研究者業績

小西 啓史

コニシ ヒロシ  (Konishi Hiroshi)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 教授
学位
学士(立教大学)
修士(立教大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901040790293363
researchmap会員ID
1000129252

委員歴

 10

論文

 10
  • 小西啓史, 山口裕美, 久保田真代
    人間研究 (7号) 1-21 2002年3月  
    現代の青年たちの交友関係を、同性との友人関係、異性との恋愛関係の2点から調査をした。その結果、同性同士の友人関係においては女性の方が自分の感情を打ち明ける傾向があること、友人関係に望むものは何でも言い合える関係であることが明らかになった。また、恋愛において、男性は相手につくすタイプの恋愛であるのに対し、女性は実利的、楽しさを追求するタイプの恋愛であることが明らかになった。
  • 小西啓史, 北岡和彦, 荒井理帆, 中尾淑
    人間研究 (5号) 1-12 2000年3月  
    平成12年 3月31日。指示代名詞(コレ、ソレ、アレ)は個人の空間領域感を示しているものと考えられる。本研究は、2者間で成立する空間配置型の違いによって、空間領域感の形態にどのような影響を及ぼすのかを検討した。その結果、対面、並列、対向配置によって意識される空間領域に違いのあることが明らかになった。
  • Tamao Matsui, Takashi Kakuyama, Hiroshi Konishi, Yukie Tsuzuki, Mary-Lou Onglatco
    Journal of Vocational Behavior 54(3) 416-428 1999年6月  査読有り
    This study examined whether perceived social pressure and externality moderated the relationship between instrumentality and career orientation for 295 Japanese college women. Perceived social pressure was operationalized as the perception of prevalence of traditional gender role attitudes among Japanese people. Neither perceived social pressure nor externality independently moderated the relationship. Perceived social pressure and externality combined interactively, however, to moderate the relationship a significantly lower relationship between instrumentality and career orientation was noted for women high in both perceived social pressure and externality as compared to women low in one or both of these variables. © 1999 Academic Press.
  • 人間研究 (第4号) 71-86 1999年3月  
    平成11年 3月31日。インスタント・シニア体験をとおして、学生たちに高齢者に対する意識の変化があるか、また教育的効果があるかなどを調べることを目的としたものである。事前アンケートの結果、若者たちの高齢者への意識は非常にポジティブなものであることが分かったが、体験後さらにポジティブなものとなった。また、高齢者との日常的な接触が非常に少ないことから、体験プログラムの教育的効果が示唆された。
  • 人間研究 (第2号) 35-50 1997年3月  
    平成 9年 3月25日。仏教系女子大学を対象に、学生たちの宗教観について調査した。その結果、宗教教育にはある一定の効果があること、しかし、それによって実際に信仰をもつまでには至らないことが明らかになった。宗教に対するイメージは、全体的にみるとキリスト教が良いイメージでとらえているが、仏教も好意度という点では比較的高い得点を得ていた。

MISC

 23
  • 小西 啓史, 野沢久美子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 (8) 35-42 2019年3月  
  • 小西 啓史, 野沢久美子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 (7) 37-49 2018年3月  
  • 小西 啓史, 野沢久美子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 (6) 75-90 2017年3月  
  • 小西啓史, 野沢久美子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 (5) 41-51 2016年3月  
  • 小西啓史
    武蔵野大学人間科学研究所年報 (4) 81-93 2015年3月  
  • 小西啓史
    武蔵野大学人間科学研究所紀要3号 (2) 15-22 2014年3月  
  • 小西啓史
    武蔵野大学人間科学研究所紀要2号 (2) 1-9 2013年3月  
  • 小西啓史
    武蔵野大学人間関係学部紀要 8(8) 1-8 2011年3月  
    辻岡・村山が開発した「価値観尺度」の使用可能性について検討した。その結果、因子の一部に移動があるものの、概ね同一の因子を得ることができた。この結果から、「価値観尺度」の有用性が明らかになった。
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第7号) 17-26 2010年3月  
    平成22年3月1日。韓国人大学生と日本人大学生を対象にLETS-2(恋愛態度尺度)を用い両国学生の恋愛態度の比較を行った。その結果、両者に大きな差は認められないものの、韓国人学生の方が日本人学生よりもプラグマ(実利的)が高いことが明らかになった。これは前年度の調査結果とも一致するものであった。その理由について国民性及び社会的状況の視点から考察した。
  • 小西 啓史
    MERA Journal=人間・環境学会誌 12(1) 1-1 2009年3月30日  
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第6号) 157-163 2009年3月  
    平成21年3月1日。LeeのLETS-2(恋愛態度尺度)を韓国語訳したものを用い、韓国人大学生を対象に彼らの恋愛態度を測定した。その結果、同世代の日本人学生よりもプラグマ(実利的)が男女ともに高いことが明らかになった。その理由について国民性及び社会的状況の視点から考察した。
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第4号) 39-49 2007年3月  
    平成19年3月1日。テレビCMについて現状を概観し、これを1.学習理論から見た説得的コミュニケーション、2.認知心理学の視点から見た説得的コミュニケーションという2つの視点から分析した。
  • 小西啓史, 佐藤 史織
    武蔵野大学人間関係学部紀要 (1号) 49-54 2004年3月  
    平成16年3月1日。Rubin(1970)のromantic loveに関する研究を再検討した。実験では、男女それぞれに、恋人と異性の友人に対する恋愛感情と好意感情を回答させた。その結果、女性は恋愛感情と好意感情が明確に分化しているのに対し、男性は両者が未分化であることが明らかになった。これは、男性は恋人と異性の友人に対する感情の区別ができていないが、女性は恋人と異性の友人への感情に明確に区別していることを示している。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第33号) 205-212 1998年3月  
    平成10年 3月31日。小学校1年生から6年生を対象に、教室内の座席の指向性について検討した。調査の結果、前方の席が選択され、後方の席が拒否されることが明らかになった。選択の理由においては「黒板が見えやすい」など物理的要因をあげる者が多く、拒否の理由においては、「黒板がみえにくい」など物理的要因だけではなく、「みんなから離れて寂しい」と行った対人的要因をあげる者も多かった。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第31号) 217-226 1996年3月  
    平成 8年 3月31日。空間移動の中で認識されるエレメントをとおして、イメージ・マップの構造を明らかにしようとしたもの。言語記述法では、体験的移動情報が重要になること、また距離的情報より時間的情報が用いられることが明らかになった。写真撮影法からは、navigateにおいて重要な対象と、歩行中に視線を引きつける対象とは必ずしも同じではないことが明らかになった。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第30号) 177-186 1995年3月  
    平成 7年 3月31日。空間移動の中で認識されるエレメントをとおして、イメージ・マップの構造を明らかにしようとしたもの。スケッチ・マップ法によって描かれた図は、幾つかの典型的な歪みが認められた。言語記述法では、視覚的情報が使用できないので、空間移動にともなう情報が多く用いられた。あげられたエレメントも移動の際の目印になるものだけであり、特に道の分岐点にあるものが報告された。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第28号) 257-266 1993年3月  
    平成 5年 3月30日。事前に空間密度の情報を与えられた場合の空間占有行動について検討した。その結果、低空間密度の情報を与えられたときは大きな空間を占有しようとすること、高空間密度の情報を与えられたときには余り大きな空間は占有しないことが明らかになった。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第23号) 131-138 1988年1月  
    昭和63年 1月31日。前報に続き、主要エレメントの知識度と利用度を調べ、その結果をもとに再生率との関係を検討した。その結果、再生率、知識度ともに高いエレメントの存在が明らかになった。これをもとに、構成エレメントのもつイメージのしやすさについて検討した。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第22号) 165-178 1987年1月  
    昭和62年 1月31日。認知地図の成立過程を明らかにするために、学生にキャンパスの地図を描かせ、これをもとに主要エレメントの再生率と配置を分析した。その結果、日常生活において接する機会の多いエレメントほど再生される率が高いことが明らかになった。
  • 武蔵野女子大学紀要 (第21号) 149-154 1986年2月  
    昭和61年 2月25日。対人距離の規定因として室内空間の大きさを仮定し、実験的に検討した。その結果、2者間の親密さの程度によって、影響の程度が異なることが明らかになった。すなわち、親しくない間柄では部屋が大きいほど、大きな対人距離がとられることが明らかになった。
  • 立教大学心理学科研究年報 (第26号) 26-35 1984年3月  
    昭和59年 3月31日。他者の存在が作業遂行に影響を及ぼすことが知られている。本研究では、これに加えて2者間の位置関係によって受ける影響について検討した。その結果、相手との距離、位置関係いずれにおいても明確な影響は認められなかった。
  • 立教大学心理学科研究年報 (第24号) 37-46 1982年3月  
    昭和57年 3月31日。対人距離を規定する要因として視線の接触を取り上げ、実験的に検討した。その結果、視線の接触の程度ではなく、他者を脅威と認知するかどうかが対人距離の決定において重要な要因になっていることが明らかになった。
  • 立教大学心理学科研究年報 (第23号) 72-83 1981年3月  
    昭和56年 3月31日。対人的相互作用においては、親密さの程度によってとられる対人距離が異なっていることが知られている。本研究は、それに加えて2者間に形成される身体角度(向かい合い方)を取り上げ、実験的に検討した。その結果、対人距離と身体角度の間には相補的関係があることが明らかになった。

書籍等出版物

 18
  • 河野義章, 小西啓史 (担当:共著)
    川島書店 2011年10月 (ISBN: 9784761008796)
    心理学の応用的側面について記述した書。第2章:環境心理学を担当。環境心理学の歴史や主要テーマについて論じた。全199ページ中14ページ執筆。
  • 小西啓史, 角山 剛, 三星 宗雄, 渡辺 浪二 (担当:共著)
    おうふう 2009年4月
    平成21年4月1日。心理学の入門書である。担当の「性格と知能」では、性格をどのように把握するかについて、これまでの研究を概観したあと、具体的な測定法について論じた。また、知能に関する諸説を紹介し、その測定法について論じた。最後に、性格や知能の形成に及ぼす遺伝と環境要因について諸研究を紹介した。
  • 佐古順彦, 太田裕彦, 高橋直, 小俣謙二, 平田乃美, 安永幸子, 広田すみれ (担当:共著)
    朝倉書店 2007年4月
    平成19年4月10日。環境心理学における最新の研究を領域ごとに紹介したもの。第4章「空間行動」においては、従来の空間行動研究のレビューを行った後、最新の研究の紹介および研究の課題をあげ、今後の方向性を示した。
  • 編者 中島義明, 繁桝算男, 箱田裕司, 安藤清志, 子安増生, 板野雄二, 立花政夫 (担当:共著)
    有斐閣 2006年4月
    『心理学事典』と『新・心理学の基礎知識』で挙げられた項目をマルチメディア(CD-ROM)として検索を可能にしたもの。「なわばり」と「パーソナル・スペース」に2つの概念について解説した。 (CD-ROM版のため担当部分抽出不可能)
  • 編者 中島義明, 繁桝算男, 箱田裕司分 (担当:共著)
    有斐閣ブックス 2005年1月
    平成17年1月10日。心理学を理解する上で不可欠なテーマを選び、問題-解答形式で記述したもの。基本的な用語や概念の解説だけではなく、そのバックグラウンドにあるロジックや考え方も示した。担当箇所は第11章 社会・産業・組織の「環境心理」で、なわばりとパーソナルスペースの2つの概念について、その違いを含め解説した。(総頁数546頁中、P371担当)

講演・口頭発表等

 47

Works(作品等)

 1
  • 青木修次, 角山剛, 小西啓史, 志津野知文, 詫摩武俊, 田中信市, 山本恵一
    1998年1月 その他
    平成10年1月31日。高齢化時代に向けて人々が心身ともに健康で豊かな生活を送るためにはどのようなことが必要であるかを心理学的な枠組みの中で考究した。高齢化時代の生き方、若者の抱く元気な老人イメージ、老人のもつ価値観、老人の生活時間、老人の死生観などについて調査分析を行った。(総頁数147頁共同研究につき本人担当部分抽出不可能)

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1

教育上の能力に関する大学等の評価

 4
  • 件名
    東洋大学社会学部授業評価(非常勤)
    年月日(From)
    2008/07
    概要
    「環境心理学」について、実習も含め身近な事例を取り上げながら授業を行ったが、わかりやすい授業という評価を受けた。
  • 件名
    武蔵野大大学授業評価
    年月日(From)
    2008/12
    概要
    「心理学概論?,?」「対人行動論1,2」とも、内容に
    興味がもてたということで比較的高評価を得た。
  • 件名
    東洋大学社会学部授業評価(非常勤)
    年月日(From)
    2009/07
    概要
    「環境心理学」について、実習も含め身近な事例を取り上げながら授業を行ったが、わかりやすい授業という評価を受けた。
  • 件名
    武蔵野大学授業評価
    年月日(From)
    2009/12
    概要
    「心理学概論?,?」「対人行動論1,2」とも、内容に
    興味がもてたということで比較的高評価を得た。

その他(教育上の能力)

 8
  • 件名
    学生指導委員
    年月日(From)
    1995/04
    年月日(To)
    1997/03
    概要
    平成7、8年度
  • 件名
    入試委員
    年月日(From)
    1997/04
    年月日(To)
    1999/03
    概要
    平成9,10年度
  • 件名
    入試実務委員
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2000/03
    概要
    平成11年度
  • 件名
    学院評議員
    年月日(From)
    1999/08/01
  • 件名
    通信教育課程設置準備委員
    年月日(From)
    2000/04
    年月日(To)
    2001/03
  • 件名
    人間関係学科学科長
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2007/03
  • 件名
    学生部長
    年月日(From)
    2010/04/01
    年月日(To)
    2012/03/31
  • 件名
    教務部長
    年月日(From)
    2012/04/01
    年月日(To)
    2012/04/01