2008年から『実践医療用語辞書ComeJisyo』を作り始め、これまでに約11万語を収録し、医療記録の処理を支える基盤として使われてきました。2018年からは、合成語の分析を通して、医療現場で使われる言葉の特徴をより深く調べています。
2023年4月に、四半世紀近く勤めた教育の仕事を離れ、約30年ぶりに育った町に戻ってきました。2026年度からは、私のこれまでの歩みと関心をすべて集約した学際的な研究テーマに取り組みます。このテーマは、恩師への、そして社会や地域への恩返しでもあります。
具体的には、電子カルテの普及率がまだ60%に届いていない全国の中小規模病院への郵送悉皆調査を通じて、電子カルテの現状や用語によるコミュニケーションエラーの実態を明らかにします。さらに、ローカルな医療用語や慣習的な表現を集め語彙データベースを構築・公開します。
そして、できれば病院内での閉じたローカルLLM環境を試作・公開することを目指します。