研究支援推進本部

三浦 由佳

Yuka Miura

基本情報

所属
藤田医科大学 研究推進本部 社会実装看護創成研究センター 講師

研究者番号
30791587
J-GLOBAL ID
201801018972699491
researchmap会員ID
B000304207

論文

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  • Yumi Sano, Masaru Matsumoto, Kazuhiro Akiyama, Katsumi Urata, Natsuki Matsuzaka, Nao Tamai, Yuka Miura, Hiromi Sanada
    Healthcare (Basel, Switzerland) 12(13) 2024年6月24日  
    BACKGROUND: Transabdominal ultrasound is used to detect fecal impaction, but the rectum is difficult to visualize without bladder urine or with gastrointestinal gas. OBJECTIVE: We developed a transgluteal cleft approach that is unaffected by these factors and sought to determine if our ultrasound method could detect and classify fecal matter in the lower rectum using this approach. METHODS: We classified ultrasound images from hospitalized patients into four groups: Group 1 (bowed and rock-like echogenic areas), Group 2 (irregular and cotton candy-like hyperechoic areas), Group 3 (flat and mousse-like hyperechoic areas), and Group 4 (linear echogenic areas in the lumen). Stool characteristics were classified as hard, normal, and muddy/watery. Sensitivity and specificity were determined based on fecal impaction and stool classification accuracy. RESULTS: We obtained 129 ultrasound images of 23 patients. The sensitivity and specificity for fecal retention in the rectum were both 100.0%. The recall rates were 71.8% for Group 1, 93.1% for Group 2, 100.0% for Group 3, and 100.0% for Group 4. The precision rates were 96.6% for Group 1, 71.1% for Group 2, 88.9% for Group 3, and 100.0% for Group 4. Our method was 89.9% accurate overall. CONCLUSION: Transgluteal cleft approach ultrasound scanning can detect and classify fecal properties with high accuracy.
  • 松本 勝, 玉井 奈緒, 三浦 由佳, 真田 弘美
    がん看護 28(7) 651-655 2023年9月  
  • 玉井 奈緒, 松本 勝, 三浦 由佳, 真田 弘美
    総合リハビリテーション 51(4) 425-431 2023年4月  
    <文献概要>排泄とは,物質代謝の結果生じた不要になった老廃物を体外に排出することであり,排泄物には尿や便,汗などがある.排泄は人が生きていくために必要不可欠な行為であり,人としての尊厳や自己実現にかかわるため,大変重要である.現在日本は超高齢社会の到来に伴い,運動機能や認知機能が低下した高齢者の自立を支援するケアへの取り組みが進められている.排泄ケアにおいても,高齢者が残された能力で良好かつ最大限自立した排泄ができるような支援が求められており,その1つとして2016年に診療報酬として「排尿自立指導料」が新設された.その後,排尿自立指導料を申請する病院数が増加し,2020年度の改定では,入院中の患者に対する包括的排尿ケアの評価は,基本診療料のなかの「入院基本料等加算」として,「排尿自立支援加算」が新設された.これまでの「排尿自立指導料」は,入院中の患者以外を対象とした包括的排尿ケアの評価に対する「外来排尿自立指導料」に変更となった.また「排尿自立支援加算」となったことで,算定可能な入院料が拡大され,「地域包括ケア病棟入院料」,「回復期リハビリテーション病棟入院料」,「精神科救急入院料」,「精神療養病棟入院料」などで新たに算定可能となった.このように病棟と外来を通して,患者の排尿自立を支援することの重要性の理解が進んでいる.
  • 松本 勝, 玉井 奈緒, 三浦 由佳, 真田 弘美
    INNERVISION 38(5) 19-22 2023年4月  
    超高齢社会に突入したわが国では,2025年を目処に地域包括ケアシステムの構築が推進され,高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援を目的として,可能なかぎり,住み慣れた地域で自分らしい生活を送れるための準備が進められている。医療が病院から在宅にシフトし,地域の高齢者が「時々入院,ほぼ在宅」と言われるようになっていく中,在宅医療のキーパーソンとなる看護師に求められる役割はますます重要になっている。特に重要なのは,必ずしも現場に医師がいない中で,看護師が患者の身体状態を正しく観察,アセスメントする能力である。近年,看護師が在宅やベッドサイドで,体内を可視化し観察するためのモダリティとして,携帯型超音波診断装置(ポータブルエコー)が注目されている。エコーは,従来から非侵襲,リアルタイムに体内の可視化画像を得られる検査であるが,小型で高性能な装置の登場によって,看護師がポイントオブケア検査として使いやすいものとなり,「第6のフィジカルアセスメント」可視化のツールと呼ばれるようになった。体内を可視化できるだけでなく,画像情報を医療者間で共有でき,さらには療養者,家族とも共有できることで,迅速な治療・ケア方針や意思決定につながる。エコーというモダリティが看護の観察,アセスメントに新しい価値を生み出し,まさにケアイノベーションを起こしたと言える。(著者抄録)
  • 松本 勝, 玉井 奈緒, 三浦 由佳, 高橋 聡明, 北村 言, 真田 弘美
    Geriatric Medicine 61(3) 221-226 2023年3月  
    ■便秘は本来,体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態と定義されており,加齢に伴い有訴者は増加する.評価には自覚症状の聴取が重要となるが,認知症などで意思疎通が困難な高齢者では聴取が困難であり,看護師は便秘のアセスメントや排便ケア方法選択に難渋してきた.■看護師による携帯型超音波画像診断装置(エコー)を利用した可視化は,これまでの診断のための検査として行われている大腸エコーとは異なり,エコーで便貯留をアセスメントしその場の排便ケアを選択するというPoint-of-Care Ultrasound(POCUS)を行うという視点であり,新しい.■エコーの導入は便秘症状の下剤量の減少につながり,看護師が短時間で学ぶことのできる教育プログラム,AI(Artificial Intelligence)によるアシスト機能を備えたデバイスも市販されており,老年看護の新しいアセスメントツールとして今後ますますの活用が期待される.(著者抄録)

MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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