研究者業績

新田 徹

ニッタ トオル  (Tohru Nitta)

基本情報

所属
東京女子大学 現代教養学部 数理科学科 情報数理科学専攻 教授
学位
博士(工学)(筑波大学)

連絡先
tnittalab.twcu.ac.jp
researchmap会員ID
0000045389

外部リンク

委員歴

 1

論文

 83

MISC

 10
  • 新田 徹
    電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 112(480) 7-12 2013年3月13日  
    本稿は,階層構造に基づいた危点を持たないニューラルネットワーク(NN)を実現しようとする試みである.まず,実NNおよび複素NNが階層構造に基づいた危点を持だないための十分条件を導く.次に,その十分条件の応用として,高次元NNをそれと等価な実NNあるいは複素NNに分解することによって,階層構造に基づいた危点を持たない実NNおよび複素NNが構成できることを示す.
  • 新田 徹
    計測と制御 = Journal of the Society of Instrument and Control Engineers 51(4) 384-389 2012年4月10日  
  • 新田 徹
    電子情報通信学会誌 = THE JOURNAL OF THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFOMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS 87(6) 450-453 2004年6月1日  
    本稿では,複素ニューロンの計算能力の一端を紹介する.まず,通常の実数型の単一ニューロンでは解くことができない排他的論理和問題(XOR問題)と対称性検出問題を,単一複素ニューロンを使って解くことができることを示す.その際,複素ニューロンの決定表面が直交した二つの超平面から構成されていることを利用する.次に,具体的な応用例として,通信分野におけるフェージング等化問題が単一複素ニューロンを使うことによって,うまく解けることを示す.その際にも直交した決定表面がうまく活用される.
  • 新田 徹
    電子情報通信学会誌 83(8) 612-615 2000年8月25日  
  • 田中 敏雄, 西田 健次, 稲吉 宏明, 新田 徹
    電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング 100(96) 41-48 2000年5月19日  
    扁桃体の情動の機能と海馬の連合機能を結び付けたニューラルネットワークによる情動・記憶モデルを提案する。扁桃体では、感覚器からの入力に対して価値判断が行われ、好き/嫌いの情動が発現する。一方、海馬では、感覚器からの入力からオブジェクトの学習/認識が行われる。扁桃体と海馬を情動を介して結び付けることにより、オブジェクトに対しても好き/嫌いの情動が発現することを計算機シミュレーションによって示す。
  • 田中 敏雄, 西田 健次, 稲吉 宏明, 新田 徹
    電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング 99(58) 33-40 1999年5月20日  
    海馬に関する形態学的構造と生理学的知見に基づいて構成した、海馬の三次元神経回路による連想記憶モデルを提案する。このモデルは、海馬の垂直方向の結線を考慮し、CA1には直交パターンの復号化と関係連合の学習の2つの機能があり、海馬台には関係の復号化の機能があるとしている。このモデル化により、連想記憶の基本である1対多、多対多、多対1の連想や慨念の形成ができることを計算機シミュレーションによって示す。また、時系列の連想・連合機能があることを示す。
  • 稲吉 宏明, 田中 敏雄, 西田 健次, 新田 徹
    全国大会講演論文集 58 251-252 1999年3月9日  
  • 西田 健次, 田中 敏雄, 新田 徹
    情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) 1997(76) 161-166 1997年8月20日  
    人間の記憶は、次々と新しい事例を記憶し、それを失うことなく類似の事例をまとめて概念化していくことができる。そして、頻繁に利用される記憶は想起しやすくなるなどの優れた機能を持っている。また、人間の記憶には、嬉しかった事悲しかった事など、何らかの感情を伴った事例は記憶されやすいという特徴がある。本稿では、感情の記憶における働きに着目し、感情を記憶に対する制御信号と捉えた感情記憶システムを提案する。感情記憶システムでは、感情の活性化により記憶事例の獲得や記憶の概念化が実現でき、学習により頻繁にアクセスされる記憶は想起しやすくなるなど、人間の記憶機能をうまく再現できる。In this paper we propose a memory system which employs emotion as a control signal for memory. This Emotional Memory system can learn concepts without losing memory instances, and frequently accessed memories become easily associated.
  • 新田 徹, 古谷 立美
    全国大会講演論文集 42 145-146 1991年2月25日  
    本稿では、従来のニューラルネットワークの結合の重みと各ノードが持つしきい値を複素数に拡張し、複素パターンに対する自然な学習を可能にするバックプロパゲーション学習アルゴリズム(以下、複素BPと呼ぶ)を提案する。その学習収束性については、甘利[1]による学習識別理論を複素数に拡張することによって保証される。さらに、従来のBP[2]には見られない図形変換能力があることを確認し、そのふるまいと複素解析における一致の定理との関係について述べる。
  • 古谷 立美, 秋山 泰, 田中 敏雄, 新田 徹
    全国大会講演論文集 42 149-150 1991年2月25日  
    本論文ではフィードバックリンクを持つ多層ニューラルネット(以下、FMネットと略)を提案する。これは相互結合型の血種であるが、相互接続が限定されており、バックプロパゲーション(BP)学習が使える他、意図的に安定点を作り易いという特長がある。以下では、先ずFMネットの構成を示し、次に典型的な利用形態と学習法を示す。

書籍等出版物

 11

講演・口頭発表等

 2

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

広報活動等

 6
  • 件名
    夢ナビ ミニ講義「ニューラルネットワークを複素数化するとどうなる?」
    開始年月日
    2023/04/01
    終了年月日
    2023/04/24
    概要
    高校生向けの講義動画を作成した。
  • 件名
    専攻紹介動画「学科コンセプトムービー」 (情報数理科学科)
    開始年月日
    2023/05/24
    終了年月日
    2023/07/24
    概要
    2025年度に設置予定の情報数理科学科の紹介動画に出演した。
  • 件名
    研究紹介動画「挑戦する知性」
    開始年月日
    2023/07/10
    終了年月日
    2023/09/18
    概要
    研究紹介動画「挑戦する知性」に出演し、自身の研究紹介を行った。
  • 件名
    夢ナビ講義・研究室訪問
    開始年月日
    2023/07/16
    終了年月日
    2023/07/16
    概要
    高校生がオンライン上の研究室に訪問する体で、自身の研究紹介を行うとともに質問に答えた。30分1コマを3コマ実施した。
  • 件名
    東女数理 春の学校2024「怖くない。AIに触れてみよう」
    開始年月日
    2024/03/20
    終了年月日
    2024/03/20
    概要
    オープンキャンパスの一環として、AI (人工知能)に関する講義 (90分間)を実習も交えながら行った。
  • 件名
    TOSHIN TIMES 2024年7月1日号
    開始年月日
    2024/05/01
    終了年月日
    2024/06/05
    概要
    東進本部発行のTOSHIN TIMESの「デジタル時代のパスポート~社会を変えるデータサイエンス~ 東京女子大学編」と題した記事の掲載に協力した。