研究者業績

Shiro Torizuka

  (鳥塚 史郎)

Profile Information

Affiliation
Professor, Graduate School of Engineering, University of Hyogo
Degree
Doctor of Engineering(Mar, 1994, The University of Tokyo)

Other name(s) (e.g. nickname)
University fo Hyogo
J-GLOBAL ID
201501018497205282
researchmap Member ID
B000247557

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昭和 58 年 3 月 東京大学工学部金属材料学科卒業
昭和 60 年 3 月 東京大学大学院工学系研究科修士課程金属工学専攻修了
平成 6 年 3 月 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了博士(工学)

昭和 60 年 4 月 日本鋼管株式会社入社
平成 8 年 11 月 科学技術庁金属材料技術研究所
平成 14 年 4 月 物質・材料研究機構 主席研究員
同材料信頼性センター 材料創製・信頼性グループリーダー
平成 20 年 10 月 同材料創製・加工ステーション長
平成 26 年 1 月 兵庫県立大学大学院工学研究科 教授

おもな受賞
平成16年3月 日本金属学会功績賞
平成20年5月 日本塑性加工学会会田技術奨励賞
平成21年9月 日本金属学会論文賞
平成23年3月 日本鉄鋼協会学術貢献賞三島賞
平成25年11月 つくば奨励賞
平成26年4月 文部科学大臣表彰科学賞

1997年以来、一貫して超微細粒の研究を行い、サポインやJSTプロジェクトでリーダーを務めてきた。超微細粒鋼の高強度精密ねじとしての実用化を世界で初めて達成した。


Committee Memberships

 1

Papers

 161

Misc.

 85

Books and Other Publications

 1

Teaching Experience

 6

Research Projects

 10

Industrial Property Rights

 20
  • 鳥塚史郎, 年裕年裕, 今葷倍正名, 武智弘
    化学成分組成が質量%で、C:0.05〜0.20%、Si:1.0〜2.2%、Mn:3.0〜5.5%、Al:0.0005〜0.08%で、残部がFe及び不可避不純物である非調質鋼材であって、 組織は、主相がラスマルテンサイトであって、一部に体積分率5%以下の残留オーステナイトからなることを特徴とする強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材。
  • 鳥塚史郎, 村松榮次郎
    本発明者は、上記目的を達成するために鋭意研究を進めた結果、所要のスタート材に対して、150〜600℃の範囲内の適切な温度において圧延加工を施すこと、その際、圧延温度に応じてスタート材に対する加工率を60%以上の所要の圧延加工を施すことにより、当該圧延により加工誘起マルテンサイトを生成させることなく非磁性を保持した状態で、目的とする高強度非磁性オーステナイト系ステンレス鋼線、棒鋼又は薄帯鋼を製造することができるとの知見を得た。 さらに、発明者らは、結晶粒の微細化が加工誘起変態の抑制につながるという知見を得た。結晶粒の微細化はオーステナイトを安定にし、加工誘起変態を抑制するからである。その際の結晶粒径は1μmが目安である。ただ、結晶粒径が等軸でなくても、伸長粒でもオーステナイトの安定化には有効である。結晶粒径に相当する指標として、粒界密度がある。粒界密度の測定方法は、電子線後方散乱回折、いわゆるEBSD法であり、方位差角5度以上の粒界の測定部位の面積における長さ比、Sv=粒界長さ/面積で表すことができる。計量形態学的には、d=2/Svとして、相当等軸粒径に置き換えることができる。d≦1μmに相当するSv≧2 (1/μm)であれば、オーステナイトは安定になり、加工誘起変態の抑制効果をもつ。