研究者業績
基本情報
- 所属
- 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 准教授総合研究大学院大学(総研大) 物理科学研究科 宇宙科学専攻 准教授
- J-GLOBAL ID
- 200901006137313045
- researchmap会員ID
- 1000253786
- 外部リンク
研究分野
1経歴
4-
2003年10月 - 現在
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1998年7月 - 2003年9月
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1993年 - 1998年
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1991年 - 1993年
学歴
3-
1988年4月 - 1991年3月
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1986年4月 - 1988年3月
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1982年4月 - 1986年3月
委員歴
1-
2007年 - 2011年
受賞
1論文
127-
AIAA SCITECH 2024 FORUM 2024年
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Experimental Astronomy 54(2-3) 521-559 2022年12月 査読有り
MISC
56-
宇宙科学研究所報告. 特集: 宇宙観測研究報告 23 179-190 1989年3月おおぞら衛星に搭載された電子温度プローブを用いて, 電子温度分布の非等方性がF層上部で観測された。電子温度の非等方性は磁力線方向で高い電子温度を一般に示し, 高緯度域で主に観測される。これらの観測結果はボルツマン方程式を用いた電子エネルギー分布のコンピュータ・シミュレーションと比較された。その結果, 高緯度域では電子エネルギー分布の非等方性を生成する主な原因は磁力線に平行な電場によるジュール加熱或は磁気圏からの熱輸送であることが明かとなった。さらに, コンピュータ・シミュレーションは電子エネルギー分布が非等方性を示す時その分布はマクスウェル分布からはずれていることを示している。
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宇宙科学研究所報告 53 1-14 1988年3月「さきがけ」, 「すいせい」, IMP-8の3探査機の太陽風データを用いて, 1985年後半から1986年にかけての, 太陽風速度の太陽面緯度・経度構造を調べた。1986年1月以前は, 南北から各々の高速流が赤道を越えるまでに張り出している状態であった。1986年2月を境に, 赤道に達するような高速流の張り出しは消失し, わずかにうねりが存在するものの, 低速流が赤道に沿った構造へ変化した。1986年末まで, このわずかに南北にうねる構造はほぼ安定であった。
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宇宙科学研究所報告. 特集: 宇宙観測研究報告 21 61-73 1988年3月「さきがけ」に搭載された太陽風(SOW), プラズマ波動(PWP), 及び惑星間空間磁場(IMF)観測装置で計測した27日回帰性諸現象の相関解析から, 1985年4月から1986年8月までの太陽磁気圏は黄道面に対して傾いたイクスカーションの過渡状態であり, その後から1987年7月まではニュートラルシートが黄道面と平行になるアラインド状態であった事が明らかになった。又, 高分解能データ解析から, 数R_Eのニュートラル(カレント)シート近傍に≳100R_E(∿7×10^5km)程度の厚さを持つイオン密度・温度の高い"プラズマシート"が存在していることが発見された。
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宇宙科学研究所報告 52 1-14 1987年12月彗星に関する物理的な基本パラメータとして自転周期があげられる。1986年のハレー彗星の回帰に際しても, 多数の研究者が各国の探査機や地上観測データを用いて自転周期の算出を行ったが, 2.2日と7.4日という2つの異なる値が報告されている。本稿では多数の彗星観測者が望遠鏡を用いて測定したハレー彗星の実視光度を統計的に処理し, スペクトル解析の手法を施すことによりその周期性を探っている。その結果によればスペクトル上には各種の観測から得られた2.2日と7.4日に相当する周波数にピークが認められる。まず2.2日周期性は1985年11月から1986年2月にかけて現われ4月以降にはやや周期の長い2.33日に移動して顕著な振幅を保持している。7.4日周期性は1986年4月, 5月に存在し, この周期を得たMillisらの観測時期とほぼ一致しているが, スペクトル上では2.2日周期ほど振幅が安定していない。このほか3.4日周期性も見られるが, これは2.2日周期が7.4日周期によって変調を受けたものと考えられる。
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宇宙科学研究所報告. 特集: ハレー彗星探査計画報告 19 103-110 1987年3月ハレー彗星最接近時の太陽風パラメータを議論した。最接近時には"さきがけ"は磁気中性面付近にあり, この時惑星間空間はやや擾乱状態にあった。ハレー彗星によって太陽風が減速された確証は現在までの解析では得られていないが, 太陽風パラメータの周波数解析の結果はハレー彗星の水グループのイオンの存在を示している。
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宇宙科学研究所報告. 特集: 宇宙観測研究報告 14 3-17 1986年3月10号科学衛星「大空」に搭載された電子温度計測装置は3個の円板状のセンサーが太陽電池パドルの先端に, 互いに直交した方向に取りつけられている。センサーが磁力線の方向を向いた時の電子温度と同時に測定された, それに直角方向の電子温度には相違が見られた。この電子温度の非等方性は地磁気緯度と相関があり, 緯度が高い程T_⫽>T_⊥となる場合が多い。Kp指数とはあまり相関は見られなかった。この事実によれば, 従来の電子温度の観測方法による相違を説明することができる。
書籍等出版物
2講演・口頭発表等
307-
地球電磁気・地球惑星圏学会第156回講演会 2024年11月
担当経験のある科目(授業)
1-
2005年6月 - 現在惑星大気科学特論 (総合研究)
Works(作品等)
2共同研究・競争的資金等の研究課題
15-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2018年4月 - 2021年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2012年4月 - 2015年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2010年4月 - 2014年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2008年 - 2010年
● 指導学生等の数
2-
年度2021年度(FY2021)修士課程学生数4受託指導学生数4技術習得生の数1
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年度2020年度(FY2020)修士課程学生数3受託指導学生数3技術習得生の数2
● 専任大学名
1-
専任大学名総合研究大学院大学(SOKENDAI)
● 所属する所内委員会
3-
所内委員会名理学委員会
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所内委員会名観測ロケット専門委員会
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所内委員会名スペースチェンバー専門委員会