研究者業績

義永 睦子

ヨシナガ ムツコ  (mutsuko YOSHINAGA)

基本情報

所属
武蔵野大学 教育学部 幼児教育学科 教授
学位
学士(お茶の水女子大学)
修士(お茶の水女子大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901056353755858
researchmap会員ID
5000085702

論文

 14
  • 義永 睦子, 長谷川 浩美
    武蔵野教育學論集 (12) 95-106 2022年3月10日  筆頭著者
    「サマランカ宣言」(ユネスコ,1994)で「インクルージョン、全ての子どもを包み込む学校、社会」が提言されて以来、多様な人々を含む共生社会の形成を目指したインクルーシプ教育が推進される系譜の中での日本の障害児保育および特別支援教育の発展プロセスについて述べた。また、障害児を含む仲間の多様性を含めて、クラスとして育っていくプロセスについて事例検討を行った。結果、多様性の気づきと受容に当たっては、子ども自身の中の多様性への気づきと受容を基に多様性の認め合いと協働へのプロセスが認められた。インクルーシブ保育の中での多様性の受容と協働を支える保育者の援助としては、集団内での子供たちの関係性に応じて、個々の安心感、自信を培うこと、子どもたちが日々の経験と思考を結び付け試行錯誤しながら問い続けるように、問いを問いでつなげることが重要であることが事例から示唆された。また、これらの援助を連動させ、個々の多様性、相互の多様性を前提とした活動のあり方を子供たちと保育者で問い続けることが、個の特性に応じた適切な配慮や活動参加の公平性への感覚を培う援助となること、これらの援助が継続されていくことで、インクルーシブ保育の中の集団と個の育ちあいを育てることに繋がる可能性が示唆された。
  • 小原敏郎, 義永睦子, 田中佑子
    関係学研究 45(1) 17-30 2020年3月31日  査読有り
    新卒保育者対象の質問紙調査で、保育者のリアリティ・ショックの社会的スキル、コーピングとの関連を検討した。結果、「子供理解と実践の難しさ」についてリアリティ・ショックを強く経験するものが最も多かった。離職希望者は、「労働条件の厳しさ」「職場の人間関係の難しさ」についてのリアリティ・ショックが強かった。社会的スキルは「コミュニケーション能力尺度」測定により、「解読・表出の困難さ」がすべてのリアリティ尺度因子と正の相関があった。保育者に求められる実践力の視点からは、子供たちとの自発的な遊びの関係状況に即応する力を心理劇等の行為法を用いた方法の導入など、コミュニケーション・スキルコーピング技術の向上を目指した教育プログラムの提案をする必要があることが考察された。
  • 生井亮司, 榎田二三子, 義永睦子
    武蔵野教育学論集 (7) 91-102 2019年10月  
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    関係学研究 42 45-55 2017年3月  査読有り筆頭著者
    保育・教職実践力を養成していく上でどのような資質・能力を保育士・幼稚園教諭の養成の課程で培っていくことが必要かを知るために、保育・幼児教育の卒業生を対象に、調査研究を行った。就職3カ月時点における保育者の心身の問題、離職希望、職場のサポートについて、検討した。対象は、保育・幼児教育を専攻した4年制大学および短期大学の卒業生である。調査の結果、就職3ヶ月目の新任保育者の1/4は既に離職を考えていたが、離職希望は職場の問題からきている。新任保育者へのサポートは、保育者集団の一員として位置づくという人間関係を通してのサポートが満足をもたらす。新任保育者が職場の人間関係の中で受け入れられ日々の保育実践への助言指導が得られることにより、不安が軽減し、就業の継続を希望し、保育実践力も向上していく可能性が示唆された。
  • 小原敏郎, 義永睦子, 瑞穂優, 田中佑子
    保育者養成教育研究 1 13-23 2016年4月  査読有り

MISC

 12
  • 義永睦子
    武蔵野大学幼児教育学科シンポジウム報告書 2020年2月  
  • 義永睦子
    武蔵野大学こども発達学科リカレント企画シンポジウム報告書 52-53 2019年3月  
  • 義永睦子
    関係学研究 43(1) 13-14 2018年3月31日  招待有り
  • 義永 睦子
    武蔵野大学教職研究センター紀要 (4) 1-12 2016年2月  
    子ども・子育てビジョン(2010)が策定され、子ども・子育て関連三法(2012)で幼児教育・保育の充実が進められ、中央教育審議会(2012)でも質の高い人材の養成が求められている。その一方で幼稚園教諭や保育士の早期離職の現状がある。保育職の質の高める前提となる保育職キャリアの継続を阻んでいる要因を検討する必要がある。本研究では、保育者養成課程の新卒保育者の卒後3ヶ月時の離職希望と職業性ストレス反応、在学中の教育的支援についての感想と要望について、本学児童教育学科新卒者を対象に実態調査を行い、離職希望と職業性ストレスとの関連と在学中の教育的支援の可能性について考察した。
  • 関係学研究 40 72-73 2014年12月  
    乳幼児健診における子育て相談事例に見る家族の問題と支援のあり方と現状、これからの課題について、述べた。保健センターで著者がかかわっている事業のうち、子どもの発達支援と、虐待予防を含めた親子支援の2つの親子グループにおける、様々な親子の事例を踏まえ、子ども及び保護者の相談支援、親子関係の調整と改善への援助、子ども理解を保護者とスタッフが共有すること、発達支援及び親子関係支援におけるグループワークの展開と今後の課題について述べた。

書籍等出版物

 29
  • 鳥海 順子, 義永 睦子, 菅田公子, 叶雅之, 山﨑淳, 堀米孝尚, 野中繁, 氷室綾, 樋口昇, 川本静香, 松下浩之, 泉さわこ (担当:共編者(共編著者), 範囲:まえがき、第1章、文献案内)
    東洋館出版社 2021年5月25日
    社会情勢の急激な変化の中で子どもたちに関する課題は多様化,複雑化しており、それぞれの段階の教育の場が連携し長期的に見通しをもって,前の段階から次の段階へと円滑に移行できるようにする「連続性・一貫性」の視点が必要とされている。これらを念頭に、子どもの幼小中高の各時期の教育相談の進め方に加えて,移行期支援を重視して、保幼、小、中・高の各時期と接続期における教育相談、生徒指導論のテキストを作成した。生物心理社会モデルによる幼児児童生徒の多面的理解を軸とし、3つの資質・能力の柱を共有しながらカウンセリングマインドを保育・教育の実践,家庭・保護者との連携に生かし、組織内外での協力体制の活用が可能となることを目指した。
  • 浅野恵美子, 安藤嘉奈子, 石川淳子, 磯田雄二郎, 岩城衆子, 浮田徹嗣, 小笠原美江, 岡嶋一郎, 尾上明代, 川幡政道, 小林ひとみ, 櫻井靖史, 佐藤豊, 島谷まき子, 春原由紀, 髙原朗子, 谷井淳一, 藤堂宗継, 時田学, 中込ひろみ, 信田さよ子, 早川裕隆, 針塚進, 前田潤, 牧裕夫, 増野肇, 宮崎良洋, 武藤安子, 諸江健二, 矢吹芙美子, 横山太範, 義永睦子 (担当:共著, 範囲:第6章対人援助職者養成のための心理劇第2節保育者・教員養成の心理劇,pp.229-238)
    慶應義塾大学出版会 2020年10月30日 (ISBN: 9784766427035)  Refereed
    日本における心理劇研究、実践についての現時点での集大成であり初学者への入門書である。「心理劇」(ロールプレイング、サイコドラマ、ソシオドラマ等のアクションメソッドの総称)を活用し展開する各分野のうち、保育者・教員養成のカリキュラムの中での心理劇の活用について詳述した。①感じ方、振る舞い方が育つ心理劇、②保育・教育の技術を磨く心理劇、③理論と実践を結び付けて学びを深める「アクションガイド」理論的枠組み学習のための心理劇、④多面的な状況理解を基に組織的・協働的課題解決を目指す心理劇「可能性探索の心理劇」を紹介し、アクティブ・ラーニングPBLの要素も兼ね備えた心理劇の授業実践・展開の具体的方法と効果について述べた。
  • 榎沢, 良彦, 上垣内, 伸子, 浜口, 順子, 矢萩, 恭子, 山田, 陽子, 鈴木, 眞廣, 若松, 亜希子, 向山, 陽子, 義永, 睦子, 鈴木, 正敏, 福元, 真由美 (担当:共著, 範囲:第7章 現代社会の課題と保育者)
    同文書院 2020年4月1日 (ISBN: 9784810314960)
  • 小原, 敏郎, 三浦, 主博 (担当:共著, 範囲:第11章障害・発達上の課題のある子どもとその保護者への支援)
    ミネルヴァ書房 2019年10月10日 (ISBN: 9784623086795)
  • 小原, 敏郎, 橋本, 好市, 三浦, 主博 (担当:共著, 範囲:第7章保護者の理解とかかわり方)
    みらい 2019年8月20日 (ISBN: 9784860154905)
  • 小畑, 文也, 鳥海, 順子, 義永, 睦子 (担当:共編者(共編著者), 範囲:pp11-24,139-150)
    コレール社 2018年3月1日 (ISBN: 9784876377206)
    障害児教育・保育の基礎的知識を学習するための入門書・概論書。幼児期から学童期以降にわたる障害児教育・保育を見通し、個別的な対応だけでなく、集団を活かした支援や、保護者を含めた家族支援の視点を取り入れた、障害児教育・保育全般に関わる基礎、基本の理解を目的とした。全体は三部構成で、①総論:障害の概念、②各論:様々な障害の理解と支援、③実践篇:幼児期から小中学校、特別支援学校に至る特別支援教育・保育の意義と展開、とした。 第1章 障害の捉え方では、障害者の人権とノーマライゼーション、ICF(国際生活機能分類)における障害の捉え方の特徴、障害の捉え方と支援について述べた。第11章保育・療育機関などにおける障害児保育の展開では、就学前の障害児の保育の場および形態、実践について解説した。
  • 小原, 敏郎, 神蔵, 幸子, 義永, 睦子, 榎田, 二三子, 岸井, 慶子, 永倉, みゆき, 西村, 美紀, 宮川, 萬寿美, 矢萩, 恭子 (担当:編者(編著者), 範囲:第1章保育とは、保育者の仕事とは、第5章保育実践力を育む保育・教職実践演習、第8章保育実践力を育む方法と内容Ⅲ-ロールプレイング・心理劇ー)
    建帛社 2018年3月1日 (ISBN: 9784767950778)
  • 吉川, 晴美, 松井, 知子 (担当:共著, 範囲:3章現場支援の事例に学ぶ 第1節言葉の遅れに悩む母親ー1歳6か月児健診での事例、第2節こだわりが強く発達障害かと悩む母親ー3歳児健診での事例)
    慶應義塾大学出版会 2017年9月30日 (ISBN: 9784766424669)
  • 編著者, 榎沢良彦, 上垣内伸子, 著者, 浜口順子, 矢萩恭子, 山田陽子, 鈴木箕廣, 若松亜希子, 向山陽子, 義永睦子, 鈴木正敏, 福元真由美 (担当:共著, 範囲:第7章現代社会の課題と保育者)
    同文書院 2017年3月
    第7章現代社会の課題と保育者において、1.現代の保護者の課題と向きあう、2.虐待問題と保育者、3.これからの保育者の役割の各項目について解説するとともに、事例を提示し、演習形式にて学習できるように配慮した。虐待の動向については、最新の動向について解説した。演習事例においては、子ども理解の方法と実際のアセスメント、保護者自身についての理解とアセスメントを踏まえた援助方法について解説している。
  • 植野信一編著, 小野智明, 角張慶子, 小久保裕美, 竹浪正宏, 梨本竜子, 野島正剛, 橋本景子, 廣井茂道, 松本潤, 義永睦子 (担当:共著, 範囲:第8章 対象別にみた家庭支援 pp105-121、家庭支援に役立てる事例集 pp166-167)
    建帛社 2016年6月 (ISBN: 9784767950426)
    「第8章 対象別にみた家庭支援」障害のある子どもとその家庭への支援、要保護児童・虐待ケースの子どもと保護者への援助、ひとり親家庭および再婚家庭など多様な家族形態の家庭への支援、外国籍の子どもや保護者などの多文化化する家庭への支援など、それぞれのケースごとに、①子どもおよび子ども集団への対応、②保護者への支援、③保護者集団への支援、④関係機関との連携、就学に際しての支援支援について、援助する際の内容と留意点について述べた。また、保育者観連携・関係機関との連携を含めたソーシャルワーク、保育者のメンタルヘルスについて、述べた。事例集に、支援の必要な親子に関する事例を提示した。
  • (担当:共著)
    2016年1月 (ISBN: 9784860153694)
    保育士養成科目「保育相談支援」のテキスト。「第6章保護者の養育力向上」で保護者のパートナーとしての保育者と共に子どもの成長を援助する視点に立つこと、保護者の養育者としての成長を支援すること、保護者の子育てや家庭生活についての思いに気づき保護者理解を深めつつ、保護者支援を行うことについて、解説し、ロールプレイングを通して演習形式で学ぶことができる教材を提供した。また、保護者の養育力をエンパワーメントするために必要な3つの視点について、活用できる技法を紹介するとともに、それぞれ段階を踏みながら演習を通して習得できるように構成した。
  • 吉川晴美, 矢吹芙美子, 大畠孝子, 小野眞理子, 松井とし, 義永睦子 (担当:共著)
    宣協社 2015年4月
    第Ⅶ章 「子どもの問題へのアプローチ」で、子どもの権利、児童福祉及び子育てをめぐる状況と制度の現状、児童虐待の動向、乳幼児から児童期までの子育て支援と相談活動の基本姿勢と実際について、解説した。子ども相談の基盤となる乳幼児理解の理論と方法について概説し、保育・幼児教育場面での保護者の相談の進め方の理論と方法、実践上の留意点、相談内容の実際、事例の解説を行った。
  • 榎沢良彦, 上垣内伸子編, 矢萩恭子, 山田陽子, 向山陽子, 浜口順子, 義永睦子, 鈴木正敏, 福元真由美 (担当:共著, 範囲:第7章現代社会の課題と保育者)
    同文書院 2014年4月
    「第7章現代社会の課題と保育者」現代の子育てにおいて保護者の抱える多様な課題を概観し、現在展開されている子育てへの社会的支援について解説した。また、保育所や子育て支援施設、児童福祉施設での保育者の保護者に対する援助事例について課題を提示し、演習形式で、学生が主体的に事例検討を行いながらこれからの保育者に求められる役割について考察し学習できるように構成した。虐待の動向については、最新の動向について解説した。演習事例においては、子ども理解の理論と方法およびアセスメント、保護者自身についての理解とアセスメントを踏まえた援助方法について解説し、演習によって学びが深まるようにしている。
  • 小畑文也, 鳥海順子, 義永睦子 (担当:共著)
    コレール社 2013年4月 (ISBN: 9784876377169)
    障害児教育・保育の基礎的知識を学習するための入門書・概論書。幼児期から学童期以降にわたる障害児教育・保育を見通し、個別的な対応だけでなく、集団を活かした支援や、保護者を含めた家族支援の視点を取り入れた、障害児教育・保育全般に関わる基礎、基本の理解を目的とした。全体は三部構成で、①総論:障害の概念、②各論:様々な障害の理解と支援、③実践篇:幼児期から小中学校、特別支援学校に至る特別支援教育・保育の意義と展開、とした。 第1章 障害の捉え方では、障害者の人権とノーマライゼーション、ICF(国際生活機能分類)における障害の捉え方の特徴、障害の捉え方と支援について述べた。第11章保育・療育機関などにおける障害児保育の展開では、就学前の障害児の保育の場および形態、実践について解説した。
  • 小原敏郎, 神蔵幸子, 義永睦子, 編著, 榎田二三子, 岸井慶子, 永倉みゆき, 西村美紀, 宮川萬寿美, 矢萩恭子共著 (担当:共著)
    建帛社 2013年2月 (ISBN: 9784767950051)
    幼稚園教諭・保育士養成課程における教職実践演習・保育実践演習に対応したテキストの編纂、執筆を行った。 「理論編」,「方法・技法編」,「実践・演習編」の3部構成で展開し、保育者の専門性の基礎となる「保育実践力」をスムーズに身につけられる内容とした。Ⅰ 理論編 第1章 「保育とは,保育者の仕事とは」(pp1-10)、第5章「保育の場における保育実践力Ⅲ―今後さらに求められる実践力―」(pp41-50)、Ⅱ 方法・技法編 第8章「保育実践力を育む方法と内容Ⅲ―ロールプレイング・心理劇―」(pp69-78)を担当執筆。
  • 植木信一編著小野智明, 角張慶子, 小久保裕美, 竹並正宏, 梨本竜子, 野島正剛, 橋本景子, 廣井茂道, 松本潤, 義永睦子 (担当:共著)
    建帛社 2011年4月
    「第8章 対象別にみた家庭支援」障害のある子どもとその家庭への支援、虐待ケースの子どもと保護者への援助、ひとり親家庭および再婚家庭など多様な家族形態の家庭への支援、外国籍の子どもや保護者などの多文化化する家庭への支援など、それぞれのケースごとに、子どもや保護者に生じやすい悩みとそれに対して、保育および心理臨床の視点から、保育者の援助する際の内容と留意点について述べた。また、支援事例を提示した。
  • 米山岳廣, 辻恵介編著, 大塚秀高, 義永睦子, 小原伸子, 横倉聡 (担当:共著)
    文化書房博文社 2010年9月
    「第6章ライフサイクルと精神保健」個人および家族のライフサイクルの考え方と精神的健康の問題の捉え方について解説した。また、乳幼児期、幼児期、児童期、青年期の各時期における発達課題と精神的健康の問題について解説した。さらに、保育、教育および相談機関における、発達課題や精神的健康の問題への対応と援助の仕方について解説した。児童期の学業不振の背景としての学習障害、ADHD、発達のアンバランスさ、それらへの対応、および二次的障害の予防についても述べた。(P131~153)
  • 榎沢良彦, 上垣内伸子編, 矢萩恭子, 山田陽子, 向山陽子, 浜口順子, 義永睦子, 鈴木正敏, 福元真由美 (担当:共著)
    同文書院 2010年4月
    「第6章現代社会の課題と保育者」現代の子育てにおいて親の抱える多様な課題を概観し、現在展開されている子育てへの社会的支援について解説した。また、保育所や子育て支援施設、児童福祉施設での保育者の保護者に対する援助事例を提示し、これからの保育者に求められる役割としてカウンセリング・マインドとチャイルド・アドボカシーについて述べた。
  • 植木信一編著小野智明, 角張慶子, 小久保裕美, 竹並正宏, 梨本竜子, 野島正剛, 橋本景子, 廣井茂道, 松本潤, 義永睦子 (担当:共著)
    建帛社 2010年4月
    「第8章 対象別にみた家族援助」障害のある子どもとその家族への援助、虐待ケースの子どもと保護者への援助、ひとり親家庭および再婚家庭など多様な家族形態の家族への援助、外国籍の子どもや保護者などの多文化化する家族への援助など、それぞれのケースごとに、子どもや保護者に生じやすい悩みとそれに対して、保育および心理臨床の視点から、保育者の援助する際の内容と留意点について述べた。また、援助事例を提示した。
  • 吉川晴美編著, 大畠孝子, 小野真理子, 矢吹芙美子, 松井とし, 義永睦子著 (担当:共著)
    宣協社 2010年4月
    「第7章 子どもの問題へのアプローチ」子どもの生活や心身の健康を守る基盤にある子どもの権利、そして、子育てを巡る社会状況と、次世代育成支援などの子育てに関連した施策について概観した。また、子育て中の親の抱いている悩みおよび様々な機関・施設で展開されている子育て支援について解説し、こども相談にかかわるカウンセラーの基本姿勢、相談活動の進め方、乳幼児期、児童期など子どもの発達過程ごとに多くみられる相談内容について解説した。
  • 米山岳廣, 辻惠介編著, 大塚秀高, 義永睦子, 小原伸子, 横倉聡 (担当:共著)
    文化書房博文社 2010年2月
    「第6章ライフサイクルと精神保健」個人及び家族のライフサイクルの考え方と精神的健康の問題の捉え方について解説した。また、乳幼児期、幼児期、児童期、青年期の各時期における発達課題と精神的健康の問題について解説した。さらに、保育、教育および相談機関における、発達課題や精神的健康の問題への対応と援助の仕方について解説した。
  • 米山岳唐, 宮川三平, 鳥海順子編著, 有賀望, 金森三枝, 和気江利子, 今井淑惠, 榎田二三子, 秋山千枝子, 里美達也, 榊原剛, 古屋義博, 義永睦子著 (担当:共著)
    文化書房博文社 2008年12月
    保育士を目指し病児や障害児の保育に関心のある学生を対象に、「第10章 障害児保育の障害児保育の実際2-療育センター-」において、障害児療育の目的、療育の対象、療育の方法と形態、集団療育活動による展開例と実地上の留意点、個別活動および集団活動による療育の効果と課題について、解説した。
  • 山岸道子編著, 井戸ゆかり, 榎田二三子, 倉田新, 三滝千景, 高橋貴志, 義永睦子 (担当:共著)
    ななみ書房 2007年4月
    保育士を目指し保育所で実習を行う学生を対象に、「第2章 保育所とは・保育所保育士とは」において、保育所についての基礎知識、現在の保育行政の動向と保育所の現状について解説した。内容は、保育所保育士に求められている社会的使命、保育所の目的と機能、保育所保育士の役割、保育所・幼稚園・認定こども園の各々の特色、少子化・次世代育成支援対策と多様な保育サービス、保育士の国家資格化、国家資格である保育士の責任について、等。
  • 日吉佳代子, 若山剛編著, 岩崎基次, 榎田二三子, 倉田新, 三溝千景, 髙橋貴志, 義永睦子 (担当:共著)
    樹村房 2005年3月
    第2章保育所と保育士についての理解保育所実習を行うに際し必要な基礎知識、すなわち、国家資格としての保育士資格、多様な保育サービスの内容、認可保育所の法的位置付け、幼稚園と保育所の関係、保育所制度の歴史、保育所の法的基盤、保育行政の動向と課題について解説した。
  • 榎沢良彦, 上垣内伸子編, 矢萩恭子, 山田陽子, 向山陽子, 浜口順子, 義永睦子, 鈴木正敏, 福元真由美 (担当:共著)
    同文書院 2004年4月
    第6章現代社会の課題と保育者現代の子育てにおいて親の抱える課題を概観し、保育所や子育て支援施設、児童福祉施設での保育者の保護者に対する援助事例を提示すると共に、これからの保育者に求められる役割としてカウンセリング・マインドとチャイルド・アドボカシーについて述べた。
  • (担当:共著)
    新日本法規出版 1999年1月
    (家庭問題情報センター編)項目解説、第2章子どもを育てるための相談4保育所・幼稚園・学校での生活『児童福祉法の改正と保育所』『児童福祉法の改正と保育料』『何歳から保育所に入れるか』『育児休業明け前の慣らし保育』
  • 武藤安子, 吉川晴美共編著, 浅野恵美子, 曽根絢子, 松村和子, 義永睦子 (担当:共著)
    樹村房 1997年11月
    第6章子どもの生活と社会的状況第1節、第2節、第3節(1)
  • 畠中徳子, 赤井美智子, 吉川晴美, 日吉佳代子, 宮下美智代, 春原由紀 (担当:共著)
    不昧堂出版 1996年5月
    第5章第2節(1)『保育における集団の発達、2、3歳児の幼児グループ(母子参加型)の事例』の項
  • (担当:共著)
    関係学研究所 1994年6月
    (関係学会編)項目解説『養護学校』

講演・口頭発表等

 36

Works(作品等)

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  • 小原敏郎, 義永睦子, 瑞穂優
    2016年8月 その他
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、「保育者のリアリティ・ショック尺度の開発(1)」(以下、研究1)の連続研究として、研究1で作成したリアリティ・ショック尺度の妥当性の研修をすることを目的とした。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度としての妥当性が示された。
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    2016年8月 その他
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、新卒保育者のリアリティショックを「新卒の保育者が、数年間の専門教育と訓練を受け、卒業後の実社会での実践準備ができたと考えていたにもかかわらず、現場で働き始めたごく初期に、自分の持っている能力や期待・イメージと現場で要求される能力や現場の現実とのズレから生じる衝撃」と定義する。研究1では、保育者のリアリティショックを測定できるアセスメントツールの作成を試み、信頼性と妥当性を検討することを目的として、保育・幼児教育を専攻した4年制大学卒業生を対象に質問紙調査を行った。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度として妥当であると考えられた。
  • 2016年7月 その他
    日本において、保育者を志望する学生たちが、大学附設の子育て支援室における実践活動を通して、保育・幼児教育実践力をどのように培っていくのか、アクティブラーニングを通しての成長過程について、実践研究を行った。武蔵野大学子育て園室にて行った、ESD(持続可能な開発のための教育)の親子対象のワークショップを企画、準備、実施、振り返りを行った一連の経過を分析した。結果、ワークショップ開催に至るプロセスが明らかになった。また、その分析からは、学生自身がESDに関する実体験が非常に不足していることが明らかになり、保育者として子どもたちにESDを行うための留意点が明らかになった。
  • 義永睦子, 内藤知美, 別府涼子
    2015年7月 その他
    この実践研究の目的は、日本の子育て支援センターに参加する学生の保育実践力の開発について明らかにすることである。 最初のレポートでは、 彼らが子育て支援センターでのトレーニングを通して、家族支援の具体的かつ効果的なアイデアや、母親と子供達との関係を構築するためのアドバイスなどの能力を開発することを明らかにした。 この 2 番目のレポートでは、子育ての文化の伝達による ESD(Education for Sustainable Development,持続可能な開発のための教育)の 実践に焦点を当てる。保育学生が、大学に附設された子育て支援センターに参加しつつ学ぶ、実践活動(東京都市大学子育て支援センター「ぴっぴ」、もう一つは武蔵野大学養育力エンパワーメントセンター(MURCEP,子育て支援センター))について、 子育て支援におけるESDの実践と保育学生の教職実践力の養成について、研究報告を行った
  • 小原敏郎, 義永睦子, 神蔵幸子
    2013年11月 その他
    幼児教育・保育領域の大学教育において、保育者としての実践力を養成するプロセスで行われる心理劇のうち、4年制大学の1年生を対象に実施した「アクションガイド」を用いた授業を分析し、その教育的効果を考察した。子どもとの直接体験の少ない保育学生にとって、情緒と行為を伴いながら認識的理解が進み、学習課題の成立が促され、保育者としての主体的な学習に繋がる授業方法であることが示唆された。

共同研究・競争的資金等の研究課題

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