教育活動【特記すべき教育上の工夫】
対面授業において講義中の課題演習や実験などで学生とのインタラクションを取り入れ増やした。IoTプログラミングにおいては昨年度に引き続き二人一組のペアを組む形で実験中心の授業を行い、ペアでお互いに苦手な部分を補いつつ、実験を楽しむことで理解を深める学習が行えた。その他、講義資料はネットワークや情報セキュリティの動向を取り入れるようアップデートを行った。
教育活動【自己点検・評価】
講義中心の授業では時間が経つにつれて学生の集中力が落ちていることが確認できたことから、今年度は演習を昨年度よりさらに多めに取り入れることでメリハリをつけた。結果として昨年度と比べて学生の授業聴講態度は改善しており、今後もメリハリを付けた授業ができるよう継続的に改善を図り、学力向上につなげていきたい。前述したとおり、ペア実験は学生にとっては内容だけでなく、仲間と協力して課題に取り組めた点が好評であったため、来年度もペアでの協力を意識・強化した授業運営を行いたい。
研究活動【研究費に係る報告】
情報通信ネットワークに関する研究推進のために、実験環境整備を目的とした什器や実験用PC、NW機器、学会発表旅費、論文投稿費、図書の購入等に学部・大学院予算として追加配算含む研究費約248万円を支出し、適正に予算執行ができた。
研究活動【自己点検・評価】
今年度は主に通信トラヒックの分析やネットワークの最適化に関する研究を推進し、査読付き論文誌1件、査読付き国際会議1件を達成した。また国内学会発表を9件、電子情報通信学会会誌へ1件寄稿した。
大学運営【自己点検・評価】
また理工学部の教務委員及びFD委員として授業計画、講師調整、カリキュラム改革検討、各種学生対応を推進した。また、理工学部情報ネットワーク委員として新棟移行に伴う情報ネットワーク環境の整備・管理を推進した。またSociety5.0研究所所員として1年間活動を行った。
社会貢献【自己点検・評価】
電子情報通信学会ネットワークシステム研究会における専門委員を務め、国内研究会やソサイエティ大会・総合大会への座長として参加した。
電子情報通信学会 和文論文誌B編集委員会 編集委員を担当し、また電子情報通信学会 英文論文誌特集号「ネットワークソフトウェア技術とその応用特集」編集委員を務めることで、当該分野の研究活性化に貢献した。
また、IEEE等が主催するフラグシップ国際会議であるICCやGlobecomをはじめ、約7件のTPC委員を務め、グローバルに情報通信ネットワーク分野の研究活性化を図った。
教育活動【エフォートポイント】※教育・研究・大学運営の合計を100%として
50%
特筆すべき活動
ネットワークシステム、フォトニックネットワーク、無線通信システム、コミュニケーションクオリティといった、複数のネットワーク専門領域の研究者と継続的な議論を行い、電子情報通信学会における次世代通信に関する新たな研究会設立(2025年度予定)に関する議論を推進した。
授業評価アンケート(学生満足度)
極めて良好(excellent)