研究者業績

石舘 美弥子

イシダテ ミヤコ  (Miyako Ishidate)

基本情報

所属
和洋女子大学 看護学部 看護学科 教授
学位
修士(人間科学)(日本大学)
博士(人間科学)(神奈川大学)

J-GLOBAL ID
201501020156980770
researchmap会員ID
B000249958

外部リンク

論文

 26
  • 望月 千夏子, 石舘 美弥子, 峰 友紗, 福田 吉治
    日本健康学会誌 89(5) 143-152 2023年9月  査読有り
  • Momoko Kayaba, Mami Ishitsuka, Miyako Ishidate, Kimiko Ueno, Yoko Kajihara, Taeko Sasai-Sakuma
    Heliyon 9(4) e14994 2023年4月  査読有り
    This study aimed to investigate sleep problems during staying at home due to the coronavirus disease 2019 (COVID-19) pandemic and after returning to campus among university nursing students. We analyzed data from self-reported sleep surveys conducted during a nursing course at a university in Tokyo between 2019 and 2021. During staying at home due to COVID-19, we observed delayed sleep-wake rhythm, prolonged sleep duration on weekdays, a decreased sleep debt, improved daytime sleepiness, and worsened insomnia, especially in terms of difficulty initiating sleep (Study 1; 18 paired data). After returning to campus, we found advanced wake-up time, shortened sleep duration, increased sleep debt, worsened insomnia, and increased daytime sleepiness (Study 2; 91 paired data). The association between advanced midpoint of sleep and commute time over an hour (aOR, 3.29; 95%CI: 1.24-8.72) was confirmed. Furthermore, sleep paralysis and nightmares were more prevalent among nursing students with an advanced midpoint of sleep, whereas nursing students whose midpoint of sleep was delayed had higher daytime sleepiness after returning to campus. To maintain regular sleep-wake rhythms and sufficient sleep duration, the educational environment surrounding nursing university students (e.g., curriculum, class schedule, style of class) should be established considering their age-dependent biological rhythm in addition to sleep hygiene education for students.
  • 石舘美弥子
    日本女子医科大学看護学会誌 17(1) 2022年3月  招待有り筆頭著者
  • 石舘 美弥子, 加藤 千明, いとう たけひこ
    日本看護科学学会学術集会講演集 40回 P8-011 2020年12月  査読有り筆頭著者
  • 石舘 美弥子, 山下 麻実, いとう たけひこ
    日本健康医学会雑誌 26(4) 204-211 2018年  査読有り筆頭著者
    <p>わが国の小児病棟では看護師が幼児に対して頻繁に用いることばにオノマトペがある。先行研究では,オノマトペの臨場感ある描写力が幼児にわかりやすく伝えるための重要な要素となること,オノマトペを中心とした文レベルの構造的特徴について報告している。看護師がこれらのオノマトペをどのように習得しているのかを明らかにするため,本研究では,実習を経験する看護学生が医療処置を受ける幼児にどのようなことばかけをするのか,小児看護学実習前後で違いがみられるのかについて調査した。看護学生154名を対象に,質問紙調査を行い,医療処置を受ける幼児へのことばかけを小児看護学実習前後で比較検討した。テキストマイニングソフトウエアを用いて特徴語分析を行った結果,小児看護学実習前は「まっすぐ」「出してほしい」「絆創膏」など成人語がみられたのに対し,小児看護学実習後は「ピーン」「チックン」「マキマキ」「ペッタン」などオノマトペが特徴的にみられた。実習後の方にオノマトペとの強い関係性が示されており,実習前後では言語的対応に差が認められた。看護学生は実習を通して,オノマトペを用いたことばを多用し,子どもに必要なことばかけを修得していることが示唆された。</p>
  • 石舘美弥子, 山下麻実, 加藤千明
    常葉大学健康科学部研究報告集 4(1) 1-8 2017年3月  査読有り筆頭著者
    本研究は、海外における子どもの傷害予防に関する研究動向を明らかにし、幼稚園および保育所における重大事故対策への示唆を得ることを目的とした。子どもの傷害予防に関する先行研究を、CINAHLを用いてkeywordsを""preschool""injury prevention"として文献検索を行った。抽出された994文献について、テキストマイニング手法を用いて分析した結果、2006年以降の研究数の増加が明らかとなり、世界保健機関(以下、WHOとする)による「乳幼児・青少年の事故による傷害予防」行動計画の影響を受けていることが示唆された。事故内容では、"trauma""risk""unintentional""emergency""death"といった重大事故に関わる単語が抽出された。共起関係では、名詞"injury"に関連する"severity""serious""fatal"がみられ、傷害予防における重大事故への対策がみられた。また、クラスターとして"WHO""safe"が出現し、セーフコミュニティプログラムに関わる研究が特徴的に抽出された。今後、WHOが主体となって普及活動が進められてきたセーフティプロモーションに準じ、地域における保育施設の実態と問題を把握し、継続的な教育と訓練プログラムの必要性が考えられた。(著者抄録)
  • 山下麻実, 竹村眞理, 石舘美弥子
    第47回日本看護学会(看護教育)論文集 135-138 2017年3月  査読有り
  • 山下麻実, 石舘美弥子, ほか
    小児保健研究 75(1) 14-19 2016年1月  査読有り
    保育所・幼稚園におけるAEDの設置状況を明らかにし、教育現場における医療面での安全性を向上させることを目的に、保育所・幼稚園の施設長に質問紙調査を行った。その結果、回答が得られた449施設のうち、AEDを設置している施設は121施設(26.9%)であった。AEDの設置率は、幼稚園が認可保育所、認証保育所、認可外保育所と比較して有意に高かった。また、AEDを設置している121施設のうち、2施設がAEDを2台、119施設は1台の設置であった。結果より、保育所・幼稚園におけるAEDの設置が少ないことが明らかとなった。AEDの管理、取り扱いを含む小児一次救命処置のトレーニング状況など、子どもの安全を守るために医療と保育が連携していく必要性が示唆された。(著者抄録)
  • 石舘 美弥子, 山下 麻実, いとう たけひこ
    小児保健研究 = The journal of child health 74(6) 914-921 2015年11月  査読有り筆頭著者
    本研究は、石舘ら(2014)に引き続き、子どもに関わる看護師のオノマトペの表出状況を分析することにより、医療場面における幼児への説明の利用可能性について検討したものである。看護師10名を対象にインタビュー調査を行い、面接内容を録音して分析した。得られた発話からオノマトペを抽出し、単語頻度、特徴語、話題語に関する分析を行った。その結果、看護師の発話には、「オノマトペ+する」動詞、オノマトペの繰り返し表現、オノマトペ+一般動詞の組み合わせが特徴的にみられることが明らかになった。子どもに対する特徴的なオノマトペ表現が明らかになったことで、今後、小児保健医療全般で利用可能な幼児への説明モデル開発に向けて大きな示唆を得られた。(著者抄録)
  • 山下麻実, 石舘美弥子, ほか
    第45回日本看護学会(急性期看護)論文集 (45) 198-201 2015年3月  査読有り
    関東地方の自治体に登録している乳幼児施設の中から1180施設を選定してアンケート票を送付し、「施設の種類(認可保育所・認証保育所・認可外保育所・幼稚園)」「AED設置の有無」「AEDの使用状況」などについて調査した。448施設から有効回答が得られ、施設の種類は「認可保育所」242施設、「認証保育所」59施設、「認可外保育所」37施設、「幼稚園」110施設であった。AEDを設置しているのは122施設(27%)であり、施設の種類別で設置割合を比較すると、「幼稚園」が最も高く48%、次いで「認可保育所」24%、「認証保育所」12%、「認可外保育所」8%の順であった。AEDの使用状況については、全ての施設において今までの使用はなかった。
  • 石舘 美弥子, 谷田部 かなか, 山下 麻実
    小児保健研究 = The journal of child health 73(3) 453-461 2014年5月  査読有り筆頭著者
    オノマトペとは、擬音語・擬態語の総称である。本研究は子どもに関わる看護師のオノマトペの表出状況を把握し、医療場面における子どもへの説明の利用可能性について検討した。看護師10名を対象にインタビュー調査を行い、面接内容を録音し分析した。得られた発話からオノマトペを抽出し、感覚的様相に関する分類を行った。その結果、看護師は幼児に対して動作に関するオノマトペを最も多く使用する傾向にあることが明らかとなった。オノマトペは、状況喚起力、身体性、心情融和性を持つ、有用なことばであり、今後、医療場面での幼児への説明に活用できる可能性が示唆された。(著者抄録)
  • 石舘美弥子, 山下麻実, ほか
    横浜創英大学研究論集 1 23-33 2014年3月  査読有り筆頭著者
  • 山下麻実, 石舘美弥子
    第44回日本看護学会論文集(看護教育) 63-66 2014年3月  査読有り
  • 石舘美弥子, 山下麻実, ほか
    第44回日本看護学会論文集(看護教育) 79-82 2014年3月  査読有り筆頭著者
  • 久保 恭子, 後藤 恭一, 宍戸 路佳, 坂口 由紀子, 田崎 知恵子, 石舘 美弥子, 草間 真由美
    小児保健研究 72(6) 804-809 2013年11月  
    目的:新潟中越地震災害が夫婦関係やストレス、子どものメンタルヘルスに与える影響を明らかにし、必要な看護を明らかにする。対象と方法:新潟中越地震発生から7年後、被災経験のある1,419人の母親に質問紙調査を行った。結果:調査対象者の多くは災害後も良好な夫婦関係を継続していた。しかし、多数ではないものの、災害後、配偶者と夫婦関係が悪くなった者のほうが有意に不安、抑うつ得点が高く、母親は「災害後、夫が頼りにならない」と感じていた。また、夫婦関係が悪化したケースの子どもは、その後に発生した災害時に必要以上におびえていた。さらに、重回帰分析から、母親のストレスに最も関連しているものとして「世間からの孤立感」があった。考察:母親は災害という重大な危機状況の時、夫を頼りにしたい存在として捉えている。しかし、災害は夫にとっても、重大な危機状況であり、妻が望むようなサポートや行動が夫にできるとは限らないだろう。このことは、母親にとって信頼できる相談相手を失ったような気持ちになり、孤立感を持っている可能性がある。今後の看護として、夫婦間関係の調整を含めた支援のあり方を検討しつつ、母親の孤立化を防止するような対策が必要であり、インターネット相談などの活用も検討が求められる。(著者抄録)
  • 山下麻実, 石舘美弥子, ほか
    日本小児看護学会誌 22(3) 42-48 2013年11月  査読有り
    本研究の目的は、乳幼児の転落事故における看護師と看護学生が認識するリスクファクターの違いを明らかにすることである。乳幼児が入院する医療機関に勤務する看護師205人と看護師養成機関で最終学年に在籍する看護学生447人を対象に、郵送による自記式質問紙を用いて調査を実施した。その結果、看護師群の方が患者要因におけるリスクファクターについて【患者の年齢】【患者の性別】【患者の環境の変化】【患者の薬剤の使用状況】の4項目を、環境要因におけるリスクファクターについて【不適切な施設物品】【ベッド上の環境不整備】【ベッド周囲の環境不整備】の3項目を学生群より、リスクとして高く認識していた。また、看護師要因におけるリスクファクターについて、統計学的に差は見られなかったが、学生群は看護師群より【健康管理の欠如】について、高く認識している傾向であった。
  • 石舘 美弥子
    日本医学看護学教育学会誌 (22) 38-43 2013年10月  査読有り
    本研究は,小児看護において重要視されているプレパレーションの演習において,演習授業の進め方を変えた4年間にわたり,看護学生の自由記述による反応を解析し,学習目標の達成度に影響を及ぼした要因を明らかにすることで,今後の教育活動への示唆を得ることを目的とした.学生の記述は,【子どもの特性】【治療検査を受ける子どもの理解】【意欲と達成感】【戸惑いと気がかり】の4つに分類された.これらの質的,量的な解析の結果,それぞれの学習目標達成に関して以下の知見が得られた.(1)治療検査を受ける子どもの立場に関する学習目標については,紙芝居の作成といった主体的学習の機会をつくること,侵襲の大きい処置を含む幅広い事例を学習する過程で理解が深まることが示された.学生の主体的な学習を刺激する治療検査を選定し演習に取り入れることの重要性が示唆された.(2)子どもの発達年齢に応じた言葉と説明方法に関する学習目標については,達成が十分ではなかった.幼児モデル人形相手の実演では子どもの反応が得られないことに困難感をもつ学生がいたことからも,今後,学生のイメージを助ける演習方法の工夫が必要と考える.(3)グループ学習における各自の役割の適切な遂行については,紙芝居作り,総合実演を通した演習が主体的に進み,学生の意欲と満足感に繋がっており,これらが学生の能動的な学習行動に繋がることが示唆された.(著者抄録)
  • 石舘 美弥子
    横浜創英短期大学紀要 (8) 19-24 2012年5月  査読有り
    本研究の目的は、文献から得られた、幼児へのプレパレーションにおける医療従事者の発話に含まれるオノマトペの特徴を明らかにすることであった。過去12年間のプレパレーションに関する5文献を分析対象とした。抽出したオノマトペを言語学的および発達心理学的に考察した。その結果、以下のことが明らかになった。医療従事者の発話にみられたオノマトペは、1.音や動作を表現するもので占められ、物や内的状態を表現するものはなかった。2.幼児への動作の誘導・遂行の指示として用いられていた。3.幼児への言語的対応として、医療用語の変換がみられた。以上、言語獲得期の幼児の認識と感性に働きかける、医療従事者の発話に含まれるオノマトペの有用性が示唆された。(著者抄録)
  • 石舘美弥子
    横浜創英短期大学紀要 (5) 105-112 2012年4月  査読有り
  • 石舘美弥子, 沼田友見
    湘南短期大学紀要 (22) 23-29 2011年3月  査読有り筆頭著者
    小児看護学技術演習の臨地実習における援助場面に採血の介助がある。採血を受ける子どもに対するプレパレーションに、学生が主体的に作成した紙芝居を用いるを実践に即した方法を取り入れた。本稿では、紙芝居作りの演習授業から得られた学生の学びについて、その学習効果を検討した。その結果、1)具体的な5歳児の採血事例を取り入れた演習により子どものイメージが容易に図れた。2)学生自身による紙芝居作りは、主体的な学習の醸成に繋がった。3)グループワークでは学生相互の学びが強固になったが、参加度にばらつきがみられた。
  • Hiroshi Igarashi, Masahiro Fukushi, Naoki Shinoda, Akira Miyamoto, Masaharu Hirata, Miyako Ishidate, Masahiko Kuraishi, Kunio Doi
    Radiological physics and technology 3(2) 136-43 2010年7月  
    The first objective in this study was to identify the errors of incidents and accidents that occurred in general and mobile X-ray examinations. Based on the analysis of results, the second purpose in this study was to propose useful measures to prevent such errors. As much as 553 radiological technologists in the Gunma Prefecture were surveyed on their experience with errors related to general and mobile X-ray examinations. The questionnaire asked for descriptions of errors experienced during examinations and the responses given (multiple answers possible), and evaluations of the degree of busyness on a five-point scale. A total of 115 questionnaires were returned. Analysis revealed that there was no significant relationship between errors and degree of busyness for either general or mobile examinations. The most frequent error both in general and in mobile examinations was to X-ray a patient mistakenly, the cause of which was cited as failure to confirm the patient's name. After the use of solution priority number to evaluate proposed preventive measures, such as finger-pointing and call, independent double-checks, and verbal self-confirmation would be the simplest and most easily implemented countermeasure.
  • 石舘美弥子, 大嶋美智代
    湘南短期大学紀要 (21) 105-112 2010年3月  査読有り筆頭著者
    紙芝居を用いたプレパレーションの演習に参加した学生72名に対して演習終了後に質問紙調査を行い、紙芝居の演じ手からみて演習は「小児看護に役立ったか」「良い経験であったか」「今後も授業に取り入れたほうが良いか」についてそれぞれ5段階評定で回答してもらうとともに、紙芝居の聴き手からみた場合についても同様に5段階評定で回答を求めた。また、演習の感想を自由記述してもらい、その内容を質的帰納的に分析した。その結果、演じ手からみて「小児看護に役立った」の平均点は4.6点、「良い経験であった」の平均点は4.5点、「今後も授業に取り入れたほうが良い」の平均点は4.4点であった。聴き手からみて「小児看護に役立った」「良い経験」「今後も授業に…」の平均点はいずれも4.4点であった。自由記述の内容は以下の6カテゴリーに分類することができた。1)快の体験。2)子どもへの関心。3)演じ手の思い。4)聴き手の思い。5)実習への期待。6)演習への希望。
  • 石舘美弥子, 大嶋美智代
    湘南短期大学紀要 (21) 99-103 2010年3月  査読有り筆頭著者
    小児看護学実習を終了した短期大学看護学科3年生72名にアンケート調査を行った。アンケートの内容は、プレパレーションにおいて必要と考えられる看護行為13項目を提示し、「大切だと思う項目」を選択してもらった(多肢選択)。また、実習中にプレパレーションを実施したか否かや実施した内容について尋ねた。多肢選択調査の結果、全ての項目を選択した者が7名(9.7%)おり、選択数の最も少ない学生(1名)は2項目選択であった。平均選択数は8.4項目、平均選択率は65%(8.4/13項目)であり、選択率の高い上位5項目は「処置後に頑張ったことを褒める」(99%)、「処置前の説明を絵本や人形などを用いて行う」(83%)、「おもちゃなどを利用して緊張を解く」(83%)、「手を握るなどして緊張をほぐす」(81%)、「処置中に声をかけて励ます」(79%)であった。実習中にプレパレーションを「実施した」と回答したのは18名(25%)であった。この18名が実習で受け持った児の年齢は、1歳が4名、2歳が1名、3歳が3名、4歳が3名、7〜12歳が3名、13歳以上が3名、年齢不詳が1名であり、幼児期の子どもを受け持った学生が多かった。プレパレーションで使用したツールの内容は、1歳児に対しては「光や音の出る感覚的なおもちゃ」、2歳児に対しては「子どもの好きなキャラクターを使用したマスク」、3〜4歳児に対しては「積木・折り紙・ぬり絵」などであった。
  • 石舘 美弥子
    応用心理学研究 34(2) 176-177 2009年3月  
  • 石舘美弥子
    日本大学大学院総合社会情報研究科紀要 7 419-430 2006年5月  査読有り
  • 石舘美弥子
    日本大学大学院総合社会情報研究科人間科学専攻 2004年3月  査読有り

MISC

 51

書籍等出版物

 1

主要な講演・口頭発表等

 27

主要な所属学協会

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 6