Ken Inoue, Tatsushige Fukunaga, Mina Masaki, Tadayuki Iida, Toru Wakatsuki, Tsuyoshi Miyaoka, Sadayuki Hashioka, Rei Wake, Ippei Tanaka, Yshitsugu Fujita, Haruo Takeshita, Yasuyuki Fujita, Jun Horiguchi, Yuji Okazaki
聖マリアンナ医学研究誌, 15 40-43, 2015
自殺率と経済的問題などの生活問題との関係について検討するため、1990〜2009年に東京の百貨店で販売された商品券の額と年間自殺率との関係を調べ、統計的解析を行なった。百貨店で販売された商品券の額と自殺率には負の相関が見られ、相関係数は-0.771であった。商品券の販売額は、自殺率変化の指標になり得ることが示された。商品券の額は、社会の経済状態を反映し、人々の生活に影響することから、商品券の販売額と自殺率との間に相関が見られたと考えられた。