研究者業績

高橋 和枝

タカハシ カズエ  (Kazue Ichino Takahashi)

基本情報

所属
武蔵野大学 工学部 サステナビリティ学科 教授
学位
博士(工学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
201701001189415807
researchmap会員ID
B000275325

論文

 52

MISC

 19
  • 荒井 翔平, 高橋 和枝, 國岡 達也, 太田 直樹, 内田 弘美, 伊坪 徳宏
    日本LCA学会誌 11(1) 32-40 2015年  
    <b>Objective.</b> The objective of this research is to analyze the environmental impact of printed matter using rice ink with the consideration of the impact of land use change and using reclaimed vegetable oil based on LCA method.<BR><b>Method.</b> Several scenarios changing the raw materials (soy oil, recycled oil, rice bran) have prepared and evaluated environmental impacts of printed matter. 1000 print for A4 size paper was adopted as functional unit. System boundary in this study covered manufacturing raw materials, mixture, making ink, pulp production, printing and transportation. Recycling paper and disposal of used paper were excluded from the scope. Primary data was collected for the process of making ink in this study. Impact assessment was also applied as well as inventory analysis. Damage assessment and weighting were applied so that potential environmental impacts of several impact categories can be compared. LIME2 was adopted to carry out LCIA. <BR><b>Results and Discussion.</b> A LCA of printed matter using soy ink and rice ink was carried out by using MiLCA software. With regard to the result of LCA for paper with ink, environmental impact of paper occupied the almost of total regardless of the types of ink. When we compared the environmental impacts between the inks, we found that environmental impact of rice ink was smaller than that of the other types of inks. Impact of land use for rice ink was smaller than the others, because allocated area for cultivating rice bran (co-product of polished rice) was estimated smaller. Furthermore, the use of reclaimed oil enables to decrease of land use impacts. On the other hand, environmental impact of soy ink is almost equal with that of conventional ink, because the land use area for cultivating soy beans are higher than that rice bran.<BR><b>Conclusions.</b> Using reclaimed oil and co-products for raw material are key points for the reduction of environmental impacts of inks. We found that rice oil taking the both advantages make possible to reduce environmental impacts to ecosystem.
  • 原 美永子, 高橋 和枝, 中村 雅之, 中村 二朗
    電子情報通信学会総合大会講演論文集 2011 157-157 2011年2月28日  
  • 石塚 徹, 高橋 和枝, 染村 庸, 國岡 達也, 伊坪 徳宏
    日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2011 101-101 2011年  
    2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催され、生物多様性の損失要因に森林伐採等の自然環境の破壊や汚染が挙げられた。紙の主原料のパルプは森林を伐採して作られるため、環境負荷の中でも「生物多様性」や「一次生産」への影響が懸念されている。本研究では広く普及している紙製品として、約9800万部発行されている電話帳の評価を行い、「生物多様性」と「一次生産」の影響を定量的に算出した。
  • 関根 伸雄, 醍醐 市朗, 高橋 和枝, 松野 泰也
    日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2011 56-56 2011年  
    携帯電話、携帯音楽プレーヤーといった小型電子機器に含まれる貴金属、レアメタルを対象に、製品の資源使用量、及び使用済み製品中の資源蓄積量の推計を行うことにより、日本における動的マテリアルフロー分析を行った結果を発表する。また、その分析をもとにして、複数の製品の機能を1つの製品に集約することによる、資源消費の削減効果についての評価を発表する。
  • 原 美永子, 高橋 和枝, 中村 雅之, 中村 二朗
    電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2010 126-126 2010年8月31日  
  • 津田 昌幸, 高橋 和枝, 中村 雅之, 中村 二朗
    電子情報通信学会総合大会講演論文集 2010(2) "S-156"-"S-157" 2010年3月2日  
  • 津田 昌幸, 高橋 和枝, 中村 雅之, 中村 二朗, 古田 春菜, 伊坪 徳宏
    日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2008 124-124 2008年  
    社会うるおい指標は,ICTサービスの社会影響を6つの項目で評価する指標である.これまでこの指標を用いてサービスを評価してきたが,それらは全て単独のサービスであった.実際に提供されるサービスは,複数のサービスからなることもある.このような多様なサービスを含むICTシステムでは按分や相乗効果など,新たな課題が予想される.そこで本研究では,ケーススタディを通じ,多様なサービスを含むICTシステムの評価における課題抽出とその解決法について検討を行った.
  • 高橋 和枝, 津田 昌幸, 原 美永子, 根本 康恵, 中村 二朗, 西 史郎, 石井 秀暁, 伊坪 徳宏
    日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2007 155-155 2007年  
    ICTサービスは,環境・社会問題の解決に寄与することが期待されている.しかし,ICTサービスには正負両面の効果があり,その効果を公平に評価する指標が必要である.そこで ICTサービスの導入による環境・社会・経済面の影響を定量的に評価することができる「社会うるおい指標」を考案した.この指標を用いて各種のICTサービスを評価し,ICTサービスのサステナブルデザインへのフィードバック方法を検討したのでその結果を報告する.
  • 松嶋 仁, 宮地 弘一, 高西 陽一, 石川 謙, 竹添 秀男, 福田 敦夫, 高橋 和枝
    液晶討論会講演予稿集 22 43-44 1996年9月30日  
    We have observed hindered rotation of C=O in a homogeneously aligned cell in SmC^* of a FLC compound by polarized FT-IR. Since this compound contains keto, ester, and lactic acid groups, three C=O stretching peaks are observed. They show different dependences on the polarization rotation angle, indicating that three C=O stretching direction have different hindered directions with respect to the molecular long axis. By comparing the obtained data with the simulated results, we have determined the degree of hindrance and the hindered direction.
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜
    液晶討論会講演予稿集 22 277-278 1996年9月30日  
    The polymeric ferroelectric liquid crystals with two chiral groups, one on each side of the core, show large spontaneous polarization. We prepared ferroelectric liquid crystal copolymers containing the dichiral liquid crystal and a nonchiral liquid crystal. Copolymerization resulted in a chiral smectic C phase existing over a wide range of temperatures, including room temperature. Mixing the copolymers with low-molecular-weight liquid crystals further decreased the viscosity and improved the response time. The mixture responded to an electric field within a hundred milliseconds at room temperature.
  • 石橋 重喜, 高橋 和枝, 鬼頭 勤, 姫野 明, 小林 理, 小川 育生, 堀川 浩二
    電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 1996(1) 213-213 1996年9月18日  
    光導波路にLDやPDをハイブリッド実装したモジュールは、光部品の高機能化と経済化の観点から注目を集めている。一方、光導波路と液晶を組み合わせた光スイッチも駆動電力低減等の観点から検討されてきた。今回、電界制御複屈折(ECB)タイプのフィルム液晶を作製し、石英系光導波路(PLC)と組み合わせて光変調器アレーを構成したので報告する。
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜, 山本 二三男
    電子情報通信学会総合大会講演論文集 1996(2) 311-312 1996年3月11日  
    高分子強誘電性液晶(Polymeric Ferroelectric Liquid Crystal;PFLC)は、強誘電性液晶の特長である双安定性を保ちつつ、低分子液晶にはない耐衝撃性や、良配向性が期待できることから、大画面フレキシブル表示への適用が検討されている1)。その一方で、その粘度が高いため低分子強誘電性液晶並の高速応答は難しいと考えられている。強誘電性液晶の応答速度は粘度に反比例し、自発分極に比例することから、まずPFLCの速度改善の第一ステップとして自発分極を大きくすることを目指した2)。また、表示等へ適用可能な材料に求められる液晶温度領域、チルト角、らせんピッチ等を満たすために、組成物や、複数の液晶基を有する共重合体を調製することにより、特性の改善を試みた3)。
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜
    液晶討論会講演予稿集 21 80-81 1995年9月10日  
    Ferroelectric liquid crystals(FLCs) with an optically active alkanoyl group and a chiral group derived from lactic acid show very large spontaneous polarization (Ps) of over 1000 nC/cm^2. In order to further analyse the phase transition behavior of these FLCs, we performed IR analysis on a series of them. The FLC having the highest Ps showed an unusual behavior; that is, the IR absorption of the ketonc C=O stretching vibration shifted to a higher wavenumber at the isotropic to SmC^* phase transition, while those of the other FLCs shifted to lower wavenumber. The relationship between the molecular structure and the IR results will be discussed.
  • K TAKAHASHI, S ISHIBASHI, S KOBAYASHI
    ABSTRACTS OF PAPERS OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY 209 177-COLL 1995年4月  
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜, 小林 尚吾
    液晶討論会講演予稿集 20 360-361 1994年9月12日  
  • 石橋 重喜, 石沢 鈴子, 高橋 和枝, 山本 二三男
    液晶討論会講演予稿集 19 256-257 1993年9月10日  
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜, 山本 二三男
    液晶討論会講演予稿集 19 258-259 1993年9月10日  
  • 石橋 重喜, 高橋 和枝, 山本 二三男
    液晶討論会講演予稿集 18 258-259 1992年9月11日  
  • 高橋 和枝, 石橋 重喜, 山本 二三男
    液晶討論会講演予稿集 18 260-261 1992年9月11日  

書籍等出版物

 2
  • 松野泰也, 近藤康之 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 第2節 TV会議システム(NTT))
    2007年
  • 山本良一, 小田克郎編著 (担当:分担執筆, 範囲:第3章第1節 情報通信ネットワークおよびITサービスの環境影響評価の取組み)
    日本科学技術連合出版社 2003年

主要な講演・口頭発表等

 89

担当経験のある科目(授業)

 7

産業財産権

 36

社会貢献活動

 4

教育内容やその他の工夫

 3
  • 年月日(From)
    2008/04
    件名
    小型家電の実習
    概要
    小型家電実機を解体し、資源含有量、環境負荷、リサイクルコストの推算を行う評価ツールを自作し、学生自ら、体験し、課題を見出すようにしている。
  • 年月日(From)
    2017/04
    件名
    工場等見学
    概要
    リサイクル工場等を見学し、自身の廃棄したものがどのように資源に戻っていくのかを視察することにより、学習した内容の理解を深める。
  • 件名
    実務者による講演
    概要
    リサイクルやライフサイクルアセスメントの実務者を外部から招き、最先端の技術を学習し、かつ意見交換により、学習した内容の理解を深める。

その他教育活動上特記すべき事項

 2
  • 年月日(From)
    2013/04
    年月日(To)
    2017/03
    件名
    博士後期課程大学院生の論文指導
    概要
    金沢大学大学院で博士後期課程の大学院生の論文指導に当たった。平成26年度には、2名の学生の論文審査委員会において主査を務めた。
  • 年月日(From)
    2013/04
    件名
    通信教育
    概要
    武蔵野大学の通信教育において、多数の学生の添削指導を行った。

教育上の能力に関する大学等の評価

 1
  • 件名
    博士後期課程の学位審査
    年月日(From)
    2014/10
    年月日(To)
    2015/09
    概要
    金沢大学大学院博士後期課程の論文審査委員会において主査を務めた。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 2
  • 件名
    外部講師および非常勤講師
    概要
    日本電子電話会社在職中に首都大学東京、東京大学の外部講師、金沢大学および武蔵野大学において非常勤講師をつとめた。
  • 件名
    インターンの指導
    概要
    大学生の夏期実習および卒業論文の指導にあった。(計4名)

資格・免許

 4
  • 件名
    中学校・高等学校教諭一級普通免許(理科)
    概要
    昭和63年3月
  • 件名
    特定化学物質等作業主任者
    概要
    平成3年6月
  • 件名
    有機溶剤作業主任者
    概要
    平成3年12月
  • 件名
    危険物取扱者(甲種)
    概要
    平成7年2月

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 6
  • 件名
    研究テーマ指導者
    概要
    企業内研究所において新入社員の研究指導を行った。(計2名)
  • 件名
    新入社員研究チューター
    年月日(From)
    1992/09
    年月日(To)
    1992/11
    概要
    研究所配属の新入社員向けの集合研修の指導を行った。
  • 件名
    東京大学との共同研究
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2012/03
    概要
    リサイクル技術に関する共同研究
  • 件名
    東京都市大学との共同研究
    年月日(From)
    2011/04
    年月日(To)
    2014/03
    概要
    生物多様性評価に関する共同研究
  • 件名
    産業技術総合研究所との共同研究
    年月日(From)
    2012/04
    年月日(To)
    2013/03
    概要
    環境影響評価(土地利用)に関する共同研究
  • 件名
    オレンジ(旧フランステレコム)との共同研究
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2014/03
    概要
    ICTサービスの社会影響評価指標の共同開発