研究者業績

竹田 直樹

タケダ ナオキ  (naoki takeda)

基本情報

所属
兵庫県立大学 大学院緑環境景観マネジメント研究科 准教授
学位
博士(学術)(1992年11月 千葉大学)

研究者番号
20316037
J-GLOBAL ID
202001017241930994
researchmap会員ID
R000007254

学歴

 1

受賞

 1

MISC

 53
  • 平戸 貢児, 竹田 直樹, 鈴木 太朗, 山田 良
    環境芸術 = Bulletin of environmental art and design : 環境芸術学会論文集 : 環境芸術学会誌 / 環境芸術学会学会誌委員会 編 18 12-27 2017年  
  • 竹田 直樹, 八木 健太郎
    環境芸術 12 77-84 2013年  査読有り
    本研究は、都市空間に進出したサブカルチャーコンテンツの類型化と整理、ならびに、こうした事例の人々による受容形態の類型化と整理を試み、サブカルチャーコンテンツの都市空間における性質の一端を考察するものである。フィクショナルな物語として製作され、受容されてきたサブカルチャーは、これまで、現実世界とは無関係な存在であった。だが、その受容者は、このところ現実世界をそのフィクショナルな物語に沿う形で、読み替えてとらえるようになっている。ついには、その読み替えは現実世界に、実体のある彫像や建築や環境や施設となって設置、建設、保全されるようになり、現実世界は書き換えられている。都市空間に進出したサブカルチャーは、単なる余暇の娯楽にとどまらず、日常の生活に深く浸透した、新たな信仰の対象とも言える地位を確立しつつあるのかもしれない。
  • 八木 健太郎, 竹田 直樹
    環境芸術 No.12 85-90 2013年  査読有り
    これまでのパブリックアートにみられるわが国の都市空間におけるさまざまなアートのあり方と、今日の都市空間において多様な展開を見せているマンガやアニメなどのキャラクターのあり方を包括的に比較し、それぞれの都市空間における役割や存在意義を考察し、明らかにすることが目的である。わが国のパブリックアートは、都市景観の向上を目的として、野外彫刻を中心にスタートした。その後、文化的、教育的な役割に加え、都市の不動産価値の向上や地域の活性化まで、実に多様な役割を担うようになり、その目的は多様化してきた。また、それにともなって都市空間との関係性も、次第に多様になってきている。それに対して、マンガやアニメなどのキャラクターを都市空間に導入される際に期待されている役割は、地域の活性化あるいは集客力のアップという点において共通しており、比較的単純明快である。役割が明快な一方で、都市におけるこうしたキャラクターの存在形態は、集客の核となる施設または巨大な彫像、アプローチを飾り演出する造形物、地域へのアクセスを提供する車両など、複合的なメディア展開をみせている。またその実施主体も、自治体や公共団体、草の根的な市民活動など多様である。都市空間におけるサブカルチャーとしてのマンガやアニメなどのキャラクターは、単に地域の集客力を向上に寄与するという当初の目的を明らかに超えはじめている。サブカルチャーの物語の受容を促すことを通して、地域の歴史や風土・伝統に触れる機会を提供し、ハイカルチャーとしてのパブリックアートと同様に、都市におけるモニュメントとしての特質を獲得している。

書籍等出版物

 7

担当経験のある科目(授業)

 1

所属学協会

 1

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2