研究者業績

坂田 浩之

サカタ ヒロユキ  (Hiroyuki Sakata)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部心理学科 教授
学位
修士(教育学)(京都大学 大学院)

J-GLOBAL ID
200901045318628191
researchmap会員ID
1000361444

主要な論文

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  • 佐久田祐子, 奥田亮, 川上正浩, 坂田浩之
    Journal of Health Psychology Research 35(2) 147-154 2023年2月1日  査読有り
    本研究では,大学生活充実度を測定するための,より信頼性,妥当性が高く,コンパクトな尺度を開発することを目的とした。奥田他(2010b)が開発した,「大学へのコミットメント」,「交友満足」,「学業満足」,「不安のなさ」の4下位尺度からなる大学生活充実度尺度(SoULS-21)が再検討された。5つの大学に所属する大学生934名のデータに基づく因子分析の結果,従来と同様の4因子構造,12項目解が採択され,十分な信頼性が得られた。次に尺度の妥当性を検討するため,関連する他尺度との相関係数が吟味され,妥当な相関が認められた。これらの結果は,大学生活充実度を測定する尺度としてのSoULS-12の信頼性と妥当性を支持するものと言える。
  • 小城 英子, 坂田 浩之, 川上 正浩
    社会心理学研究 38(1) 1-8 2022年7月  査読有り
    本研究の目的は、不思議現象に対する態度尺度を改訂し、懐疑的態度の多様な側面を捉え、信奉的態度と懐疑的態度を精緻に測定可能にすることであった。大学生を対象に質問紙調査が行われた。探索的因子分析の結果、「全面的な否定」、「現状認識に基づく否定」、「占い・呪術嗜好性」、「スピリチュアリティ信奉」、「知的好奇心」、「恐怖」の6下位尺度が抽出され、25項目の新尺度はAPPle Ⅱと名づけられた。内的整合性、確認的因子分析、再検査信頼性、基準関連妥当性の観点から、概ね十分な信頼性・妥当性が確認された。「占い・呪術嗜好性」、「スピリチュアリティ信奉」は信奉的態度、「全面的な否定」、「現状認識に基づく否定」は懐疑的態度と位置付けられるが、分析的思考や批判的思考に最も関連する態度は、信奉的態度とも懐疑的態度とも言いうる「知的好奇心」であることが示唆された。
  • 坂田浩之
    パーソナリティ研究 30(2) 101-110 2021年9月16日  査読有り
    本研究は,容姿にこだわる若者に対する理解を深めるために,醜形恐怖心性とメンタライジングとの関連について検討した。大学生689名に対して自己報告式の質問紙とReading the Mind in the Eyes Test (RMET)が実施された。本研究の結果,メンタライジングに関する自己認知は醜形恐怖心性と弱く関連することが示された。そして,メンタライジングに関する自己認知のうち,他者に関するメンタライジングは醜形恐怖心性と正の関連が,自己に関するメンタライジングは醜形恐怖心性と負の関連が示唆された。しかし,RMETで測定された,外的なものに基づく他者に関する顕在的なメンタライジングの正確さは醜形恐怖心性と関連しないことが示唆された。本研究の知見から,容姿にこだわる若者は,他者に関するメンタライジング能力を高く評価しがちで,自己に関するメンタライジング能力を低く評価しがちである可能性が検討された。
  • 坂田 浩之
    パーソナリティ研究 29(1) 11-13 2020年4月27日  査読有り
    Reading the Mind in the Eyes Test (RMET) は,感情価による刺激写真の分類が行われ,刺激の感情価による精神状態解読能力に関する研究に用いられてきている。本研究の目的は,日本人に適用できるアジア版RMETの各写真を,原版で行われているのと同様,感情価によって分類することであった。日本人大学生女子に対して,アジア版RMETの36枚の写真を提示し,各写真の感情価を評定してもらった。そして,その評定によってアジア版RMETの写真を分類した結果,20枚がネガティブ刺激として,5枚が中立的刺激として,11枚がポジティブ刺激として分類された。
  • 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    行動科学 58(1) 1-7 2019年9月30日  査読有り招待有り
    不思議現象に対する態度に関する我々の研究は,14年間続いており,合計60の学会発表を行っている。本論文の目的は,共同研究の継続につながる要因を考察し,検討することであった。最初に,不思議現象に対する態度に関する研究の流れの概要を説明した。次に、研究の継続要因を「不思議という研究テーマの多面性・発展性」,「専門の異なる3名の連携」という2つの観点から検討した。その結果,「不思議という研究テーマの多面性・発展性」の観点からは,field drivenな研究テーマであること,価値観に関わる研究テーマであること,「心理学」あるいは「心理学教育」に関わる研究テーマであることが継続要因として見出された。また,「専門の異なる3名の連携」の観点からは,適切なメンバーシップと役割分担がある,強みが活かせる,自分のみではできなかった(知らなかった)ことができるようになることが継続要因として見出された。そして,成果が上がる,連携自体が楽しい,成長できるということが,我々の研究チームの協働を継続できる幸せの要素であると考えられた。
  • 坂田浩之
    心理臨床学研究 36(3) 334-342 2018年8月  査読有り
    醜形恐怖症を有する者は少なくないが,醜形恐怖症に対する認知も研究もいまだ不足している。本研究は,醜形恐怖症の心理学的要因に対する理解を深め,醜形恐怖症に対するより効果的な心理療法への示唆を得ることを目指した研究である。本研究の目的は,醜形恐怖症と対人恐怖心性,自己愛傾向との関連について検討すること,特に過敏型自己愛に注目して醜形恐怖との関連について検討することであった。大学生689名に対して,醜形恐怖心性尺度(大村ら,2015),対人恐怖心性・自己愛傾向2次元モデル尺度短縮版(清水ら,2006)を用いた質問紙調査が実施された。本研究の結果,醜形恐怖は対人恐怖心性,自己愛傾向との間に非常に弱い正の相関が認められた。また,特に女性において,過敏型自己愛者の醜形恐怖が高いことが示唆された。本研究と先行研究の知見から,醜形恐怖症者に対する心理療法に,過敏型自己愛者に対するアプローチを適用する可能性について検討された
  • 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    社会心理学研究 23(3) 246-258 2008年2月  査読有り
    本研究では不思議現象に対して,信奉行動だけでなく,認知や感情も含めた包括的な態度を測定する尺度を作成し,態度構造を分析することを目的として質問紙調査を行った。因子分析の結果,不思議現象に対する態度は「占い・呪術嗜好性」,「スピリチュアリティ信奉」,「娯楽的享受」,「懐疑」,「恐怖」,「霊体験」の6因子構造であることが認められた。他の個人特性との相関関係から,尺度の妥当性が確認された。態度尺度の得点パターンによってクラスタ分析を行ったところ,「一般的信奉層」,「不思議現象信奉層」,「懐疑層」,「娯楽的享受層」の4群が抽出された。<br /> 担当部分:先行研究の検討,調査用紙の作成,調査の実施,調査データの分析,本文全体のチェックと修正

MISC

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書籍等出版物

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  • 大島 剛, 青柳寛之, 安村直己, 森田 慎, 坂田浩之, 榮阪順子, 小海宏之, 小辻希世子, 和田野飛鳥, 伏見真里子, 林 響子, 坂野剛崇, 坂中尚哉, 古田直樹 (担当:分担執筆, 範囲:第5章 人格検査――パーソナリティの多角的なアセスメントに役立つツール)
    ミネルヴァ書房 2023年9月 (ISBN: 9784623087150)
    本書は,公認心理師カリキュラムにおける必修科目「心理的アセスメント」での学習内容に対応して,心理的アセスメントの目的とその手法について概観し,様々な領域におけるアセスメントの実際と,臨床現場で留意すべき点を豊富な事例から学ぶことを目指したものである。筆者が担当した「人格検査」の章では,まず人格のアセスメントをする上で踏まえておくべき潮流について述べた。次に,人格検査の2大法である質問紙法と投映法の特徴と限界について述べ,代表的な人格検査について紹介した。最後に,要支援者の心の健康の保持増進に寄与する人格検査を用いたアセスメントを例示した。
  • 編者, 伊藤良子, 角野善宏, 大山康宏, 分担執筆, 伊藤良子, 石谷真一, 坂田浩之 (担当:分担執筆)
    創元社 2009年3月
    心理臨床学の発展期に京都大学を中心に学んだ心理臨床家を編者として,この実践学問領域を探求しつづけてきた京都大学の知の集積を,複雑多様化する現代社会を見据えつつ,世に問おうとの意図で編集された「京大心理臨床シリーズ」の第7巻であるこの書物は,「発達障害」と心理臨床に関する論文集である。 担当部分:「「発達障害」とされる子どもとの心理臨床に関する事例研究-「自閉症」と診断された男子との10年間の遊戯療法の経過概要を対象として-」(単著) 本稿では,発達の遅れがあるとされ,後に「自閉症」と診断された男子との間で10年間にわたって行われた遊戯療法の経過概要を対象として,事例研究を行った。それを踏まえ,「発達障害」とされる子どもは,はじめは心,身体,物,治療構造といった器や枠の中にいれておけず,外に出したがる傾向があるが,次第に内に入れることができるようになり,さらに中にこもることができるよう
  • 編者, 皆藤章, 分担執筆, 皆藤章, 北口雄一, 坂田浩之 (担当:分担執筆)
    ミネルヴァ書房 2007年4月
    本書は,人間であれば誰しも体験する悩みや苦しみに対して,人間のこころに関わる「心理臨床」という専門領域がいかに関わろうとするのかについて語ったものである。生きることが大変な現代において,悩みや苦しみを抱えて生きる人にたいして,心理臨床家に求められている援助がどのようなもので,また,心理療法や心理査定を行うために必要な考え方や知識,スキル,態度がどのようなものかを「関係性」と「主観性」をキーワードにまとめている。 担当部分:第6章「心理臨床の具体(2):ロールシャッハ法」(単著) 筆者は,ロールシャッハ法の歴史と理論・哲学,実際,適用と課題,およびロールシャッハ法と心理療法について論じた。
  • 編者, 岡田康伸, 河合俊雄, 桑原知子, 分担執筆, 岡田康伸, 河合俊雄, 坂田浩之 (担当:共著)
    創元社 2007年3月
    心理臨床学の発展期に京都大学を中心に学んだ心理臨床家を編者として,この実践学問領域を探求しつづけてきた京都大学の知の集積を,複雑多様化する現代社会を見据えつつ,世に問おうとの意図で編集された「京大心理臨床シリーズ」の第5巻であるこの書物は,心理臨床における個と集団に関する論文集である。 筆者は,個人心理療法と集団心理療法を同一の心理臨床家が担当するというユニークな構造で,不登校の中学生の心理的成長のサポートが行われている通所施設でのスタッフとしての経験を踏まえ,同施設で共に実践を行ってきた者とともに,個人心理療法と集団心理療法を統合することによって実現される心理療法的機能と,そこでの心理臨床家の役割について論じた。 総頁514 担当部分:「個人心理療法と集団心理療法の統合を目指して」(共著)
  • 監訳者, 角田豊, 共訳者, 角田豊, 葛西真記子, 坂田浩之, 森田慎, 竹田伸子, 大谷真弓, 青柳寛之, 伊藤俊樹, 安村直己 (担当:共訳, 範囲:第4章「技法の10原則」)
    金剛出版 2006年7月
    本書は,Kohut,Stolorowにつづく自己心理学派の中心的な分析家である3名の著者が,幼少期に性的虐待を受けた女性と10年近く精神分析作業を行った自験例でのやりとりを記した詳細な逐語記録と,そこでの分析家の内的思考と後からの振り返りを提示し,さらにそのプロセスに対して,動機づけシステム理論と10の技法原則を軸にした理論的検討を行い,自己心理学にもとづく臨床実践と臨床技法を明らかにした指導書である。坂田が訳出したのは,分析者(心理臨床家)が,マニュアルに機械的に縛られず,自発性や創造性を活かして患者(クライエント)との相互作用に関与できるような,用いる者にやさしい10の技法を提示した章である。

講演・口頭発表等

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  • 分担執筆, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本社会心理学会第51回大会 2010年9月
    本研究では,APPleによって測定される不思議現象に対する態度と,情動的共感性との関係を相関係数によって吟味した。その結果,占いや呪術を好むことやスピリチュアリティを信奉することと情動的共感性,特に感情的暖かさとの関連が示された。またこの感情的暖かさが高いほど不思議現象に対して懐疑的でないことも示された。占いや呪術,スピリチュアリティへの信奉が,感情的な暖かさと関連していることは,他者の体験やそこで起こる情動を暖かく自分のものとして受け入れることによって,占いや呪術,スピリチュアリティに対する信奉が促進されることを示唆しており,本研究の対象者である大学生にとって,そうした体験が日常生活に多く存在している可能性が示唆された。 p.322-323. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮
    日本教育心理学会第52回総会 2010年8月27日
    本研究では,心理学部に所属する1回生に対して,その帰属感を高揚させ,ひいては大学生活の充実感を高めるプログラムを探索的に開発し,その効果を検証することを目的とし,プロトタイプとして独自に開発したVTR刺激を用いた2種類の帰属感高揚プログラムを実施し,その効果を比較検討した。その結果,一方のプログラムAは大学へのフィット感を高める効果を持つことが示された。一方,いずれのプログラムも大学生活に対する不安を高めるものであることも示され,“立派な先輩”の姿を意識することにより,むしろ自信を喪失することが示唆された。p.397. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本社会心理学会第50回大会日本グループ・ダイナミックス学会第56回大会合同大会 2009年11月
    本研究では,代表的な不思議現象を取り上げ,それらを信奉する,あるいは信奉しない理由について検討することを目的とする。信じている理由や信じていない理由としてどのような言葉が挙げられるかを検討することにより,不思議現象信奉のメカニズムについて吟味した。女子大学生68名を対象に,“血液型による性格診断”,“宇宙人の存在”,“超能力の存在”,“占い”,“霊の存在”,“神仏の存在”の6つの対象に対する(非)信奉理由の自由記述を分析した結果,それぞれの対象に対する態度を構築する根拠となるメディアの差異が認められた。p.1046-1047. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本社会心理学会第50回大会日本グループ・ダイナミックス学会第56回大会合同大会 2009年11月
    本研究では,不思議現象に対する態度と制御欲求の関連性について,態度類型の観点から分析することを目的とした。坂田他(2008)の研究で調査対象となった316名に,新たに大学生149名を追加した計465名のデータを分析した結果,調査対象者は「信奉層」「懐疑層」「一般層」「娯楽的享受層」の4つのクラスタに分類された。制御欲求の下位尺度の得点をクラスタ間で比較すると,「自己決定」は「信奉層」よりも「一般層」および「娯楽的享受層」で低く,「準備予防」,「外的制御」は「懐疑層」よりも「信奉層」で高く,「内的制御」は「信奉層」よりも「懐疑層」で高い傾向が認められた。p.1044-1045. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮
    日本教育心理学会第51回総会 2009年9月
    本研究では,特定の学年に対象を絞り縦断的に大学生活充実度の4年間にわたる推移について調査を行うことを目的とした。2005年から2008年にかけて,1回生時は5月,2回生時以降は10~11月時点における縦断的調査を実施し, すべての調査に参加した57名のデータを分析した結果,川上他(2007,2008)の結果同様,全体を通じて学生生活は最終学年である4回生において最も充実度が高まることが示された。特に交友満足度においては本研究では3回生での高まりは認められず,ゼミ分属に伴う交友関係の変化は,川上他(2007)で解釈されたように必ずしもポジティブなものでないことも推測された。p.576. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮
    日本心理学会第73回大会 2009年8月
    本研究では,新入生オリエンテーション内においても活用可能な,所属学科に対する学生の帰属感高揚プログラムを開発することを目的とし,探索的なプログラムの企画・実施とその効果測定を行った。心理学部1年生50名を対象に帰属感高揚プログラムとして「心理学と私」(心理学とのかかわりに関する教員の語りや,卒業・在学生へのインタビュービデオから構成される)という特別授業を実施した。この帰属感高揚プログラムの効果は部分的なものであり,異なる二つの集団のうちの1グループにおいてのみ大学生活充実度の「フィット感」が上昇するという結果となった。p.1282. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 坂田浩之, 川上正浩, 小城英子
    日本心理学会第73回大会 2009年8月
    本研究では,不思議現象に対する態度と性格との関連についてより明確にするために,Jungの心理学的タイプ尺度(JPTS:佐藤,2005)を使用し,APPleとの関連について調べることを目的とした。女子大学生133名を対象とした質問紙調査の結果,“思考-感情”と“スピリチュアリティ信奉”との間にr=-.36という比較的明確な関連が認められ,不思議現象に対する態度と関連性の強い性格傾向が明らかにされた。p.236. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本心理学会第73回大会 2009年8月
    本研究では,調査対象者の範囲を拡大し,多様な年代に適用できる尺度を作成すること,尺度の妥当性を確認することを目的とした。調査会社のモニターのうち,首都圏在住の600名を対象とし,調査を実施した。テレビに対する態度尺度の因子分析結果に基づき,“疑似的コミュニケーション” “情報収集” “習慣的視聴” “テレビへの懐疑” “エンターテイメント性希求” “選択的視聴”の6因子構造と判断した。さらに,テレビに対する態度の下位尺度と,各個人特性およびテレビ視聴時間との相関を検討した結果,“情報収集”と“テレビへの懐疑”は,共に批判的思考態度と関連が認められた。p.237. 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本社会心理学会第49回大会 2008年11月
    本研究では、不思議現象に対する態度と、虚記憶の生起率との間に関連が認められるか否かを検討することによって、無い(とされている)ものを信じる不思議現象信奉のメカニズムを明らかにすることを目的として,大学生182 名を対象として,質問紙調査及び実験を実施し,結果を分析した。その結果,不思議現象に対する態度尺度(APPle) 下位尺度と虚記憶生起との間には直接的な相関関係は認められなかったものの、クラスタ化された群間では虚記憶の生起率が異なることが示され、不思議現象に対して、娯楽的にこれを受け止めている層は、再認成績は他の層と異ならないが、虚記憶の生起率が高い(少なくとも不思議現象に対して懐疑的に捉えている層に較べて)ことが示された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 坂田浩之, 川上正浩, 小城英子
    日本社会心理学会第49回大会 2008年11月
    本研究では,不思議現象に対する態度と制御欲求との関係を明らかにすることを目的として,大学生316名を対象として,質問紙調査を実施し,結果を分析したところ,不思議現象に対する積極的に肯定的な態度と懐疑的な態度がともに,目的達成のために権威におもねる態度と関連しているが,他者からの指示や影響を避けようとするほど不思議現象に対して懐疑的な態度となる一方,それら他者からの指示や影響を受容するほど不思議現象に対して肯定的な態度となるということ,不思議現象との接触を嗜好する態度と,不思議現象に恐怖する態度ともに,意思決定を自分以外のものに委ね,他者に指示されることを否としないとする点で共通するものの,占いや呪いを嗜好する態度には,それらとは一見正反対の自分がリーダーシップを発揮したり,他者に影響を与えたりしたいという動機づけが関連している点が,不思議現象を恐れる態度と異なるということが示唆された。 担当部
  • 共同研究, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本社会心理学会第49回大会 2008年11月
    本研究では,テレビに対する基本的な態度を測定する尺度を作成すること,テレビに対する態度と不思議現象に対する態度との関連を解明することを目的として,大学生280名を対象として,質問紙調査を実施し,結果を分析した。その結果,テレビから提供されるスピリチュアリティを中心とした不思議現象を疑うことなく受容し,感動したり,泣いたりする傾向のある視聴者がいる一方,テレビを親密な人間関係の代替としている視聴者は,不思議現象に恐怖を抱き,霊やたたりを主観的に体験しやすく,占い・呪術を嗜好する傾向があることなど、“何”を“どのくらいの時間”視聴しているかよりも、“どのような態度で”視聴しているかの方が、テレビ視聴と不思議現象に対する態度との関連を説明しうることが示唆された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮
    日本教育心理学会第50回大会 2008年10月
    ある大学・学科のある年度とその翌年度の同時期の1回生から4回生のすべての学年を加えた大学生活充実度のデータを採取し,2年分の横断的データを分析・比較することによって,大学生活充実度の学年間の差異を検討することを目的として調査を行った。その結果,全体を通じて学生生活は最終学年である4回生において最も充実感が高まり,さらに学業に関する満足感は2回生から3回生においても上昇することが示された。また,不安に関しては二つの年度間で差が見られたため,コホート差が存在する可能性が考えられた。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究者, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮, 川上正浩
    日本心理学会第72回大会 2008年9月
    宿泊型新入生オリエンテーションにおける“新入生同士での宿泊”という要素が,新入生にどのように体験されるかを明らかにすることで,適切な新入生オリエンテーションの形態を検討することを目的として,大学1回生に調査(自由記述式の質問紙)を行った。テキストマイニング処理を行って自由記述文を分析した結果,宿泊へのポジティブな印象は,「皆(友達)」と「遅くまで」「話」ができる点から,ネガティブな印象は「人」が「多」く,「気を遣」って「遅くまで」「眠」れない,「気疲れ」することから生起していることが明らかになった。よって宿泊型オリエンテーションでは,皆で遅くまで話せる環境を確保しつつ,眠くなれば気を遣わずに眠ることのできる,個人の空間をある程度保証するような環境を整備すること等が重要と考察された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本心理学会第72回大会 2008年9月
    本研究では,発達的な視点から不思議現象に対する態度を分析することを目的として,大学生女子434名と高校生女子82名を対象に質問紙調査を実施した。両者の不思議現象に対する態度,Locus of Control,批判的思考の比較を行ったところ,高校生の方が未発達で,不思議現象に対して警戒心が薄いと見なすこともできる一方,不思議現象に対して一定の態度が形成された大学生は,改めて批判的に分析することを回避しており,高校生の方がアルゴリズムに従って情報を処理しているとも解釈できる結果が得られた。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本心理学会第72回大会 2008年9月
    不思議現象が,“科学で説明できない”現象であることから,個人が有する不思議現象に対する態度は,個人の科学観と関連していることが予想される。そこで本研究では,科学観・自然観と不思議現象に対する態度との関連を検討することを目的として,大学生195名を対象に質問紙調査を実施し,結果を分析した。その結果,不思議現象に対する態度は,科学観よりもむしろ自然観と相関を示していた。より具体的には,死後の世界や神仏の祟りなどを肯定的に捉えるほど,自然に癒しや脅威を感じていることが示され,神仏や死後の魂といったものが自然のもつ大きな力の一部であると捉えることがスピリチュアリティ信奉の根本に存在している可能性が示唆された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本社会心理学会第48回大会 2007年9月
    本研究では,新聞記事を題材としてテキストマイニング手法を用いて分析し,そこにどのようなキーワードが見出されるのか,またそれらのキーワードはどのようなクラスターを構成するのかについて検討を行う。“科学”に関する記事のみを分析対象とするために,本研究においては,その分析対象を“科学面”に掲載された記事のみに限定した。結果より,“医学系”,“宇宙・物理学系”,“生物・進化論系”,“科学技術系”,“講演会案内”の5つのクラスターが抽出された。以上4つのクラスターは,科学記事のジャンルとしても整合性が高いものであると考えられるが,大学生の自由記述データと突き合わせると,医学系,生物・進化論系で共通の項目が少ないことが興味深い。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 佐久田祐子, 奥田 亮, 坂田浩之, 川上正浩
    日本心理学会第71回大会 2007年9月
    新入生オリエンテーションにおける諸成果が,オリエンテーション前後の大学生活充実度の変動にどのような影響を及ぼしているのかを調べるため,大学1回生を対象に調査を行った。その結果,新入生オリエンテーションにおいて所属する学科への帰属感が高まったり,教員との会話・交流が促進されたりすることによって,大学へのフィット感(大学生活や学びに対する期待感や適合感)が高いレベルのまま維持されることが示された。調査時期が入学から一ヵ月後の5月という不適応を起こしやすい時期であったことからも,その時期に新入生の大学に対するフィット感の低下を抑止する要因が明らかにされた意義は大きいと考えられた。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田 亮
    日本教育心理学会第49回総会 2007年9月
    女子大学の心理学科に所属する1回生から4回生を対象に①全学年を通しての大学生活充実度の構造を探索すること,②大学生活充実度の学年間の差異を検討すること,の2点を目的として横断的調査を実施した。その結果,大学生活充実度は大学への“フィット感”“学業満足”“交友満足”“不安”の4因子によって構成されることが示された。そして,学年が上がるにつれて大学への全般的な適合感(フィット感)が高まり不安は和らぐこと,学業や交友関係については2回生から3回生にかけて,ひとつの転機を迎えることが明らかになり,これらの結果については,ゼミ活動との関連から解釈可能であると考察された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本心理学会第71回大会 2007年9月
    不思議現象の定義から明らかなように,何が不思議現象であるかの判断や意識には,科学がいかなるものであるのかに対する判断や意識が影響するが,“科学”というキーワードから連想される概念そのものが,個人によって異なる可能性もある。本研究では,現代大学生の科学に対するイメージを自由記述によって収集し,検討した。結果より,現代大学生の“科学”イメージは,“実験”をしたり“宇宙”について調べたり“勉学”したりするものであり,そこに“有用性”を感じる一方で“ロマン”をも感じていること,また“先進性”や“力動性”といった進歩するイメージを抱いていることが示された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 坂田浩之, 小城英子, 川上正浩
    日本心理学会第71回大会 2007年9月
    不思議現象に対する態度形成に影響する要因としてマス・メディアを介した不思議現象に関する情報との接触が挙げられるが,マス・メディアによって提供される情報の取捨選択には,批判的思考が関連していることが予想される。そこで本研究では,不思議現象に対する態度と批判的思考との関係を吟味することを目的とした。相関係数に基づく分析の結果,不思議現象に対する態度尺度の下位尺度と,批判的思考態度尺度の下位尺度との相関係数を算出した結果,不思議現象に対する態度と批判的思考態度との間の相関は比較的低く,有意な相関が認められたのは,「霊体験」と「客観性」との間のみであった。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本社会心理学会第48回大会 2007年9月
    不思議現象信奉に関する先行研究では,マス・メディア接触と不思議現象信奉の関連は,研究によって知見が異なり,一貫した傾向が見出されていない。研究1では,不思議現象を扱ったTV番組の内容分析を行い,実際に提示されている内容やコンテクストを明らかにすることを目的とし,研究2では,研究1で内容分析を行ったTV番組について,視聴者の反応を分析することを目的とした。分析の結果は,近年の不思議現象番組は真偽を追求せず,娯楽性やカウンセリングなど,ポジティブなコンテクストを強調する傾向が強いという指摘(小城ほか,2007)と整合的であり,視聴者の不思議現象に対する懐疑的態度は共通して認められた。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 奥田亮, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子
    日本心理学会第70回大会 2006年11月
    本発表では,新入生オリエンテーションにおいて新入生たちがどのような成果を得たと感じているかを測るために作成したオリエンテーション成果尺度と大学生活充実度尺度を用い,大学生活の充実に新入生オリエンテーションがどのように影響しているかを共分散構造分析によって検討した。その結果,新入生オリエンテーションが,後の大学生活の充実感に直接効果を及ぼすという仮説を支持する結果が得られた。また,一回生同士が親密になることや帰属感を高揚させることが,交友面よりも学業面や適応面での大学生活充実度を高めるという新入生オリエンテーションの機能の質的な特徴が明らかにされた。 担当部分:調査計画,調査質問紙の作成,調査データ分析(共分散構造分析)とその考察,発表原稿・ポスターのチェック
  • 共同研究, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本心理学会第70回大会 2006年11月
    本発表では,不思議現象に対する態度尺度の下位尺度6因子を用いてクラスタ分析を行い,回答者を4クラスタに分類した。第1クラスタは,不思議現象に対する態度尺度および個人特性の得点が,全般に全クラスタの中で中間的な位置におり,一般的な層といえる。第2クラスタは,「占い・呪術嗜好性」,「スピリチュアリズム」,「娯楽的享受」が高く,不思議現象に対してもっとも肯定的な態度を持つ信奉層である。第3クラスタは,「科学性信奉」のみが顕著に高く,不思議現象全般に対して懐疑的な層である。第4クラスタは,「スピリチュアリズム」,「娯楽的享受」が高く,不思議現象に対して比較的肯定的な点では第2クラスタと類似しているが,不思議現象を気軽なエンターテイメントとして楽しむ態度がより特徴的といえる。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 坂田浩之, 川上正浩, 小城英子
    日本心理学会第70回大会 2006年11月
    本発表においては,性格特性(Big Five)が不思議現象に対する態度尺度といかなる関係にあるのかを相関係数に基づき吟味した。その結果,男性では,「占い・呪術嗜好性」との間には外向性,神経症傾向,開放性が正の関連を示し,「スピリチュアリズム」との間には,外向性,神経症傾向が正の関連を示し,「娯楽的享受」との間には,神経症傾向,開放性が正の関連を示し,「科学性信奉」との間には,外向性と神経症傾向が負の関連を示し,「恐怖」との間には神経症傾向が正の関連を示し,「霊体験」との間には,外向性,開放性が正の関連を示した。また,女性では,「占い・呪術嗜好性」との間には外向性,神経症傾向,開放性,調和性が正の関連を示し,「スピリチュアリズム」との間には,外向性,神経症傾向,開放性,調和性が正の関連を示し,「娯楽的享受」との間には,開放性が正の関連を示し,「科学性信奉」との間には,外向性が負の,誠実性が正の関連を示し
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本心理学会第70回大会 2006年11月
    前報(不思議現象に対する態度(2))では,不思議現象に対する態度尺度とLocus of Control(以下LOC)との間には明確な相関が認められなかった。従来の研究においては,不思議現象信奉とLOCとの間には関係が認められることが示されており,この原因として,不思議現象に対する態度とLOCとの関係が直線的でない可能性も考えられた。本発表では,不思議現象に対する態度とLOCとの関係をより詳細に吟味した結果,中程度の外的統制感が,占いや呪術への嗜好性を高める可能性が示唆された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 川上正浩, 小城英子, 坂田浩之
    日本社会心理学会第47回大会 2006年9月
    本発表においては,不思議現象に対する態度尺度にかかわる性差を検討した。それぞれの下位尺度得点に性差が認められるか否かを分散分析によって検討したところ,「占い・呪術嗜好性」,「スピリチュアリズム」,「恐怖」において女性の方が得点が高く,「科学性信奉」において男性の方が得点が高いことが示された。「娯楽的享受」および「霊体験」においては,性差が認められなかった。また不思議現象に対する態度尺度と他の変数との相関について男女別に算出した結果,男性においてのみ「娯楽的享受」と「自己認識欲求」「拒否回避欲求」との間に相関が認められ,また「恐怖」と「拒否回避欲求」,「スピリチュアリズム」と「ネガティブ情報回避欲求」との間に正の相関が認められた。さらに,女性においてのみ「科学性信奉」と「拒否回避欲求」「死の恐怖」との間に負の相関が認められた。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 坂田浩之, 川上正浩, 小城英子
    日本社会心理学会第47回大会 2006年9月
    本発表においては,前報(「不思議現象に対する態度(1)」)を受け,不思議現象に対する態度尺度の妥当性についての検討を行った。具体的には,先行研究において,不思議現象信奉との相関が示されているLocus of Control,認知欲求,自己認識欲求,ネガティブ情報回避欲求,賞賛獲得欲求,拒否回避欲求,死の恐怖,の7つの尺度と,不思議現象に対する態度尺度の6つの下位尺度との相関を検討した。その結果,概ね先行研究や理論的予測と整合的な結果が得られ,前報において作成された不思議現象に対する態度尺度の妥当性が支持された。 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 共同研究, 小城英子, 坂田浩之, 川上正浩
    日本社会心理学会第47回大会 2006年9月
    心霊現象や占い,UFOの存在,超能力など,現代の科学知識では説明がつかない不思議な現象を総括して“不思議現象”と呼ぶ。先行研究においては,UFOや超能力などの対象が挙げられ,これらを「信じている-信じていない」の信奉行動の形で尋ねたものを信奉度とし,この信奉度の規定因を解明するという形がとられている。しかし,「怪談を信じてはいないが,怖いので盛り上がる」など,不思議現象信奉には,複雑な認知や感情が絡んでいることが予想され,従来の研究で用いられてきたような,一律の行動のみで信奉の実態を把握することは困難である。本研究では,不思議現象に対して,信奉行動だけでなく,対象に対する認知や感情も含めて測定する尺度を作成し,不思議現象に対する態度の構造を解明することを目的として,大学生を対象に質問紙調査を行った。不思議現象に対する態度尺度の因子分析を行い,「占い・呪術嗜好性」,「スピリチュアリズム」,「娯楽性享
  • 共同研究, 川上正浩, 坂田浩之, 佐久田祐子, 奥田亮
    日本心理学会第69回大会 2005年9月
    多くの大学において入学初期の段階で行われている新入生オリエンテーションが,大学生活の充実にいかに貢献しうるか検討することを目的として,まず“大学生活充実度尺度”を作成し,新入生オリエンテーション実施前の女子大学生1回生に配布・回収し,得られたデータを用いて大学生活充実度の因子構造を調べた。また,オリエンテーション実施後に同様に実施した大学生活充実度の因子構造と比較・検討した。 担当部分:調査計画,調査質問紙の作成,大学生活充実尺度の因子分析とその考察,およびその部分の発表原稿作成
  • 坂田浩之
    香芝市提携オープンカレッジこころを科学する 2002年12月 香芝市,大阪樟蔭女子大学人間科学部
    香芝市民を中心とする一般市民約80名に対して,不登校に対する社会的な評価の変化となお依然として根強くある不登校児やその家族に対する偏見について説明するとともに,講師が実践している深層心理学に基礎づけられた心理療法の立場から,心理療法家が「不登校」や「(ひき)こもり」という状態をどのように理解し,見立て,何を大切にして不登校児やその家族と出会っていくか,そして心理療法のプロセスにおいて何が起こっているのかについて述べた。
  • 日本心理臨床学会第21回ワークショップ 2002年9月
    皆藤章講師の風景構成法のワークショップにて,坂田があるうつの青年との間で行った心理療法のプロセスについて事例発表を行った。またプロセスの中で何度かクライエントが描いた絵(風景構成法)をプロセスに沿って提示した。そして,坂田が自分の心理臨床の経験の中で培ってきた風景構成法という技法に対する理解とそれを用いる時の心構えについて話すと共に,風景構成法がこのクライエントの回復に果たした役割と,絵から垣間見れるこのクライエントの内的な状況と変容について考察し,講師によるコメントを受けた。
  • 日本心理臨床学会第19回大会 2000年9月
    自己愛性障害の心理療法の経験から生み出されたKohut,H.の理論における鍵概念である「自己対象(selfobject)」について,この概念が人間の心のはたらきと人間関係の中で生じていることを理解する上で有効かどうか実証的に検討するため,小学校高学年と中学生の子供を対象として,坂田が独自に作成した自己対象体験質問紙を含む2種類の質問紙調査を実施した。そして,自己対象の体験とself-esteemの調整のあり方との関係を調べた結果,児童においてself-esteemの調整にどのような自己-自己対象を体験してきたかが密接に関わっていることが示された。
  • 共同研究, 久保 恵, 仁里文美, 市野直美, 松浦ひろみ, 坂田浩之, 松下姫歌, 黒川嘉子, 三杦奈穂
    日本教育心理学会第39回大会 1997年9月
    肥満児の治療において求められつつある心理的な側面からのアプローチのあり方を探るため,肥満の治療を受けている小4~中3の子どもに久保(1996)が独自に開発した投映法である親子状況ピクチャー(PARS)を実施し,その結果を対照群と比較しつつ分析し,肥満児が親子関係について示す愛着のあり方を検討した。そこから,肥満児の反応には,親子関係の不確かさ,情緒的交流の希薄さを感じさせる,自他への信頼感の低いものが多いという特徴が見出された。
  • 共同研究, 松浦ひろみ, 仁里文美, 市野直美, 久保 恵, 坂田浩之, 松下姫歌, 黒川嘉子, 三杦奈穂
    日本教育心理学会 第39回大会 1997年9月
    肥満児の治療において求められつつある心理的な側面からのアプローチのあり方を探るため,肥満の治療を受けている小4-中3の子どもに文章完成法形式の自我発達質問紙を実施し,その結果を対照群と比較しつつ分析し,肥満児の自我発達や自我機能の様相を構造的に捉えることを試みた。独自にConnected-Separated, 衝動-自律,肯定-否定,内層-表層の4つの評定軸を設定し,単に衝動統制のあり方や自己像,自己表現のあり方を見るのではなく,これらを関係性の体験との関連から検討した。
  • 共同研究, 市野直美, 仁里文美, 多田昌代, 久保 恵, 松浦ひろみ, 坂田浩之, 松下姫歌
    日本心理臨床学会第16回大会 1997年9月
    肥満児に対する心理的な側面からの治療的関わりのあり方を探るため,肥満の治療を受けている小4~中3の子どもにバウムテストを実施し,描いてもらった絵を分析し,肥満児の心身エネルギーや感情・情緒などの表出のあり方や分化度,自己及び身体像のあり方,外界との交流の持ち方を検討した。描かれた木の幹末端の処理のあり方の特徴から3つの型に分類し,それぞれの心理的特徴を分析した。また,それぞれの型の典型事例を挙げて事例研究的に検討した。

担当経験のある科目(授業)

 20

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

社会貢献活動

 1

その他

 1

教育方法の実践例

 23
  • 件名
    アニメーション作品の活用
    年月日(From)
    2000/04
    概要
    講義内容と関連したアニメーション作品(ビデオ・DVD・Blu-ray)を使用することで,抽象的になりやすい心理学の理論やモデルを,学生の具体的な体験と結びつけることができる,心理臨床家の訓練における事例研究と同じように登場人物の心の動きに共感的に寄り添う体験をすることで,人間の心の動きについての理解を体験的に深めることができるなどの利点がある。
  • 件名
    (Web)ミニッツペーパーの活用
    年月日(From)
    2000/04
    概要
    毎回授業の終わりの5分から10分を利用して,その回の授業に対する感想・コメント・質問を書かせ,回収して検討することで,①学生の授業内容に対する理解度を知ることができる,②そして,理解の不十分な内容に関しては,次回授業で質問に応える形で,より分かりやすい説明を用いて伝えることができる,③内容だけでなく,授業の方法(資料の見やすさなど)や教室の環境(教室の温度や私語)についての情報を得ることができるなどの利点がある。2018年度からは,LMS(manaba)を使ってWeb上にミニッツペーパーの書き込みが行えるようにし,学生が落ち着いて考えて書けるように工夫した。
  • 件名
    心理検査(心理調査法)を用いた自己理解の促進
    年月日(From)
    2001/04
    概要
    20答法,二面性尺度、ユング心理学的タイプ尺度20答法やSD法,二面性尺度(TSPS),ライフラインなどを授業内で学生に実施し,その結果を各自個別に分析させることで,自己概念を把握するための方法を体験的に知ることができると同時に,自分自身の自己概念や自己像をあらためて体験的に考察することが可能になるという利点がある。
  • 件名
    レポート採点チェックリストを用いたレポート評価
    年月日(From)
    2001/09
    年月日(To)
    2005/03
    概要
    複数教員が担当する実習授業において,レポートを採点・添削する際に,全教員が共通のチェックリストを用いて,採点・添削を繰り返すことで,担当教員が学生達に要求しているレポートの形式・内容や評価基準を明確に伝えることができると同時に,学生達の目標やそれへの到達度を明確にすることができるという利点がある。後のルーブリックを用いたレポート評価の前身となる工夫であった。
  • 件名
    心理学研究法の体験学習
    年月日(From)
    2001/09
    概要
    学生に実際に実験や調査を参加者として体験してもらうと共に,得られたデータの処理・解釈を体験させた。加えて,調査に関しては実際に質問紙を作成させ,調査者として質問紙を配布,回収も体験させた。これにより,①講義では既存の知識として受け身的に取り入れるしかない心理学の先行研究の知見を,自らの経験や生のデータを通じて実感できるしたり,批判的に検討したりすることができる,②心理学を研究する際の手法を一度は実際に経験しておくことで,以後自分が心理学研究を計画,実践するときに,この体験を雛形として活用・応用することができる,などの利点がある。
  • 件名
    心理検査の体験学習
    年月日(From)
    2002/04
    概要
    P-Fスタディ,鈴木ビネー式知能検査,WISC,バウム・テスト,風景構成法,ロールシャッハ・テストといった心理検査(人格検査)を学生に被検者として実際に体験してもらった。また,自分の検査結果の分析・解釈も体験してもらった。これにより,①心理検査を自分で体験することによって,それぞれの心理検査がどのような特徴を持ち,人格や知能のどの範囲や深さまで明らかにすることができるのかという点について実感したり,批判的に検討したりすることを可能にする,②自分のテスト体験が,他の人の検査データをより細やかに,共感的に理解することを可能にする,③被検者が検査状況で体験する諸々の感情を身をもって知ることで,自分が検査者として心理検査を実施したり,結果をフィードバックしたりするときに相手に何を配慮すべきか充分に理解できる,などの利点がある。
  • 件名
    心理療法の体験学習
    年月日(From)
    2002/04
    概要
    リラクセーション・ワークやブラインド・ウォークなど,非言語的な,視覚以外からの情報によって相手の心の動きを感じ取る基礎トレーニングや,交互にセラピスト役,クライエント役になっての種々のロールプレイ,スクイグルや粘土,箱庭,あるいはグループでの箱庭,フィンガーペインティング,サイコドラマなど心理療法の技法を学生に実際に体験してもらい,そこでの体験をふりかえって言語化してもらった。これにより,①心理療法(援助的対人関係)の場でセラピスト・援助者に求められる感受性や態度を身をもって理解してもらうことができる,②心理療法の場(援助的対人関係)でのクライエント・患者の立場に試みに立ってみることで,援助を求めている人を共感的に理解する手がかりとすることができる,③心理療法のプロセスにおいて治癒の原動力となる心の働きや関係性の場を実感することができる,④心理療法の技法の特性を体験的に理解できる,⑤自己
    の拡大・深化と統合が促進されるなどの利点がある。
  • 件名
    心理療法の事例報告の利用
    年月日(From)
    2002/10
    概要
    市販の書籍に掲載された比較的詳細な心理療法の事例報告(大学院の授業では,学術雑誌に掲載された事例報告も使用した)を受講生全員で読み,その内容についてディスカッションしてもらった後,講師が自らの心理臨床の経験を踏まえながら解説したり,受講生の問いや気づきを深めたりした。これにより,①心理療法のプロセスで生じることとや,そこでのセラピストやクライエントの思考・感情・行動を理論的にではなく,具体的に知ることができ,②セラピストやクライエントの身になって自分だったらどうするかを考えることで,実践的な知恵を身につけることができる,③講師のコメントによって,心理臨床家の事象の捉え方を具体的に伝えることができる,などの利点がある。
  • 件名
    学生による心理療法ロールプレイの実施と それを撮影した動画の活用
    年月日(From)
    2004/04
    概要
    学生がセラピスト役,クライエント役となってカウンセリングとプレイセラピーのロールプレイを行ってもらい,その様子を動画撮影し,そのビデオを見ながらロールプレイの最中に何が起こっていたのかを,実際にロールプレイを行った学生に感想を言ってもらったり,それ以外の学生の感想やコメントを聞いたりしたり,教員がコメントしたりして,ディスカッションを行う。これにより,①ロールプレイでセラピスト役をした学生が自分が意識していなかった自分の特徴や癖(特に視線・姿勢・しぐさ・声の音調などの非言語的な)に気がつくことがある,②録画なので,必要に応じてある場面を何度も巻き戻して繰り返し見ることができるし,その場面を見ながら,即時的にそこで何が起こっているかの解説を加えることも可能である等の利点がある。
  • 件名
    学外の病院・福祉施設等の見学
    年月日(From)
    2004/04
    概要
    学外の病院(精神科)・福祉施設等を訪れ,医療や福祉の現場を実際に学生自身の目で見るとともに,その施設の臨床心理士等のスタッフから心理臨床の実際についての説明を受けたり,スタッフと利用者・患者との関わりを見ながら,あるいは実際にプログラムに参加して利用者・患者と関わったりすることによって援助者としてあるべき態度を学んでもらう。このことにより,①患者・障害者,あるいは心理臨床や心理的援助のイメージを現実的で適切なものに修正することができ,②その現実的で適切な心理利臨床のイメージにもとづいて後の学習・実習を進めていくことにより,態度・スキルの習得を実際に役立つものに方向付けることができる等の利点がある。
  • 件名
    模擬面接を撮影した動画の活用
    年月日(From)
    2004/04
    概要
    実際に心理臨床に携わっている心理臨床家がカウンセラーや検査者となって心理療法・心理検査を模擬的に行った場面を撮影した市販あるいはWEB上の動画を,受講生と一緒に見,その後,感想を言ってもらい,またその感想に対してコメントするという授業を行った。これにより,①まだ実際の心理療法を実践していない受講生に,より現実的な心理療法の場面のイメージを持って
    もらうことができる,②録画なので,大切な場面を何度も巻き戻して繰り返し見ることができ,またその場面を見ながら,即時的にそこで何が起こっているかの解説を加えることも可能である,といった利点がある。
  • 件名
    KJ法を用いたグループワーク
    年月日(From)
    2015/04
    概要
    受講生相互でインタビューを行い,その録音データを文字起こしさせ,さらにその文字化された語りに関する定性的コードを付箋に書かせた後,その付箋を持ち寄ってグループでKJ法を行い,語りに潜む心理学的事実を明らかにする。2021年度〜はオンライン・ホワイトボード(Jambord)を用いたKJ法も導入している。
  • 件名
    学生による心理検査ロールプレイの実施とそれを撮影した動画の活用
    年月日(From)
    2007/04
    概要
    受講生が検査者役,被検児役となって心理検査(新版K式発達検査,WISC)のロールプレイを行ってもらい,その様子をビデオに撮影し,そのビデオ映像(必要に応じて教員がビデオ映像を編集した)を見ながら,心理検査の実施法について教員がコメントした。これにより,①検査者役をした受講生が自分が意識していなかった自分の特徴や癖(特に視線・姿勢・しぐさ・声の音調・教示の速さなどの非言語的な)に気がつくことができる,②検査場面で決められた一定の手順で検査を行えているか確認できる等の利点がある。
  • 件名
    発達検査モニターの活用
    年月日(From)
    2007/04
    概要
    臨床心理士・公認心理師養成大学院の実習において実践してきた。大学院附属カウンセリングセンターから一般に広報して募集し,協力に同意してくれたモニター家庭の子どもに,学生(相談研修員)が,発達検査(新版K式発達検査,WISC等)をカウンセリングセンターで実施し,検査結果を分析して,後日フィードバックする。また,保護者面接の間は別の学生(相談研修員)が,被検児や一緒に来たその同胞とカウンセリングセンターのプレイルームで関わりながら観察(関与観察)する。担当者の調整,検査結果の分析や,フィードバック原稿の作成などのマネージメントを教員が行う。これにより,①学習・訓練として実施経験を積むことが難しい,しかしながら現場では実施を求められることの多い,発達検査とそのフィードバックの実施経験を積ませることができる,②関与観察を行わせることで,ロールプレイとは違い実際の子どもと関わってプレイセラピーの実習をすることができる等の利点がある。
  • 件名
    試行カウンセリングの活用
    年月日(From)
    2008/04
    概要
    臨床心理士・公認心理師養成大学院の実習において実践してきた。同大学生に主旨を説明して募集し,協力に同意してくれた学生をクライエント役になってもらい,実際に専攻附属カウンセリングセンターに来談してもらい,受講生がセラピストとして試行カウンセリングを行った(日程や組み合わせの調整など実施のためのマネージメントを教員が行う)。その後,受講生には面接
    記録と考察を提出してもらい,試行カウンセリングを素材とする事例検討会を授業内で行う。また,クライエント役の学生には,感想・印象を用紙に記入して提出してもらい,受講生にフィードバックする。これにより,①ロールプレイよりさらに実際の心理臨床に近い体験を受講生にさせることができる,②クライエント役をする学生にとっても,カウンセリングがどのようなものなのかを体験的に理解できる機会となる等の利点がある。
  • 件名
    所属学科への帰属感を高める教育プログラムの実施
    年月日(From)
    2008/12
    概要
    1年生に所属学科(心理学科)への帰属感を高めるために,学科の3・4回生および卒業生にインタビューを行い,「心理学を学んでよかったこと」,「1回生へのメッセージ」などの質問に答えてもらった様子や,ゼミ風景をビデオ撮影し,それを編集した映像を流すとともに,ゲストスピーカーとして授業に参加し,鼎談の形で,自らの心理学との出会いや心理学の学びについて話した。これにより,①心理学及び所属学科教員を身近に感じてもらえる,②自らの学びの見通しと将来像を明確にすることができる,などの利点がある。さらに,所属大学への帰属感を高めるために,全学科対象科目において,同様の構成の授業も行った。
  • 件名
    心理学実験動画の活用
    年月日(From)
    2017/09
    概要
    You Tube等にアップロードされているStill Face実験,Strage Situation法などの動画を提示する。これにより,口頭による説明や図示では十分に伝わらない,実際の手続きや参加者(特に乳幼児)の反応を鮮明に理解できる等の利点がある。
  • 件名
    LMS(manaba)の積極的活用
    年月日(From)
    2015/04
    概要
    LMS(manaba)を活用し,出席者・遅刻者のチェック,授業資料の配布,課題・ミニッツペーパーの提示と回収,小テストの実施,授業改善のためのアンケート等を行ってきた。手書きで書かせる課題,プレゼンさせる課題に関しては,写真・動画に撮り,それを提出させることもしてきた。また,小テストにはGoogleフォームも併用してきた。これにより,①プリント等の配布・回収時間を短縮し,その分学習時間を充実させることができる,②予習・復習を効果的に行うことができる,③提出した課題をWEBポートフォリオとして整理することができる,④出欠や課題提出の確認ミスを減らすことができる,⑤文字の大きさや美しさによる課題評価のばらつきを減らすことができる,などの利点がある。
  • 件名
    ルーブリックを用いたレポート評価
    年月日(From)
    2011/04
    概要
    (特に複数教員が担当する)授業において,レポートを評価する際に,ルーブリックを用いてきた。これにより,①担当教員間,あるいは個人内での評価のバラツキを減らすことができる,②ルーブリックを学生に共有することで,レポート課題の,そして授業の到達目標を明示することができる等の利点がある。
  • 件名
    メモアプリ(Evernote)の活用
    年月日(From)
    2016/10
    概要
    授業資料を提示する際に,パワーポイント等のプレゼンテーション・ソフトではなく,メモアプリ(Evernote)を使用してきた。これにより,①教室のスクリーンの大きさに合わせて,ピンチ操作で容易に提示資料の文字サイズを見やすい大きさにすることができる,②画面をスイッチさせるのではなく,スライドさせるので,ノートが終わっていない学生に見せながら,次の内容に進むことができる,③ページの切れ目がないので,WordやLMS上にコピーするときに容易である,④管理が容易である等の利点がある。

作成した教科書

 2
  • 件名
    「はじめての心理学」(氏原寛・松島恭子・千原雅代編,創元社)第6章「それでも私は私である(人格)」執筆
    年月日(From)
    2000/03
    概要
    はじめて心理学を学ぶ人のための教科書として用いることのできる本として作られたものだが,内容的には心理学の主要分野に関する各テーマについての小論集といった内容で,一般の人向けの心理学の入門書である。著者は,「それでも私は私である」と題された人格の章を執筆し,「《私》とは何か」という問いを深めつつ,自己意識や個性,人格の恒常性と可塑性などのテーマについて,人格心理学の基本的な理論を踏まえながら論じた。
  • 件名
    「よくわかる心理臨床」(皆藤章編,ミネルヴァ書房)第6章「心理臨床の具体(2):ロールシャッハ法」執筆
    年月日(From)
    2007/04
    概要
    本書は,大学生・大学院生向けの臨床心理学の教科書として用いることのできる本として作られたものだが,人間であれば誰しも体験する悩みや苦しみに対して,人間のこころに関わる「心理臨床」という専門領域がいかに関わろうとするのかについて語ったものである。生きることが大変な現代において,悩みや苦しみを抱えて生きる人にたいして,心理臨床家に求められている援助がどのようなもので,また,心理療法や心理査定を行うために必要な考え方や知識,スキル,態度がどのようなものかを「関係性」と「主観性」をキーワードにまとめている。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 11
  • 件名
    第12回心の相談コロキアム樟蔭心理臨床カンファレンス『発達障害への理解と支援』講師
    年月日(From)
    2013/02/02
    年月日(To)
    2013/02/02
    概要
    大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻附属カウンセリングセンター主催の第12回心の相談コロキアム樟蔭心理臨床カンファレンス『発達障害への理解と支援』にて、コース③発達検査を通して見た発達障害の講師を務めた。学外の専門家による新版発達検査2001の事例検討を行い、助言・指導した。
  • 件名
    広島大学大学院 教育学研究科附属心理臨床教育研究センター集中セミナー講師
    年月日(From)
    2008/08
    年月日(To)
    2012/03
    概要
    広島大学大学院教育学研究科附属心理臨床教育研究センター客員教授として、年2回3日間ずつ行われる集中セミナーの講師を務め、プレイセラピー等の文献講読を行うとともに事例検討会で助言・指導した。
  • 件名
    大阪市こども相談センターメンタルフレンド事前研修会 講師
    年月日(From)
    2009/05
    年月日(To)
    2019/05
    概要
    毎年5月頃に行われる大阪市こども相談センター(児童相談所)が不登校の子どもの支援のために家庭に派遣しているボランティア「メンタルフレンド」を対象とした事前研修会において,不登校の子どもの支援において必要な知識や心構えについて講義した。
  • 件名
    大阪府立富田林支援学校夏季研修会講師
    年月日(From)
    2013/08
    年月日(To)
    2014/08
    概要
    大阪府立富田林支援学校夏季研修会にて講師を務め、新版K式発達検査と子どもの発達理解に関する講義と事例検討を行った。
  • 件名
    臨床心理士実習指導
    年月日(From)
    2010
    概要
    大阪市児童通所ルーム・パル、大阪市中央通所ルームAにて、京都大学大学院、梅花女子大学大学院、神戸女学院大学大学院の臨床心理士養成のための実習を受け入れ、指導してきた。
  • 件名
    公認心理師心理実践実習実習指導者
    年月日(From)
    2020/04
    概要
    大阪市中央通所ルームAにて、神戸女学院大学大学院の公認心理師「心理実践実習」の実習指導者を務めてきた。
  • 件名
    奈良県スクールカウンセリングカウンセラー
    年月日(From)
    2012/04/01
    概要
    奈良県立教育研究所のケース検討会で助言・指導したり、学校で教員研修会の講師を務めたりしてきた。
  • 件名
    スーパーヴァイザー
    年月日(From)
    2005/08
    概要
    臨床心理士を目指す大学院生、スクールカウンセラー、児童福祉施設臨床心理士、精神科クリニック臨床心理士(公認心理師)等30名以上に対するスーパーヴィジョンを行ってきた。
  • 件名
    第4回心理臨床リカレント講座事例検討会コメンテーター
    年月日(From)
    2013/11/23
    年月日(To)
    2013/11/23
    概要
    大阪樟蔭女子大学大学院臨床心理学専攻修了生の卒業後研修を目的とし、日々の心理臨床実践を振り返り、心理臨床家としてのあり方を見つめ直すことを目指したリカレント講座において、事例検討会のコメンテーターを務めた。
  • 件名
    第9回心理臨床リカレント講座事例検討会コメンテーター
    年月日(From)
    2018/11/23
    年月日(To)
    2018/11/23
    概要
    大阪樟蔭女子大学大学院臨床心理学専攻修了生の卒業後研修を目的とし、日々の心理臨床実践を振り返り、心理臨床家としてのあり方を見つめ直すことを目指したリカレント講座において、事例検討会のコメンテーターを務めた。
  • 件名
    甲南大学心理臨床学会第19回大会分科会指定討論者
    年月日(From)
    2016/07/03
    年月日(To)
    2016/07/03
    概要
    甲南大学大学院を修了した心理臨床家を対象とする研修会である甲南大学心理臨床学会の第19回大会の分科会(事例検討会)において指定討論者を務め,事例の理解と対応についてコメントした。

その他(教育上の能力)

 18
  • 件名
    (実習指導実績)樟蔭女子短期大学人間関係科「人間科学基礎実習」担当
    年月日(From)
    2000/04
    年月日(To)
    2001/03
    概要
    「人間科学基礎実習」は1・2年生対象の選択科目で,2単位(2時間×30回)の通年科目である。1グループ約10名で,4回を1区切りとしてのべ約80名の学生を指導した。実習内容は,新入学生の学科への所属意識を高めると共に,臨床心理学の実践と研究において基礎となる,それぞれの人の個性的な自己表現と相互の関係性を尊重する態度を身につけるために,メンバー間の相互交流を活性化するグループワークを行ったり,お互いの興味・関心について発表し合ったりした。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学教育改革促進支援費助成事業「EvernoteとDropboxを使ったシームレスなティームティーチングの実現」
    年月日(From)
    2018/04
    年月日(To)
    2019/03
    概要
    ティームティーチングを行う教員がEvernoteとDropbox の有料プランを使い,これらを大阪樟蔭女子大学で使われているLMS(manaba)と組み合わせて,最大限活用することで,授業運営に関わる作業の効率化と教員間の密な連携・協働を実現する方法の開発を行った。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学 自己点検・評価委員会 委員
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2005/03
    概要
    大学の教育,機能,経営を改善し,より魅力ある樟蔭女子大学を創っていくことを目指して,いかに大学の自己点検・評価を行っていくかについて検討している。手始めとして,「大阪樟蔭女子大学教育・研究者総覧」を編集し,大阪樟蔭女子大学の専任教員のそれぞれの研究テーマや業績,教育・研究方針について公表し,教員相互,あるいは教員と学生の相互理解の促進を図った。その後,大学の自己点検・評価のあり方について研究・検討し,自己点検・評価項目を作成した。また,平成14年7月と平成15年1月に自己点検・評価シンポジウムを開催し,自己点検・評価作業と大学改革に向けて,現状における課題と今後目指すべき方向性について大学教職員の意見を集めた。その後,学内の各部署からの自己点検・評価報告を取りまとめ,「大阪樟蔭女子大学自己点検評価報告書1998~2002学内用」の編集作業に取り組み,平成16年11月に発行した。また平成17年に改めて「大阪樟蔭女子大学教育・研究者総覧」を編集した。
  • 件名
    (実習指導実績)大阪樟蔭女子大学人間科学部心理学科)「心理学実験基礎実習B」担当
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    「心理学実験基礎実習B」は1年生対象の必修科目で,1単位(4時間×7回)の半期科目である。各グループ約15名の10グループの学生に対して,1回完結で,「要求水準」をテーマとした実習を行った。内容としては,講師が実験者となり学生に被検者として実験を実際に体験させ,その上で得られたデータに関して処理法や整理法を指導しながら分析・考察させ,心理学研究のプロセスを体験的に学ばせた。また,心理学の学術雑誌に準じた形式で,レポートを作成させ,添削指導を行って,心理学のレポート・論文の書き方を学ばせた。
  • 件名
    (実習指導実績)大阪樟蔭女子大学心理学部(平成21年3月まで人間科学部心理学科)「心理学実験基礎実習B」「心理検査基礎実習(平成17年3月まで「人格検査法基礎実習」)」「臨床心理査定実習(平成16年3月まで「人格検査法実習」)」「心理療法実習」担当
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2013/03
    概要
     「心理検査基礎実習」は2年生対象の必修科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約40名の学生に対して,投映法と知能検査・発達検査をテーマとした実習を行った。内容としては,実際に人格検査を実習生に被検者として体験してもらい,その上で個々の検査のメカニズム,成立のプロセスや背後にある人格理論,結果の分析法を講義して,実習生に自分の検査結果を分析してもらった。そうして,実体験をふまえて個々の検査の長所と問題点について考察してもらった。
     「人格検査法実習」は3年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約30~80名の学生に対して,投映法をテーマとした実習を行った。内容としては,筆者は主にロールシャッハ・テストの実習を担当し,実習生にロールシャッハ・テストを被検者として体験してもらった上でロールシャッハテストの特性と解釈理論を説明し,反応の記号化を学習してもらう。その後,実習生同士で検査者・被検者を交互に体験してもらい,自分が検査者として実施したロールシャッハ・テストのプロトコルを継起分析してもらった。受講生の人数が少ない場合には,描画法(バウムテスト・風景構成法),TATの実習にも関わった。
  • 件名
    (実習指導実績)大阪樟蔭女子大学短期大学部人間関係科「心理学研究法実習」「カウンセリング実習」担当
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
     「心理学研究法実習」は1・2年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約10名の学生に対して,実験法,質問紙調査法,人格検査法,投映法をテーマとした実習を行った。内容は,実習生に被験者(被検者)として実際の実験や検査を体験してもらった上で,それぞれの心理学研究法の基本的な原理と長所・短所,統計の知識を説明して,自分達のデータを分析させた。調査法の実習では,実際に実習生に項目を考えさせて,質問紙を作成させた。
     「カウンセリング実習」は2年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約60名の学生に対して,カウンセリング,プレイセラピー,イメージ療法,絵画療法,箱庭療法をテーマとして,カウンセリング・心理療法を行うときに絶対的に必要とされ,またその質を決定づけるカウンセラーとクライエントの間の信頼関係(ラポール)の重要性を体験的に学び取ってもらうことを主眼とした実習を行った。内容は,ペアや少人数のグループを作り,様々な形態のカウンセリング・心理療法を体験してもらい,また同じ課題でペアを変えてみることで,自分の態度や表現,安心感などがどう変わるかを振り返りってもらった。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学FD・SD活動推進委員会委員長
    年月日(From)
    2020/04
    概要
    大阪樟蔭女子大学において,FD・SD活動を推進するために委員会を統括し,FD・SD研修を企画,実施,紹介した。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学FD・SD活動推進委員会委員
    年月日(From)
    2018/04
    年月日(To)
    2020/03
    概要
    大阪樟蔭女子大学において,FD・SD活動を推進するためにFD・SD研修を企画,実施,紹介した。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学大学院臨床心理学専攻設置準備分科会メンバー
    年月日(From)
    2002/06
    年月日(To)
    2003/12
    概要
    臨床心理士を養成するための大学院設置と臨床心理士資格認定指定大学院認可を目指して,臨床心理学専攻の設置の目的や養成したい人材,履修モデル,カリキュラム,担当者等の検討を行い,文部科学省に提出する設置認可申請書の原案を作成した。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学心理学科学科の履修モデルの再確認および見直しをするためのワーキング・グループメンバー
    年月日(From)
    2002/12
    概要
    学部・学科開設から1年8ヶ月を経過して,開設時に立てた履修モデルやカリキュラムが,学科が育てたいと考える人材や教育目標と適合しているかどうか,また実際の教育現場の実情にふさわしいかどうかの点検・評価を行い,今後カリキュラムを改善する上での基礎作業を行っ
    た。主に臨床心理学関係の履修モデル・カリキュラムを担当し,自ら意見を出すと共に,他のメンバーとともに,学科の教員の意見をとりまとめ,改善した履修モデルを作成した。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学学内評価委員会委員
    年月日(From)
    2003/03
    概要
    学内の各部署からの自己点検・評価報告を取りまとめ,自己点検・評価委員会で編集した自己点検・評価報告書原稿にもとづき,1998~2002年までの大阪樟蔭女子大学および短期大学の現状と課題,課題に対する今後の対策について討議した。
  • 件名
    (実習指導実績)京都第二赤十字看護専門学校「ふれあい合宿」
    年月日(From)
    2004/03
    概要
    「ふれあい合宿」は2年生対象の必修科目で,教育学習の一環として行われる教育キャンプ(2泊3日20時間)である。約35名の学生に対して,体験を通じて,看護師として対人援助に携わる上で必要な人間理解と共感性を深めてもらうために,ブラインドウォーク,フィンガーペインティング,粘土,仮面のワーク等の集団療法で用いられる技法を用いたグループワークを行った。
  • 件名
    (学位論文指導実績)大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科「研究演習」担当
    年月日(From)
    2004/04
    概要
    母子の関係性・情動調律・情緒応答性,スーパーヴィジョン,関係性と描画表現の関係,発達障害児に対する態度,思春期・青年期における自傷行為といったテーマで,関連した文献を読み,テーマ設定・研究計画・データの分析・論文の執筆を指導してきた。
  • 件名
    (実習指導実績)大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻准教授(平成19年3月まで専任講師)「臨床心理基礎実習」「臨床心理査定演習」担当
    年月日(From)
    2004/04
    概要
     「臨床心理基礎実習」は修士1年生対象の必修科目で,2単位(3時間×30回)の通年科目である。臨床心理士(心理臨床家)として必要な基礎的な態度とスキルを習得させるために,学内外の心理臨床現場の見学,カウンセリング・プレイセラピー・箱庭療法のロールプレイ,ケースカンファレンスへの参加,事例研究,臨床心理面接への陪席,教員によるスーパーヴィジョンを受けながらのカウンセリング・プレイセラピーの実践等の実習を行った。
     「臨床心理査定演習」は修士1・2年生対象の必
    修科目で,4単位(2時間×60回)の2年連続通年科目である。3~16名の大学院生に対して,臨床心理査定(アセスメント)に関する基礎的な文献の購読によって「臨床心理査定(アセスメント)」や「見立て」の概念を理解させるところからはじまり,文献に掲載された資料を用いた心理検査のデータや表現の読み取り方のトレーニング,事例研究論文を用いたクライエントのアセスメントのトレーニング,インテーク・カンファレンスに出席しての臨床心理査定の学習,インテーク面接に陪席してクライエントの臨床心理査定の試行,自らがインテーク面接を行って自分が担当したクライエントの臨床心理査
    定,一般大学生に対するバウムテスト,風景構成法,ロールシャッハ・テストの実施・解釈・検査所見の作成,等の実習を行ってきた。
  • 件名
    (実習指導実績)大阪樟蔭女子大学心理学部「心理療法実習」担当
    年月日(From)
    2008/04
    概要
    「心理療法実習」は3・4年生対象の選択科目で,1単位(2時間×15回)の半期科目である。約30名の学生に対して,箱庭療法をテーマとして,心理療法を行うときに絶対的に必要とされ,またその質を決定づけるセラピストとクライエントの間の関係性の重要性と,クライエントの非言語的な表現の受け取り方を体験的に学び取ってもらうことを主眼とした実習を行った。
  • 件名
    (実習指導実績)広島大学大学院教育学研究科 附属心理臨床教育研究センター「集中セミナー」担当
    年月日(From)
    2008/07
    概要
    「集中セミナー」は心理臨床教育研究センターの相談員(修士課程1年生~博士課程3年生)対象で,単位なしの,3日間×2回の集中実習である。約40名の相談員(大学院生)に対して,遊戯療法を中心とする臨床心理面接(心理療法)に関する基礎的な文献の講読と受講生の経験事例のケースカンファレンスのコメンテーター
    を担当し,相談員の遊戯療法を中心とする臨床心理面接(心理療法)の技量を高めるための実習を行った。
  • 件名
    (実習指導実績)宝塚造形芸術大学造形学部芸 術学科「カウンセリング技法演習(アートセラピー演習)Ⅱ」担当
    年月日(From)
    2009/10
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    「カウンセリング技法演習(アートセラピー演習)Ⅱ」は2年生対象の選択科目で,2単位(4時間×15回)の半期科目である。3名の学生に対して,カウンセリング(特にアートセラピー)の技法の基礎を習得させることを目的として,カウンセリング(アートセラピー)を行うときに絶対的に必要とされ,またその質を決定づけるカウンセラーとクライエントの間の関係性の重要性と,クライエントの非言語的な表現の受け取り方を体験的に学び取ってもらうことを主眼とした実習を行った。
  • 件名
    (学内外における大学教育改善に関する活動)大阪樟蔭女子大学学士課程基幹教育開発部会員
    年月日(From)
    2010/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    大阪樟蔭女子大学において,従来の教養教育を一新し,新たに学士課程基幹教育について検討し,「アカデミックスキルズ」の開設や,学士課程基幹教育の骨子を構想した。

資格・免許

 2
  • 件名
    公認心理師
    年月日
    2018/02
    概要
    保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援等を行う国家資格である。
  • 件名
    臨床心理士
    年月日
    1998/04/01
    概要
    文部省が認可した財団法人日本臨床心理士資格認定協会が行う資格試験に合格し,同協会が認定する「臨床心理士」の資格を取得した。この資格は,医療,教育,産業,司法,福祉にわたる心理臨床活動の専門家としての資質を問う資格であり,現在の日本においても最も権威と知名度のある心理臨床家の資格である。

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 1
  • 件名
    (臨床実績)奈良県スクールカウンセリングカウンセラー
    年月日(From)
    2012/04
    概要
    奈良県内の学校で生じた問題行動に関して、当該学校を訪問し、校内ケース会議に参加しての助言、当該児童生徒の行動観察によるアセスメント等のコンサルテーションを行った。

共同研究・受託研究

 5
  • 研究科題名
    不思議現象に対する態度
    共同/受託
    共同研究(Collaborate)
    共同連携先・受託先
    小城英子;川上正浩
    期間(開始)
    2004
  • 研究科題名
    大学生活充実度・大学への帰属感
    共同/受託
    共同研究(Collaborate)
    共同連携先・受託先
    奥田亮;川上正浩;佐久田祐子
    期間(開始)
    2002
  • 研究科題名
    香芝市と東大阪市における不登校・別室登校をする児童・生徒に対する心理的支援 ― 個人心理療法を導入した継続的支援 ―
    共同/受託
    共同研究(Collaborate)
    共同連携先・受託先
    高橋裕子;根本眞弓;奥田亮
    期間(開始)
    2017/04
    期間(終了)
    2018/03
    代表者
    坂田浩之
  • 研究科題名
    異形・異類
    共同/受託
    共同研究(Collaborate)
    共同連携先・受託先
    黒川麻実;川上正浩
    期間(開始)
    2020
  • 研究科題名
    自分に対する“慈しみ”を育む 美容教育プログラムの開発
    共同/受託
    共同研究(Collaborate)
    共同連携先・受託先
    武藤祐子
    期間(開始)
    2016/04
    期間(終了)
    2017/03
    代表者
    武藤祐子