研究者業績

甲斐 宗徳

カイ ムネノリ  (Munenori Kai)

基本情報

所属
成蹊大学 理工学部 理工学科 教授
(兼任)教授
学位
工学博士(早稲田大学)

J-GLOBAL ID
201501088187475171
researchmap会員ID
B000243948

論文

 67

MISC

 66

書籍等出版物

 3

講演・口頭発表等

 61
  • 河端利枝, 島田昌典, 山本和彦, 甲斐宗徳
    電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集 1997年8月
  • 甲斐宗徳, 大塚紳哉, 加来憲康
    電気学会情報処理研究会資料 1996年9月11日
  • 角谷仁, 甲斐宗徳
    電気学会情報処理研究会資料 1994年12月20日
  • 佐藤弘幸, 加茂正充, 甲斐宗徳, 笠原博徳
    電子情報通信学会大会講演論文集 1992年3月
  • 甲斐宗徳
    電子情報通信学会技術研究報告 1990年7月19日
  • 甲斐宗徳, 新名孝至, 小林和男, 笠原博徳, 飯塚肇
    電子情報通信学会技術研究報告 1989年8月5日
  • 小林 和男, 甲斐 宗徳, 笠原 博徳
    全国大会講演論文集 1989年3月15日
    筆者等は従来よりPROLOGのOR並列処理手法階層型挟み打ち探索法を提案しその手法の有効性を実マルチプロセッサ上で検討してきた。本稿では8台のプロセッサを持つマルチプロセッサ・ミニ・スーパーコンピュータALLIANT FX/8O上でその性能を評価したのでその結果について報告する。本手法はPROLOGの処理過程をAND逐次実行の条件下でOR木を用いて表現し、そのOR木を複数のプロセッサが左右から階層的に挟み打ちをする形で並列かつ独立に深さ優先探索を行うというものである。この手法ではプロセッサへの負荷割り当て単位(タスクグラニュラリティ)を大きくとることができ、負荷の割り当て制御(スケジューリング)の頻度を低減させ、スケジューリングによるオーバーヘッドを低く抑えることができる。また、プロセッサ台数以上の速度向上すなわち加速異常が得られることがシミュレータ上で確認されている。本手法は筆者等のグループが開発中である汎用目的マルチプロセッサシステムOSCARのようなアーキテクチャに適合するように設計されているが、上述のようにオーバーヘッドが低いため種々のマルチプロセッサシステム上で使用することができる。今回はそのようなシステムの例としてALLIANT FX/80上で評価を行った。
  • 小林 和男, 甲斐 宗徳, 笠原 博徳
    全国大会講演論文集 1988年9月12日
    本稿では、従来筆者等が提案している階層型挟み打ち探索法と呼ぶPROLOGの並列処理手法をマルチプロセッサ・ミニ・スーパーコンピュータALLIANT FX/4(DSP9040上で実現したのでその結果について報告する。この並列処理手法はOR並列を扱うものであり、PROLOGの処理過程をAND逐次実行の条件下でOR木を用いて表現し、そのOR木を複数のプロセッサが左右から階層的に挟み打ちをする形で並列かつ独立に深さ優先探索を行うというものである。この手法ではプロセッサへの負荷割り当て単位(タスクグラニュラリティ)を大きくとることができ、負荷の割り当て制御(スケジューリング)の頻度を低減させ、スケジューリングによるオーバーヘッドを低く抑えることができる。また、プロセッサ台数以上の速度向上すなわち加速異常が得られることがシミュレータ上で確認されている。本手法は、汎用目的マルチプロセッサシステムOSCAR上でのPROLOGの並列処理手法として開発されたものであるが、それに先立って本手法の実システム上での有効性を実証するために今回FX/4上で実現したものである。
  • 甲斐宗徳, 笠原博徳
    情報処理学会全国大会講演論文集 1987年
  • 甲斐宗徳, 岩田雅彦, 伊藤敦, 笠原博徳
    情報処理学会全国大会講演論文集 1987年
  • 甲斐宗徳, 笠原博徳, 成田誠之助, 本位田真一, 内平直志, 田村信介
    情報処理学会全国大会講演論文集 1987年

担当経験のある科目(授業)

 27

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1

学術貢献活動

 1

教育内容やその他の工夫

 5
  • 年月日(From)
    2011/04
    年月日(To)
    2017/03
    件名
    ソフトウェア関連科目の実施上のポイント
    概要
    プログラミング関連科目については、他の担当者とともに指導方法について入念な打ち合わせを行い、卒業研究さらには就職後に至るまでの必須知識を与えるため、企業で必要とされる計算機の利用技術にも目を向けて実験に反映させるようにしている。専門科目の講義については、その分野(コンパイラ技術,オブジェクト指向)の最新情報を常に関連情報誌から取り入れ、進度に合わせて講義内容に反映させるよう努力している。
  • 年月日(From)
    2011/04
    年月日(To)
    2017/03
    件名
    卒業研究指導にあたって
    概要
    学会の委員会活動や学会論文誌などを通じて、今注目されている、あるいは今後必要とされるソフトウェア技術・コンピュータおよびネットワークアーキテクチャ技術の情報を取り入れ、並列処理・分散処理に関わる卒業研究テーマに反映できるように努力している。
  • 年月日(From)
    2012/04
    年月日(To)
    2017/03
    件名
    学部授業改善への取り組み内容
    概要
    プログラミング関係科目をはじめ、学生の理解度を向上させるため、講義資料をほぼ完全にデジタル化(PowerPoint)した。講義時にPowerPoint資料を集約印刷した資料を配付するが、書き取りを簡単にしただけではなく、講義内容に従って自ら書き込みをして完成する資料にしている。資料の内容については毎回の講義後に学生の理解の様子を参考に見直して必要な修正をほどこしている。修正した資料は、講義を欠席した学生も入手できるようにすべて科目ホームページに掲載している。
  • 年月日(From)
    2013/04
    年月日(To)
    2017/03
    件名
    授業におけるペーパーレス化
    概要
    前年度までの担当科目で講義資料のディジタル化は完了していたが、学生にとって講義内容の書き取りが学習理解度の向上につながる可能性があるため講義資料の紙による配布は行っていた。本年度は履修している学生がスマートフォンやタブレットなど何らかのデバイスを持っていたため、それらのデバイスを通じて講義資料を見てもらうことにした。必要なメモは別途ノートにとったり、学生によってはPDFにメモを残すアプリを利用するなどしており、紙での資料配付がなくなったことによる悪影響はないように見受けられた。
    これによる授業資料の配付に年間でかなりの量にのぼっていた印刷量は大幅に削減されたことになる。
  • 年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2016/07
    件名
    アニメーションを利用した初学者向けプログラミング教育
    概要
    情報科学科に入学した学生のプログラミング能力の身に付け方には大きな個人差がある。その理由のひとつとして、プログラムで記述したことが、どのように処理され計算が進んでいくのか実感を持ちにくいことが挙げられる。そこで、プログラムの実行の様子がアニメーションにより視覚化されるシステムを用いてプログラミング教育を試みている。例えばボールが放物線を描くことは物理現象とその数式化として理解するだけではなく、プログラミングすることにより、その数式が数値計算していく様子をボールの動きとして画面上で直接確認できるような教材を用いている。これを通じてプログラミングすることの自由度を感じることができ、細かな文法にこだわって記述するテンポが遅くなることなく、素早く自由に記述を試行錯誤できるようになることを目指している。