保健衛生学部 リハビリテーション学科

渡 哲郎

ワタリ テツロウ  (Tetsurou Watari)

基本情報

所属
藤田医科大学 保健衛生学部リハビリテーション学科 助教
学位
博士(2022年3月 藤田医科大学)

研究者番号
40805305
J-GLOBAL ID
201701002360258274
researchmap会員ID
B000274367

委員歴

 1

論文

 5
  • 渡哲郎, 大塚圭, 鈴木由佳理, 松田文浩, 小山総市朗, 会津直樹, 金田嘉清, 櫻井宏明
    9(4) 288-294 2023年11月  査読有り筆頭著者
  • 林 和弥, 大塚 圭, 櫻井 宏明, 鈴木 由佳理, 山田 将之, 加藤 正樹, 大河内 由紀, 平塚 智康, 奥山 夕子, 谷野 元一, 渡 哲郎, 武田 和也, 金田 嘉清
    理学療法教育 3(1) 3_28-3_36 2023年4月1日  査読有り
  • 渡哲郎, 小山総市朗, 加藤優作, 朴英浩, 金田嘉清, 櫻井宏明
    8(3) 83-87 2022年8月  査読有り筆頭著者
  • Odo Nozomi, Ohtsuka Kei, Suzuki Yukari, Matsuda Fumihiro, Koyama Soichiro, Watari Tetsuro, Sakurai Hiroaki, Nakagawa Norikazu, Kanada Yoshikiyo
    Fujita Medical Journal 6(4) 110-116 2020年11月  
    理学療法・作業療法専攻学生の教育における診療参加型臨床実習(Clinical Clerkship(CC))の効果を、臨床実習中のストレス、睡眠状態、技能習得の点で検証した。従来の臨床トレーニングを行った学生48名(従来群)とCCを行った学生48名(CC群)を対象に、職業性ストレス簡易調査票(BJSQ)、アテネ不眠尺度(AIS)、技能習得評価の成績を比較した。その結果、CC群は従来群と比較してBJSQの量的負担および質的負担の項目の点数が有意に高く、課題のコントロール度、イライラ感、疲労感、抑うつ感、身体愁訴の項目の点数は有意に低かった。またCC群では活気および指導者のサポート項目に関する点数が高かった。AISスコア中央値はCC群で有意に低かった。臨床実習成績の基本的姿勢、治療技術の項目の点数において、従来群よりもCC群で有意に高かった。以上から、当該学生のストレス、睡眠状態、ある種の技能習得に対するCCの効果が示された。
  • 渡 哲郎, 本谷 郁雄, 志村 由騎, 小山 総市朗, 金田 嘉清, 櫻井 宏明
    東海北陸理学療法学術大会誌 28 88-88 2012年  
    【目的】 養成校増加に伴い療法士数は飛躍的に増加し、臨床現場における経験年数の若年化という状況を生じている。当院リハビリテーション科においても新人療法士は全体で30%を占めており、院内勉強会や経験者による臨床指導の研修を行っている。しかし、様々な指導により教育方法が統一されないという現状から臨床能力の把握と指導方法の標準化が必要と考えた。そこで、客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination:以下OSCE)を導入し、新人療法士の臨床能力の把握、問題点抽出から臨床指導方法を検証したので報告する。<br>【対象】 平成24年度入職の新人療法士19名(理学療法士13名、作業療法士6名)。平均年齢22±0.5歳。<br>【方法】 OSCEは藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科が作成した療法士版OSCEを使用した。評価者2名、模擬患者1名、課題は入職後最も患者に施行すると考えられた関節可動域測定(以下:ROM)・徒手筋力検査法(以下:MMT)・起き上がり動作補助/誘導・移乗動作補助/誘導の4課題を選択した。評価は4月、5月に施行した。評価方法は各課題の問に対し[good]2点、[fair]1点、[poor]0点で評価し、各課題の得点率(%)を算出した。4月評価後、対象者19名を5月評価までの1ヶ月間にて臨床指導とOSCEからの問題点を基にした臨床技術教育を行うAグループと臨床指導のみを行うBグループに分け、4月・5月でのグループ間の結果を比較した。統計学的分析はWilcoxonの符号付順位検定を用い、有意水準は0.05未満とした。<br>【結果】 得点率は、4月評価時でAグループはROM:58.2±20.8%、MMT:65.7±14.6、起き上がり動作補助/誘導:35.7±21.3%、移乗動作補助/誘導:58.3±27.9%、BグループはROM:56.9±17.5%、MMT:56.9±13.7、起き上がり動作補助/誘導:38.9±22.2%、移乗動作補助/誘導:55.6±22.4%であり全ての項目でグループ間有意差はみられなかった。5月評価時でAグループはROM:91±10.4%、MMT:92.6±4.6、起き上がり動作補助/誘導:75.4±12%、移乗動作補助/誘導:83.7±12.8%、BグループはROM:73.3±16%、MMT:64.2±19.4、起き上がり動作補助/誘導:42.9±26.8%、移乗動作補助/誘導:55.3±21.5%であり全ての項目においてグループ間有意差を認めた。<br>【考察】 Aグループでは臨床指導とOSCEからの問題点を基に行った臨床技術教育にて得点率の向上を認めたが、Bグループでは得点率の向上を認めなかった。Bグループも臨床指導が行われたが、Aグループの得点向上から、基本的な臨床能力を早期に向上させるには、その臨床技術に関する技術教育を行う必要性が示唆された。OSCEから得られる問題点を基に行う臨床技術教育は新人療法士の臨床能力の向上と均一化を進めることの一助になると考えられた。<br>【まとめ】 今回、入職した新人療法士の臨床能力を客観的に把握した。それを基に行う臨床技術教育は新人療法士の臨床能力を均一化させる教育となる可能性が示唆された。今後の展望として、5月OSCE後にBグループにも臨床技術教育を行い、教育介入時期について検討していきたい。

MISC

 8

書籍等出版物

 1

講演・口頭発表等

 9

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

その他

 2