研究者業績

義永 睦子

ヨシナガ ムツコ  (mutsuko YOSHINAGA)

基本情報

所属
武蔵野大学 教育学部 幼児教育学科 教授
学位
学士(お茶の水女子大学)
修士(お茶の水女子大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901056353755858
researchmap会員ID
5000085702

論文

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  • 義永 睦子, 長谷川 浩美
    武蔵野教育學論集 (12) 95-106 2022年3月10日  筆頭著者
    「サマランカ宣言」(ユネスコ,1994)で「インクルージョン、全ての子どもを包み込む学校、社会」が提言されて以来、多様な人々を含む共生社会の形成を目指したインクルーシプ教育が推進される系譜の中での日本の障害児保育および特別支援教育の発展プロセスについて述べた。また、障害児を含む仲間の多様性を含めて、クラスとして育っていくプロセスについて事例検討を行った。結果、多様性の気づきと受容に当たっては、子ども自身の中の多様性への気づきと受容を基に多様性の認め合いと協働へのプロセスが認められた。インクルーシブ保育の中での多様性の受容と協働を支える保育者の援助としては、集団内での子供たちの関係性に応じて、個々の安心感、自信を培うこと、子どもたちが日々の経験と思考を結び付け試行錯誤しながら問い続けるように、問いを問いでつなげることが重要であることが事例から示唆された。また、これらの援助を連動させ、個々の多様性、相互の多様性を前提とした活動のあり方を子供たちと保育者で問い続けることが、個の特性に応じた適切な配慮や活動参加の公平性への感覚を培う援助となること、これらの援助が継続されていくことで、インクルーシブ保育の中の集団と個の育ちあいを育てることに繋がる可能性が示唆された。
  • 小原敏郎, 義永睦子, 田中佑子
    関係学研究 45(1) 17-30 2020年3月31日  査読有り
    新卒保育者対象の質問紙調査で、保育者のリアリティ・ショックの社会的スキル、コーピングとの関連を検討した。結果、「子供理解と実践の難しさ」についてリアリティ・ショックを強く経験するものが最も多かった。離職希望者は、「労働条件の厳しさ」「職場の人間関係の難しさ」についてのリアリティ・ショックが強かった。社会的スキルは「コミュニケーション能力尺度」測定により、「解読・表出の困難さ」がすべてのリアリティ尺度因子と正の相関があった。保育者に求められる実践力の視点からは、子供たちとの自発的な遊びの関係状況に即応する力を心理劇等の行為法を用いた方法の導入など、コミュニケーション・スキルコーピング技術の向上を目指した教育プログラムの提案をする必要があることが考察された。
  • 生井亮司, 榎田二三子, 義永睦子
    武蔵野教育学論集 (7) 91-102 2019年10月  
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    関係学研究 42 45-55 2017年3月  査読有り筆頭著者
    保育・教職実践力を養成していく上でどのような資質・能力を保育士・幼稚園教諭の養成の課程で培っていくことが必要かを知るために、保育・幼児教育の卒業生を対象に、調査研究を行った。就職3カ月時点における保育者の心身の問題、離職希望、職場のサポートについて、検討した。対象は、保育・幼児教育を専攻した4年制大学および短期大学の卒業生である。調査の結果、就職3ヶ月目の新任保育者の1/4は既に離職を考えていたが、離職希望は職場の問題からきている。新任保育者へのサポートは、保育者集団の一員として位置づくという人間関係を通してのサポートが満足をもたらす。新任保育者が職場の人間関係の中で受け入れられ日々の保育実践への助言指導が得られることにより、不安が軽減し、就業の継続を希望し、保育実践力も向上していく可能性が示唆された。
  • 小原敏郎, 義永睦子, 瑞穂優, 田中佑子
    保育者養成教育研究 1 13-23 2016年4月  査読有り

MISC

 12
  • 義永睦子
    武蔵野大学幼児教育学科シンポジウム報告書 2020年2月  
  • 義永睦子
    武蔵野大学こども発達学科リカレント企画シンポジウム報告書 52-53 2019年3月  
  • 義永睦子
    関係学研究 43(1) 13-14 2018年3月31日  招待有り
  • 義永 睦子
    武蔵野大学教職研究センター紀要 (4) 1-12 2016年2月  
    子ども・子育てビジョン(2010)が策定され、子ども・子育て関連三法(2012)で幼児教育・保育の充実が進められ、中央教育審議会(2012)でも質の高い人材の養成が求められている。その一方で幼稚園教諭や保育士の早期離職の現状がある。保育職の質の高める前提となる保育職キャリアの継続を阻んでいる要因を検討する必要がある。本研究では、保育者養成課程の新卒保育者の卒後3ヶ月時の離職希望と職業性ストレス反応、在学中の教育的支援についての感想と要望について、本学児童教育学科新卒者を対象に実態調査を行い、離職希望と職業性ストレスとの関連と在学中の教育的支援の可能性について考察した。
  • 関係学研究 40 72-73 2014年12月  
    乳幼児健診における子育て相談事例に見る家族の問題と支援のあり方と現状、これからの課題について、述べた。保健センターで著者がかかわっている事業のうち、子どもの発達支援と、虐待予防を含めた親子支援の2つの親子グループにおける、様々な親子の事例を踏まえ、子ども及び保護者の相談支援、親子関係の調整と改善への援助、子ども理解を保護者とスタッフが共有すること、発達支援及び親子関係支援におけるグループワークの展開と今後の課題について述べた。

書籍等出版物

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  • 鳥海 順子, 義永 睦子, 菅田公子, 叶雅之, 山﨑淳, 堀米孝尚, 野中繁, 氷室綾, 樋口昇, 川本静香, 松下浩之, 泉さわこ (担当:共編者(共編著者), 範囲:まえがき、第1章、文献案内)
    東洋館出版社 2021年5月25日
    社会情勢の急激な変化の中で子どもたちに関する課題は多様化,複雑化しており、それぞれの段階の教育の場が連携し長期的に見通しをもって,前の段階から次の段階へと円滑に移行できるようにする「連続性・一貫性」の視点が必要とされている。これらを念頭に、子どもの幼小中高の各時期の教育相談の進め方に加えて,移行期支援を重視して、保幼、小、中・高の各時期と接続期における教育相談、生徒指導論のテキストを作成した。生物心理社会モデルによる幼児児童生徒の多面的理解を軸とし、3つの資質・能力の柱を共有しながらカウンセリングマインドを保育・教育の実践,家庭・保護者との連携に生かし、組織内外での協力体制の活用が可能となることを目指した。
  • 浅野恵美子, 安藤嘉奈子, 石川淳子, 磯田雄二郎, 岩城衆子, 浮田徹嗣, 小笠原美江, 岡嶋一郎, 尾上明代, 川幡政道, 小林ひとみ, 櫻井靖史, 佐藤豊, 島谷まき子, 春原由紀, 髙原朗子, 谷井淳一, 藤堂宗継, 時田学, 中込ひろみ, 信田さよ子, 早川裕隆, 針塚進, 前田潤, 牧裕夫, 増野肇, 宮崎良洋, 武藤安子, 諸江健二, 矢吹芙美子, 横山太範, 義永睦子 (担当:共著, 範囲:第6章対人援助職者養成のための心理劇第2節保育者・教員養成の心理劇,pp.229-238)
    慶應義塾大学出版会 2020年10月30日 (ISBN: 9784766427035)  Refereed
    日本における心理劇研究、実践についての現時点での集大成であり初学者への入門書である。「心理劇」(ロールプレイング、サイコドラマ、ソシオドラマ等のアクションメソッドの総称)を活用し展開する各分野のうち、保育者・教員養成のカリキュラムの中での心理劇の活用について詳述した。①感じ方、振る舞い方が育つ心理劇、②保育・教育の技術を磨く心理劇、③理論と実践を結び付けて学びを深める「アクションガイド」理論的枠組み学習のための心理劇、④多面的な状況理解を基に組織的・協働的課題解決を目指す心理劇「可能性探索の心理劇」を紹介し、アクティブ・ラーニングPBLの要素も兼ね備えた心理劇の授業実践・展開の具体的方法と効果について述べた。
  • 榎沢, 良彦, 上垣内, 伸子, 浜口, 順子, 矢萩, 恭子, 山田, 陽子, 鈴木, 眞廣, 若松, 亜希子, 向山, 陽子, 義永, 睦子, 鈴木, 正敏, 福元, 真由美 (担当:共著, 範囲:第7章 現代社会の課題と保育者)
    同文書院 2020年4月1日 (ISBN: 9784810314960)
  • 小原, 敏郎, 三浦, 主博 (担当:共著, 範囲:第11章障害・発達上の課題のある子どもとその保護者への支援)
    ミネルヴァ書房 2019年10月10日 (ISBN: 9784623086795)
  • 小原, 敏郎, 橋本, 好市, 三浦, 主博 (担当:共著, 範囲:第7章保護者の理解とかかわり方)
    みらい 2019年8月20日 (ISBN: 9784860154905)

講演・口頭発表等

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Works(作品等)

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  • 小原敏郎, 義永睦子, 瑞穂優
    2016年8月 その他
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、「保育者のリアリティ・ショック尺度の開発(1)」(以下、研究1)の連続研究として、研究1で作成したリアリティ・ショック尺度の妥当性の研修をすることを目的とした。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度としての妥当性が示された。
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    2016年8月 その他
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、新卒保育者のリアリティショックを「新卒の保育者が、数年間の専門教育と訓練を受け、卒業後の実社会での実践準備ができたと考えていたにもかかわらず、現場で働き始めたごく初期に、自分の持っている能力や期待・イメージと現場で要求される能力や現場の現実とのズレから生じる衝撃」と定義する。研究1では、保育者のリアリティショックを測定できるアセスメントツールの作成を試み、信頼性と妥当性を検討することを目的として、保育・幼児教育を専攻した4年制大学卒業生を対象に質問紙調査を行った。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度として妥当であると考えられた。
  • 2016年7月 その他
    日本において、保育者を志望する学生たちが、大学附設の子育て支援室における実践活動を通して、保育・幼児教育実践力をどのように培っていくのか、アクティブラーニングを通しての成長過程について、実践研究を行った。武蔵野大学子育て園室にて行った、ESD(持続可能な開発のための教育)の親子対象のワークショップを企画、準備、実施、振り返りを行った一連の経過を分析した。結果、ワークショップ開催に至るプロセスが明らかになった。また、その分析からは、学生自身がESDに関する実体験が非常に不足していることが明らかになり、保育者として子どもたちにESDを行うための留意点が明らかになった。
  • 義永睦子, 内藤知美, 別府涼子
    2015年7月 その他
    この実践研究の目的は、日本の子育て支援センターに参加する学生の保育実践力の開発について明らかにすることである。 最初のレポートでは、 彼らが子育て支援センターでのトレーニングを通して、家族支援の具体的かつ効果的なアイデアや、母親と子供達との関係を構築するためのアドバイスなどの能力を開発することを明らかにした。 この 2 番目のレポートでは、子育ての文化の伝達による ESD(Education for Sustainable Development,持続可能な開発のための教育)の 実践に焦点を当てる。保育学生が、大学に附設された子育て支援センターに参加しつつ学ぶ、実践活動(東京都市大学子育て支援センター「ぴっぴ」、もう一つは武蔵野大学養育力エンパワーメントセンター(MURCEP,子育て支援センター))について、 子育て支援におけるESDの実践と保育学生の教職実践力の養成について、研究報告を行った
  • 小原敏郎, 義永睦子, 神蔵幸子
    2013年11月 その他
    幼児教育・保育領域の大学教育において、保育者としての実践力を養成するプロセスで行われる心理劇のうち、4年制大学の1年生を対象に実施した「アクションガイド」を用いた授業を分析し、その教育的効果を考察した。子どもとの直接体験の少ない保育学生にとって、情緒と行為を伴いながら認識的理解が進み、学習課題の成立が促され、保育者としての主体的な学習に繋がる授業方法であることが示唆された。
  • 2013年10月 その他
    現在、保育者には、子どもの保育と並んで保護者支援が重要な役割として社会的に求められている。本研究では、保護者対応の経験がほとんどない保育学生にとって、どのようなことが保護者対応の困り感となるのかについて、大学の子育て支援ひろば活動の実践の保育学生10名のエピソード記録(X年4月~X+1年1月まで)をもとに、保護者との対応に関する記録を抽出し、KJ法で分析を行い、検討した。
  • 神蔵幸子, 義永睦子, 小原敏郎, 宮川萬寿美
    2013年9月 その他
    学生の保育実践力を高める方法として、心理劇・ロールプレイングを活用する授業プログラムを開発している。第51回大会で報告した心理劇・ロールプレイングの導入の成果を踏まえ、本研究においては、実習後の授業において展開した例について報告し、そこにおける意義や留意事項について考察した。
  • 義永睦子, 小原敏郎, 宮川萬寿美, 神蔵幸子
    2013年3月 その他
    全国保育士養成協議会 平成24年度 関東ブロック協議会研究費の助成を受けて行っている『「保育実践演習」に関する授業方法の開発』 についての中間報告。本研究の目的は、「保育実践演習」(平成22年度入学生から適用)の効果的な授業方法を開発することである。今回は、「保育実践演習授業」の内容及び方法等の実態について、関東ブロックにおける各養成校を対象に行ったアンケート調査の結果について、報告を行った。
  • 神蔵幸子, 義永睦子, 小原敏郎
    2012年9月 その他
    ロールプレイングは「劇化」あるいは「役割演技」などの名称で1960年頃から広く教育現場で活用されてきた教育方法である。保育者養成課程では、実習前に作成した指導案の模擬保育などで活用されることも多い本研究では、①保育者養成課程における心理劇・ロールプレイングを授業に導入するに当たっての、基礎的考え方と教授者の留意点・配慮事項を文献等から整理する。②心理劇・ロールプレイングの導入において、本研究者らが実施した展開例から効果的だととらえられた演習方法を3例を報告し、考察した。
  • 2012年5月 その他
    近年、保育・教育領域において、保育・教育者の資質向上が、強く求められている。平成18年の中央教育審議会答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」において、「確かな実践力と豊かな人間関係力を備えた人材」の養成が危急の課題とされ、幼稚園教諭免許取得科目においては、平成18年度の答申を受けて「教職実践演習」が新設され、大学等での実践力育成がこれまで以上に求められている。本研究の目的は、実践力育成に効果を期待されているインターンシップに着目し、その特色と効果について検討することである。平成22年度に実施した幼稚園インターンシップによる保育実践力の育成の効果について、インターンシップ開始前、前期、中期、後期の各時期の保育者と学生および大学教員との振り返りのディスカッション記録をもとに、学生のインターンシップ体験における心情、気づき、保育実践における変化の視点から、分析、検討を行った。
  • 2011年5月 その他
    保育所、幼稚園および認定こども園など、集団保育の場での子育て支援、家族支援の機能が重要視されている。入園時期は、保護者にとっても集団保育への期待と不安が高まっている時期の一つと考えられる。本研究では、特に子どもの発達に関して心配をしている保護者に焦点をあて、就園前の時期の保護者の心情、行動化のプロセスから、集団保育および園への保護者の期待と不安を明らかにするとともに、園および保育者の受け入れ及び対応について考察した。
  • 義永睦子, 神蔵幸子, 小原敏郎
    2010年9月 その他
    平成20年の保育所保育指針改定を踏まえ、保育士養成課程の見直しが行われた。保育士養成課程等検討会の中間まとめ案では「保育現場の実情を踏まえ、実践力や応用力をもった保育士を要請するため、実習や実習指導の充実を図り、より効果的な保育実習にすることが必要である。」とされ、その方法の参考例として、テーマごとのグループディカッションやロールプレイングが挙げられている。本報告では、心理劇・ロールプレイングを授業に取り入れるに際しての基本的考え方を整理し、心理劇・ロールプレイングの経験の少ない教授者に一定の成果が得られるような具体的な進行方法を提示するとともに、今後の課題を明らかにした。
  • 義永睦子, 榎田二三子
    2008年5月 その他
    保育士資格課程における保育所実習では、子どもについての理解、保育士としての仕事の理解、保育所の社会的役割の理解を学ぶことを目的としている。本学では、2回の保育所での実習に当たり、それぞれに事前、事後の授業を行っているが、その他にボランティアなど子どもと関わる体験を持つことを奨励している。本論では、ボランティアなどの子どもと関わる体験の多寡と実習の成果との関連について、明らかにした。
  • 榎田二三子, 義永睦子
    2008年5月 その他
    保育士養成校のみならず、学生全般の生活リズムの乱れや食生活など自己健康管理への指導の必要性が言われている。また一方で、保育士養成校では短大から4年制大学への移行が増加し、学生の資質も変化しているのではないかと推察される。本論では、このような学生の変化をふまえ、保育所実習という体験的学びが充実する要件について明らかにした。
  • 2008年3月 その他
    入間市健康福祉センターの全面的な協力により乳幼児発達・子育て支援研究会が平成16年12月より4ヶ月にわたり行なった「入間市乳幼児健診と子育てサポートサービスについてのアンケート」の報告として、①子育ての悩み、②子育て中の養育者の気持ち、③子どもの生活リズム、④子どもの養育環境、⑤家族の子どもへのかかわり、⑥子育てサポートの利用状況、の各項目について、アンケート結果をまとめ解説した。
  • 武山隆子, 滝川孝子, 髙橋一行, 榎田二三子, 義永睦子
    2008年2月 その他
    本学児童学科子育て支援室における、保護者の養育力エンパワーメント活動の内容と、保護者、子ども、学生・教員の相互交流による育ちあいの様子を、学生、参加者および学内外の方々と共有するために、活動報告書を作成した。
  • 2006年6月 その他
    武蔵野大学人間関係学部保育学科1年次「教養ゼミ」授業において行なった「絵本の読み聞かせ」と「絵本紹介レポート」の作成を通して、保育者養成に必要な「子どもへの共感的理解、保育技術の向上、保育者としての資質や保育実践力の向上」(「関係学ハンドブックP.126)に、どのような効果および課題が見出されたかを分析・考察し、今後の保育者養成の進め方について考察を行った。
  • 田中慶子, 吉川晴美, 小野眞理子, 義永睦子, 杉本太平
    2004年9月 その他
    乳幼児健診の役割が、障害の早期発見から、さらに子育て不安・虐待予防へと拡大している中、乳幼児健診でスクリーニングされた子育て不安・虐待傾向の親子のケースの、その後のフォローアップ体制のあり方について、グループ活動とスタッフチームの機能及び連携について、実践をもとに考察した。
  • 2003年 その他
    保育所巡回心理相談に期待される役割と果たしている機能、およびこれからの課題について考察した。
  • 義永睦子, 小沢日美子
    2002年 その他
    保育所、家庭児童相談室、保健センターなどの地域の公的機関における相談活動が子育て支援の中で果たすべき役割について、親子関係の発展や社会に開かれた子育てを促していく過程、および課題に焦点をあて実践例をもとに分析・考察した。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    2001年 その他
    親子参加型保育における母子関係の変化、親と子の成長過程について、親子参加型保育の実践例をもとに考察した。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 田尻さやか, 吉川晴美, 鈴木百合子
    2000年 その他
    個と仲間集団、個と全体集団の双方が発展していく人間関係を目指す保育者のかかわりとして、個に添いつつふるまう補助自我機能について、親子参加型保育の実践例をもとに考察した。
  • 加藤定夫, 畠中徳子, 義永睦子, 矢吹芙美子
    2000年 その他
    全国の幼稚園・保育所の保育者の、幼児の人権についての意識、及び体罰を含む暴力の実態について自由記述事例をもとに考察した。
  • 義永睦子, 畠中徳子, 加藤定夫, 矢吹芙美子
    2000年 その他
    幼稚園、保育所に子どもを通わせる保護者の、幼児の人権についての意識、及び体罰を含む暴力の実態について自由記述事例をもとに考察した。
  • 2000年 その他
    居住型児童福祉施設における、入所時、及び入所中のケアについて、実践例を検討し、子どもの最善の利益を守る施設養護のあり方と課題について考察した。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1999年 その他
    親子参加型保育において母親集団活動に参加した学生の実習体験の感想から、学生の保育者としての成長過程および課題を分析考察し、保育者養成の立場から実習プロセスについて論じた。
  • 1999年 その他
    三者関係型人間関係の発達を促す保育の展開について、実践例をもとに、個々の発達過程及び集団の発展段階に応じた保育環境の設定の工夫と、保育者のかかわり方の視点から考察した。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1999年 その他
    初めて保育にかかわった学生の実習体験の感想から、学生の保育者としての成長過程および課題を分析考察し、保育者養成の立場から実習プロセスについて論じた。
  • 矢吹芙美子, 加藤定夫, 畠中徳子, 義永睦子
    1999年 その他
    全国の幼稚園・保育所の園長、保育者、保護者を対象に、幼児の人権についての意識、及び体罰を含む暴力の実態およびその背景についての考察を行った。
  • 畠中徳子, 矢吹芙美子, 加藤定夫, 義永睦子
    1999年 その他
    全国の幼稚園・保育所の園長、保育者、保護者を対象に、幼児の人権についての意識、及び体罰を含む暴力の実態についての調査を行い、報告した。
  • 義永睦子, 井越美玲, 丸橋聡美, 鈴木百合子, 吉川晴美
    1998年 その他
    幼児にとって初めての集団保育体験に多く見られる課題状況を明らかにし、個と仲間集団、個と全体集団の双方が発展していく人間関係を目指す保育者のかかわり方について、考察した。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 井越美玲, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1998年 その他
    幼児期の子どもをもつ母親への子育て支援として、母親グループ活動における人間関係のひろがりについて実践例より考察した。
  • 1998年 その他
    乳幼児をもつ母親への地域子育て援助の一つとして行われた、保健センターにおける親子グループ活動での母親グループの実践について報告、考察を行った。
  • 1998年 その他
    乳幼児期の子どもをもつ母親への地域援助の一つとして、保健センターにおける親子参加型保育活動及び母親グループの実践について報告、考察を行った。
  • 井越美玲, 義永睦子, 鈴木百合子
    1997年 その他
    2~3歳児保育集団において個々が初期的集団状況の中で情緒的安定を獲得し自発性を発揮していくプロセスについて論じた。
  • 義永睦子, 吉川晴美
    1997年 その他
    親子参加型保育での心理劇活動実践例をもとに、心理劇に初めて出会う参加者の自発性を促すことを意図し、場面状況の共有を促進する「物」を使用しての心理劇技法の開発を試みた。
  • 義永睦子, 吉川晴美
    1997年 その他
    2~3歳児保育における初期的集団状況におけるウォーミングアップの要件を考察し、心理劇技法の開発を試みた。
  • 井越美玲, 義永睦子, 鈴木百合子
    1996年 その他
    2~3歳児保育集団における、個々の全体活動場面への参加の仕方の特色とそこでの人間関係の発展の仕方との関連について論じた。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1995年 その他
    2~3歳児保育集団への小集団活動の導入による人間関係の活性化と集団の発展の促進について論じた。
  • 義永睦子, 東京家政学院大学幼児グループ
    1995年 その他
    親子参加型保育活動に参加した2歳児の母親の事例をもとに、母親のふるまい方の変化と気づき・意識の変化、演者性を促進する技法について考察した。
  • 1995年 その他
    一人一人の子どもにとっての保育内容の充実と人間関係の発展の促進をめざした、保育集団の発達段階に即応した保育内容の展開の工夫・可能性について論じた。
  • 丸橋聡美, 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1994年 その他
    2~3歳児保育集団における子ども・母親・学生リーダーの各集団の関連と全体集団の変化・発展過程について明らかにした。
  • 1994年 その他
    対人的コミュニケーションに課題を持つ幼児の保育臨床事例をもとに、対人関係及び言葉の発達過程について論じた。
  • 吉川晴美, 義永睦子
    1994年 その他
    自閉的傾向がある幼児の臨床場面における自己・人・物の関係の発達のプロセスと臨床技法について論じた。
  • 1994年 その他
    大学生の親子関係に対する子ども側からの印象と、親になった時に志向する親子関係について明らかにした。
  • 義永睦子, 中野佐世子, 吉川晴美
    1993年 その他
    2~3歳児保育集団の集団成立期における、集団状況への参加および情緒的安定のプロセスの特色と、それを促すかかわりへの配慮について明らかにした。
  • 義永睦子, 吉川晴美, 鈴木百合子
    1993年 その他
    2~3歳児保育集団の集団発展・展開期における、人間関係の発展状況の特色について明らかにした。
  • 義永睦子, 吉川晴美
    1993年 その他
    自閉的傾向のある幼児の保育臨床場面の分析より、人間関係の発展経過を考察した。
  • 吉川晴美, 義永睦子
    1993年 その他
    自閉的傾向がある幼児の保育臨床事例をもとに、日常生活場面との関連で人間関係および言葉の発達が促される過程について考察した。

共同研究・競争的資金等の研究課題

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