奥村 真一郎, 西山 広太, 浅見 敦夫, 浦川 聖太郞, 坂本 強, 橋本 就安, 高橋 典嗣, Okumura Shinichiro, Nishiyama Kota, Asami Atsuo, Urakawa Seitaro, Sakamoto Tsuyoshi, Hashimoto Nariyasu, Takahashi Noritsugu
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第6回スペースデブリワークショップ講演資料集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 6th Space Debris Workshop (14) 403-415 2015年3月27日
第6回スペースデブリワークショップ (2014年12月17日-19日. 宇宙航空研究開発機構調布航空宇宙センター(JAXA)(CAC)), 調布市, 東京美星スペースガードセンターは日本スペースガード協会が旧科学技術庁に働きかけ、日本宇宙フォーラム、NASDA(現JAXA)と協力して建設した世界初のスペースデブリと地球接近小惑星の専用観測施設である。ここでは2000年から3台の光学望遠鏡(1m, 50cm, 25cm)を用いたデブリの光学観測を実施している。主たる観測対象は静止軌道物体であるが、1mと50cmの望遠鏡は高速駆動が可能であり低軌道衛星などの高速移動物体を追尾する能力も有している。静止軌道物体の観測では0.2-0.3秒角(静止軌道上で約40m)の精度で位置測定が可能である。最近では研究観測も重視しており、独自の手法を用いてデブリの短時間光度変化の観測などを実施している。図は運用を終えたある衛星の秒スケールの光度変化を示すものであり、この2年間で回転もしくはタンブリングの状態が変化していることが確認できる。形態: カラー図版あり資料番号: AA1530025031レポート番号: JAXA-SP-14-013