生にアンケートを行ない、少女向けマンガ雑誌の『ちゃお』に掲載されているマンガに描かれた化粧について考察。
  • 小出 治都子, 熊谷 伸子, 佐藤 真理子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68 236-236 2016年  
    目的 我々はこれまで,日本発の有力なソフトパワー&ldquo;マンガ&rdquo;における,袴着装キャラクターに注目し,袴が,クールジャパンを発信する際に有効な民族衣装の一つであると主張してきた.本研究では,若年層が影響を受けると考えられるマンガにおいての,袴のイメージ形成について考察する.<br><br>方法 2015年11月,関西圏在住の大学生76名を対象に,集合法による自記式質問紙でのアンケート調査を実施した.袴のイメージ形成に影響を与えたマンガの抽出を行い,それらのマンガに描かれた袴着装場面の内容分析を行った. <br><br>結果 袴のイメージ形成に対し,マンガ等の影響があったと答えた割合は52.0%であった.回答されたマンガタイトルの総数は17であった.その中で回答数の多かったマンガは,『ちはやふる』,『信長協奏曲』,『るろうに剣心』,『ハイカラさんが通る』であった.本研究では『ちはやふる』と『信長協奏曲』に着目した.袴に対して「着るのが面倒」「高価な」と敬遠していた登場人物が,ストーリー展開と共に「貫禄がつく」「きれいに見える」「姿勢が良い」と,その認識を変え実用性の高さを理解する様子が読みとれた.マンガ作品における袴着装キャラクターの登場が,若い世代の袴イメージの一端を形成していると考えられる.<br> なお本研究は,科研費26350082(基盤C:袴の機能性研究-世界に発信する&rdquo;Hakama is cool&rdquo;-)の助成を受けて行った.
  • 佐藤 真理子, 濱井 風希, 熊谷 伸子, 小出 治都子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68 229-229 2016年  
    【目的】<br>近年の日本食ブームにより,海外の日本食店は2015年7月時点で約8万店に上った.袴や袴風の装いを店員のユニフォームとする日本食店は多く,和食の無形文化遺産登録もあり,袴式ユニフォームの需要は今後増加が見込まれる.本研究では,その機能性と快適性を明らかにする.<br>【方法】<br>被験者は健康な若年女性6名(21.0&plusmn;0.5才),被験服は和食店の袴式ユニフォーム3種(迎賓袴,袴エプロン,袴式本モンペ)と現代パンツの計4種で着用実験を行った.測定項目は衣服圧,可動域,衣服内温湿度であった.<br>【結果】<br>衣服圧測定では,現代パンツが総じて値の高い傾向を示したが,立ち膝位の膝蓋骨中点等,いくつかの姿勢と部位で袴エプロンの値が高かった.可動域は,開脚時に現代パンツ,膝上げ時に袴式本モンペが狭かった.衣服内温湿度測定では,暑熱環境下の運動時,現代パンツで値が上昇し続けるのに対し,袴式ユニフォーム3種では下降を示した.官能評価では,迎賓袴が温熱的に最も快適であった.本研究で検討した袴式ユニフォームは,現代パンツに比し,暑熱環境下で温熱的快適性の高いことが明らかとなった.運動機能性については3種の差異が大きく,職業動作に配慮したデザインの必要性が示された.<br>なお本研究は,科研費26350082(基盤C:袴の機能性研究-世界に発信する&rdquo;Hakama is cool&rdquo;-)の助成を受けて行った.
  • 熊谷 伸子, 小出 治都子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 53-53 2015年  
    目的 人間の発達過程にとって他者から情報の受容と自己実現としての自らからの発信は重要な要因である。本研究では、特に女子における発信機能と言える化粧に着目して幼児期以来の化粧開始時期を明らかにすることに第1の主眼をおいている。化粧は、他者からの印象を操作するものである。第2には、雑誌の購読開始時期について検討する。雑誌により、新しい知識や情報、視点が得られる。最終的には、相互に関わる年次的傾向を明らかにすることが目的である。<br>方法 関東圏の女子大学・短期大学生252名を対象にアンケート調査を実施した。質問項目は、「いつごろから雑誌を読み始めましたか」「化粧を始めたのはいつ頃ですか」である。回答選択肢は、幼稚園年少から大学2年次までである。解析に当たっては、大学2年次に1点から幼稚園年少の17点までの年次を遡って増加する評価点を割り振った。<br>結果 雑誌の購読開始年次の分布から、小学2年次には半数が購読していることが判明した。一方、化粧の開始年次は、中学1年次から急激に増加し、中学3年次には、96%程度が化粧を体験していることが判った。雑誌の購読開始年次と化粧の開始年次との回帰分析により、幼少から雑誌を読み始めると化粧をする年次に正の影響を与えることが判明した。また、化粧を促すものは種々あるが、本研究での回帰からはその行動の約5.3%が雑誌購読によるものと説明できた。<br>[文献] 熊谷・坂野・芳住:ファッション,星雲社 (2015)
  • 小出 治都子, 熊谷 伸子, 佐藤 真理子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 234-234 2015年  
    目的:日本発の有力なソフトパワー&ldquo;マンガ&rdquo;は、今や&ldquo;MANGA&rdquo;として海外でも市民権を得ており、日本の文化を広く知らしめる上で貢献している。海外で認知度の高い日本のマンガにおいて、袴を身に着けた人物の活躍が目立つ。袴は、クールジャパンを発信する際、有効な民族衣装と考えられる。本研究では、マンガに描かれる袴着装キャラクターの分類と考察を行う。 <br><br> 方法:Japan Expo開催以降(1999~)に日本で発刊されたマンガにおける袴着装キャラクターをカテゴリーマップにより分類した。<br><br> 結果:袴着装キャラクターが登場するマンガは、「歴史もの」と「現代もの」に分けられた。少年マンガ・青年マンガにおいては、バトルマンガ(多くは刀で戦うシーン)での登場が多く、「歴史もの」では日常での袴姿も見受けられるものの、「現代もの」ではハレの日や特別な日、特別な職業が描かれる際に、袴着装キャラクターが登場した。少女マンガにおいては、「歴史もの」、「現代もの」共に、&ldquo;奥ゆかしく知的で可愛い&rdquo;キャラクターとして位置づけられ、少年マンガとは異なり、日常に袴が取り入れられる場合が多かった。なお本研究は、科研費26350082(基盤C:袴の機能性研究-世界に発信する&rdquo;Hakama is cool&rdquo;-)の助成を受けて行なった。
  • 佐藤 真理子, 伊豆 南諸美, 熊谷 伸子, 小出 治都子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 219-219 2015年  
    【目的】<br>袴は、前後2枚の台形状の布を縫製した構造で、古くは神代における&ldquo;穿裳(はきも)&rdquo;から転じたとされ、日本書紀にも記載のある、和服の一種である。本研究では、伝統的所作時に袴着装の果たす役割を、生体データより検討し、運動機能性の観点から袴の再評価を目指す。<br>【方法】<br>実験1:被験者は健康な若年男子6名(20.0&plusmn;1.2才、体育会剣道部所属)。実験着は袴、現代パンツ、下着(ブランク)の3条件とし、剣道の礼法に基づく所作時の重心動揺を計測した。実験2:被験者は健康な若年女子8名(22.6&plusmn;1.8才、書道歴平均9年)。実験着は短パン、袴の2条件とし、正座及び椅座で、毛筆書字を行わせた。同一文字を同一スピードで書かせた際の、体幹と上肢の筋電図を計測した。<br>【結果】<br>実験1:剣道の試合前の姿勢として定められている蹲踞の際、袴着用時の重心動揺総軌跡長が小さい傾向を示した。実験2:毛筆書字における筋電図測定では、袴着用時の筋活動量が、脊柱起立筋で有意に小さかった。実験1,2より、伝統的所作時における袴着用が、身体の動揺を抑え、姿勢保持を補助する役割を果たしていると明らかになった。ウエストから腰にかけて締める前紐と後紐、腰部を後方から圧する腰板が寄与していると考えられる。なお本研究は、科研費26350082(基盤C:袴の機能性研究-世界に発信する&rdquo;Hakama is cool&rdquo;-)の助成を受けて行った。
  • 小出 治都子
    嗜好品文化研究会最終報告書 47-64 2014年6月  査読有り
    嗜好品文化研究会第6回研究奨励事業研究助成(2012年度)の最終報告書。
  • 稲葉光行, 立命館大学大学院政策科学研究科, 斎藤進也, 立命館大学立命館グローバル, イノベーション研究機構, 小出治都子
    アート・リサーチ 13(13号) 17-35 2013年3月  査読有り
    『少女の友』に掲載された化粧品広告を化粧品会社ごとにテキストマイニング手法によって分析。
  • 小出 治都子
    コスメトロジー研究振興財団研究報告 20(第20号) 142-147 2012年3月  
    公益財団法人コスメトロジー研究振興財団第20回研究助成(2010年度)の最終報告書。
  • 小出 治都子
    生存学研究センター報告 歴史から現在への学際的アプローチ 17(17号) 242-262 2012年3月  査読有り
    戦中期の『少女の友』に掲載された化粧品広告や化粧に関連する記事の分析。
  • 小出 治都子
    Core Ethics Vol.7 345-353 2011年3月  査読有り
    美育概念がどのように近代日本に取り入れ、どのように実践されたのかを考察。
  • 小出 治都子
    Core Ethics Vol.7 99-108 2011年3月  査読有り
    高等女学校での美育概念から、少女と化粧の関係を考察。
  • 小出 治都子
    大正イマジュリィ (4号) 112-129 2009年3月  査読有り
    平尾賛平商店(レート化粧品)が『少女の友』に掲載した少女向け化粧品広告の分析。

書籍等出版物

 1

講演・口頭発表等

 10
  • 尾鼻崇, 小出治都子
    日本デジタルゲーム学会第14回年次大会 2024年2月24日
  • 小出治都子, 中林寿文, 半澤雄一
    日本デジタルゲーム学会夏季研究発表大会 2023年9月2日
  • 小出 治都子
    日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 2023年2月 一般社団法人 日本デジタルゲーム学会
    本稿は「文化資源」のひとつであるビデオゲームの扱いについて、ミュージアムに焦点を置き資料の収集、保管、展示、そして専門性について考察する、という問いを立て論じるものである。まず、ビデオゲームの専門的知識を持った学芸員が求められている先行研究に対し、現在の日本の学芸員制度では専門性の高い学芸員の育成は難しいもののキュレーションすることが重要であることを述べる。次に、国外のミュージアムにおけるビデオゲームに関する収集、保管、展示の方法と、課題について先行研究から考察する。最後に、「文化資源」であるビデオゲームの損失を少しでも減らすためには協力体制や組織の構築などが必要性を、京都国際マンガミュージアムの事例から考察し、ビデオゲームに関連するさまざまな現状を把握する。「文化資源」であるビデオゲームを今後ミュージアムにおいて収集し保管し展示できるかは、学芸員の課題であると同時に、ビデオゲーム研究に携わる私たちの課題である。
  • 小出治都子, 尾鼻崇, 應矢泰紀, 中林寿文
    Computer Entertainment Developers Conference 2022 2022年8月25日
    https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2548
  • 小出治都子
    第104回国際ARCセミナー 2022年6月29日  招待有り

所属学協会

 1

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

学術貢献活動

 8

資格・免許

 2
  • 件名
    学芸員資格 取得
    年月日
    2006/03
    概要
     
  • 件名
    高等学校教諭一種免許状(地理歴史) 取得
    年月日
    2006/03
    概要