研究者業績

欒 殿武

ラン ヒロタケ  (RAN HIROTAKE)

基本情報

所属
武蔵野大学 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 教授 (グローバル学部長、孔子学院院長)
学位
博士(文学)(千葉大学)

J-GLOBAL ID
200901086150687799
researchmap会員ID
1000362740

1963年、中国天津市生まれ。南開大学大学院修士課程修了。94年来日、千葉大学大学院修士課程を経て、2000年千葉大学社会文化科学研究科日本研究専攻博士後期課程修了。博士(文学)。城西国際大学准教授を経て、2012年より現職。2016年4月から武蔵野大学孔子学院院長を兼任。
専門領域は日中近代比較文学、比較文化論。近年は明治末期における中国人留学生の日記や日華学堂の学生たちの留学生活を調査している。
著書に『漱石と魯迅における伝統と近代』(勉誠出版、2004年)、訳書に『胡錦涛と現代中国』(勉誠出版、2002年)、『縦談十二生肖』(中華書局、2006年)、『霊魂経営』(四川人民出版社、2017年)など。
現在、文化・文学などの中国研究、中国語翻訳法演習(学部)、日中言語文化比較論(大学院)を担当している。

主要な論文

 26

MISC

 4

主要な書籍等出版物

 16
  • 欒 殿武 (担当:共著, 範囲:從《日華學堂》的視角解讀日華學堂的宿舍管理和外出 P315-330)
    博揚文化事業有限公司 2021年6月
  • 欒 殿武 (担当:単訳, 範囲:全書) (原著:Array)
    上海書画出版社 2020年12月
  • 孫安石, 大里浩秋編 (担当:共著, 範囲:第一部第三章「中国人留学生の日記から読み取る日常生活」)
    東方書店 2019年3月 (ISBN: 9784497219077)
  • 勉成出版 2004年2月 (ISBN: 4585050957)
    古典と近代の視角から漱石と魯迅の文学における共通点と相違点についての論考。本書は比較文学の視角から漱石と魯迅の文学における共通点と相違点を研究テーマとし、伝統と近代の二つの軸から漱石と魯迅の文学を比較する研究である。漱石と魯迅の作品分析を中心に、伝統と近代の連続性、伝統と近代の両面における共通性、また魯迅における漱石文学の受容を比較する視点は、従来の漱石と魯迅文学の比較研究と異なる本書独自の特徴である。

講演・口頭発表等

 2

担当経験のある科目(授業)

 3

Works(作品等)

 9
  • 欒 殿武
    2017年4月 - 2019年3月 その他
    在日中国人の視点から比較文化論関連のコラム
  • 欒 殿武
    2017年1月 - 2019年3月 その他
    日本社会、日本文化を紹介し、小さな話題で日本と中国の比較を中心に、週に1回コラムを書いている。
  • 2006年3月 その他
    作者南方熊楠の生い立ちと『十二支考』の内容を紹介するものである。
  • 2004年12月 その他
    本稿は『こころ熱く武骨でうざったい中国』(麻生晴一朗、情報センター出版局)の書評である。作者の16年間にわたる中国体験をもととする本書を分析し、その深層に含まれる諸問題を分析し、読者の誤解を招くような表現の真意を説明しようとする書評である。
  • 2004年4月 その他
    本稿は『中国人の見た明治社会―東遊日記の研究』(佐藤三郎、東方書店)の書評である。中国人の日本留学の目的、東遊日記における異文化適応のU曲線の存在を分析し、中国人による日本研究の必要性を指摘している。
  • 2003年9月 その他
    日本在住の中国人の視点から日本人の日常生活や金銭感覚などを紹介し、中国国内における日本への誤解を明らかにしようとする。
  • 2003年7月 その他
    本稿は『21世紀中国はどう変貌するか』(NHK出版、2003年4月)の書評である。現場取材で政策と現場の両面から現代中国像を構築しようとする本書の特徴を明らかにし、中国農村が抱えている問題点に注目し、本書の捉えた中国像の不足を指摘している。
  • 2003年6月 その他
    本稿は『「留用」された日本人 私たちは中国の建国を支えた』(NHK出版、2003年3月)の書評である。昨今の日中関係を踏まえ、語られた「流用」された人たちの真実を直視し、この時期に本書の上梓する意義の分析を中心とする。
  • 1999年2月 その他
    中国の漢詩批評理論を踏まえ、本書の独創性を評価しつつ、その不足点を批判する。

教育内容・方法の工夫

 3
  • 件名
    PowerPointを使用した授業
    年月日(From)
    2004/04
    年月日(To)
    2004/04
    概要
    必修科目や受講者の多い科目については、パワーポイントで講義を行なうよう心がけている。また、配布資料を同時に作成し、全員授業内容を理解できるように、丁寧に説明し授業を進めている。
  • 件名
    文学散歩・国会見学・議員事務所訪問などの課外活動
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2008/04
    概要
    学部と大学院のゼミ生を引率して、都内で課外活動を行い、学生たちの学習意欲の向上、特に留学生たちが日本文化と社会を理解するための活動を行っている。
  • 件名
    ipadを活用した授業
    年月日(From)
    2010/10
    年月日(To)
    2012/03
    概要
    少人数のクラスやゼミなどのような対面授業では、ipadを活用して、受講生の興味関心を引き出すように工夫している。

資格・免許

 3
  • 件名
    日本語能力試験1級合格
    年月日
    1992/12
  • 件名
    運転免許
    年月日
    2003/07/31
  • 件名
    ビジネス日本語能力試験1級合格
    年月日
    1999/12