研究者業績

漆原 徹

ウルシハラ トオル  (Urushihara Toru)

基本情報

所属
武蔵野大学 文学部 文学研究科 教授
学位
学士(慶應義塾大学)
修士(慶応義塾大学大学院)
文学博士(史学)(慶應義塾大学)

J-GLOBAL ID
200901054405004900
researchmap会員ID
1000128840

受賞

 1

論文

 3

MISC

 43

書籍等出版物

 19

講演・口頭発表等

 7
  • 藝林学術大会 2019年10月26日  招待有り
  • 日本古文書学会第26回法政大学大会 1993年10月1日
    南北朝期の感状は、足利尊氏・直義兄弟だけでなく、足利一門守護にも発給権限が与えられ、その文言と機能から守護発給感状を四形式に分類した。さらに足利尊氏と変わらない恩賞給付の確約文言を含む形式の感状を発給する足利一門も存在したことなどを明らかにした。
  • 日本古文書学会第23回愛知学院大学大会 1990年10月1日
    南北朝初期において、軍勢催促状・感状などの発給が足利一門守護。国大将に集中する事実をあきらかにして、初期足利政権の軍事的制度とその特質を明らかにした。
  • 日本古文書学会第19回立命館大学大会 1986年6月1日
    軍勢催促状や戦功認定の状況から、南北朝初期の中国地方では、軍事指揮権が制限される一般外様守護と、数カ国を併せて指揮する足利一門の上級大将の存在を指摘した。
  • 昭和61年度慶應義塾大学三田史学会総会日本史専攻 1985年10月1日
    代表発表。観応擾乱以前の南北朝初期においては、守護と大将の併置が見られ、守護も一般的な概念とされている将軍のもとに平等な権限が与えられていたわけではないことを明らかにした。

Works(作品等)

 9
  • 2002年3月 その他
    弘安書札礼と周辺の研究論集について、幕府制度の位置づけなどについて評価。
  • 2001年4月 その他
    鎌倉期の得宗専制政治の特質について、論ずる研究書について、得宗被官の家柄制度の指摘などを評価。
  • 1999年7月 その他
    鎌倉期の刀剣と弓矢の実際使用の状況を、軍記物語その他を用いて明らかにしようとした点を評価する。
  • 1998年12月 その他
    「相良家文書」の中には、江戸時代の写しが存在し、当時の正文の花押より筆勢があってなめらかである例を紹介。文書史料批判の筆勢という観点に問題を提起。
  • 1998年10月 その他
    「相良家文書」の足利尊氏袖加判一色道猷恩賞宛行状についての考察。
  • 1998年4月 その他
    一国催促権限のない国人宛に、催促権限を与えられた文言を記す文書写しが存在するが、施行状と御教書を合成した写しであることを述べる。
  • 1997年4月 その他
    桃井直常の訓読について、近年辞書などで、「なおつね」とするが、「ただつね」が正しいことを述べる。
  • 1995年12月 その他
    軍忠状中に現れる「旗差」について、敵味方の注目する対象であったことを述べる。
  • 1988年11月 その他
    南北朝内乱初期において、地方国人の認識は、足利と新田の抗争と理解されていたことを述べる。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

社会貢献活動

 4

メディア報道

 1
  • NHK 「戦国のへ~ほ~」 NHK BSプレミアム 2017年1月2日 テレビ・ラジオ番組

教育内容・方法の工夫

 1
  • 件名
    視聴覚教材の活用と参加型授業の導入
    概要
    演習授業以外の本来講義科目でも講義に偏る事無く、視聴覚教材を利用して申請なイメージから解説を行い、また事前に十分な解説や参考図書を紹介した上で、学生自身に選択肢としての仮説を立てさせて討論させるなどの体験型、参加型授業を導入して理解を高める事に効果をあげている。短期大学の学生の基礎学力の低下を補正する為、利用教材の音読や頻繁にレポートを実施して書き方の指導を行うなど、読み書きの基本を専門知識の習得の前提として行っている。慶應や法政の大学院の指導では、講読史料と関連する荘園や城館跡などの現地を訪れて現地調査

教育上の能力に関する大学等の評価

 14
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1987
    概要
    山脇学園短期大学非常勤講師 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1987
    概要
    慶應義塾大学文学部非常勤講師 慶應義塾大学文学部教授会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1990
    概要
    山脇学園短期大学専任講師 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1992
    概要
    立正大学文学部非常勤講師 立正大学文学部教授会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    山脇学園短期大学助教授 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    慶應義塾大学法学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1994
    概要
    慶應義塾大学文学部教授会及び法学研究科委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1997
    概要
    上智大学文学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1997
    概要
    上智大学文学部教授会及び文学研究科委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    1998
    概要
    山脇学園短期大学教授 山脇学園短期大学資格審査委員会
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2000
    概要
    法政大学文学部・大学院非常勤講師
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2000
    概要
    法政大学文学部及び文学研究科委員会
  • 件名
    学生による授業評価など
    年月日(From)
    2002/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    学生評価が実施された、立正大学文学部学生評価(実施年度14年度)及び東海大学文学部(16年度・17年度)で、担当科目(立正大学 日本史特講・日本史概説、東海大学 日本中世史講読・日本中世史演習)はすべて最高評価点を獲得した。山脇短大での学生評価実施開始の17年後期からの二度の評価でも、すべての担当科目(日本史概説・日本政治史・日本法制史・歴史と人物・古文書学・食物史)で高い評価を得た
  • 件名
    採用決定の際における教育上の能力に関する評価
    年月日(From)
    2004
    概要
    東海大学文学部非常勤講師 東海大学文学部教授会

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 5
  • 件名
    山脇学園短期大学紀要編集委員
    年月日(From)
    1998/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    山脇学園短期大学専任、及び非常勤教職員の研究論文の審査編集のための編集委員会で、紀要刊行のための編集に努める。
  • 件名
    山脇学園短期大学図書館長
    年月日(From)
    2000/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    山脇学園短期大学図書館長。学生の学習と教職員の研究、ならびに教育のための中心的設備と組織の責任者として、書籍中心としての旧来的な図書館から、PC設備の導入をはじめ、視聴覚学習教材と運用のための設備の親切と充実発展に尽力した。また学園内の中学・高校図書館の蔵書との共有化をはじめとする資料保存スペースや閲覧と学習スペースの見直しや、,図書館司書の研修などの改革を実施した。とりわけ学生利用の活性化のために、教員の協力を得て各分野の授業課題としての利用を試み、入学時だけでなく、文化祭や催事のたびに全学生への図書館
  • 件名
    東京都港区文化財保護審議委員
    年月日(From)
    2002/12
    年月日(To)
    2002/12
    概要
    東京都港区教育委員会から、古文書・典籍・金石文などの分野の専門委員として委嘱を受け、文化財行政と区民を中心とした歴史的文化財の教育と理解の普及に努めている。港区三田図書館4階に郷土資料館が設置されている関係から、図書館と郷土資料館の共用を活用する形での展示や区民講座を定期的に開催して区民に文化財保護活動の成果を提供している。成果の公開は、史料集のみならず写真版や図録など多様な形で公開し、また図書館施設を利用して実物展示、映像、ジオラマなどを用いて積極的に各種講座や講演によって港区内在住者だけでなく書学校生
  • 件名
    教職委員会活動
    年月日(From)
    2004
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    経員免許状取得希望者の教職課程で、総合演習科目の授業担当やカリキュラムの検討、また教育実習校との連絡調整などを行った。
  • 件名
    FD委員・自己評価報告書編集委員
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    山脇学園短期大学の研究・教育の充実を目標として諸問題の指摘、検討と改善の提案を行うFD委員として、毎週会議を実施している。学長が委員長の自己評価報告書の編集を行う委員会の委員として、各担当部署から提出されてくる自己評価報告書の点検と、問題点改善の提案などを行った。