研究者業績

稲垣 秀一郎

イナガキ シュウイチロウ  (syuichiro Inagaki)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部健康栄養学科 准教授
学位
博士(工学)(熊本大学大学院)

研究者番号
20575774
J-GLOBAL ID
201801001325101894
researchmap会員ID
B000323651

研究キーワード

 3

論文

 24

書籍等出版物

 2
  • (担当:共著)
    建帛社 2022年3月
    発酵調味料の項目を担当した。味噌や醤油,酢等について、その製造方法や加工における成分変化、科学的特徴等について解説した。 宮尾茂雄・北尾悟編著、稲垣秀一郎、他9名
  • (担当:共著)
    光生館 2017年3月
    豆類、微生物利用食品(計10項)を担当した。豆類の種類や性状、化学成分、豆類の利用方法について解説した。また、アルコール飲料や発酵調味料、発酵乳製品等の微生物利用食品(発酵食品)の製造方法や製造過程の成分変化、健康機能等を解説した。

講演・口頭発表等

 8
  • 稲垣秀一郎, 藤本紘加
    日本食品科学工学会第70回記念大会 (講演要旨集P180) 2023年8月26日
  • 稲垣秀一郎, 住川真歩
    第60回日本栄養・食糧学会 近畿支部大会(講演要旨集P37) 2021年11月27日
  • 稲垣秀一郎, 住川真歩, 加藤誉弘
    令和元年度 日本食品科学工学会 関西支部大会(講演要旨集P29) 2019年10月26日
    アジアの糖化微生物であるMonascus pilosus、Mucor circinelloides、Rhizopus oligosporus、Saccharomycopsis fibligeraの米発酵物のメタノール抽出物および水抽出物が3T3-L1脂肪細胞に対して脂肪分解活性を示すことについて発表した。また、これらの発酵物から活性成分の探索を行い、強い水溶性を有する物質が活性物質の候補として上げられた。
  • 滝田二千佳, 稲垣秀一郎, 池晶子
    第37回日本食品微生物学会学術総会(講演要旨P45) 2016年9月
    和歌山県湯浅町の伝統食品である金山寺味噌は、味噌汁に用いる普通の味噌と異なりそのままで食する「なめ味噌」であり、大豆と小麦を原料とした麹になすや瓜、生姜、シソなどの野菜を漬けこんで発酵させる独特の製法である。本研究では、なめ味噌の発酵過程における微生物挙動の調査と特異的酵母の探索を行ったところ、複数種の酵母と乳酸菌がその発酵に関与していることが分かった。
  • 青島一紀, 稲垣秀一郎, 保井久子
    日本微生物資源学会第21回大会(講演要旨集P7) 2014年9月
    長野県木曽町の地域おこしのプロジェクトの一環として、本地域の土壌から納豆の発酵微生物や消臭剤の素材として有望な枯草菌の探索を行った。単離した計314株の枯草菌うち、納豆菌は21株であった。また、それ以外の枯草菌の中で7株において生ゴミ腐敗物のアンモニアや硫化水素等の発生を抑制する効果が見出された。
  • 加藤誉弘, 稲垣秀一郎
    平成25年度日本食品科学工学会中部支部大会(講演要旨集P16) 2013年11月
    大豆加工食品製造時に副生する大豆煮汁を味噌や醤油、納豆の製造に用いられる微生物6種で純粋培養し、その培養液の酢酸エチル抽出物がU937白血病細胞に対して増殖抑制作用を有すること(米の発酵物ではこの効果は見られないこと)を示した。また、醤油麹カビ(Aspegillus sojae)を用いた発酵物がアポトーシス誘導効果を持つこと、その作用メカニズムとして、カスパーゼ3、8、および9の活性化が関与していることについて発表した。
  • 森かなみ, 稲垣秀一郎
    平成25年度日本食品科学工学会中部支部大会(講演要旨集P16) 2013年11月
    Lactococcus属の乳酸菌はγ-アミノ酪酸(GABA)を生産する微生物として知られているが、その生産性について詳細に調査された例はなかった。本研究ではGABA生産の最適培養条件について調査し、培養温度30℃、培養初期pHは発育最適pHより少し低いpH5.0から中性付近のpH7.0が最適であることを示した。また、培地にシステインを0.05~0.1%添加することにより、GABAの生成はシステイン無添加時と比較して約2倍に促進されることについて発表した。
  • 加藤誉弘, 稲垣秀一郎
    平成24年度日本食品科学工学会中部支部大会(講演要旨集P15) 2012年12月
    未利用米の有効利用を目的とした新規米発酵食材の開発に関する研究において、アジア諸国に存在する米麹から単離されている8種の微生物を用いて米を純粋発酵させ、それらの発酵適正や、発酵によりアミノ酸やポリフェノール含量が増加すること、また、抗酸化活性の上昇が見られることを示した。さらに、3T3-L1脂肪細胞を用いた試験において、これらの発酵物のうち、Absidia corymbiferaおよびMucor circinelloidesを用いた発酵物が脂肪分解作用を有していることについて発表した。

担当経験のある科目(授業)

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

産業財産権

 1

資格・免許

 1
  • 件名
    危険物取扱者(乙4類)
    年月日
    2010/01
    概要
    更新 消防法(第10条~第16条の9)で定められている規定に従い、勤務区域で用いる可能性のある危険物(引火性液体)の取り扱いに関する資格を取得した。これにより、自然科学分野における研究に用いる有機溶媒の管理および作業者の指揮をする資格を得た。