矢野 一人, 大島 浩嗣, 塚本 悟司, 宮坂 朋宏, 佐藤 幹, 中本 成洋, 北沢 祥一, 岡 智広, 相河 聡, 宇野 雅博, 小林 聖
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 : IEICE technical report 2012年2月29日 一般社団法人電子情報通信学会
2.4GHz帯に代表されるISM帯では無線LANやBluetoothなど,複数の無線通信システムが自律分散的に運用されている.このため,非協調的に設定された各々の運用周波数や,システム間干渉の発生により,既存システムの利用が困難な未使用周波数資源が散在するという問題が生じる.そこで,筆者らはこの問題を解決することで,ISM帯における効率的な周波数利用や複数システム間周波数共用を実現する,ダイナミックスペクトラムアクセスを用いた無線通信システムの研究開発を実施している.本稿では本研究開発の内容,および得られた成果を概説する.