研究者業績

大井 千鶴

オオイ チヅル  (Chizuru OI)

基本情報

所属
和洋女子大学 看護学部 看護学科 准教授

研究者番号
80515114
J-GLOBAL ID
201701005342760450
researchmap会員ID
B000269661

研究キーワード

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論文

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  • 大井千鶴, 諸田直実, 今泉郷子, 三次真理, 山本摂子, 三觜久美子, 高橋梓
    武蔵野大学看護学部紀要 (第12号) 49-55 2018年3月  査読有り
    2012年に中央教育審議会から示された学士課程教育の質的転換への方策では、能動的学修(アクティブ・ラーニング)への期待が示された。成人看護学領域では、更なる能動的学修に向けて、学生が、本学看護学部のディプロマポリシーに向かう実習に取り組むことを促進する目的で、成人看護論実習ルーブリック評価表を作成した。作成にあたり、DannelleとAntoniaが示すルーブリックの構成要素を参考にし、1年間12回に渡る検討会を通して、成人看護論実習を担当する全教員で、《評価尺度》と《評価基準》について納得がいくまで話し合い、合意を得る過程を辿った。《評価尺度》には本学履修要覧の5段階成績区分の他、[自立度]と[個別性]を評価軸として設けた。また、《評価基準》の作成を、既に作成されていた評価観点ごとに《評価尺度》に沿って進めた。その際、本学の学生が達成してきた具体的な学習事象を手がかりに言語化する等、3つの視点と4つの手順に従う過程を経て完成に至った。(著者抄録)
  • 大井千鶴
    武蔵野大学看護学部紀要 (第10号) 47-54 2016年3月  査読有り
  • 大井千鶴, 舟島なをみ, 永野光子
    武蔵野大学看護学部紀要 (第8号) 1-10 2014年3月  査読有り
    目的は、看護師が必要と知覚した看護基礎教育課程の就職ガイダンス内容を解明し、学生時代に受けた内容との比較を通して、就職ガイダンス実施のための課題を導くことであった。同一病院に1年以上勤務できた看護師1,702名を対象に、自由回答式の質問紙調査を郵送法により行った。その結果、832名(回収率48.9%)より回収し、回答した105名の記述を内容分析の手法を用いて分析した。分析の結果、看護師が必要と知覚した就職ガイダンス内容を表す20カテゴリが解明された。カテゴリへの分類の一致率(92.1%、77.4%)は、カテゴリが信頼性を確保していることを示した。これら20カテゴリと先行研究により解明された学生時代に受けた就職ガイダンス内容14カテゴリを比較した。考察の結果、現在、実施されている就職ガイダンス内容は、概ね妥当な目標のもと提供されていた。効果的なガイダンス実施に向け、多様な病院の特徴や就業する看護師の職業経験が理解できる内容を追加する必要性が示唆された。(著者抄録)
  • 大井千鶴, 藤尾麻衣子, 松村ちづか, 鈴木聖子, 香春知永, 斎藤泰子
    武蔵野大学看護学部紀要 (第8号) 77-83 2014年3月  査読有り
  • 藤尾麻衣子, 大井千鶴, 松村ちづか, 鈴木聖子, 香春知永, 斎藤泰子
    武蔵野大学看護学部紀要 (第8号) 69-75 2014年3月  査読有り
  • 大井千鶴, 舟島なをみ
    武蔵野大学看護学部研究紀要 第7号 2013年3月  査読有り
  • 大井千鶴, 舟島なをみ, 亀岡智美
    看護教育学研究,2009. 18(1) 10-11-20 2009年4月  査読有り
    研究目的は、看護基礎教育課程に在籍する学生の就職先選択理由の全容を解明し、就職先選択基準を導くと共に、教育課程の違いによる就職先選択理由の相違を明らかにすることである。看護基礎教育課程卒業直後に就職した病院に1年以上勤務している看護師1400名を対象とし、郵送法による調査を行った。測定用具には、就職先選択理由を問う自由回答式質問を含む質問紙を用いた。その結果、684名(回収率48.9%)より回収でき、自由回答式質問に回答した452名の記述をBerelson,B.の内容分析の手法を用いて分析した。結果は、看護基礎教育課程に在籍する学生の就職先選択理由を表す28カテゴリを明らかにし、それらは、学生が所在地や病床数等を理由に就職する病院を選択していることを示した。Scott,W.A.の式によるカテゴリへの分類の一致率(80.0%、89.2%、90.3%)は、カテゴリが信頼性を確保していることを示した。また、この28カテゴリに基づき、学生の就職先選択の基準13種類が導き出された。さらに、研究結果は、大学・短期大学を卒業した者と専門学校を卒業した者が重要視する就職先選択理由が異なることを明らかにした(p<0.05)。本研究の結果は、看護基礎教育課程の学生に効果的なキャリアガイダンスを提供するための基礎資料となる。

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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