医学部

谷脇 弘茂

taniwaki hiroshige

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 衛生学 講師
学位
博士(医学)

J-GLOBAL ID
201501018551140728
researchmap会員ID
7000012701

研究分野

 1

論文

 13

MISC

 61
  • 世古 留美, 宮本 美穂, 齋藤 彩那, 山田 宏哉, 川戸 美由紀, 谷脇 弘茂, 橋本 修二
    厚生の指標 66(11) 1-5 2019年9月  
    目的 手助けや見守りを要する者がいる世帯における主介護者と他の世帯員について,健康とストレスの状況を平成22年国民生活基礎調査の匿名データに基づいて解析した。方法 統計法36条に基づく匿名データを利用した。20歳以上の世帯員から,40歳未満の手助けや見守りを要する者とその世帯員などを除く,72,024人を解析対象者とした。男女ごとに,手助けや見守りを要する者がいない世帯の世帯員を基準として,手助けや見守りを要する者がいる世帯の主介護者と他の世帯員について,通院,健康意識,悩みやストレス,こころの状態のオッズ比をそれぞれロジスティック回帰で年齢を調整して推定した。結果 手助けや見守りを要する者がいない世帯の世帯員を基準とする年齢調整オッズ比をみると,主介護者において,「悩みやストレスあり」は男性で2.14と女性で2.49,「健康意識がよくない」は男性で1.36と女性で1.31,「こころの状態がよくない」は男性で1.86と女性で1.65であり,いずれも有意(p<0.05)に大きかった。他の世帯員において,「悩みやストレスあり」は男性で1.11と大きい傾向(p<0.1),女性で1.26と有意に大きく,「こころの状態がよくない」は女性で1.30と有意に大きかった。結論 手助けや見守りを要する者がいる世帯において,主介護者には健康とストレスによくない状況があることが確認された。他の世帯員には,主介護者と同様に悩みやストレスが生じていること,女性では精神的問題の生ずる可能性が大きいことおよび主介護者と異なり健康意識の低下が生ずる可能性が大きくないことが示唆された。(著者抄録)
  • 川戸美由紀, 橋本修二, 山田宏哉, 谷脇弘茂, 世古留美, 尾島俊之, 辻 一郎
    Fujita Medical Journal 1(1) 6-8 2015年6月  
    Objectives: We examined whether selected factors were associated with activity limitation used to calculate the healthy life expectancy in accordance with the target of Health Japan 21 (the second term). Methods: Data for 6251 subjects were obtained from the Comprehensive Survey of Living Conditions and the National Health and Nutrition Survey, both of which were conducted by the Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan in 2010. The age-adjusted odds ratios (AOR) of limitation of activity for the assessed factors were estimated using a logistic model.Results:, The percentage of persons with activity limitation was 12.1% of men and 15.6% of women. For men, low body mass index (BMI) (AOR: 2.02, p=0.008), high blood pressure (AOR: 1.53, p=0.021), high hemoglobin A1c (HbA1c) (AOR: 1.99, p=0.000), a small number of steps (AOR: 1.68, p=0.002), and high intake of salt (AOR: 0.69, p=0.010) were significantly associated with limitation of activity. For women, high BMI (AOR: 1.49, p=0.003), a small number of steps (AOR: 1.48, p=0.009), and high intake of salt (AOR: 0.77, p=0.017) were significantly associated with activity limitation. Conclusion: We identified several factors that were associated with activity limitation. Our results from cross-sectional data require careful interpretation before concluding whether these relationships are causal
  • 橋本 修二, 川戸 美由紀, 山田 宏哉, 谷脇 弘茂, 栗田 秀樹
    厚生の指標 60(12) 1-6 2013年10月  
    目的 平成20年患者調査のオーダーメード集計に基づいて,主傷病と副傷病の関連性を検討した。方法 統計法34条に基づくオーダーメード集計を利用して,入院・外来,性・年齢階級と主傷病別の副傷病の推計患者数を得た。主傷病は傷病大分類,副傷病は糖尿病,高脂血症,高血圧(症),虚血性心疾患,脳卒中とした。入院と外来ごとに,主傷病別の副傷病の推計患者数を観察するとともに,性・年齢構成を調整した期待値に対する比(O/E比)を算定した。結果 主傷病が虚血性心疾患と脳血管疾患に対する副傷病が糖尿病,高脂血症と高血圧(症)のO/E比はいずれも1.5以上であった。O/E比が1.5以上の組み合わせとしては,主傷病が糖尿病と高血圧性疾患に対する副傷病が虚血性心疾患と脳卒中,主傷病が「糸球体疾患,腎尿細管間質性疾患及び腎不全」に対する副傷病が糖尿病,高血圧(症),虚血性心疾患と脳卒中などであった。結論 主傷病と副傷病の中に強い関連性を有する組み合わせがみられ,オーダーメード集計の利用の有用性が示唆された。(著者抄録)
  • 橋本 修二, 川戸 美由紀, 山田 宏哉, 谷脇 弘茂, 栗田 秀樹
    厚生の指標 59(13) 27-31 2012年11月  
    目的 平成16年国民生活基礎調査の匿名データに基づいて,健康状態と喫煙の関連を解析した。健康状態としては,自覚症状,通院状況,日常生活への影響と健康意識を取り上げた。方法 統計法36条に基づき厚生労働省から提供を受けて,匿名データを利用した。喫煙状況の得られた20歳以上の73,110人において,健康状態の調査項目ごとに,喫煙のオッズ比をロジスティック回帰により年齢を調整して算定した。結果 たばこを以前吸った者の吸わない者に対する年齢調整オッズ比は自覚症状なしを1.0とすると,36症状ともに症状ありが1.5以上であり,いずれかの症状ありが男1.62と女2.34であった。通院なしに対する年齢調整オッズ比は,13傷病の中で男の6傷病と女の12傷病の通院ありが1.5以上であり,いずれかの傷病の通院ありが男1.38と女2.10であった。日常生活の影響なしに対する年齢調整オッズ比は,日常生活の5つの活動の中で男の4活動と女の5活動の影響ありが1.5以上であり,いずれかに影響ありが男1.58と女2.42であった。健康意識がよいに対するよくないの年齢調整オッズ比は男1.57と女2.23であった。たばこを毎日吸う者と時々吸う者の吸わない者に対する年齢調整オッズ比は自覚症状,通院,日常生活の影響,健康意識ともに一定の傾向でなかった。結論 健康状態の多くの面に対して喫煙が強く関連することが確認され,匿名データ利用の有用性が示唆された。(著者抄録)
  • 栗田秀樹, 谷脇弘茂, 長岡 芳, 吉田 勉
    医学と生物学 156(2) 70-74 2012年  

講演・口頭発表等

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所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

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  • 件名
    授業評価結果に対する改善
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2013
    概要
    評価結果を参考に講義資料の作成、講義方法の改善した。

作成した教科書、教材、参考書

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  • 件名
    「予防医学・公衆衛生学 学生実習提要」
    終了年月日
    2013
    概要
    「血糖の関連要因に関する疫学研究」の部分を担当した。

その他教育活動上特記すべき事項

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  • 件名
    藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    終了年月日
    2011/04/10
    概要
    「医学教育の改善:ポートフォリオの原理とその応用」に参加した。