Researcher Search Results YAMAZAKI KOICHI YAMAZAKI KOICHI (山崎 浩一) Please select the form format to download from below 「Education and research environment」format 「No. 4, the Ministry of Education document style ①Outline for Vitae」format 「No. 4, the Ministry of Education document style ②Education and research environment」format 「List of Teachers」format Profile Information AffiliationCorrespondence Division Faculty of Human Sciences, Musashino UniversityDegree修士(横浜国立大学大学院)J-GLOBAL ID201701009608136418researchmap Member IDB000271451 Research Interests 5 大学における発達支援 発達支援的介入 自己調整機能の発達 心理的道具 ことばの使い分け Research Areas 1 Humanities & social sciences / Educational psychology / Research History 10 Apr, 2012 - Present Faculty of Human Sciences, Correspondence Division, Musashino University Apr, 2003 - Present Lecturer Apr, 2003 - Mar, 2012 Faculty of Human Studies Department of Human Studies, Correspondence Division, Musashino University Apr, 2005 - Mar, 2006 Lecturer Apr, 2004 - Mar, 2005 Lecturer More Education 4 Apr, 1998 - Mar, 2001 Graduate School, Division of Psychology, University of Tsukuba Apr, 1994 - Mar, 1996 Graduate School, Division of Education, Yokohama National University Apr, 1988 - Mar, 1991 Graduate School, Division of Education, Yokohama National University - Mar, 1988 Faculty of Foreign Language, Tokyo University of Foreign Studies Committee Memberships 2 Sep, 2008 - Present 会員, 日本スクールソーシャルワーク協会 Nov, 2009 - Oct, 2013 認定心理士資格認定委員会委員, 日本心理学会 Papers 18 大学における発達支援方法の検討(2):「悩んだとき」にどうするか 山崎浩一, 村上香奈, 野沢久美子 日本発達心理学会第21回大会発表論文集, 482, Mar, 2010 日本教育心理学会第50回総会ならびに日本心理学会第73回大会での報告を受け、「悩んだとき」の対処方法を問うことによって、発達支援的介入に対する大学生の準備性を査定するための尺度作成を試みたもの。4因子が抽出され、社会的資源利用と言う視点からの大学生の準備性を捉える尺度としての有効性が示唆された 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(4)-発達支援へのレディネス尺度作成の試み- 村上香奈, 山崎浩一, 野沢久美子 日本教育心理学会第51回総会論文集, 116, Sep, 2009 日本教育心理学会第50回総会ならびに日本心理学会第73回大会での報告を受け、大学での発達支援実践のため、学生のレディネスを査定する尺度を開発するため、同学年の学生の将来像やその目標を聞くことをどのように捉えているのかを調査した。その結果、3つの因子が抽出され、同学年の学生の将来像やその目標という、社会的資源が提供された際の反応を学生の発達支援へのレディネスとして捉えることの有効性が示唆された 大学における発達支援の可能性について2-支援準備性測定尺度作成の重要性- 山崎浩一, 村上香奈 日本心理学会第73回大会発表論文集, 1127, Aug, 2009 大学での効果的な発達支援実践のため、それまでの一連の研究でその重要性が示唆されてきた発達支援への大学生の準備性を査定する尺度の作成を、発達支援的資源を主体的に利用するかどうかという視点から検討するため、そもそも大学生が「悩むとは」どういうことであると捉えているのか調査した。結果、大学生が決して「悩むこと」を否定的に捉えているわけではなく、むしろ肯定的に捉えているにもかかわらず、「悩めない」「相談できない」状態にあることが示唆された。 大学における発達支援の可能性について-講義形式とグループワーク形式の比較- 村上香奈, 山崎浩一 日本心理学会第73回大会発表論文集, 1126, Aug, 2009 大学での発達支援実践のため、講義形式による支援とグループワーク形式による支援の効果を比較検討した。その結果、対象者(大学生)の適性を視野に入れた支援の重要性が示唆された。 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(3) 村上香奈, 山崎浩一 日本教育心理学会第50回総会論文集, 725, Oct, 2008 日本教育心理学会第49回総会ならびに日本発達心理学会第19回大会での報告を受け、大学での発達支援実践のため、学生のレディネスを査定する方法を開発する基礎的資料として、「悩むこと」を学生がどのように捉えているのか、「悩んだとき」どのような対処方法を実践しているのかを調査・検討したもの。既に指摘されている「悩めない大学生」の実態が、「悩む方法」「悩み方」、すなわち「悩むための道具」の未獲得であることが示唆され、この点を含めての査定方法・支援方法開発の重要性が改めて示唆された。1126 More Misc. 10 発達支援プログラムの影響性としての「行動化」を生起させる要因の検討:大学における発達支援方法の探求(3) 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第7号) 37-44, Mar, 2010 一連の研究でその有効性を検討してきた「発達支援プログラム」について、実際に大学生を自身の目標に向けて行動させた、すなわち、「行動化」を生起させたメカニズムを検討したもの。同年代の他者の目標を聞くことで感情的な反応をすることが、「行動化」の準備性として捉えられること、そして、感情的な反応は、他者の目標を主体的に捉え、大学生が自身の目標に向けて行動するための「動機づけ」として機能していることが示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 「悩んだとき」尺度作成の試み:大学におけるメタ発達支援の構築に向けて 山崎浩一, 村上香奈, 野沢久美子 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第7号) 27-35, Mar, 2010 自身が普段「悩んだとき」にどうするか、を問うことによって、発達支援的介入に対する大学生の準備性を査定すると同時に、それ自体を介入の道具と位置づけて尺度作成を試みたもの。4因子が抽出され、社会的資源利用と言う視点からの大学生の準備性を捉える尺度としての有効性が示唆された。さらに、同時に実施した標準化された自我同一性尺度の数値との関連から、本尺度が「支援的介入の道具としての尺度」として有効であることも示唆された。これは、メタ発達支援的視点の重要性を示しているといえる。本人および村上、野沢が調査を行い本人が中心となり執筆。 大学生にとっての「悩むこと」のイメージ:大学における発達支援のための基礎研究 山崎浩一, 村上香奈 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第6号) 165-172, Mar, 2009 大学生が発達支援的資源を主体的に利用するための準備性を査定する方法を開発するための基礎的資料として、大学生が「悩むこと」をどのように捉えているのか、日常生活で悩んだとき、どのような資源を利用しているのかを検討したもの。悩むことを肯定的に捉えているにもかかわらず、主体的には自身の悩みを解決するために発達支援的資源を利用することに困難を伴い、悩みに積極的に取り組めない、根本的に悩みに積極的に取り組む方法(道具)が獲得されていないという大学生の状況があらためて示唆された。本人および村上が調査を行い本人が中心となり執筆。 「青年期の位置づけ」についての講義が大学生に与える影響:大学における発達支援方法の探求(2) 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第6号) 173-181, Mar, 2009 青年期を中心とした発達理論の講義が、大学における発達支援方法として有効であるかを、少人数の大学生を対象とした半期の講義によって検討したもの。ピアジェ、ヴィゴツキー、エリクソン、マーシャの発達理論の概説が、対象者自身が過去を振り返る、現時点の自身を見つける、あるいは、青年期に今在る自身を理解するための支援となっている可能性が示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 大学における発達支援:大学生のレディネスを視野に入れた支援の必要性について 山崎浩一, 村上香奈 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第5号) 111-121, Mar, 2008 自らが「悩まない」状態であることを大学生に可視化させることが大学での発達支援方法の中核をなすべきであるという前提により、他者の立てた目標とその理由を聞くこと、すなわち、擬似的なピア関係を形成することを特徴とした介入方法の有効性を通常講義内において検討したもの。擬似的なピア関係であっても、大学生が自身を見つめる手段を手に入れること、言うなれば、主体的に自身の発達に参加することを支援する効果的な方法であることが示唆された。本人および村上が調査を行い本人が中心となり執筆。 将来を見据えた目標設定プログラムの実践と有効性の検討:大学における発達支援方法の探究 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第5号) 141-156, Mar, 2008 大学生に、悩み・考える機会を与え、自身に目を向けさせることの発達支援的な有効性を、特定の対象者に限定されない通常講義において検討したもの。ソリューション・フォーカスト・アプローチを援用した介入方法により、大学生に具体的、かつ、現実的な目標を立てさせ、また、他者の立てた目標とその理由を聞く機会を与えたところ、自己受容度が向上することが示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 Mastery as sources and results of appropriation: A coincidental relation Tajima, N, Uemura, K, Yamazaki, K, Wakao, Y, Kamei, M Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development, No.25(2001-2002), Mar, 2003 小学校1年生の教室行動適応過程における討論活動の意味と貢献:協同行為の中の学習 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一, 若尾良徳, 亀井美弥子 母子研究, 21 87-96, Mar, 2001 平成13年 3月31日。。<br /> 小学校1年生の1クラスの1日を1年間追跡した縦断データから、児童の教室への適応過程を、学級会などにおけるさまざまな討論活動に焦点化し吟味したもの。一方的な知識伝達と創造的な知識獲得の共時的存在を指摘し、その教科教育活動への適応可能性を提案した。本人ならびに田島が中心となり執筆。 Development of Self-Regulation through Dialogue:Self- Assertion through Self-Inhibition. Yamazaki K, Tajima N, Uemura K Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development,No.19(1995-1996), 65-73, Mar, 1997 展望:親子関係と子どもの発達 田島信元, 上村佳世子, 西澤弘行, 山崎浩一, 大場説子 母子研究, 10, Mar, 1990 平成 2年 3月31日。<br /> 親子関係と子どもの発達に関する内外の研究成果をまとめたもの。「Ⅳ章 認知的社会化研究の発展」を分担執筆。親側または子ども側からという一方的な研究視点から親子をダイナミックに捉える相互作用的な視点へ、という切り口で認知的社会化研究をまとめた。<br /> (P1~P30中、P12~P14を担当) 1 Books and Other Publications 10 Basic Companion to Psychology of Learning (Role: Joint author) Nov, 2013 (ISBN: 9784273037307) 発達心理学2 武蔵野大学通信教育部, Oct, 2013 教育相談 山崎浩一, 村上香奈 (Role: Joint author) 武蔵野大学通信教育部, Apr, 2013 発達心理学(再版) 山崎浩一, 田島信元 (Role: Joint author) 武蔵野大学, Apr, 2009 武蔵野大学通信教育部の必修科目である「発達心理学」用に編纂されたテキスト。企画・編集、「はじめに」・「第2章 発達の様相Ⅰ」・「第3章 発達の様相Ⅱ」の執筆を担当。両章とも、発達期における個体の「特徴(能力)」、個体が存する「環境(文脈)」、個体の「道具使用」という3つの側面から発達をとらえることを試みている。 心理測定法(再版) 山崎浩一, 村松陸雄 (Role: Joint author) 武蔵野大学, Apr, 2009 武蔵野大学通信教育部の必修科目である「心理測定法」用に編纂されたテキスト。1年次生向けの科目のため、心理学的研究法の初歩ならびに心理統計の基礎を簡潔にまとめた。企画・執筆者選定・編集、ならびに、「はじめに」、「序章 心理学で研究してみる」、「コラム2 データと定数」の執筆を担当。 More Presentations 22 大学における発達支援方法の検討(4) :介入方法の違いによる「悩んだとき」尺度得点の変化の比較から 村上香奈, 野沢久美子 日本発達心理学会第23回大会発表論文集, Mar, 2012 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(5) 村上香奈, 野沢久美子 日本教育心理学会第53回総会論文集, Jul, 2011 大学における発達支援方法の検討(3):通常講義とグループワークの比較から 村上香奈 日本発達心理学会第22回大会発表論文集, Mar, 2011 中学校教員の学校教育観について:学校教育は難しくなってきているのか 村上香奈 日本心理学会第74回大会発表論文集, Sep, 2010 大学における発達支援の可能性について3-効果的・効率的な「発達支援プログラム」の開発に向けて- 村上香奈 日本心理学会第74回大会発表論文集, Sep, 2010 More Professional Memberships 4 日本学校ソーシャルワーク学会 日本心理学会 日本質的心理学会 日本発達心理学会 Works 5 Appropriation through collaboration: Analysis of teacher-student interaction in the Japanese first graders' classroom 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一, 若尾良徳, 亀井美弥子 Jul, 2000 Others 平成12年 7月20日。 小学校1年生の1クラスの1日の縦断データの内、特に学級会をとりあげ、新たなルールの創造を、ことばの使い分けや多数決といった、共同的相互行為を媒介する文化的道具に焦点化し吟味したもの。 The development of self-regulation through dialogicality: self-assertion through self-inhibiton Sep, 1996 Others 子どもの言語発達に及ぼす母子関係の影響:複線型発達観からの研究 Mar, 1996 Others 平成 8年 3月31日。 横浜国立大学大学院教育学研究科へ提出した修士論文。様々な発達の道筋がある、という視点から、母子関係と子どもの言語発達の影響を、30対の母子のデータから分析したもの。 (総頁数47頁) 乳幼児の認知発達におよぼす言語的働きかけの影響に関する社会文化的研究 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一 Nov, 1995 Others 平成 7年11月20日。 ひとりの18か月男児が起床から就寝までに接する様々な社会的相互交渉場面の観察データを基に、言語的働きかけが認知発達におよぼす影響過程を分析した探索的研究。方法および結果を分担執筆。 認識の社会的構成の過程:児童期の同輩集団の影響過程について 田島信元, 小林琢哉, 上村佳世子, 山崎浩一 Sep, 1995 Others 平成 7年 9月25日。 ひとりの小学4年生女児の1日の記録および、ある小学校4年の1学級の1週間の記録から得られた観察データを基に、社会的相互交渉の中で獲得される文化的道具、特に自己を主張するための道具としてのことばを中心に吟味したもの。 (本人担当部分抽出不可能) Social Activities 2 東京都公立学校スクールカウンセラー Apr, 2014 - Present 東京都特別職非常勤職員 「新しい学校適応支援相談員」 Apr, 2013 - Present 教育内容・方法の工夫 2 Subject 紙上仮説実験授業の実践 Date(From) 2002/04/15 Date(To) 2002/04/15 Summary 関連する領域における著名な観察・実験等を題材に、紙の上かつ個人単位ではあるが、学生自身に結果の推測と理由づけを行わせ、自身で考えることを実践させることで題材への関心を喚起し、その後提示する実際の結果との合致や相違から、様々な現象に関する知見の理解度の増進を狙っている。 Subject 視聴覚資料の利用 Date(From) 2002/04/15 Date(To) 2002/04/15 Summary 毎回プレゼンテーションソフトウェアを使用し、文字情報のみでなく、画像情報も提供し、さらに、自身の研究において収集したビデオや、テレビ番組などから関連する資料を提示し、テキストのみでは理解しにくい理論や概念についての解説を行っている。 1 教育上の能力に関する大学等の評価 1 Subject * 情報機器を教育の現場に導入 Summary 情報機器を教育の現場に導入して、学習の効果を高める研究に取り組んでいて、視聴覚教材の多角的な活用は、今後とも教育現場でますます増加するであろう。新しい方法を提示し、学習をいっそう魅力的なものにする才能があると確信している。 1 実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力) 2 Subject 武蔵野大学公開教養講座講師 Date(From) 2003/10 Date(To) 2004/02 Summary 一般市民対象講師「心理学へのきっかけ:ちょっと偏った心理学」担当。全10回 Subject 武蔵野大学公開教養講座講師 Date(From) 2004/10 Date(To) 2005/02 Summary 一般市民対象講師「臨床じゃない心理学:心理学のいろいろな領域を」担当。全10回 1 資格・免許 2 Subject 一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構 臨床発達心理士資格取得(第03675号) Date 2014/04/01 Subject 公益社団法人 日本心理学会 認定心理士 Date 2013/10/06 1
YAMAZAKI KOICHI (山崎 浩一) Please select the form format to download from below 「Education and research environment」format 「No. 4, the Ministry of Education document style ①Outline for Vitae」format 「No. 4, the Ministry of Education document style ②Education and research environment」format 「List of Teachers」format Profile Information AffiliationCorrespondence Division Faculty of Human Sciences, Musashino UniversityDegree修士(横浜国立大学大学院)J-GLOBAL ID201701009608136418researchmap Member IDB000271451 Research Interests 5 大学における発達支援 発達支援的介入 自己調整機能の発達 心理的道具 ことばの使い分け Research Areas 1 Humanities & social sciences / Educational psychology / Research History 10 Apr, 2012 - Present Faculty of Human Sciences, Correspondence Division, Musashino University Apr, 2003 - Present Lecturer Apr, 2003 - Mar, 2012 Faculty of Human Studies Department of Human Studies, Correspondence Division, Musashino University Apr, 2005 - Mar, 2006 Lecturer Apr, 2004 - Mar, 2005 Lecturer More Education 4 Apr, 1998 - Mar, 2001 Graduate School, Division of Psychology, University of Tsukuba Apr, 1994 - Mar, 1996 Graduate School, Division of Education, Yokohama National University Apr, 1988 - Mar, 1991 Graduate School, Division of Education, Yokohama National University - Mar, 1988 Faculty of Foreign Language, Tokyo University of Foreign Studies Committee Memberships 2 Sep, 2008 - Present 会員, 日本スクールソーシャルワーク協会 Nov, 2009 - Oct, 2013 認定心理士資格認定委員会委員, 日本心理学会 Papers 18 大学における発達支援方法の検討(2):「悩んだとき」にどうするか 山崎浩一, 村上香奈, 野沢久美子 日本発達心理学会第21回大会発表論文集, 482, Mar, 2010 日本教育心理学会第50回総会ならびに日本心理学会第73回大会での報告を受け、「悩んだとき」の対処方法を問うことによって、発達支援的介入に対する大学生の準備性を査定するための尺度作成を試みたもの。4因子が抽出され、社会的資源利用と言う視点からの大学生の準備性を捉える尺度としての有効性が示唆された 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(4)-発達支援へのレディネス尺度作成の試み- 村上香奈, 山崎浩一, 野沢久美子 日本教育心理学会第51回総会論文集, 116, Sep, 2009 日本教育心理学会第50回総会ならびに日本心理学会第73回大会での報告を受け、大学での発達支援実践のため、学生のレディネスを査定する尺度を開発するため、同学年の学生の将来像やその目標を聞くことをどのように捉えているのかを調査した。その結果、3つの因子が抽出され、同学年の学生の将来像やその目標という、社会的資源が提供された際の反応を学生の発達支援へのレディネスとして捉えることの有効性が示唆された 大学における発達支援の可能性について2-支援準備性測定尺度作成の重要性- 山崎浩一, 村上香奈 日本心理学会第73回大会発表論文集, 1127, Aug, 2009 大学での効果的な発達支援実践のため、それまでの一連の研究でその重要性が示唆されてきた発達支援への大学生の準備性を査定する尺度の作成を、発達支援的資源を主体的に利用するかどうかという視点から検討するため、そもそも大学生が「悩むとは」どういうことであると捉えているのか調査した。結果、大学生が決して「悩むこと」を否定的に捉えているわけではなく、むしろ肯定的に捉えているにもかかわらず、「悩めない」「相談できない」状態にあることが示唆された。 大学における発達支援の可能性について-講義形式とグループワーク形式の比較- 村上香奈, 山崎浩一 日本心理学会第73回大会発表論文集, 1126, Aug, 2009 大学での発達支援実践のため、講義形式による支援とグループワーク形式による支援の効果を比較検討した。その結果、対象者(大学生)の適性を視野に入れた支援の重要性が示唆された。 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(3) 村上香奈, 山崎浩一 日本教育心理学会第50回総会論文集, 725, Oct, 2008 日本教育心理学会第49回総会ならびに日本発達心理学会第19回大会での報告を受け、大学での発達支援実践のため、学生のレディネスを査定する方法を開発する基礎的資料として、「悩むこと」を学生がどのように捉えているのか、「悩んだとき」どのような対処方法を実践しているのかを調査・検討したもの。既に指摘されている「悩めない大学生」の実態が、「悩む方法」「悩み方」、すなわち「悩むための道具」の未獲得であることが示唆され、この点を含めての査定方法・支援方法開発の重要性が改めて示唆された。1126 More Misc. 10 発達支援プログラムの影響性としての「行動化」を生起させる要因の検討:大学における発達支援方法の探求(3) 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第7号) 37-44, Mar, 2010 一連の研究でその有効性を検討してきた「発達支援プログラム」について、実際に大学生を自身の目標に向けて行動させた、すなわち、「行動化」を生起させたメカニズムを検討したもの。同年代の他者の目標を聞くことで感情的な反応をすることが、「行動化」の準備性として捉えられること、そして、感情的な反応は、他者の目標を主体的に捉え、大学生が自身の目標に向けて行動するための「動機づけ」として機能していることが示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 「悩んだとき」尺度作成の試み:大学におけるメタ発達支援の構築に向けて 山崎浩一, 村上香奈, 野沢久美子 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第7号) 27-35, Mar, 2010 自身が普段「悩んだとき」にどうするか、を問うことによって、発達支援的介入に対する大学生の準備性を査定すると同時に、それ自体を介入の道具と位置づけて尺度作成を試みたもの。4因子が抽出され、社会的資源利用と言う視点からの大学生の準備性を捉える尺度としての有効性が示唆された。さらに、同時に実施した標準化された自我同一性尺度の数値との関連から、本尺度が「支援的介入の道具としての尺度」として有効であることも示唆された。これは、メタ発達支援的視点の重要性を示しているといえる。本人および村上、野沢が調査を行い本人が中心となり執筆。 大学生にとっての「悩むこと」のイメージ:大学における発達支援のための基礎研究 山崎浩一, 村上香奈 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第6号) 165-172, Mar, 2009 大学生が発達支援的資源を主体的に利用するための準備性を査定する方法を開発するための基礎的資料として、大学生が「悩むこと」をどのように捉えているのか、日常生活で悩んだとき、どのような資源を利用しているのかを検討したもの。悩むことを肯定的に捉えているにもかかわらず、主体的には自身の悩みを解決するために発達支援的資源を利用することに困難を伴い、悩みに積極的に取り組めない、根本的に悩みに積極的に取り組む方法(道具)が獲得されていないという大学生の状況があらためて示唆された。本人および村上が調査を行い本人が中心となり執筆。 「青年期の位置づけ」についての講義が大学生に与える影響:大学における発達支援方法の探求(2) 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第6号) 173-181, Mar, 2009 青年期を中心とした発達理論の講義が、大学における発達支援方法として有効であるかを、少人数の大学生を対象とした半期の講義によって検討したもの。ピアジェ、ヴィゴツキー、エリクソン、マーシャの発達理論の概説が、対象者自身が過去を振り返る、現時点の自身を見つける、あるいは、青年期に今在る自身を理解するための支援となっている可能性が示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 大学における発達支援:大学生のレディネスを視野に入れた支援の必要性について 山崎浩一, 村上香奈 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第5号) 111-121, Mar, 2008 自らが「悩まない」状態であることを大学生に可視化させることが大学での発達支援方法の中核をなすべきであるという前提により、他者の立てた目標とその理由を聞くこと、すなわち、擬似的なピア関係を形成することを特徴とした介入方法の有効性を通常講義内において検討したもの。擬似的なピア関係であっても、大学生が自身を見つめる手段を手に入れること、言うなれば、主体的に自身の発達に参加することを支援する効果的な方法であることが示唆された。本人および村上が調査を行い本人が中心となり執筆。 将来を見据えた目標設定プログラムの実践と有効性の検討:大学における発達支援方法の探究 村上香奈, 山崎浩一 武蔵野大学人間関係学部紀要, (第5号) 141-156, Mar, 2008 大学生に、悩み・考える機会を与え、自身に目を向けさせることの発達支援的な有効性を、特定の対象者に限定されない通常講義において検討したもの。ソリューション・フォーカスト・アプローチを援用した介入方法により、大学生に具体的、かつ、現実的な目標を立てさせ、また、他者の立てた目標とその理由を聞く機会を与えたところ、自己受容度が向上することが示唆された。村上および本人が調査を行い村上が中心となり執筆。 Mastery as sources and results of appropriation: A coincidental relation Tajima, N, Uemura, K, Yamazaki, K, Wakao, Y, Kamei, M Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development, No.25(2001-2002), Mar, 2003 小学校1年生の教室行動適応過程における討論活動の意味と貢献:協同行為の中の学習 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一, 若尾良徳, 亀井美弥子 母子研究, 21 87-96, Mar, 2001 平成13年 3月31日。。<br /> 小学校1年生の1クラスの1日を1年間追跡した縦断データから、児童の教室への適応過程を、学級会などにおけるさまざまな討論活動に焦点化し吟味したもの。一方的な知識伝達と創造的な知識獲得の共時的存在を指摘し、その教科教育活動への適応可能性を提案した。本人ならびに田島が中心となり執筆。 Development of Self-Regulation through Dialogue:Self- Assertion through Self-Inhibition. Yamazaki K, Tajima N, Uemura K Annual Report of Research and Clinical Center for Child Development,No.19(1995-1996), 65-73, Mar, 1997 展望:親子関係と子どもの発達 田島信元, 上村佳世子, 西澤弘行, 山崎浩一, 大場説子 母子研究, 10, Mar, 1990 平成 2年 3月31日。<br /> 親子関係と子どもの発達に関する内外の研究成果をまとめたもの。「Ⅳ章 認知的社会化研究の発展」を分担執筆。親側または子ども側からという一方的な研究視点から親子をダイナミックに捉える相互作用的な視点へ、という切り口で認知的社会化研究をまとめた。<br /> (P1~P30中、P12~P14を担当) 1 Books and Other Publications 10 Basic Companion to Psychology of Learning (Role: Joint author) Nov, 2013 (ISBN: 9784273037307) 発達心理学2 武蔵野大学通信教育部, Oct, 2013 教育相談 山崎浩一, 村上香奈 (Role: Joint author) 武蔵野大学通信教育部, Apr, 2013 発達心理学(再版) 山崎浩一, 田島信元 (Role: Joint author) 武蔵野大学, Apr, 2009 武蔵野大学通信教育部の必修科目である「発達心理学」用に編纂されたテキスト。企画・編集、「はじめに」・「第2章 発達の様相Ⅰ」・「第3章 発達の様相Ⅱ」の執筆を担当。両章とも、発達期における個体の「特徴(能力)」、個体が存する「環境(文脈)」、個体の「道具使用」という3つの側面から発達をとらえることを試みている。 心理測定法(再版) 山崎浩一, 村松陸雄 (Role: Joint author) 武蔵野大学, Apr, 2009 武蔵野大学通信教育部の必修科目である「心理測定法」用に編纂されたテキスト。1年次生向けの科目のため、心理学的研究法の初歩ならびに心理統計の基礎を簡潔にまとめた。企画・執筆者選定・編集、ならびに、「はじめに」、「序章 心理学で研究してみる」、「コラム2 データと定数」の執筆を担当。 More Presentations 22 大学における発達支援方法の検討(4) :介入方法の違いによる「悩んだとき」尺度得点の変化の比較から 村上香奈, 野沢久美子 日本発達心理学会第23回大会発表論文集, Mar, 2012 大学における発達支援の必要性とその方法の検討(5) 村上香奈, 野沢久美子 日本教育心理学会第53回総会論文集, Jul, 2011 大学における発達支援方法の検討(3):通常講義とグループワークの比較から 村上香奈 日本発達心理学会第22回大会発表論文集, Mar, 2011 中学校教員の学校教育観について:学校教育は難しくなってきているのか 村上香奈 日本心理学会第74回大会発表論文集, Sep, 2010 大学における発達支援の可能性について3-効果的・効率的な「発達支援プログラム」の開発に向けて- 村上香奈 日本心理学会第74回大会発表論文集, Sep, 2010 More Professional Memberships 4 日本学校ソーシャルワーク学会 日本心理学会 日本質的心理学会 日本発達心理学会 Works 5 Appropriation through collaboration: Analysis of teacher-student interaction in the Japanese first graders' classroom 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一, 若尾良徳, 亀井美弥子 Jul, 2000 Others 平成12年 7月20日。 小学校1年生の1クラスの1日の縦断データの内、特に学級会をとりあげ、新たなルールの創造を、ことばの使い分けや多数決といった、共同的相互行為を媒介する文化的道具に焦点化し吟味したもの。 The development of self-regulation through dialogicality: self-assertion through self-inhibiton Sep, 1996 Others 子どもの言語発達に及ぼす母子関係の影響:複線型発達観からの研究 Mar, 1996 Others 平成 8年 3月31日。 横浜国立大学大学院教育学研究科へ提出した修士論文。様々な発達の道筋がある、という視点から、母子関係と子どもの言語発達の影響を、30対の母子のデータから分析したもの。 (総頁数47頁) 乳幼児の認知発達におよぼす言語的働きかけの影響に関する社会文化的研究 田島信元, 上村佳世子, 山崎浩一 Nov, 1995 Others 平成 7年11月20日。 ひとりの18か月男児が起床から就寝までに接する様々な社会的相互交渉場面の観察データを基に、言語的働きかけが認知発達におよぼす影響過程を分析した探索的研究。方法および結果を分担執筆。 認識の社会的構成の過程:児童期の同輩集団の影響過程について 田島信元, 小林琢哉, 上村佳世子, 山崎浩一 Sep, 1995 Others 平成 7年 9月25日。 ひとりの小学4年生女児の1日の記録および、ある小学校4年の1学級の1週間の記録から得られた観察データを基に、社会的相互交渉の中で獲得される文化的道具、特に自己を主張するための道具としてのことばを中心に吟味したもの。 (本人担当部分抽出不可能) Social Activities 2 東京都公立学校スクールカウンセラー Apr, 2014 - Present 東京都特別職非常勤職員 「新しい学校適応支援相談員」 Apr, 2013 - Present 教育内容・方法の工夫 2 Subject 紙上仮説実験授業の実践 Date(From) 2002/04/15 Date(To) 2002/04/15 Summary 関連する領域における著名な観察・実験等を題材に、紙の上かつ個人単位ではあるが、学生自身に結果の推測と理由づけを行わせ、自身で考えることを実践させることで題材への関心を喚起し、その後提示する実際の結果との合致や相違から、様々な現象に関する知見の理解度の増進を狙っている。 Subject 視聴覚資料の利用 Date(From) 2002/04/15 Date(To) 2002/04/15 Summary 毎回プレゼンテーションソフトウェアを使用し、文字情報のみでなく、画像情報も提供し、さらに、自身の研究において収集したビデオや、テレビ番組などから関連する資料を提示し、テキストのみでは理解しにくい理論や概念についての解説を行っている。 1 教育上の能力に関する大学等の評価 1 Subject * 情報機器を教育の現場に導入 Summary 情報機器を教育の現場に導入して、学習の効果を高める研究に取り組んでいて、視聴覚教材の多角的な活用は、今後とも教育現場でますます増加するであろう。新しい方法を提示し、学習をいっそう魅力的なものにする才能があると確信している。 1 実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力) 2 Subject 武蔵野大学公開教養講座講師 Date(From) 2003/10 Date(To) 2004/02 Summary 一般市民対象講師「心理学へのきっかけ:ちょっと偏った心理学」担当。全10回 Subject 武蔵野大学公開教養講座講師 Date(From) 2004/10 Date(To) 2005/02 Summary 一般市民対象講師「臨床じゃない心理学:心理学のいろいろな領域を」担当。全10回 1 資格・免許 2 Subject 一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構 臨床発達心理士資格取得(第03675号) Date 2014/04/01 Subject 公益社団法人 日本心理学会 認定心理士 Date 2013/10/06 1