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田中 耕司

タナカ コウジ  (Kohji Tanaka)

基本情報

所属
(一財)河川情報センター 企画調整部・流域情報事業部 副部長
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 (客員教授)

J-GLOBAL ID
201101077951480966
researchmap会員ID
6000026295

論文

 79

MISC

 31
  • 安藝 大樹, 田中 耕司, 栗原 輝, 大八木 豊
    水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 217 2022年  
    治水経済調査マニュアルのように浸水被害額の算定は現在のトレンドで多くの研究がなされている.その一方で,利水マニュアルは昭和50年代から研究が進展しておらず,近年は将来的予測に関する検討の必要性があると認識されている.そこで,本研究では,水不足の問題を抱えている大和川水系を対象に,水資源の管理の方向性を提案することを目的としている. 今後,地球温暖化による気候変動に伴い気温が上昇し,作物・農地からの蒸発散量の増大,灌漑時期の変化,夏場の渇水というような問題を引き起こす可能性が高い.そこで,水資源の確保が難しくなると想定される将来のダム必要利水容量やダム残容量0の年数について考える必要がある.これらの課題を踏まえて,本研究は,大和川水系において利水機能を持つ奈良県管理ダムの初瀬ダム,天理ダム,白川ダムにおいて利水機能の評価を行った. 現在の初瀬ダム,天理ダム,白川ダムの利水容量は,それぞれ135万m3,95万m3,86万m3である.表-2は奈良県管理ダム必要利水容量,表-3は奈良県管理ダム残容量0の年数を示している.単年で評価した場合,将来的には経年的にダム容量が空の状態が続くような水不足が深刻な問題となることが示された.さらに,経年で評価した場合は,ダム容量が再び回復することは難しいことが確認された. ダム容量を確保する対策として,農地割合を変更することができる白川ダムに関しては,水田と畑の土地利用比率を変更し,5パターンの算定を行った.農地の割合を水田から畑に高めることで水資源の確保に期待できることが確認できた.特に,渇水年数に関して現在の農地割合から水田と畑の割合を0:100にすると,7分の1と大幅に減少する結果となった. 今回の計算結果より単年渇水で評価をした場合,将来的には経年的にダム容量が空の状態が続くような水不足が深刻な問題となり,経年評価では,ダムの利水容量の回復が見込めないことが示された.また,農地の割合を水田から畑に高めることで水資源の確保に期待できることが確認できた.将来の土地利用の転換について説いてきたが,今後の課題として適地適作の具体案を検討していきたい.
  • 関圭祥, 村田魁生, 東良慶, 田中耕司
    土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集(Web) 2021 2021年  
  • 大森大喜, 栗原輝, 田中耕司, 大八木豊
    土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集(Web) 2021 2021年  
  • 前中裕貴, 東良慶, 田中耕司, 山口行一, 竹之内健介, 玉木秀幸
    土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集(Web) 2021 2021年  
  • 高橋京輔, 田中耕司, 瀬口雄一, 角哲也, 竹門康弘
    土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集(Web) 2021 2021年  

講演・口頭発表等

 18

担当経験のある科目(授業)

 9

所属学協会

 9

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2