永野 康行, 村松 新吾
日本建築学会北陸支部研究報告集 (50) 25-28 2007年7月15日
住宅は,地震や台風などの外力に耐えるために耐力壁が重要である。そこで,あるハウスメーカーが鉄骨造の耐力壁にラチス柱を採用していることに着目し,ラチス柱の形状を変化させることによって,ラチス柱の変形にどのような違いがあるのかを検証し,最も合理的と判断する形状を検証することにした。本報告の目的は,ハウスメーカーの耐震技術に対する取り組みについて考察し,耐震部材であるラチス柱の形状を変化させ,静的弾性解析によって変形を比較し,最も合理的と判断する形状を提案することである。