岩田 隆浩, 前島 弘則, 米倉 克英, 並木 則行, 花田 英夫, 今村 剛, 野田 寛大, 浅利 一善, 山本 善一, 田中 孝治, 飯島 祐一, 高野 忠
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス 2011年4月14日 一般社団法人電子情報通信学会
月周回衛星SELENEは,主衛星「かぐや」と,2機の子衛星であるリレー衛星「おきな」,VRAD衛星「おうな」から構成され,2007年9月の打上げから2009年6月まで運用が行われた.運用に際して使用された地上局は,JAXAのGN局,臼田宇宙空間観測所(UDSC),及び海外局等である.とりわけ臼田局64mアンテナでは,「かぐや」ミッションデータのダウンリンク,及び「おきな」を用いた世界で初となる月周回衛星の4ウェイドプラ計測が実施された.これらの運用の概要と,4ウェイ中継を実現するための改良点を述ペる.