研究者業績

大神 優子

オオガミ ユウコ  (Yuko Ohgami)

基本情報

所属
和洋女子大学 人文学部こども発達学科 教授
学位
博士(人文科学)(お茶の水女子大学)

研究者番号
40452031
J-GLOBAL ID
200901047829982492
researchmap会員ID
6000009924

(教員からのメッセージ)
頭と体をつかって、様々なことを一緒に学んでいきましょう。

論文

 23
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 9(9) 48-56 2022年  査読有り
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 8(8) 44-50 2022年  
  • 大神, 優子
    和洋女子大学紀要 62 133-139 2021年3月31日  
    PDF 保育場面における初心者の注目傾向を明らかにするため、実習経験がない保育者養成課程の学生の、保育者/子どもそれぞれの、表情/声の調子/言葉の内容/立ち位置/行動への注目度を調べた。保育者に注目するよう教示した群(N=31)/子どもに注目するよう教示した群(N=30)に分けて映像素材を提示したところ、保育者に関しては、保育者に注目するよう教示した群の方が全体により注意を向けていた。しかし、保育者のどこに注目するかは両群とも同様であり、実習生自身が保育者のやり方を模倣するのにわかりやすい部分(「言葉の内容」等)がより注目されていた。子どもに関しては、子どもに注目するよう教示した群よりも、保育者に注目するよう教示した群の方が、子どもの行動・立ち位置により注意を向けていた。また、両群とも主に子どもの「行動」に注目していた。予測がつきにくく、言葉での主張がわかりにくい年少児の保育場面では、初心者は、子どもよりも保育者に注目した方が観察しやすいことが示唆された。養成課程における映像教材の活用について、実習段階を含む今後の課題について論じた。
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 61 13-23 2020年3月31日  査読有り
    実習経験がない保育者養成課程の学生に対し、3歳児のいざこざ場面のエピソードを、異なる媒体(映像/文章)・異なる場面で提示した。1回目はエピソードを映像/文章いずれかで提示し、2回目は同じ場面を別媒体(文章/映像)で提示し、3回目は別場面を提示した。それぞれの場面を提示した後、子どものふだんの姿について、性格特性・社会的スキル・問題行動の観点から評定させた。さらに、文章/映像素材の比較や子どもの印象の変化の有無について尋ねた。その結果、映像/文章いずれの媒体で提示されたかによって子どもの印象は異なり、同じ場面を別媒体で提示されてもその印象は維持される傾向があるが、別場面を提示された場合には修正されうることが明らかとなった。映像の情報の多さをうまく活用できない場合があることから、経験が少ない初学者には、最初の枠組を明示した上で、多様な場面を提供することが効果的であると示唆された。
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 (7) 77-84 2020年  
  • 島田 由紀子, 大神 優子
    日本色彩学会誌 43(3+) 135 2019年5月1日  
    幼児の自由画の使用色や構図,モチーフには性差があるが,色や構図はモチーフの影響を受ける可能性があり,技能を要する描画表現には個人差が大きい.そこで色シール作品から幼児の性差による平面表現の特徴を明らかにし,今後の造形活動の指導につなげることを研究の目的とする. 幼稚園等の4・5歳児クラス134人(男児78,女児54)を対象とし,保育室で集団で実施した.課題は4×4の16枠を印刷した用紙に,2色の円形シールを貼る平面構成課題,2種類(青・ピンク,青・黄)であった.シールは各色5枚を配付し,使用枚数は自由とした.最後に青・ピンク・黄のうちの好きな色を尋ねた. シールを枠外に貼った幼児を除く88人(男児53,女児35)について男女比較を行った.好きな色は,男児は青,女児はピンクが多く,先行研究と共通性がみられた.しかし,課題中の各色の使用量には性差がなかった.シールの配置(構図)については対称性(線対称・点対称)には性差は見られなかったが,男児で中央4枠を全て埋める傾向が強く,男児のモチーフを強調する自由画との共通性がうかがえた.
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 60 13-22 2019年3月31日  査読有り
    子ども集団/個人への対応は、保育者を目指す学生の実習における主要な課題の一つである。本研究で は、4年制の教職(幼稚園)・保育士課程に所属し、必要な5実習全てを終了した4年生68人を対象とし てウェブアンケートを行った。子どもへの対応に関して、最初の実習時と比べてどのような部分が自分で 成長したと思えるかの振り返り(自由記述)を以下の2場面について求めた:①クラス集団に何かを説明 する場面、②子ども個人を褒めたり叱ったりする場面。あわせて、その成長に特に影響を与えた実習(時 期)について尋ねた。その結果、いずれの場面についても5実習中の後半2実習で変化が自覚されていた が、クラス集団への対応の変化を報告した時期の方がやや早く、個人への対応には最終実習が影響してい た。子ども集団への対応では、あらかじめ準備できる教材の工夫の他、手順等を説明する際の声の大きさ や作業の進め方・区切り方など、事前準備や想定が可能な部分での工夫が多かった。子ども個人への対応 では、子どもの主体性を尊重した言葉かけでの工夫が多く報告されていた。これらの記述をもとに、実習 事前事後指導での教授内容について検討した。
  • 田島 大輔, 新田 さやか, 大神 優子, 伊瀬 玲奈
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 (6) 115-121 2019年  
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 (4) 48-55 2019年  
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 6(6) 101-108 2019年  
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 58 61-70 2018年3月31日  査読有り
    実習経験がない保育者養成課程の学生64人に対し、保育場面の短いエピソードを映像/文章いずれかの形式(各群32人)で提示し、子どものふだんの姿を予測させた。提示した素材は、市販の保育場面の映像教材より、3歳児のいざこざ場面を一部抽出した映像素材(約1分半)と、これをもとに状況説明及び発話内容を中心に文章化し、保育現場経験者の助言を得て修正した文章素材である。保育者が評定することを前提とした尺度を利用して、映像/文章提示群の、子どもの性格特性・社会的スキル・問題行動に対する評価を比較した。その結果、映像/文章どちらの媒体による提示でも、保育学生は、対象児の「ルールを守る」という姿勢を評価していた。ただし、映像提示群では対象児を落ち着いた物静かな子と解釈し、文章提示群では、より攻撃的で主張が強い子と解釈する違いがあった。この違いの原因として、表情や発話の明示性について検討し、養成校において座学でエピソードを提示する際の限界と留意点について論じた。
  • 大神 優子
    和洋女子大学教職教育支援センター年報 = Annual of the Center for Teacher Education Support at Wayo Women's University / 和洋女子大学教職教育支援センター 編 (3) 62-69 2018年  
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 57 75-85 2017年3月31日  査読有り
    本研究の目的は、保育実習生の学習段階をはかる簡便な指標を作成するための基礎資料を得ることである。制限時間内にできるだけ多くの単語をあげる語想起課題の手法を用いて、保育環境課題(保育室・園庭)及び統制課題(動物・音韻カテゴリ(か))の計4課題を実施した。大神(2016)で実習前・見学実習後の2時点を比較した保育学生42人を責任実習後まで追跡し、3時点を縦断的に比較した。その結果、特に保育室課題で、実習後の反応数が増加していた。見学実習後と責任実習後では量的には差がなかったが、生成された語を「玩具」「生活用品」等のカテゴリに分けて分類したところ、各実習での特徴が明らかとなった。これらの生成カテゴリの違いは、実習段階の違いを反映したものと解釈された。さらに、実習生だけではなく、保育者までを対象として保育環境知識をはかる場合の課題及び分析手法の改善点について論じた。
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 56 67-74 2016年3月31日  査読有り
    本研究の目的は、保育実習生の学習段階をはかる簡便な指標を作成するための基礎資料を得ることである。保育者養成課程2年生41人を対象に、最初の実習前後における回答を比較した。制限時間内にできるだけ多くの単語を挙げる語想起課題の手法を用いて、保育環境(保育室・園庭)に加えて、統制課題として動物・音韻カテゴリ(か)の計4種類の課題を実施した。実習前に比べ、実習後にはすべての課題で生成語数が増加していた。特に、保育環境に関しては、実習前後で異なる単語の生成が多くみられ、実習経験による知識の変化が示唆された。また、内容分析から、保育室の特定のカテゴリでの増加が認められた。ただし、先行研究の実習経験がより豊富な上級生と比較すると、まだ子ども目線からの回答であると推測でき、保育者としての学習段階としては初期の段階にあることが示された。したがって、保育環境に関する知識の指標として、語想起課題は一定の有効性があると考えられる。さらに、実習の習熟段階をはかるための有用な指標とするための問題点について論じた。
  • 大神, 優子
    和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 55 99-107 2015年3月31日  査読有り
    保育者としての学習段階をはかる簡便な指標を作成するため、制限時間内にできるだけ多くの単語を挙げる語想起課題の手法を用いて、実習経験あり群(保育者養成課程3年生43人)と実習経験なし群(非養成課程3年生37人)の回答を比較した。課題は、保育環境(保育室・園庭)と、統制課題の動物・音韻カテゴリ(か)の計4種類であった。実習経験者は、保育室・園庭ともより多くの単語を想起したが、これらの単語の平均親密度は両群間で差がなく、実習経験者では一般的な用語の範囲内で知識構造が変化していることが示唆された。また、内容分析から、実習経験者は、子ども目線からの玩具等だけではなく、ふきん等の日用品も想起しており、保育者として多角的な視線で想起していることが示唆された。両群とも保育室の方が園庭よりも多くの単語を想起していた。引き続き、実習前後やベテラン保育者と実習生との比較等が必要であるが、保育環境に関する知識の指標として、語想起課題は一定の有効性が示された。
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 54 87-96 2014年  査読有り
    幼児期後期にみられる道具を使うふりの身振りパターンについて、4・5歳児を対象に2つの実験を行った。実験1では、空間構成課題と道具(はさみ・歯ブラシ・包丁)を操作する身振りの関連を検討した。実験2では、心の理論課題と実験1と同様の道具使用身振りとの関連を検討した。いずれの実験でも、各課題の成績が高い群は、言語能力も高く、全般的な認知発達との関連が示唆された。その一方で、身振りに関しては実験によって異なる結果となった。空間構成課題では、成績が高い群で、手指を道具に見立てて代用するBPO(body-part-as-object)表現よりも、手指を構えた中に道具を想定して動かす再現身振りの割合が多かった。しかし、心の理論課題では、課題成績と身振りパターンとの間に関連は見出せなかった。幼児を対象とした場合、身振り課題の特性を明らかにすることの重要性を指摘した。
  • 島田由紀子, 大神優子
    美術教育学 34 231-242-242 2013年  査読有り
    本調査の目的は,子どもが形からどのような連想を行うかを,描画力の制限がない条件下で明らかにすることである。4・5歳児クラスの男女計76名を対象に,線画で図形(三角・丸・四角)を提示し,口頭で図形からの連想を尋ねる個別面接調査を行った。得られた連想語について,(1)連想得点,(2)連想内容(生物・食べ物・自然・人工物・その他の5カテゴリ),(3)最初の連想までの反応時間及び内容の三つの観点で,年齢・性別・課題による差を検討した。その結果,年齢・性別にかかわらず,丸が,三角・四角と比べ,短時間で多様な連想をしやすいことが示された。図形の認識の発達・保育環境から考察し,ものの形の特徴を知ることが,創造的な造形活動につながる契機に成り得ることを指摘した。
  • Nakai,T, Bagarinao,E, Matsuo,K, Ohgami,Y, Kato,C
    Journal of Neuroscience Methods 157 158-167-167 2006年  査読有り
  • Toshiharu Nakai, Kayako Matsuo, Yuko Ohgami, Kenichi Oishi, Chikako Kato
    Cognitive Processing 6(2) 128-135 2005年6月  査読有り
    The neuronal system to process and transfer auditory information to the higher motor areas was investigated using fMRI. Two different types of internal modulation of auditory pacing (1 Hz) were combined to design a 2×2 condition experiment, and the activation was compared with that under a visual guidance. The bilateral anterior portion of the BA22 (ant-BA22) and the left BA41/42 were more extensively activated by the combined modulation condition under the auditory cue than that under the visual cue. Among the four auditory conditions with or without the two types of internal modulation, the activation in the ant-BA22 was augmented only on the left side by the combined modulation condition. The left ant-BA22 may be especially involved in integrating the external auditory cue with internal modulation, while the activation on the right side did not depend on the complexity. The role of the left BA41/42 in motor regulation may be more specific to the processing of an auditory cue than that on the right side. These two areas in the left temporal lobe may be organized as a subsystem to handle the timing of complex movements under auditory cues, while the higher motor areas in the frontal lobe support both sensory modalities for the cue. This architecture may be considered as 'audio-motor control', which is similar to the visuo-motor control of the front-parietal network.
  • Toshiharu Nakai, Kayako Matsuo, Yuko Ohgami, Kenichi Oishi, Chikako Kato
    Cognitive Processing 6(2) 128-135 2005年  査読有り
  • Y Ohgami, K Matsuo, N Uchida, T Nakai
    NEUROREPORT 15(12) 1903-1906 2004年8月  査読有り
    A body part as object (BPO) gesture is one of the error patterns in apraxia. In the BPO gesture, people represent objects by their hands. To clarify the neuronal background of the BPO gesture, we compared the brain activation during the BPO gesture with that during ordinary pantomime in normal subjects using functional magnetic resonance imaging. Both the BPO gesture and the pantomime induced activation in the left parietal areas (Brodmann's area (BA) 7,40), irrespective of the hand used. These areas might be activated by a common process of tool-related gestures. The BPO gesture also activated the right supramarginal gyrus (BA 40). This activation might reflect the characteristic process of BPO, the correlation of hands with tools by their forms and movements.
  • Y Ohgami, K Matsuo, N Uchida, T Nakai
    NEUROREPORT 15(12) 1903-1906 2004年8月  査読有り
    A body part as object (BPO) gesture is one of the error patterns in apraxia. In the BPO gesture, people represent objects by their hands. To clarify the neuronal background of the BPO gesture, we compared the brain activation during the BPO gesture with that during ordinary pantomime in normal subjects using functional magnetic resonance imaging. Both the BPO gesture and the pantomime induced activation in the left parietal areas (Brodmann's area (BA) 7,40), irrespective of the hand used. These areas might be activated by a common process of tool-related gestures. The BPO gesture also activated the right supramarginal gyrus (BA 40). This activation might reflect the characteristic process of BPO, the correlation of hands with tools by their forms and movements.

MISC

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  • Yuko Ohgami
    INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 510-510 2016年7月  
  • 大神 優子
    和洋女子大学紀要 53 145-153-153 2013年  査読有り
    40019736773 PDF 幼児期の身振り表現については、主観的身振りから客観的身振りへ、手で道具を代用して示すBPO(body-part-as-object)から手の中に空間を保持して動作を再現する身振り(パントマイム)へ、という2種類の変化が指摘されてきた。本研究では、3〜5歳児クラスの84名を対象に、これらの身振り変化の時期がどのような関係にあるのか、また、言語レベルによってこれらの身振り表現の変化に違いがあるのかを実験によって検討した。その結果、BPOからの移行は、ほぼこの時期の言語発達に伴って生じるのに対し、主観的身振りからの移行はやや遅れ、年長児になってからの変化が顕著であった。身振り視点の変化には、道具に関する経験や一定の言語発達だけではなく、対人的な能力の発達が必要である可能性がある。
  • 大神 優子, YUKO OHGAMI
    和洋女子大学紀要 51 179-188-187 2011年  査読有り
    「友達とのトラブルが多い」「落ち着きがない」など、保育者にとって「気になる子」がいるとき、保護者にどのように情報を伝え、連携していくかは重要な課題である。特に、保育者と保護者との間でその子に対する認識にずれがある場合、対応に苦慮する保育者は多い。本研究では、このような認識の差が考えられる場合の対応に向けた基礎資料を得るため、私立保育所の4歳児の保護者21名及び担任保育者1名を対象に、同一基準で子どもの評価を求める質問紙(SDQ: Strengths and Diffi culties Questionnaire)調査を実施した。両者の認識がどの程度異なるか、どのような側面で差が見られるのかの実態把握を行い、これらの資料の活用上の留意点について検討した。その結果、以下の3点が示された。(1)保育者と保護者のずれは、総合して保育者が「心配」、保護者が「心配なし」とするケースがほとんどであり、保護者の方がより楽観的であった。(2)保育者では情緒面、保護者では向社会性についてより心配していた。これらの差は、両者の視点の違いだけではなく、保育の場と家庭で子どもの姿が異なることを反映した可能性がある。(3)これらの資料は保育者の保護者対応に有効だが、保育者によっては園長等によるフォロー体制が必要であることが示唆された。
  • 池田幸恭, 伊瀬玲奈, 岩崎淳子, 大神優子, 北村裕美, 駒久美子, 佐野裕子, 島田由紀子, 眞鍋久美好, 鈴木みゆき, 髙梨一彦
    和洋女子大学紀要 50 177-186-186 2010年  査読有り
    本研究の目的は、保育現場が求める実習生像を明らかにすることである。実習生に身につけておいてほしいことがらを尋ねる26項目を作成し、保育者214名に質問紙調査を実施した。保育現場が求める実習生像について、幼稚園と保育所および公立と私立という勤務先による特徴を検討した。さらに、保育現場での立場として、経験年数、職場内の立場、実習生の年間の受入人数を取りあげて、保育現場が求める実習生像との関係を検討した。分析の結果、次の3点が示された。第1に、保育現場が実習生に求めることは、「学ぶ姿勢・態度」と「保育実践のスキル」にまとめることができる。第2に、「学ぶ姿勢・態度」は、私立施設勤務者が公立施設勤務者よりも実習生に必要であると考えていた。第3に、「学ぶ姿勢・態度」は、園長、主任、保育士が幼稚園教諭よりも実習生に必要であると考えていた。以上の結果を踏まえて、実習指導および保育者養成について、「学ぶ姿勢・態度」を育てることを通して「保育実践のスキル」を身につけることができる指導が重要であること、保育現場が求める実習生像を実習生自身が知ることで実習への意識を高めること、実習先の保育現場が求める実習生像を理解した上で実習生に指導を行なうことを提起した。
  • 大神 優子, OHGAMI Yuko, おおがみ ゆうこ
    人間文化創成科学論叢 10 239-249-249 2008年  査読有り
    application/pdf 紀要論文 In face-to-face communication, we often unconsciously move our hands in the air. These "(hand) gestures" are one of the most important tools for children with limited language ability. This study explored the relationship between language ability and gestures during childhood by conducting two experiments. Experiment 1 investigated the gestures and speech of normal preschoolers and revealed that the gestures found among preschoolers have common features with those of adults. Experiment 2 investigated gestures and speech in the case of three crippled children. This experiment revealed that although the movements of the disabled children were restricted, there still existed some similarities in the gestures of crippled and typical development children. This result suggests that the relationship between gestures and speech is stable from childhood. In addition, an analysis of the perspective of gesture (subjective or objective) indicated the possibility that the development of gestures during childhood is supported by several factors. In additon to language ability, social ability and the maturation of the cerebral\ cortex were also discussed.

書籍等出版物

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主要な担当経験のある科目(授業)

 4