研究者業績

Kozuka Takashi

  (小塚 高志)

Profile Information

Affiliation
Faculty of Global Studies Department of Global Communication, Musashino University
Degree
BA(Gonzaga University,)
MA(Drew University,)
PhD(University of Warwick,)

J-GLOBAL ID
201201083885676410
researchmap Member ID
7000001446

Papers

 5

Books and Other Publications

 3
  • Jonathan Bate, Eric Rasmussen (editor, Takashi Kozuka, Heloise Senechal, editorial assistants (Role: Joint author)
    Macmillan, 2010
    註釈執筆。上記Shakespeare全集から戯曲毎に刊行。イギリスのロイヤル・シェイクスピア劇団とアメリカのModem Library からの依頼に基づき、シェイクスピア全演劇作品の新しい台本作成プロジェクトが始動した。ロイヤル・シェイクスピア劇団による上演を目的とし、演劇愛好家や学生も利用者として想定して編集した。Modem Library がそれまで出版していたFirst Folio 版テクストを最新のシェイクスピア研究の視点から更新し、劇場/上演向けの情報を挿入することであった。各ページ下部には、小塚を含むeditorial assistants が、シェイクスピア自身は当時の観客が知っている(理解できる)と想定したであろうと考えられる単語や表現、神話や聖書への言及、現代では失われてしまった意味や言葉遊びを中心に、註釈を付けた。註釈を執筆するにあたっては、専門用語、医学用語、法律用語、植物用語、性的表現にも注視した。
  • Jonathan Bate, Eric Rasmussen (editors, Héloïse Sénéchal, Trey Jansen, Eleanor Lowe, Lucy Munro, Dee Anna Phares, Jan Sewell, associate editors, Christopher Campbell, Penelope Freedman, James Gibson, Sophie Holroyd, Ayako Kawanami, Takashi Kozuka, Esme Miskimmin, Oliver Phillips, Paul Prescott, Charlotte Scott, Will Sharpe, editorial assistants (Role: Joint author)
    2007
    As You Like It 註釈執筆。イギリスのロイヤル・シェイクスピア劇団とアメリカのModem Library からの依頼に基づき、シェイクスピア全演劇作品の新しい台本作成プロジェクトが始動し、全集が出版された。First Folioをロイヤル・シェイクスピア劇団による上演を目的とし、演劇愛好家や学生も利用者として想定して編集した。本プロジェクトの目的は、Modem Library がそれまで出版していたFirst Folio 版テクストを最新のシェイクスピア研究の視点から更新し、劇場/上演向けの情報を挿入することであった。各ページ下部には、小塚を含むeditorial assistants が、シェイクスピア自身は当時の観客が知っている(理解できる)と想定したであろうと考えられる単語や表現、神話や聖書への言及、現代では失われてしまった意味や言葉遊びを中心に、註釈を付けた。註釈を執筆するにあたっては、専門用語、医学用語、法律用語、植物用語、性的表現にも注視した。
  • Takashi Kozuka, J. R. Mulryne (editors, J. R. Mulryne, Blair Worden, John Carey, Allan H. Nelson, Richard Dutton, Alison Shell, John W. Velz, Hellen Cooper, Peter Holland, Charles Nicholl, Lisa Hopkins, Patrick Cheney, David Riggs, Lloyd Davis, Ian Donaldson, James Knowles, Julie Sanders, Takashi Kozuka, contributors (Role: Joint author)
    Ashgate, 2006
    編集 および Selected Bibliographies(295-299頁)執筆。20世紀末期、近世劇作家の伝記への関心が再度高まり始めた。その背景と新動向を探るべく、著名な文学者達を迎えてシェイクスピアの故郷ストラットフォードにて国際学会New Directions in Biographies of Shakespeare, Marlowe and Jonsonを開催。その際に発表された主要論文を中心に3劇作家の伝記に関する論文を収録した。各寄稿者は3劇作家に関する記録文献が限られているといった認識の上に、伝記を再考している。巻末に3劇作家の伝記文献一覧(書籍、論文等)を加え、読者の便宜を図った。

Presentations

 3
  • 武蔵野大学英文学会総会, Dec, 2009
    シェイクスピアが英文学の巨匠と崇められ、彼の戯曲が人生や哲学を学ぶ古典と賞賛されているのは、時代と文化を越えたシェイクスピアの"universality"に因るものではなく、歴史的な要因(時には政治的な目的で利用された結果)に因るところが大きい。日本の大学では、教員が延々とシェイクスピアの作品のあらすじや作者の意図を解説したり、作品から人生や先人の知恵について学ぼうという人文主義的な授業がいまだに行われているが(英語圏の大学ではこのような授業は20世紀後半から行われていない)、このような講義中心の(学生側からすれば)受身の授業ではなく、学生が主体的に作品の中に浮き彫りにされている社会問題を発見し、ディスカッションを通してその問題についてお互いの意見を交換し、論理的な思考を重ねていくといった、学生中心の能動的な授業を展開していくべきである。
  • Lunch-time Lecture, Mar, 2003
    20世紀末期になると、シェイクスピアがいわゆる「失われた年月」をランカスターで過ごし、カトリック富豪であったアレクサンダー・ホートンの遺書にあるウィリアム・シェイクシャフトと同一人物とする、ランカスター説が再度注目を集めるようになった。しかし、ランカスター説の支持者達は、証拠のない仮説の連続で創作したシナリオや、自分の仮説や想像を事実かのごとく書き、時には歴史の一場面をも脚色することによって、シェイクスピアをカトリックに仕立て上げた。「失われた年月」の探索に、想像力は不可欠である。しかし我々は、「証拠」に基づいて想像力を生かし、その想像の基になった「証拠」を明示していかなければならない。
  • Conference "Shakespeare: Authenticity and Adaptation", Sep 7, 2000
    平成12年9月7日-9日。ニュー・ヒストリシズムは、文化社会におけるディスクール(discourse)をイデオロギーの圧倒的な強制力による「支配/服従」といった二項対立的構造主義によって単純化してしまっている。しかし、我々は文化社会特有の異質混成なディスコースに直面し、独特の自己形成と自己再形成が永遠に繰り返されるのである。我々はこのポストモダニスト的な認識の基に「作者」を再々考する必要がある。

Teaching Experience

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