研究者検索結果一覧 久富 健 久富 健ヒサトミ ケン (Hisatomi Ken) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「教員名簿」形式 基本情報 所属武蔵野大学 工学部 (教養教育) 教授学位学士(早稲田大学)修士(早稲田大学大学院)J-GLOBAL ID200901001133256126researchmap会員ID1000129256 研究キーワード 1 18世紀フランス哲学(Jean-Jacques Rousseau) フランス語教育 ヨーロッパ文化論(フランス) 研究分野 3 人文・社会 / ヨーロッパ文学 / 人文・社会 / 思想史 / 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 経歴 16 2015年4月 - 現在 武蔵野大学工学部(教養教育) 教授 2014年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻 教授 1990年4月 - 現在 津田塾大学 非常勤講師 2008年4月 - 2017年3月 武蔵野大学 教務部長 部長(学部長含む) 2009年4月 - 2015年3月 武蔵野大学環境学部(教養教育) 教授 もっとみる 学歴 2 1972年4月 - 1974年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 仏文学専攻 1968年4月 - 1972年3月 早稲田大学 教育学部 教育学科 委員歴 1 1996年5月 - 1997年6月 日本フランス語フランス文学会 関東支部担当幹事 MISC 13 全学基礎教育課程:≪武蔵野BASIS≫の生成に至るまで ―“教養教育”の新たなる構築と展開― 平成, 年から導入された本学の全学基礎教育課程, 武蔵野BASIS≫について, それに至るカリキュラム改革の内容と生成をまとめたものである, さらに教養教育の新たなる構築に向かって, その基本理念を考察した論文である。 武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis 第1号 1巻(1号) 31~50頁 2011年3月 テクスト空間論・序説【1】-Jean-Jacques Rousseauの場合- 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第5号) 29-35 2008年3月 自分自身の研究領域である18世紀フランス思想において、今までずっと取り組んできた哲学者Jean-Jacques Rousseauを再検討する論文である。Rousseauによって書かれた言説を、「テクスト」という構造分析の概念によって、新たに読み解く作業をしていくことで、この哲学者が生きた時代と「空間」に迫っていくことをテーマとしている。今回は、その序説として「テクスト空間」の様相を探り、Rousseauの足跡へのフィールド調査の体験を交えて、その論考の始まりとした。(連載予定) 《感性》個の内なる多文化空間について-比較文化試論- 21世紀における日本人のライフスタイルに関する研究 2001年3月 「文化」という概念を根本的に問いなおすことによって、それぞれの「文化」に中においての個々人の文化空間について論じたものである。特に、人間にとって重要なファクターとなる《感性》というものに注目した。比較文化を考える上での、ひとつの試論として「多文化」とテーマに選んで論考した。 フランス革命人物事典 久富健, 市川慎一, 富田今日子 歴史読本 (特別増刊'89-7world) 1989年7月 平成1年7月5日。フランス革命とナポレオン」と題された雑誌である「歴史読本特別増刊号'89-7月号world」の中の一項目。フランス革命にかかわった歴史上の人物を60人選び、アイウエオ順に配して、それぞれの略歴とエピソードを紹介したものである。フランス革命200年記念の特別企画である。(総頁数284頁中、P200~P219を担当) Jean-Jacques Rousseau研究覚書(2) -「Dialogues」の作品構造について- 久富 健 武蔵野女子大学紀要 (第22号) p53-63 1987年1月 昭和62年1月31日。前回発表した論文のつづき。「対話(Dialogues)」とよばれる作品の「第2対話」の部分を、テクスト分析したものである。「ルソー」と「フランス人」が、「ジャン=ジャック」について語るという奇妙な構造について、現実の作者とテクストとの内的な関連を考察した。結論として、「第3対話」の部分を読解し、構造図式を示した。及び、彼の思想体系での位置づけをした。 Jean-Jacques Rousseau研究覚書(1) -「Dralogues」の作品構造について- 武蔵野女子大学紀要 (第21号) 1986年2月 昭和61年2月25日。J.-J.Rousseauの作品論。「ルソー.ジャン=ジャックを裁く」 (1772~76年)という奇妙な構造をもった作品及び、そのテクストを読解しつつ、彼の思想の本質的なあり方との関連を考察した。まずは、この作品の成立事情をテーマにした上で、第1部(第1対話)のテクスト部分を詳細に論述した。又、構造の図式を示し、この作品の内部を解明した。 Jean-Jacques Rousseauの死生観について -研究ノートから- 武蔵野女子大学紀要 (第19号) 1984年3月 昭和59年3月25日。J.-J.Rousseauの後期の作品に注目して、彼の「死」への想念について論述したものである。主に「狐独な散歩者の夢想」(1782年)の中で展開するRousseau自身の言葉に着眼して、実際の「死」のあり方を考えつつ、彼の思想全体への関係を論じた「死」への想念をさぐることで、「生」の位置づけを考察した試みと言えるであろう。 ある評伝の試み -J.J.Rousseau(その1)- 和光大学人文学部紀要 (第17号) 1983年3月 昭和58年3月10日。私の研究テーマであるJ.-J.Rousseanについての総合的な評伝への試みである。序説として方法論的な追求をした論文である。彼の作品群の幅広い構造と、生の軌跡との関係を考察しつつ、テクストそのものと彼の生死のあり方をからめて、私自身の問題提起をしたものである。この試みはさらに展開する予定である。 南仏滞在記 -アヴィニョンにて- 文教大学女子短期大学部英米学研究 (第15号) 1980年3月 昭和55年3月25日。昭和54年夏、フランスに短期海外留学をした際、特に南フランスでの経験を報告したものである。ひとつの旅行記であって、印象に残った事柄を文化論的に語った。異国における時間と空間をモチーフにして、フランスとは何かを考察した。私のフランス文化論のひとつの答えである。 アヌシーからシャンベリへ -テクストを歩く- 和光大学人文学部紀要 (第14号) 1980年3月 昭和55年3月10日。昭和54年夏、フランスに短期海外留学した際の報告のひとつ。思想家J.-J.Rousseanをめぐる個人的な紀行の中で、彼のテクストを頭に浮かべつつ、作品構造の断片と現実のあり方、そして私自身のRousseanについての想念を論述したものである。テクストからの想像力と、実際の紀行をからめた報告である。 自伝文学論 和光大学人文学部紀要 (第13号) 1979年3月 昭和54年3月10日。J.-J.Rousseauの諸作品について、特に注目すべきは「告白」などの自伝的作品である。本来自伝文学とは何かという点について、Ph.Lejeuneの研究成果をふまえた上で、Rousseauの作品構造を解明した。Lejeuneの画期的なテクスト分析を、私自身の問題にひきつけて、論じたものである。 言葉と人間 -Jean-Jacques Rousseauの場合- 和光大学人文学部紀要 (第11号) 1976年10月 昭和51年10月31日。J.-J.Rousseau(1712~78年)の言語論をめぐる研究。「人間不平等起原論」(1755年)、「言語起原論」(1781年)、「エミール」(1762年)の諸作品の中で展開されているRousseauの言語観を分析しつつ、彼独自の言語哲学とは何かを解明した論文である。特に18世紀の言語論へのアンチテーゼとして、Rousseauの主張と考え方を論述した。 「エミール」論 -言語の地平から- フランス文学研究第 (25-26号) 1973年10月 18世紀の思想家J.-J.Rousseauの代表的な作品である「エミール」を、言語論の視点から分析した論文である。この作品は、人間の成長過程を追求した卓抜な教育論であるとともに、随所に言語(教育)に関する論述が見いだせるのである。「エミール」における言語論は、人間形成での言語のあり方と言語教育のあるべき姿を示している。ルソーは一種の言語批判を通じて、真に内発的な言葉(parole)の復権を強調しているのである。 1 書籍等出版物 13 意味がなければスイングはない 村上春樹研究会 (担当:共著) 2007年10月 本書は、村上春樹の著作についてのデータベースともいうべき作品事典である。2000年(平成12年)までに発表された全作品について、項目別に掲げられており、著者は「意味がなければスイングはない」という音楽に関するエッセイを担当した。収録・分量・梗概・評価・読みのポイントなどについて、解説した。村上春樹の読解や研究へのガイドとなっている。 Tableau Grammaire 『基礎入門!タブロー・グラメール』改訂新版 2004年11月 2001年に出版した、文法入門テキストであるが、今回練習問題の内容を刷新し、誤りを訂正し、全面的に学びやすいテキストに改訂した。(総頁数) かんたんフランス文法小辞典 久富健, 鈴木豊 (担当:共著) 2002年11月 1995年に出版したフランス語の参考書である『かんたんフランス文法小辞典』の改訂版である。第4刷にあたり、内容のチェックをおこない、特に、語句の訂正・ミスプリントの訂正を中心に、全面改訂版を出版した。 Tableau Grammaire 『基礎入門!タブロー・グラメール』 2000年12月 フランス語学習のための、初級文法入門テキストである。初めて勉強する人のために、理解しやすい解説と、展開できる練習問題を作成した。フランス語の教科書として、大学生及び一般の人に広く活用してもらうための学習テキストといえるであろう。(総頁数55頁) かんたんフランス文法小辞典(初版第二刷部分改訂版) 久富健, 鈴木豊 (担当:共著) 1996年5月 平成 8年 5月20日。昨年(1995.6.10)に出版された本書であるが、その後、内容の充実とより正確な記述めざして、一部を増補改訂した。初版の第二刷ではあるが、一応二訂版ということになる。 もっとみる 所属学協会 3 日本国際文化学会 日本十八世紀学会 日本フランス語フランス文学会 Works(作品等) 5 読みのテクストロジー -欧米文学・講義ノート- 1998年3月 その他 本学の講義科目「欧米の文学思潮」における講義ノートを基にした、文学を読むことは何かをテーマにした論文である。作者と読者の間にある“テクスト”を構造主義的な方法論で分析した内容である。 『シガレットは崇高である』 リチャード・クライン著 高野真知子訳 久富健解題 1996年7月 その他 1993年に発行された原著-『Cigarettes are sub- lime』-は、たばこと人間についての興味深い内容の本であり、何かと話題になった。TaSCの資料として、この本の解題を執筆した。翻訳についても全体的に監修をした。 心に写る光景・ボッティチェリ -内なる西洋像- 編集, たばこ総合研究センター 1994年12月 その他 南フランスを再訪したときの滞在報告。ボッティチェリの一枚の絵を心象風景に思い浮かべながら、異文化経験を《内なる西洋像》ととらえた文化比較論的視点からの論文である。 私の授業原論 -出会い、ことば、断章- 1993年6月 その他 大学の授業のあり方とその問題点を、体験的な角度から考擦した論述である。教師と学生の出会い、ことばのやりとり、コミュニケーションのあり方、などを断片的であるが、エッセイ風に論じたものである。特にフランス語という外国語の教育のあり方を重点的に考えてみた。 フランス革命へのプロムナード(1)~(6) 1989年10月 その他 平成 1年10月~平成 2年 3月。NHKのラジオ講座のテキストにおいて、半年にわたって連載されたエッセイである。フランス革命という歴史的事件をわかりやすく、エピソードをまじえて解説して、ひとつの歴史散歩(プロムナード)を試みたものである。平成元年10月号から2年3月まで6回の連載で、写真を入れて毎回約3頁分の読みものである。(各約3頁) 教育内容・方法の工夫 2 件名 フランス語教育における視聴覚教授法の導入 (フランス語?〜?) 年月日(From) 1983/04 年月日(To) 1983/04 概要 外国語教育に携わった当初より、理解しやすい授業展開を目指して、積極的にLL教室を活用しつつ、オーディオ・ビデオ教材を使って語学演習をしてきた。CALL教室を十分に活用し、PC対応を視野に入れて、双方向による多角的な授業をしながら、さらなる教授法の工夫に努めている 件名 講義科目におけるVISUAL教材の展開 (ヨーロッパ文化・思想論) 年月日(From) 1990/04 年月日(To) 1990/04 概要 従来の一方的な講義だけの授業ではなく、教材プリントの徹底的な工夫、提示装置のの活用、双方向の授業など、VISUALな道具立てを活用しつつ、講義展開をしてきた。 1 教育上の能力に関する大学等の評価 2 件名 津田塾大学:他大学の授業評価 年月日(From) 2003 年月日(To) 2003 概要 担当科目「フランス語?・?」において、毎年度末に行われる学生による授業評価では、常に評価は平均の数値より高く、学生の自由筆記でも良い反応を得ている。 件名 本学における授業評価 年月日(From) 2009/04 年月日(To) 2010/03 概要 21年度に2回行われた授業評価[前期・後期]において、担当科目【フランス語1・2・3/ヨーロッパ文化思想論】の評価は平均的基準であった。今後、授業内容及び教育法について、さらなる改善が求められる。 1 実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力) 3 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 一般の方々向けの公開講座として、「フランス」をキーワードにして、その国の文化事情・言語・哲学・芸術について、4回にわたって連続講座を展開した。 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 ?19年度前期:5〜7月・4回 「ここはパリ!フランスーヨーロッパ文化散歩ー」 ?19年度後期:11〜3月・4回 「ここはパリ!フランス語の世界へ 第2章」 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 ?20年度前期:5〜7月・4回 「《フランス》とランデヴー!−文化&哲学カフェー」 ?20年度後期:11〜2月・4回 「《フランス》とランデヴー!2−文化&哲学カフェー」 1 その他(教育上の能力) 3 件名 武蔵野大学 教務部長 年月日(From) 2008/04 年月日(To) 2008/04 概要 教務運営会議の委員長として、教務事項の業務に行う。 件名 推進プロジェクト実務委員会(教員部門リーダー) 年月日(From) 2008/05 年月日(To) 2008/10 概要 有明キャンパス開設に向かって、教員側からの意見・要望を取りまとめて、報告した。 件名 カリキュラム改革委員会委員長 年月日(From) 2008/10 年月日(To) 2008/10 概要 本学における全面的な教育改革として、24年度からの有明キャンパス開設を視野に入れて、武蔵野キャンパスでの初年次の学びをどのように展開すべきかを、学長直属のこの委員会でまとめられた。4部長を中心に事務局と協力し、50回以上のワーキンググループの作業を経て、画期的な「武蔵野BASIS」という全学基礎教養課程が創案され、22年度から導入されることとなった。【「武蔵野BASIS」内容の詳細については、他の資料を参照】 1 資格・免許 2 件名 高等学校社会科二級教員免許取得 年月日 1972/03 件名 中学校社会科一級教員免許取得 年月日 1972/03 1 実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績) 3 件名 FD研修の実施 年月日(From) 2008/04 年月日(To) 2010/03 概要 平成20年度・21年度。平成20年度に「大学における教育及び研究の特性について」というテーマで、4回にわたって学内FD研修を行った。さらに平成21年度に「武蔵野BASISの構築に向けて」というテーマで、3回のシリーズで学内研修を行った。〔年度別に〈FD研修報告書〉としてまとめられたので、詳細はそちらを参照。〕 件名 OECD本部訪問<現代GPの調査活動> 年月日(From) 2009/03/09 概要 高等教育におけるAHELO(ラーニングアウトカム評価)に関する調査のために、パリにあるOECD本部を訪問して、インタビュー・情報交換などをおこなった。キャリア開発部長を団長にして、一行4名で訪問した。世界的視野での高等教育の見直しという観点からして、非常に有意義な調査であった。 件名 立命館大学視察 年月日(From) 2009/12/07 概要 本学のカリキュラム改革推進の上で、他校の例を参考とするために、基礎教育を先駆的に進めている「立命館大学」を訪問した。先方の責任者とミーティングを行い、情報交換をした。教養教育のあり方から学生支援の体制までおよび、闊達な語らいであった。 1
久富 健ヒサトミ ケン (Hisatomi Ken) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「教員名簿」形式 基本情報 所属武蔵野大学 工学部 (教養教育) 教授学位学士(早稲田大学)修士(早稲田大学大学院)J-GLOBAL ID200901001133256126researchmap会員ID1000129256 研究キーワード 1 18世紀フランス哲学(Jean-Jacques Rousseau) フランス語教育 ヨーロッパ文化論(フランス) 研究分野 3 人文・社会 / ヨーロッパ文学 / 人文・社会 / 思想史 / 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 経歴 16 2015年4月 - 現在 武蔵野大学工学部(教養教育) 教授 2014年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻 教授 1990年4月 - 現在 津田塾大学 非常勤講師 2008年4月 - 2017年3月 武蔵野大学 教務部長 部長(学部長含む) 2009年4月 - 2015年3月 武蔵野大学環境学部(教養教育) 教授 もっとみる 学歴 2 1972年4月 - 1974年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 仏文学専攻 1968年4月 - 1972年3月 早稲田大学 教育学部 教育学科 委員歴 1 1996年5月 - 1997年6月 日本フランス語フランス文学会 関東支部担当幹事 MISC 13 全学基礎教育課程:≪武蔵野BASIS≫の生成に至るまで ―“教養教育”の新たなる構築と展開― 平成, 年から導入された本学の全学基礎教育課程, 武蔵野BASIS≫について, それに至るカリキュラム改革の内容と生成をまとめたものである, さらに教養教育の新たなる構築に向かって, その基本理念を考察した論文である。 武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis 第1号 1巻(1号) 31~50頁 2011年3月 テクスト空間論・序説【1】-Jean-Jacques Rousseauの場合- 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第5号) 29-35 2008年3月 自分自身の研究領域である18世紀フランス思想において、今までずっと取り組んできた哲学者Jean-Jacques Rousseauを再検討する論文である。Rousseauによって書かれた言説を、「テクスト」という構造分析の概念によって、新たに読み解く作業をしていくことで、この哲学者が生きた時代と「空間」に迫っていくことをテーマとしている。今回は、その序説として「テクスト空間」の様相を探り、Rousseauの足跡へのフィールド調査の体験を交えて、その論考の始まりとした。(連載予定) 《感性》個の内なる多文化空間について-比較文化試論- 21世紀における日本人のライフスタイルに関する研究 2001年3月 「文化」という概念を根本的に問いなおすことによって、それぞれの「文化」に中においての個々人の文化空間について論じたものである。特に、人間にとって重要なファクターとなる《感性》というものに注目した。比較文化を考える上での、ひとつの試論として「多文化」とテーマに選んで論考した。 フランス革命人物事典 久富健, 市川慎一, 富田今日子 歴史読本 (特別増刊'89-7world) 1989年7月 平成1年7月5日。フランス革命とナポレオン」と題された雑誌である「歴史読本特別増刊号'89-7月号world」の中の一項目。フランス革命にかかわった歴史上の人物を60人選び、アイウエオ順に配して、それぞれの略歴とエピソードを紹介したものである。フランス革命200年記念の特別企画である。(総頁数284頁中、P200~P219を担当) Jean-Jacques Rousseau研究覚書(2) -「Dialogues」の作品構造について- 久富 健 武蔵野女子大学紀要 (第22号) p53-63 1987年1月 昭和62年1月31日。前回発表した論文のつづき。「対話(Dialogues)」とよばれる作品の「第2対話」の部分を、テクスト分析したものである。「ルソー」と「フランス人」が、「ジャン=ジャック」について語るという奇妙な構造について、現実の作者とテクストとの内的な関連を考察した。結論として、「第3対話」の部分を読解し、構造図式を示した。及び、彼の思想体系での位置づけをした。 Jean-Jacques Rousseau研究覚書(1) -「Dralogues」の作品構造について- 武蔵野女子大学紀要 (第21号) 1986年2月 昭和61年2月25日。J.-J.Rousseauの作品論。「ルソー.ジャン=ジャックを裁く」 (1772~76年)という奇妙な構造をもった作品及び、そのテクストを読解しつつ、彼の思想の本質的なあり方との関連を考察した。まずは、この作品の成立事情をテーマにした上で、第1部(第1対話)のテクスト部分を詳細に論述した。又、構造の図式を示し、この作品の内部を解明した。 Jean-Jacques Rousseauの死生観について -研究ノートから- 武蔵野女子大学紀要 (第19号) 1984年3月 昭和59年3月25日。J.-J.Rousseauの後期の作品に注目して、彼の「死」への想念について論述したものである。主に「狐独な散歩者の夢想」(1782年)の中で展開するRousseau自身の言葉に着眼して、実際の「死」のあり方を考えつつ、彼の思想全体への関係を論じた「死」への想念をさぐることで、「生」の位置づけを考察した試みと言えるであろう。 ある評伝の試み -J.J.Rousseau(その1)- 和光大学人文学部紀要 (第17号) 1983年3月 昭和58年3月10日。私の研究テーマであるJ.-J.Rousseanについての総合的な評伝への試みである。序説として方法論的な追求をした論文である。彼の作品群の幅広い構造と、生の軌跡との関係を考察しつつ、テクストそのものと彼の生死のあり方をからめて、私自身の問題提起をしたものである。この試みはさらに展開する予定である。 南仏滞在記 -アヴィニョンにて- 文教大学女子短期大学部英米学研究 (第15号) 1980年3月 昭和55年3月25日。昭和54年夏、フランスに短期海外留学をした際、特に南フランスでの経験を報告したものである。ひとつの旅行記であって、印象に残った事柄を文化論的に語った。異国における時間と空間をモチーフにして、フランスとは何かを考察した。私のフランス文化論のひとつの答えである。 アヌシーからシャンベリへ -テクストを歩く- 和光大学人文学部紀要 (第14号) 1980年3月 昭和55年3月10日。昭和54年夏、フランスに短期海外留学した際の報告のひとつ。思想家J.-J.Rousseanをめぐる個人的な紀行の中で、彼のテクストを頭に浮かべつつ、作品構造の断片と現実のあり方、そして私自身のRousseanについての想念を論述したものである。テクストからの想像力と、実際の紀行をからめた報告である。 自伝文学論 和光大学人文学部紀要 (第13号) 1979年3月 昭和54年3月10日。J.-J.Rousseauの諸作品について、特に注目すべきは「告白」などの自伝的作品である。本来自伝文学とは何かという点について、Ph.Lejeuneの研究成果をふまえた上で、Rousseauの作品構造を解明した。Lejeuneの画期的なテクスト分析を、私自身の問題にひきつけて、論じたものである。 言葉と人間 -Jean-Jacques Rousseauの場合- 和光大学人文学部紀要 (第11号) 1976年10月 昭和51年10月31日。J.-J.Rousseau(1712~78年)の言語論をめぐる研究。「人間不平等起原論」(1755年)、「言語起原論」(1781年)、「エミール」(1762年)の諸作品の中で展開されているRousseauの言語観を分析しつつ、彼独自の言語哲学とは何かを解明した論文である。特に18世紀の言語論へのアンチテーゼとして、Rousseauの主張と考え方を論述した。 「エミール」論 -言語の地平から- フランス文学研究第 (25-26号) 1973年10月 18世紀の思想家J.-J.Rousseauの代表的な作品である「エミール」を、言語論の視点から分析した論文である。この作品は、人間の成長過程を追求した卓抜な教育論であるとともに、随所に言語(教育)に関する論述が見いだせるのである。「エミール」における言語論は、人間形成での言語のあり方と言語教育のあるべき姿を示している。ルソーは一種の言語批判を通じて、真に内発的な言葉(parole)の復権を強調しているのである。 1 書籍等出版物 13 意味がなければスイングはない 村上春樹研究会 (担当:共著) 2007年10月 本書は、村上春樹の著作についてのデータベースともいうべき作品事典である。2000年(平成12年)までに発表された全作品について、項目別に掲げられており、著者は「意味がなければスイングはない」という音楽に関するエッセイを担当した。収録・分量・梗概・評価・読みのポイントなどについて、解説した。村上春樹の読解や研究へのガイドとなっている。 Tableau Grammaire 『基礎入門!タブロー・グラメール』改訂新版 2004年11月 2001年に出版した、文法入門テキストであるが、今回練習問題の内容を刷新し、誤りを訂正し、全面的に学びやすいテキストに改訂した。(総頁数) かんたんフランス文法小辞典 久富健, 鈴木豊 (担当:共著) 2002年11月 1995年に出版したフランス語の参考書である『かんたんフランス文法小辞典』の改訂版である。第4刷にあたり、内容のチェックをおこない、特に、語句の訂正・ミスプリントの訂正を中心に、全面改訂版を出版した。 Tableau Grammaire 『基礎入門!タブロー・グラメール』 2000年12月 フランス語学習のための、初級文法入門テキストである。初めて勉強する人のために、理解しやすい解説と、展開できる練習問題を作成した。フランス語の教科書として、大学生及び一般の人に広く活用してもらうための学習テキストといえるであろう。(総頁数55頁) かんたんフランス文法小辞典(初版第二刷部分改訂版) 久富健, 鈴木豊 (担当:共著) 1996年5月 平成 8年 5月20日。昨年(1995.6.10)に出版された本書であるが、その後、内容の充実とより正確な記述めざして、一部を増補改訂した。初版の第二刷ではあるが、一応二訂版ということになる。 もっとみる 所属学協会 3 日本国際文化学会 日本十八世紀学会 日本フランス語フランス文学会 Works(作品等) 5 読みのテクストロジー -欧米文学・講義ノート- 1998年3月 その他 本学の講義科目「欧米の文学思潮」における講義ノートを基にした、文学を読むことは何かをテーマにした論文である。作者と読者の間にある“テクスト”を構造主義的な方法論で分析した内容である。 『シガレットは崇高である』 リチャード・クライン著 高野真知子訳 久富健解題 1996年7月 その他 1993年に発行された原著-『Cigarettes are sub- lime』-は、たばこと人間についての興味深い内容の本であり、何かと話題になった。TaSCの資料として、この本の解題を執筆した。翻訳についても全体的に監修をした。 心に写る光景・ボッティチェリ -内なる西洋像- 編集, たばこ総合研究センター 1994年12月 その他 南フランスを再訪したときの滞在報告。ボッティチェリの一枚の絵を心象風景に思い浮かべながら、異文化経験を《内なる西洋像》ととらえた文化比較論的視点からの論文である。 私の授業原論 -出会い、ことば、断章- 1993年6月 その他 大学の授業のあり方とその問題点を、体験的な角度から考擦した論述である。教師と学生の出会い、ことばのやりとり、コミュニケーションのあり方、などを断片的であるが、エッセイ風に論じたものである。特にフランス語という外国語の教育のあり方を重点的に考えてみた。 フランス革命へのプロムナード(1)~(6) 1989年10月 その他 平成 1年10月~平成 2年 3月。NHKのラジオ講座のテキストにおいて、半年にわたって連載されたエッセイである。フランス革命という歴史的事件をわかりやすく、エピソードをまじえて解説して、ひとつの歴史散歩(プロムナード)を試みたものである。平成元年10月号から2年3月まで6回の連載で、写真を入れて毎回約3頁分の読みものである。(各約3頁) 教育内容・方法の工夫 2 件名 フランス語教育における視聴覚教授法の導入 (フランス語?〜?) 年月日(From) 1983/04 年月日(To) 1983/04 概要 外国語教育に携わった当初より、理解しやすい授業展開を目指して、積極的にLL教室を活用しつつ、オーディオ・ビデオ教材を使って語学演習をしてきた。CALL教室を十分に活用し、PC対応を視野に入れて、双方向による多角的な授業をしながら、さらなる教授法の工夫に努めている 件名 講義科目におけるVISUAL教材の展開 (ヨーロッパ文化・思想論) 年月日(From) 1990/04 年月日(To) 1990/04 概要 従来の一方的な講義だけの授業ではなく、教材プリントの徹底的な工夫、提示装置のの活用、双方向の授業など、VISUALな道具立てを活用しつつ、講義展開をしてきた。 1 教育上の能力に関する大学等の評価 2 件名 津田塾大学:他大学の授業評価 年月日(From) 2003 年月日(To) 2003 概要 担当科目「フランス語?・?」において、毎年度末に行われる学生による授業評価では、常に評価は平均の数値より高く、学生の自由筆記でも良い反応を得ている。 件名 本学における授業評価 年月日(From) 2009/04 年月日(To) 2010/03 概要 21年度に2回行われた授業評価[前期・後期]において、担当科目【フランス語1・2・3/ヨーロッパ文化思想論】の評価は平均的基準であった。今後、授業内容及び教育法について、さらなる改善が求められる。 1 実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力) 3 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 一般の方々向けの公開講座として、「フランス」をキーワードにして、その国の文化事情・言語・哲学・芸術について、4回にわたって連続講座を展開した。 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 ?19年度前期:5〜7月・4回 「ここはパリ!フランスーヨーロッパ文化散歩ー」 ?19年度後期:11〜3月・4回 「ここはパリ!フランス語の世界へ 第2章」 件名 三鷹サテライト教室 生涯学習講座 年月日(From) 2007 年月日(To) 2008 概要 ?20年度前期:5〜7月・4回 「《フランス》とランデヴー!−文化&哲学カフェー」 ?20年度後期:11〜2月・4回 「《フランス》とランデヴー!2−文化&哲学カフェー」 1 その他(教育上の能力) 3 件名 武蔵野大学 教務部長 年月日(From) 2008/04 年月日(To) 2008/04 概要 教務運営会議の委員長として、教務事項の業務に行う。 件名 推進プロジェクト実務委員会(教員部門リーダー) 年月日(From) 2008/05 年月日(To) 2008/10 概要 有明キャンパス開設に向かって、教員側からの意見・要望を取りまとめて、報告した。 件名 カリキュラム改革委員会委員長 年月日(From) 2008/10 年月日(To) 2008/10 概要 本学における全面的な教育改革として、24年度からの有明キャンパス開設を視野に入れて、武蔵野キャンパスでの初年次の学びをどのように展開すべきかを、学長直属のこの委員会でまとめられた。4部長を中心に事務局と協力し、50回以上のワーキンググループの作業を経て、画期的な「武蔵野BASIS」という全学基礎教養課程が創案され、22年度から導入されることとなった。【「武蔵野BASIS」内容の詳細については、他の資料を参照】 1 資格・免許 2 件名 高等学校社会科二級教員免許取得 年月日 1972/03 件名 中学校社会科一級教員免許取得 年月日 1972/03 1 実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績) 3 件名 FD研修の実施 年月日(From) 2008/04 年月日(To) 2010/03 概要 平成20年度・21年度。平成20年度に「大学における教育及び研究の特性について」というテーマで、4回にわたって学内FD研修を行った。さらに平成21年度に「武蔵野BASISの構築に向けて」というテーマで、3回のシリーズで学内研修を行った。〔年度別に〈FD研修報告書〉としてまとめられたので、詳細はそちらを参照。〕 件名 OECD本部訪問<現代GPの調査活動> 年月日(From) 2009/03/09 概要 高等教育におけるAHELO(ラーニングアウトカム評価)に関する調査のために、パリにあるOECD本部を訪問して、インタビュー・情報交換などをおこなった。キャリア開発部長を団長にして、一行4名で訪問した。世界的視野での高等教育の見直しという観点からして、非常に有意義な調査であった。 件名 立命館大学視察 年月日(From) 2009/12/07 概要 本学のカリキュラム改革推進の上で、他校の例を参考とするために、基礎教育を先駆的に進めている「立命館大学」を訪問した。先方の責任者とミーティングを行い、情報交換をした。教養教育のあり方から学生支援の体制までおよび、闊達な語らいであった。 1